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 2004/04/30 (金)  「秋葉原買出し紀行3」

※これは昨日のお話です。

Cレヴォの帰り道の秋葉原で途中下車して、今週の買出しに向かうことに。両手にぶらさげた紙袋の重みで、すでに肩はガタガタ、手の平の皮はズル剥け状態に…これまでは地方遠征ばかりだったので、本は会場から宅急便で送っていたから、こうして重たい荷物を家まで運ぶことなんてしたこと無かったんですよねぇ…しかも、この秋葉原での買出しで更に荷物を増やしてしまい墓穴を更に深く掘る羽目になってしまったのですが…自業自得ですな。

まずはメロンブックスに寄って、GW期間中に3000円以上お買い上げの方に進呈される小冊子をゲットしようと企む。しかし…なんざんしょう?レジ待ちのこの大行列は?日頃のメロンブックスでは考えられない人口密度です。レヴォ新刊が出たからなのか、それとも小冊子目当てなのかは不明ですが…私の方も問題発生。レヴォ会場での作戦が上手く行き過ぎて、買い逃した本がほとんどなくて、3000円買うほどの本が揃わなかったのです!仕方なく、他店で買うつもりだった商業マンガを足してなんとか3000円に合わせましたが…思いの外薄い小冊子にそこまでの価値を見出せるかどうかは微妙なところです。

続いて、ソフマップ本店に予約しておいた「CLANNAD」の引き取りに向かう。発売日は昨日だったのでレジが混雑していることは全くありませんでしたが、一般販売分は完売していたようだし、やはりよく売れているようですね。「DVD-ROM版のみでエロ無し全年齢対象」という仕様で本当に大丈夫なのかと心配していましたが…どうやら、萌えはエロに勝るということらしい。まぁ、あの絵柄にエロを期待するという事自体がおかしな話だったんですけどね…信頼する筋から漏れ聞こえてくる評価速報では、おしなべて絶賛されているようですね。延期に延期を重ねてキチガイじみた時間をかけて作ったんだから、その膨らみすぎた期待にどこまで応えられるのか?その辺も含めて評価したいものです。

最後に、アニメイトで声優:堀江由衣のニューアルバムとDVDクリップをセットで購入。DVDの方はまだ観てませんけど、CDの方は…こんな事を書くと信者に命を狙われそうですが、アイドル路線のせいで楽曲としてみるべきものが何もない、そんな印象を受けました。アルバム中に1曲も「これは!」という力を持った曲がないなんて…本業は声優なのに、ルックスなしでは振り向かせる力が無い、っていうのは大問題だし、声優歌手として音楽に向かう強い意欲が曲から見えてこない、というように厳しい評価をせざるを得ません。もうアイドルって歳でもないですし、路線変更は急務?

おまけのひとーつ!アニメイト秋葉原店のエレベーターはレスポンスが悪すぎる!

 

 2004/04/29 (木)  「コミックレヴォリューション35」

AM 5:10 起床
東京ビッグサイトで開催される同人誌即売会「コミックレヴォリューション35」当日。昨日のうちに友人の友人宅のある大崎に、いつもの共同買出しメンバー4人が前線基地入りして、仮眠を取ってから大崎発のりんかい線始発で国際展示場まで行く事にした。到着予定時刻は5:53分。実は、あと30分早起きして倍近い金額を払って、新木場経由のルートを使って新木場発のりんかい線始発に乗れば、あと10分早い5:43分に現着できるのだが、満場一致で長く寝れて楽で安い方を採択。もう、みんなイイ歳こいたオッサンですからねぇ…(自分含む)

AM 5:50 りんかい線車中
りんかい線の始発駅となる大崎にはそれなりに人はいたけど、普通に座席に座れる程度の混み具合。京浜東北線と交差する次の大井町で一気に乗客が増えて乗車率はほぼ100%に達したものの、乗車率250%オーバーのコミケ始発に比べれば遥かに空いています。この始発列車の異常な点としては、席が空いていても座らずに出入り口付近から動かない人が多いこと。どうやら、駅に着いたときに一歩でも早く飛び出したいがためのようだ。さらにもう一つ。国際展示場の駅に着くやいなや、上りのエスカレータの混雑を避けるために「下りのエスカレータを逆走」する輩を発見。コミケの時のような駅員の厳戒体制が敷かれていないことをいいことに、やりたい放題だな…捕まらなかったら犯罪を犯してもいい、というのと同じ論理だと思うぞ。たとえ誰にも咎められなくても、自分自身の良心とか公共心とかモラルとかが咎めないのか?そんなに大手の限定本が大切か?同人誌即売会をすべてのオタクの公共の場として考えられないのか?………こんな姿を天国のイワえもんが見たら、さぞかし嘆くだろうなぁ…

AM 5:53 国際展示場駅到着
りんかい線が完全にSuicaに対応したことによって、乗り越し・乗り継ぎ清算は飛躍的にスムーズになった…はずなのですが、それはあくまでも関東人にとっての論理です。年に数回のお祭りのために地方から遠征してくる人間にとっては、カードの発券代金として500円もかかるSuicaを買う事はかなり抵抗があると思います。解約時にカード代の500円は返還されるとはいえ、それもSuica対応地域でしかできませんからね。ギリギリのお小遣いで同人をやっている学生さんたちにとっても痛い出費でしょう。しかし、Suicaの便利さは切符清算の手間を省くことだけではなく、それ以外にも、タッチ式のSuicaなら切符が詰まる誤動作の可能性がゼロになる、という利点もあるのです。改札機が1個詰まるだけで行列の処理能力は大幅に低下してしいますからね。自分のためだけでなく、スムーズ化によって全体の公共の利益にさりげなく貢献しているんだと考えれば、多少の出費も前向きに考えられる?

AM 6:00 列の誘導
有明のレヴォは2回目の開催ですが、私は前回はサークル参加していたため、一般参加はどこにどんな風に並ぶのか全く知りませんでした。コミケのように西館のエントランスと陸橋に作るのかなーと思っていたら、行列は陸橋を渡り東の駐車場方面へとドンドン伸びていく。結構な距離を行進して、やっと東駐車場に着いたと思ったら、今度は東駐車場をグルリを回り込むように行進。いきなりものすごい距離を歩かされて体力を大幅に削られる。朝日でキラキラ光る海が眩しい。今日はかなり暑くなりそうだ。坊主頭の今の私には、帽子が手放せない季節ですな。しばらくすると、なぜかピタリと行列の進行が止まった。グルリと一周させて、縦の4列に切り分けていく作業の途中だったのに、それが突然止まったということは…案の定、徹夜組(と徹夜と解釈できる早朝来場)へのペナルティの区切りを確定させるためだったようです。あからさまに始発組との列の間に巨大な隙間が設けられていましたからね。開場前の列移動時でも、逆向きに移動させられた上で晒し者状態に。結局、私の列は彼らを追い越して先に会場に移動してしまったので、その後どの程度までのペナルティが課せられたのかまでは確認していませんが…彼らは「今回は運が悪かった」と考えるのではなく、ルールを破れば「急いては事を仕損じる」ということを学習していただきたいものです。結局、損をするのは自分たちなんですから。

AM 9:00 トイレ休憩中に
集団の利点を生かして、メンバー内で交互にトイレ休憩と朝食の買出しに出かける。コミケとは違って、ファミマもサンクスもデイリーもそこそこ並べば買い物できるし、トイレに長蛇の列ができることもなし。やはり、コミケが異常すぎる規模なのか…その帰り道、信号待ちの車列の中に黄色のtodayを発見しました。黄色のtodayと言えば、「ゆ〜のす通信」のゆ〜のすさんだよなぁ…と思っていたら、運転席に逆向きに被った縦縞阪神帽の人を発見!ほ、本物かよっ!(三村風)いいもの拝ませていただきますた。

AM 10:30 開場
そんなこんなで、約4時間半の行列に耐えて、いよいよ開場!…といきたいところだけど、開場のアナウンスが外まで聞こえなかったので、拍手するタイミングが掴めませんでした。行列は東入口から中央通路を進み、東2ホールから入場。今回の私の攻略ルートのコンセプトは至って明確です。ネットで収集した新刊情報を元にして、チェック対象のサークルに5段階の優先順位を設定。最優先するのは、高く評価しているサークルさんのコピー本。次に優先するのは、経験則から行列の規模を想定して絞り込んだ大手サークル。その次は、書店委託をしていない(もしくは新刊の書店委託予定が無い)サークル。その後は、GM研評価「3」のサークルを片っ端から買って回り、評価「2」のサークルについては見本誌を見てから取捨選択。最後の仕上げには、マリみて・TYPE-MOONなどのジャンル別絨毯爆撃による新規発掘。この5段階作戦を実行する綿密なルート設計を実行に移し、今回はほぼ100%作戦を完遂することができました。あまりにも情報量が多いので、詳細データと途中経過は割愛させていただきますが…買いも買ったり88冊!(無職なのにねぇ…)

AM 11:30 ばれてーら!
そんな中、「まじっく・すくえあ」で新刊を買った時、はざましゅんいちさんから「GM研さんですよね?」と声をかけていただき、大変驚きました。私が奈良在住時代にはざまさんも同じ西大寺に住んでいたという奇縁もあり、先の冬コミでご挨拶させていただきましたが、私の顔ってそんなにインパクトはないし、日記には丸坊主にしたことも書いていなかったと思うのですが…もしかして、顔以外に何か特徴があるのだろうか?(千円札マガジンが詰まったガマ口財布とか、魔界戦記ディスガイアのウエストポーチとか、思いあたる節がないわけでもないけど)

AM 12:30 ジャンルについて
今回激増した「Fate/stay night」と、最盛期を迎えた感のある「マリみて」については、異常に早く完売してしまったサークルを除いて、すべての見本誌をチェックしました。「Fate」については、まだネタを消化し切れていない月姫系サークルのシフトが完全にできていない段階なので、新規サークルが読者にアピールできる絶好のチャンスだったのですが、「これは!」という新しい発見はありませんでした。「マリみて」については、サークル乱立によってネタの重複が激しくなってきたため、今後はより一層作家個々のオリジナリティが求められるようになっていことでしょう。バブル的な成長から成熟期への移行期と言えますね。

PM 13:00 終戦
予定通り、13時には予算も底をつき、両手の荷物も限界に達したことだし、ミッションを終了することに。「Escape Power」の二木さんに連絡を入れて合流し、5/4のコミティアやGM研本部訪問の日程について確認。ついでに、私のオススメするサークルをいくつか紹介して、これから実際に見本誌をチェックしてみるようにお勧めしてみました。やはり、こればかりは私が押し付けるような形ではなく、作家さんの目の前で見本誌を自分の目で確かめてみて、自分に合うかどうか判断してみるのが一番ですからね。

両手に重い荷物をぶら下げた疲労の極地の中、この後帰り道すがら秋葉原に買出しに向かったのですが、日記が長くなったのでこれは明日のネタに取っておくことにします。

 

 2004/04/28 (水)  「リニューアルから10日が過ぎて」

4/18に実施したwebサイトのリニューアルから10日が過ぎましたが、我ながら良くやっている…というより、どうしてしまったのか?と疑いたくなるるほど「やりすぎ」ですね。この10日間で書いたレビューは、実に7本! 以前は週1本でもヒィヒィ言いながら書いていたんですけどねぇ…もっとも、この異常なハイペースは、今の私が無職の身の上であることと、引越しやリニューアルでレギュラー更新をお休みしていた時期に仕込んでいたネタを、一気に放出しただけなので、今後もこのペースを維持し続けるのは不可能なんですけどね。量産のために質を落とすことはしたくないですから。

そうそう、今回のリニューアルで一番の目玉だったのは、実はこの所長日記のフォーマットを変更したことなんですよ。見た目は地味な変更ですけど、ここには大きな意味合いがあるのです。以前までの所長日記は、CGIプログラムでテキストファイルを読み出して表示させるのもので、毎日呼び出すリンク関数が変わってしまうため、日記コーナー自体が検索エンジンの検索対象からは外れていたのです。日記のプライベート性の保持という点では、それはそれで便利なのですが、しかし、テキストのみで1.5MBにもなる膨大なコンテンツを、GM研を知るきっかけとして戦力外にしておくのはあまりにも勿体無いことです。そこで、恐ろしく手間のかかる作業でしたが、すべての日記を公開するためにHTML化したわけです。Googleなどの検索エンジンが情報をキャッチするまでには1ヶ月近くかかるので、アクセス数に効果が現れるのはもう少し先の話になるでしょうけど…

さて、明日はいよいよCレヴォです。今回は久しぶりの一般参加なので、それはそれで楽むことにします。

 

 2004/04/27 (火)  「続々・春のアニメ」

春のアニメも一通り全部観終わりましたが、さすがに全部観ている時間はないので、私的予選を通過したものだけ視聴を続ける事にします。そのリストは…

ふしぎの海のナディア(再)
北へ。Diamond Dust
鉄人28号
恋風
マスターキートン(再)
実写版セーラームーン
鋼の錬金術師
カードキャプターさくら(再)
ふたりはプリキュア
美鳥の日々
花右京メイド隊
せんせいのお時間

前回は酷評してしまったアニメ版の「恋風」でしたが、周囲の評価を聞いてみると、どうやらあの第2回放送だけが特に作画が酷かったみたいですね。その後は作画も安定してきたし、七夏の声にも慣れてきました。原作の雰囲気をアニメで表現する演出手法としての不満はまだまだありますが、最後まで観てみることにします。「クロノクルセイド」はデザインは好きでしたが、いかんせん終盤から観始めても話の筋が全く分からないので見送り。「ラグナロク」はゲームをやっていないし、ファンタジーものとして大雑把なアニメの作りが許し難いのでこれも見送り。実写版のセーラームーンはお笑い番組として観る事に。「美鳥の日々」は原作と同じで、エピソードによって面白さに落差がありすぎるのが難点ですが、美鳥ちゃんの動きの出来のよさはピカイチでしょう。「鉄人28号」は昔のバージョンを全て忘れていたので、完全新作として観てますが、ロボットものとして純粋に良く出来ていますね、これは。最近のCGに頼ったスタイリッシュアニメには無い魅力があります。

この中で一番のお気に入りは、やはり「せんせいのお時間」ですね。とにかくエフェクトが賑やかでよく動いてテンポがいいし、原作の4コマネタを上手くつなげて30分番組として通して観ても楽しめる構成になっているのも好感が持てます。テレビ東京のみ放映のため、視聴可能な地域が非常に限られているのが残念なのですが…アニメを観た人は、是非原作の漫画版の方も読んで欲しいです。

 

 2004/04/26 (月)  「新宿といえば魔界都市(by菊池秀行)」

所用で久しぶりに新宿に行ってきました。平日の月曜日だというのに、なんでしょうかね、この人の多さは… 15万人がひしめくビッグサイトや、秋葉原や日本橋の行列や人混みはまったく気になりませんが、新宿・渋谷・原宿などの「おしゃれさん」たちの人混みを歩くと、異常に疲れます。周囲が全部敵に見えてしまって、スリにでも遭うんじゃないかと、ついつい必要以上に警戒して身構えてしまいます。もっとも、歌舞伎町も真昼間は至って平和なんですけどね。

ついでに、新宿の金券ショップをいくつか回ってみたのですが、どこも大したことないですね…図書券がどこも485円でした。大阪では480円が当たり前だったので、たとえわずか5円でも高く感じてしまいます。わずか5円、されど5円。1万円分買えば100円の差が、10万円分買えば1000円の差が出るわけですから。どこかに480円の図書券を売ってる店はないもんかねぇ…

閑話休題

昨日の日記には書きそびれましたが、先週末にまんだらけの秋葉原店でやっていた、「秋葉原店2周年記念萌え萌え祭り」なるセールをちょっとだけ覗いてきました。それはもう、非常に貴重な同人誌がリストアップされていて、もし豊満な財政状況であれば、私も並んででも迷わず買おうとしたでしょうけど…しかし、このセールは別に格安で提供するものではなく、貴重な同人誌は超高額のまま販売されていたのでした。どっちにしても、手に出ないようなバカげた金額です。いくらファンでも、1冊3万円を超えるような本に手は出せませんよ…

「私に必要なのは過去の日記ではなく、未来のカレンダーだ!」

…と、銀英伝のアッテンボローの名言を自分に言い聞かせて、早々に店を後にしました。私が追うべきモノは、今まさに現在進行形で成長していく才能を見守ること・発掘すること・支援することなのですから! 気合を入れて、Cレヴォとコミティアのリストの仕上げに入りましょうかね…

 

 2004/04/25 (日)  「続・ネットサル」

今日は、秋葉原の古本市場で開催された「ネットサル」のイベントに行ってきました。このゲームでは、通信ケーブルでチームを交換して対戦することで、より一層強さの高みへと進めるような作りになっているのですが、私のように周囲にゲームをやる友人がいない者にとっては、交換相手を探すこと自体が極めて難しいのです。いくら若く見える風貌だからと言っても、小学生たちを相手に対戦を申し込む度胸はないし、あまつさえ負けでもしたらゲーム爺のプライドが丸潰れですからね。

ゆえに、こういう公式のイベントで気兼ねなく対戦相手を見つけることができれば…と思っていましたが、どうやらイベントの性質が思っていたものとちょっと違ったようです。育成期間を3ヶ月に限定した体験版ROMを使用して、その場でチームを作って対戦して勝者を決める、というシステムであり、イベントの主目的はあくまでも「体験」にあったのです。販売促進の一環としてのイベントなんだから、それが当たり前と言えば当たり前なんですけどね。

私以外にも、何人か製品版を持って来ている人もいましたが、「製品版の対戦は後ほど」と言われるだけで、いつ始まるんだか分からないまま、狭い会場に居座り続けるわけにもいかないので、体験版ROMで育成してトーナメントにエントリーしてみましたが…この体験版ROMは、ゲームバランスが製品版とは全然違います。3ヶ月限定ということもあって、練習の制限回数は少ないけど、面白いようにパラメータが上がるように調節されているようです。さすがはチュンソフト!体験版なら体験版なりの絶妙なゲームバランスを創り上げています!改めて、ゲームバランスというものがいかに大切か思い知りましたよ。

とりあえず1チーム作ってみて、対戦にエントリーしたみたのですが…ここで大問題が発生。なんと、対戦相手が「操作モード」を希望したのです。製品版ではすべて「観戦モード」で試合をしていた私にとっては、どのボタンがパスかシュートかさえ分からん状態だったのです。操作か観戦かはジャンケンで決めるというルールが急造されて、ジャンケンに負けてしまった私には、当然成す術もなく完敗…パワプロのサクセスモードと同じで、アクションが苦手な人間の肩身は狭くなるばかりですなぁ…

 

 2004/04/24 (土)  「ネットサル」

昨日購入したばかりのGBAソフト「シレン・モンスターズ ネットサル」ですが、これがヒジョーに面白い! 端的に説明すると、「風来のシレン」の敵キャラたちを育成してフットサルで強さを競うゲーム、ということになります。チュンソフト製品に無限の信頼を置き、「風来のシレン」で人生を変えられたと言っても過言ではない私は、何の疑いも下調べもせずにこのソフトも買ったわけですが…ここまで熱くなるとは思いませんでした。この面白さは不意打ちです!

特筆すべきポイントとしては、アクションゲームが苦手なヒトでも、自分で操作しなくても十分に楽しめるということです。むしろ、自分のテクニックではどうにもならない領域を、自分なりの育成理論とチーム編成理論で埋めていく快感…これは、パワプロのサクセスモードに初めて出会ったときの衝撃に似ています。育成パートでのランダムの運の要素とのバランスも見事。育成期間も長すぎることはないけど最強を目指すにはわずかに足りない、これまた見事。育成に必要なプレー時間もフルにやっても2時間程度。チュンソフト製品の命はバランスにあり!その理念の底力を思い知ったような気がします。

もっとも、サッカーゲームとしてどうなのか、というと多少首を捻ってしまう部分は確かにありますよ。このゲームにおける強さというものを突き詰めていくと、重要なのは能力値よりも特殊能力、重要なのはサッカー戦術というより「相手にサッカーをさせないこと」にあるわけですから。敵のキーパーを大砲でぶっぱなして気絶させてるウチにゴール!タンスにボールを格納してそのままラインを越えればゴール!…というように、もはや別のスポーツと化していますが、これはこれで面白いのですアリです。図ったように良いタイミングで出現する得点x○効果によって、リードが一気にピンチに変わる緊張感といい…むう、遊び手の気持ちを良くわかってるなぁ…

ただ、難点を挙げるとすれば、画面の視点回転が激しすぎて、GBAの小さな画面で長時間遊んでいると非常に目が疲れるということです。なので、試合モードが中心となるチャンピオンズリーズモードでは、できるだけゲームキューブのGBAアダプタを使ってTVで遊ぶ事をオススメします。

とりあえず、4回育成して12人の選手でチームを編成して、チャンピオンズリーズに参戦してみましたが…セカンドリーグで早くも壁にぶち当たりました。決勝トーナメントには残ったものの、力の差は歴然で大敗を喫しました。育成モードではAランクのチームに勝てるレベルまで成長させているのに…どのモンスターをどのポジションで、どのモンスターとの組み合わせ、対戦相手との相性、そこまで考えたチーム作りをしていかないと、トップリーグの制覇など夢のまた夢です。こういう歯応えのあるところもまた、チュンソフト製品ならでは。あぁ、私はこの会社が生み出すゲームがホンマに好きなんだと再確認できました。

 

 2004/04/23 (金)  「秋葉原買出し紀行2」

今週はワケあって平日金曜日に決行された「秋葉原買出し紀行」。日本橋時代には毎回サブタイトルを考えていましたが、ネタが続かないので、これからはナンバリング制にしようと思います。工夫は無いけど、その分、文量と情報量で勝負いたします。さて、本日の買出し物件は以下の通りです。

(DVD)君が望む永遠(3)
(DVD)特典:遥復活記念キャンペーン〜涼宮家のお見舞い返し〜
(DVD)True Love Story Summer Days, and yet...(3)
(ゲーム)シレン・モンスターズ ネットサル
(攻略本)ネットサル公式パーフェクトガイド
(雑誌)電撃大王6月号
(雑誌)週刊ファミ通
(雑誌)ドリマガ
(漫画)新世紀エヴァンゲリオン(9)通常版
(漫画)ラブロマ(2)
(漫画)アンソロジー Fate/stay night(2)
(CD)KOTOKO 羽
(CD)魔法先生ネギま!7月
(CD)NO PLAN ○あげよう
(CD)優木まおみ Real My Haert
(CD)優木まおみ WORDS OF US
その他:中古同人誌11冊

朝10時に合わせて秋葉原入りすると、なぜか早くもメッセサンオーとソフマップの紙袋を抱えたオタクたちが、いそいそ帰途に着いているではあーりませんか。なぜに?…店頭まで行ってみると理由判明。どうやら、今日は人気エロゲの発売日だったみたいです。PCエロゲの情報をまったく仕入れていない私には、タイトルを見ても何のゲームなのかさえ分かりませんでしたけど。

まずは、アニメイトで漫画とCDの買出し。限定版は買い逃してしまったけど、元々フィギュアの趣味はないので、捜索を打ち切って通常版を購入しました。少年エースの本誌連載は読んでいないから先の展開は知らないんだけど…漫画版も劇場版と同じ結末になってしまうのかなぁ…「ラブロマ」の第2巻はまたしても文句なしに面白い。創刊10周年付録の「よつばフィギュア」に釣られて電撃大王も買ってしまいました。6FのCDコーナーでは、ゲームとアニメの世界が生んだ歌姫「KOTOKO」のメジャーデビューアルバムを予約購入しましたが…期待値が高すぎたためか、インディーズ時代のようなパンチの効いた曲が少ないような気がするのですが…イメージ優先のアーティスト性を全面に出しすぎて、長所をスポイルしてしまうこともメジャーでは珍しくないとはいえ…

ソフマップ本店では、「君が望む永遠」のDVD3巻を予約購入して、キャンペーン特典「遥復活記念キャンペーン〜涼宮家のお見舞い返し〜」をゲット。これは、2003年8月31日のアージュのライブイベントでの模様を収録したDVDです。栗林みな実さんファンなら必見の内容です。今回はソフマップの上得意客の証「CLUB-S」の割引券を使うために、売り場が別の階のゲームとの別会計の合算でも割引券が使えるかどうか、試しに聞いたみたのですが…定員さんは嫌な顔ひとつせず柔軟な対応をしてくれて、2Fからゲーム(ネットサル)を持って来てくれました。偉いぞソフマップ!アルバイトの陰気なマニュアル対応ばかりが溢れる秋葉原に、一抹の希望を見て感動さえ覚えました!

ついでに、石丸電気ソフトワンで、以前から友人に薦められていた「優木まおみ」のCDを購入。インディーズ歌手を石丸電気がバックアップしてメジャーデビューを支援しているプロジェクト(らしい)。友人に聴かせてもらった「夢をあきらめないで」「渡良瀬橋」のカバー曲で、その声質にひと目(ひと耳?)惚れしてしまったわけですが…石丸電気でCDを買うと生写真がもらえたり、石丸オリジナルパッケージで買えるので、暇な人は機会があれば視聴してみることをオススメします。近い将来大化けするかもよ?

番外編:
日曜日の歩行者天国の秋葉原しか知らないヒトが多いかもしれませんが、秋葉原という街は平日もオタクでごったがえしています。道路が使えだけむしろ混雑は酷く感じることさえあります。路駐にも非常に厳しくて、婦警さんがミニパトに乗ったまま、長いジョイントを付けたチョークでタイヤにマークをつけていく様を目撃。アキバは有料の駐車場自体が少ないんだから、仕事以外の人はできるだけ公共の交通機関を使いましょうね!

 

 2004/04/22 (木)  「C作戦立案開始」

1週間後の4/29に迫ったCレヴォ36に向けて、カタログチェックを開始。購入履歴のあるサークル名を黄色の蛍光ペンでチェックしてから、エクセルで巡回リストを作成してみると…116サークルもありました。この金欠の折、今回の予算の上限額はわずか3万円。関西在住時代とは違って、遠征交通費が発生しないのが唯一の救いですが、無収入状態が続いている状況には変わりはないので、これ以上はビタ一文予算を増やす事はできません。そうでもしないと、本当に夏コミの印刷費用が捻出できなくなる危険がありますので…

そんなわけで、リストの絞込みを開始。まず、新刊情報をチェックしてみて、新刊が無いサークルとジャンルが合わないサークルを除外。他のサークルと合同誌である場合は1つにまとめ、大手すぎて攻略が困難であり後日に書店委託で買えそうなものは後回しに。さらに、評価基準値を下回るサークルさんを泣く泣く外して行くと…90サークルまで削減に成功しました。

しかし、平均500円計算としても45,000円。まだまだ予算オーバーですし、一般入場での単独行動では体力的にもキツイですからねぇ…年は取りたくないものです。最終的には75くらいまで絞って、後は現地での見本誌チェックの基準を厳しくするしかないですね…「金が無いというのは頭が無いのと同じ」という、西原理恵子先生の言葉が身に染みます。

あ、そうだ。TLS-SのOVAの第三巻を買わなければ8,190円が浮きますね。今は、地雷ダメアニメと分かっているのに「ネタのため」に身銭を斬る余裕はないので…(誰か見せてくれないかなぁ…と他力本願してみたり)

 

 2004/04/21 (水)  「シュフフな生活」

・本日の夕食

ご飯、味噌汁、焼き鮭
キャベツの千切り、もろきゅう、ぷちトマト
冷やっこ、納豆

どんどん所帯じみた方向になっている我が家の食卓ですが、最近はちゃんと栄養のことも少しは考えるようになってきました。しかし、激安であることには変わりありません。鮭の切り身は77円。キャベツは1玉78円。きゅうりは1本10円。ぷちトマトは1パック98円。冷やっこは一丁39円。納豆は3パック53円。歴戦の奥様方もびっくりの大特価と言っても過言ではないでしょう。私の高性能アンテナには主夫向けの適正まであったようですね。

更なる激安食材を求めて、ご近所のスーパー回りをしていたら、「本日ポイント10倍サービス」を発見。普段は、100円につき1ポイントをつけてくれて、1円=1ポイントで現金還元してくれるお店で、週2回はポイント5倍サービスをしているんだけど、10倍はさすがに見た事がありません。10%OFFってことですよ?ホンマかいな? これ幸いと、ここぞとばかりに足りない食材を買い物求めることに。

最重要項目はやはり「米」。実家から炊飯器と共に送ってもらった米が底を尽きかけていたのです。さすがに毎日2合の米を喰っていると無くなるのも早いですね。米売り場を米を吟味するなんて大学時代以来のことでしたが…最近は無洗米なんて横着で割高な品が幅を利かせているみたいですね…しかし、私が求めるのは安さのみ! 5kg1980円の宮城ヒトメボレ(ブレンド)を購入しました(さらにポイントで10%OFF)。とりあえず、これで5月末くらいまでは食いつないでいけそうです。

最近は、外食が「贅沢」と感じるようになってきて…あまり主夫スキルを磨きすぎるのも問題ありかも?

 

 2004/04/20 (火)  「通販生活?」

引越しのゴタゴタですっかり忘れていましたが、FOGのホームページ通販でしか販売されていない「久遠の絆ドラマCD平安編」の注文を完了しました。それにしても…私の番号が2500番台になっているということは、すでに2500枚以上を販売した、ということなのでしょうか?もしこれが事実ならすごい大人気商品だと思います。ゲーム関連CD市場では、一般流通でも3000枚くらいが関の山ですから。(もしかすると、この商品単体の番号ではなくて、FOG通販の「通算」番号なのかも知れませんが…)

佐川急便か「メディアワークスからお荷物が届いているので、引越し先を教えてください」との電話が。もしかして、久々に何か懸賞が当たったのかな?と楽しみに待っていたら、何の事はない。以前、電撃大王の誌上通販で発注していた、「1/1ホイホイさんフィギュア」でした。こんなバブリーな買い物、無職の身となった今のワテには絶対にでけへんなぁ…とぼやきながら開封してみると…こりゃスゲエ!パッケージからして、ものすごい凝り様です。フィギュアは18箇所可動で、服は布地の完全分離可能な着せ替えタイプで、かぼちゃパンツまで再現。バカバカしいまでに気合の入った逸品です!

今日の通販生活、おまけのひとーつ!(内Pの今日の何某風に)4/22に発売される「日本一ソフトウェア10周年記念チャリティーコンサートのCD」は、私は日本一ソフトウェアのオフィシャル通販に予約を入れてあります。といっても、このオフィシャル通販は誰にでも開放されているわけではなく、この10周年チャリティーコンサートに参加した人と、(多分)同社製品のアンケートハガキを送っている方のみに告知されているものです。先着で独自特典も付くそうだし、なんともユーザーを大切にする同社らしい粋なサービスと言えるでしょう。私はあのコンサートに参加していたので、どんな内容なのか良く知っていますが、日本一ファンなら迷わず買って損のない内容です。あの感動の舞台を再現するなら、本当は映像DVDにしてくれたらベストだったんだけど…贅沢は言うまい。

※コンサートについては、2003年8月23日の日記過去ログを参照してください。

 

 2004/04/19 (月)  「秋葉原買出し紀行」

※これは昨日の話です。

Fate/stay nightオンリー即売会「魔術師との絆」の帰り道、いつものように秋葉原で途中下車して今週の買出しに。つい2週間前までは土曜日の日本橋を根城にしていたのに、今では「日曜日=即売会→秋葉原」という公式が当たり前のように成立してしまっていることに、早くも何の疑問も感じなくなっている環境適応力には、我が事ながらたいしたものです。今週の買出し物件リストは以下の通りです。

週刊ファミ通
賭博破壊録カイジ(13)
美鳥の日々(6)
魔法先生ネギま!(5)
ラブひな特装版(14)
かのほっど(刻田門太)
まんがライフオリジナル ももせたまみスペシャル
マリア様がみてる ドラマCD2
コミティア68カタログ
M3−2004春カタログ
KIDセレクション2ndカタログ

同じ電気街である日本橋と秋葉原ですが、実はかなり違いがあるんですよ。まず、街の広がり方については、秋葉原が正方形に密集しているのに対して、日本橋は非常に縦に長い範囲(正確には、なんば日本橋と恵比須日本橋)を指します。それに、秋葉原に比べて日本橋では同他社の競争相手が少ないため、予約特典を比較したり何店も探し回る必要もありません。秋葉原には「選べる利点」とともに煩雑さという欠点もあると思います。少なくとも、あらゆるお得情報を鋭敏に受信してしまう私のような体質の人間にとっては(笑)

そうそう、日本橋時代には、金券ショップで480円で入手した図書券を使って、さらにショップのポイントカードを組み合わせて極限まで活用していた私ですが、こちらではその戦法が使いづらいですね。まだ良い金券ショップを開拓できていないし、狭小多層階店舗が多いため、1つのフロアでなんでも揃うような大型店が無いのもマイナスポイントです。例えばアニメイト秋葉原店は、雑誌が1F、漫画が2Fなので、1000円単位に合わせてポイントをつけてもらう戦法が使えない。例えばソフマップ本店は、PS2とGBAの売り場が別の階にあるため、10,000円以上の会計で1,000円引きになる会員特典のチケットが使えないですからね。まぁ、郷に入っては郷に従え。秋葉原に適した戦法を編み出すしかあるまい。

閑話休題

4/18(つまり今日)予約スタートのはずの「ゼノサーガエピソードII限定版」のソフマップ予約があっというまに終了していました。まだ昼の1時になっていないというのに…しかし、無いと分かると余計に欲しくなるのが人間の性というもの。旧・ラオックスGame館、現アソビットシティ1番館に行ってみると、普通に予約券が残っていました。特典内容も値段もかなり微妙なのですが、予約金も必要なかったので、とりあえず予約だけは入れておく事にしました。6月24日の発売日までに、なんとか次の仕事を決めて資金繰りをしなければ…

アニメイト秋葉原店をうろついていたら、「新世紀エヴァンゲリオン(9)限定版は予約分のみの販売です」との貼り紙を発見。言わずと知れた「貞本エヴァ」のことですが、確か9巻の発売日は4/23だったはずでは…ぬお!限定版が先行発売されていたとは知らなかったぞ!その後、秋葉原中の書店を足を棒にして回ってみたけど、すべて売切れでした。こういうマニアアイテムは、むしろ地方の方が比較的楽に入手できるのかもしれませんね…

5月4日開催の東京コミティアのカタログも入手。GWは即売会ラッシュで忙しくなりそうです。

 

 2004/04/18 (日)  「魔術師との絆」

今日は、大田区産業プラザPioで開催された、Fate/stay nightオンリー即売会「魔術師との絆」に一般参加してきました。先週末も「ペタくり」に参加してきたばかりだというのに、また今週もでござるか?4/29には大イベントのCレヴォを控えているというのにねぇ…未だに無職状態だというのに、のんきなもんですなぁ…

さて、先週と同じように京浜東北線でJR蒲田駅入り。Fateの大人気ぶりと初のオンリー即売会ということも考慮して、11時開場より1時間前の10時に会場に着くようにしたのですが…なんですか?この黒山の人だかりは??ペタくりとは比べ物にならなりません。プラザ前の広場は完全に待機列で埋まってしまい、公共のイベントで施設を利用しに来たご老人たちが怪訝な顔をして通り過ぎて行く。ほぼ100%が男性で頭上にカタログを掲げて行進していく壮絶な様は、ご老人たちの目にはどう映っていることやら…

今日の関東地方は軒並み25℃を越える夏日となり、坊主頭にしたばかりの私には直射日光が痛かった。カタログを日除けに使わないとやってらんないほどの暑さです。次のCレヴォの時には帽子と日焼け止めを用意しておくとしよう。ちなみに、先週の即売会と同じ建物ではあるが、会場は微妙に違います。前回は2Fの小展示ホールでしたが、今回は1Fの大展示ホール。同時開催の「東方プロジェクト」のオンリー即売会と会場を半分こして使っているものの、広さは相当なものです。

しかし、その広さをもってしても、今回の参加者の数はあまりにも多すぎた。一般入場が始まってから判ったことだが、建物前の広場だけではなく、建物の裏手側の見えない部分にも回り込んで列を作っていたのです。これは私の目算ですが、おそらく一般だけで1,000人を軽く越えていたと思われます。オンリー即売会としては未曾有の規模であると言えるでしょう。ちなみに、カタログについては現地購入する参加者が非常に多かったのですが、1部1,000円という値段設定に?マークが灯りました。私はメロンブックスで事前購入していましたが、普通、書店利益が加算されているショップ価格より現地価格の方が安くなるものなのですが、今回はなぜか逆に高くなっていたのですから。おつりが出ない方がカタログ販売をスムーズに行える、という運営上の都合は理解できますが、少しでも節約して本を買うお金を確保しようとしてうる人達もたくさんいる中で、どんな価格設定でも買うしかない状況につけこんだ…という悪い印象を与えてしまったかもしれません。

11時12分、ようやく私も会場に入ることができたのですが…あれ?あれだけ大量の列が会場に入っていったはずなのに、なぜこんなに会場が空いているんでしょう??そこ答えは意外なところにありました。それは…実は、大人気だったのはFateじゃなくて「東方プロジェクト」の方だったのです! あ、正確に言うと「東方で参加してるサークルさん」が大人気だったみたいです。私は「東方」と聞いても何のことかまったく判りませんが、外周に行列を作らなくてはならないほどの巨大勢力だったとは…まったくもって、同人の世界は果てしなく広いなぁ…

気を取り直して、私は私の道を往くことに。しかし、お目当ての「ANTHEM」と「低気圧で行こう」が両方ともコピー本の製本中で販売開始が遅れていたので、しばらく他のサークルを見て回ることに。Cレヴォを約10日後に控えた時期だけに、イベント合わせの気合の入った本は望み薄かな…と予想していましたが、意外な事に結構オフセットで出していくるサークルさんが多かったです。ただ単に書店委託をメインにしていたため、私が知らなかっただけ…という本も多かったんですけど(笑)本日の購入物件は以下の通りです。

としのはなしはきかないで!(@saba-Kan)
ついんてーるどうめい。(@saba-Kan)
主夫の生活2004(てぃーちでぃーる)
幸せの洪水の前で(落書遊園)
If もしもあなたが…だったら(リリカルマジカル)
しすたぁず(ぱすてる)
Abendessen(ぱすてる)
retroscena(ぱすてる)
CROW(BLACK ANGEL)
えみやんち!(BLACK ANGEL)
Fate/ガンバリスギDEナイト(ANTHEM)
雪の降る街へ(低気圧で行こう)
Fateな人々(strawberries)
遠坂家の食卓(あずてっく)
報われないキャラ同盟R(三月のかけら)

オフセットが10冊、コピー本が5冊、ということで、出費金額も結構行ってしまいました。先が見えない金欠の折、かなり厳しく選別した結果なので、質の良い買い物ができたことには満足していますけど…まだじっくりと読んでないので個別の評価はまた後日改めて行いますが、落書遊園の「幸せの洪水の前で」は強くオススメできる逸品ですよ!

ANTHEMさんと低気圧さんのコピー本を無事にゲットしてから、TYPE-MOON系の3つの即売会「魔術師との絆」「蒼月祭」「月読宴」との合同企画となってるスタンプラリーでスタンプを押して、12時10分、ミッションはすべて終了しました。会場には1時間しかいなかった計算になりますが、もっと長い時間いたような気がします。とにかく人が多すぎて通行するのも大変でしたからねぇ…同時開催のイベントがどちらも人気が均衡している、なんてケースはそう多くはないんでしょうけど。今回はイベント全体の印象について言及することは控えておこうと思います。何しろ、私は「東方」についてまったく無知であり、イベントの「半分」しか体験していないんですから。その人気がサークルにあるのか作品にあるのか、その辺を調べた上で新規開拓に乗り出してみたいところですが、今は先立つものがありませんので(切実)。もし、また機会があれば、チャレンジしてみたいものです。

 

 2004/04/17 (土)  「佳境」

HPのリニューアルを明日に控えて、リニューアル作業は佳境に入っているのですが…どう考えても間に合いません。仕方が無いので、いくつかのコンテンツについては順次アップしていくということで、見切り発車してしまうことにします。リニューアル、と言っても見た目はほとんど変わりませんけど(汗)、注がれる労力は当社比で確実に3倍以上になります。我ながら無謀な事を始めようとしていることは十分承知の上でやっているので、今更泣き言をいっても始まりません。今は考える前に指を動かし続けること、1つでも多くのコンテンツを発表していくことで、頭と体を慣らしていくしかありませんね。どこまでやれるか、面白おかしく見守っていただければ幸いです。

 

 2004/04/16 (金)  「横山光輝先生までも…」

自宅火災で全身にやけどを負って重体だった、漫画家の横山光輝先生がお亡くなりになりました。またしても芸の道に生きる偉人がこの世を去ってしまいました…

幼少の折には、「鉄人28号」の再放送とともに、「伊賀の影丸」「仮面の忍者赤影」「バビル2世」も観ていました。中学時代には漫画「三国志」全60巻を読むことが仲間内でのステータスみたいになっていて、本を買う金もなかった私は、本屋のオヤジに煙たがられながらも立ち読みですべて読破しました。その後も「項羽と劉邦」「史記」「水滸伝」などを読み漁ることで、私が中国歴史文学に深く傾倒するきっかけを作ってくれた…手塚治虫よりも藤子不二男よりも、私にとって横山光輝は本当に特別な存在の漫画家だったのです。謹んで心よりご冥福をお祈りいたします。

それにしても、一体なんなんでしょうねぇ…この2004年という年は…まだ8ヶ月近くも残っているというのに…

 

 2004/04/15 (木)  「Remember11」

私が愛してやまない「infinity」シリーズの最新作「Remember11 -the age of infinity-」をクリアしました。攻略開始から僅か3日、というスピードクリアと相成ったわけですが、プレー時間は約21時間…1日平均すると7時間ですか?こんな芸当が出来るのは、暇な大学生かぷーたろうくらいのもんですね(複雑な心境)

このゲームの内容を端的に表現すると、「優希堂悟」と「冬川こころ」という二人の主人公が、互いの人格が時間と空間を超えて交換してしまう不可解な現象の中で、片や雪山の大自然の恐怖と、片や正体不明の殺人鬼の恐怖という、極限状態からの脱却を試みる、というものです。目まぐるしく入れ替わる意識と状況と謎で思考回路はスパークしっぱなしだし、死への恐怖の連続で精神が擦り切れてしまいそうです。一応、CEROのレーティングでは15歳以上推奨ということになっていますが、15歳にこのお話が持つ意味と恐ろしさを正確に理解できるのか、ちょっと疑問ですけどね…

詳しくは、いつかのそうち書くであろう正式レビューの方で書くので、ここではあまり突っ込んだ事は書きませんけど、これだけは断っておきましょう。このゲームはギャルゲーではありません。infinityシリーズの「Never7」には明確な恋愛対象としての構造があったし、「Ever17」はシナリオ上の恋愛ではないがシナリオ構造としてギャルゲー構造が残っていました(そのギャルゲー構造を巧みに利用して騙し切ったからこそ、Ever17は名作になったのですが)。しかし、Remember11は構造自体がまったく違うのです。

頻発する人格交換は「ザッピング」とも解釈できるが、実際には「こころ」→「悟」の順番でしか謎を解明していくことはできない構造になっているため、この効果はむしろ謎を巧妙に隠すためにあると言えます。しかし、その効果を実感するためには、「こころ」編での行動を忘れないうちに、一気に「悟」編をクリアしなくてはならないため、わずかでもプレー間隔を空けてしまうと、折角の効果が台無しになってしまいます。私がこのゲームを異例の短期間でクリアしたのには、そういう事情もあるわけです。もっとも、それ以上に「今ここで中断したら、先が気になって眠れやしない」という好奇心を刺激するだけの強烈なパワーがある、という前提条件があったわけなんですけどね。

KIDの中澤さんが構築した「11」にまつわる様々なトリック・設定・遊び心、そのすべてを心ゆくまで堪能できたわけですが…最後の最後、理論上のグッドエンドに到達した私の心は、残念ながら晴れやかなものではありませんでした。大きな疑問符を頭の上に乗っけたまま、大きな謎ととんでもない場面を残したまま終わってしまったのです。あまりにもネタバレなのでここには書けませんけど…EDリストをどんなに探してみても、どこにも「True Story」みたいなものは存在しないようですし…この生殺し状態をどうしろと言うんでしょう?

遊び手の解釈に任せるにしても、それにも限度というものがあると思う。すべてを語り尽くす自己満足ではなく、遊び手に想像の余地を認める懐の広さも、名作のひとつの条件だと思う。しかし!20時間以上をかけてやっと辿り着いたエピローグで感動することも安堵することも許さず、新たな謎と恐怖を突きつけるというのは…作品の構造としては美しいかもしれないが、エンターテイメントとしては問題があると思います。大団円と思って油断しきっていた遊び手を、崖から突き落とすようなことをしておいて、公式なフォローは何もないんですから…

私個人としては、たとえ甘いと言われようとも、ハッピーエンドが掴み取れないようなゲームには意味がないと思っています。少なくとも、それが選択肢型のゲームであり、登場人物がもがき苦しんだ先に成し遂げようとしたものがある限り、いかなる不可能も可能になる結末を用意しなくてはならない。そして、その結末に説得力を持たせるための前提条件を演出するのが、ゲームという娯楽の面白さの本質だと思っています。

うーん、まだ気持ちの整理がついていないのですが…少なくとも私は、この「結末」のみによって、このゲームの「過程」のすへての価値を否定する気は毛頭ありません。紛れも無く一流で上質なサスペンスです。でも、だからこそ素直に拍手して評価することが許されなかったこと、それがとても残念でならないのです…

 

 2004/04/14 (水)  「続:春の新アニメ 」

数日前の日記に、「この春の新アニメにはろくなものがない」と書いたばかりでしたが、ちゃんと調べてみたら他にも結構視聴できるアニメがあることが判明。とりあえずリスト化してみると…


26:43-27:13 フジテレビ ガンツ


24:40-25:10 日本テレビ MONSTER
25:10-25:40 日本テレビ 攻殻機動隊
25:30-26:00 テレビ東京 ラグナロク


19:00-19:25 NHK教育 ふしぎの海のナディア(再)
25:00-25:30 テレビ埼玉 北へ。
27:28-27:58 フジテレビ クロノクルセイド


19:30-20:00 NHK教育 サヴァイヴ
26:12-26:42 テレビ朝日 恋風


10:30-11:00 日本テレビ マスターキートン(再)


07:30-08:00 TBS   セーラームーン (再)
08:00-08:30 テレビ東京 ピッチ
09:30-10:00 テレビ東京 ダンドー!!
18:00-18:30 TBS   鋼の錬金術師
18:30-18:55 NHK教育 カードキャプターさくら(再)
25:15-25:45 テレビ埼玉 光と水のダフネ


08:30-09:00 テレビ朝日 ふたりはプリキュア
09:00-10:00 フジテレビ ガッシュ
19:30-20:00 NHK総合 火の鳥
24:35-25:05 テレビ埼玉 美鳥の日々
25:05-25:35 テレビ埼玉 花右京メイド隊
25:30-26:00 テレビ東京 せんせいのお時間

これまでテレ東も深夜枠も受信できない「アニメ不毛の地」にばかり住んでいたので、このあまりもの多さに目が回りそうです(嬉しい悲鳴)。それにしても…平日の午前中にやってるアニメなんて、誰が観るんでしょうね? せっかくだから、一通り観てみてから取捨選別することにしましょう。

 

 2004/04/13 (火)  「クッキング・バカ」

すっかり料理日記と化しつつある所長日記ですが、主婦みたいな生活をしている現在はそれくらいしかネタが無い…もとい!何もかもが新鮮で、毎日が発見の連続なのです。いつものようにスーパーの店頭特売チラシ巡りをしていたら、イトーヨーカドーの80円均一火曜市に遭遇。売り場をウロウロしていたら、鮮魚コーナーで「サンマの開き:80円」を発見したことだし、今日の夕食は焼き魚に大決定!

さて、買ってから気がついたけど、実は私は今まで、魚を自分で焼いたことがありませんでした。大学時代は一応自炊をしていたけど、アパートは電気コンロでグリル料理機は付いてなかったですからね…せっかく自腹でガスコンロを購入したんだし、使わないのは勿体無いし、このサバイバル生活においては、栄養面でも価格面でも「魚」という選択肢が増える事は大変喜ばしいことですしね。

でも、最近は本当に便利な世の中になったものですねぇ…内臓を取っ払い済みの魚と生魚が、ほとんど同じ値段で売ってるんですから。道理で、魚の捌き方も知らない(というより「覚えない」)若い主婦が多くなるというものですな。私は漁師の親戚から幼少の折に叩き込まれた知識があるので、魚を捌くことくらいは造作も無いことだが、問題なのはむしろ「焼き方」にこそあるのです。ガスコンロのグリルの使い方が全く判らない!

どうやら、プレートの底に水を入れるらしいが…どちらの面を表にして焼けばいいのか、何分くらい焼けばいいのかさえ判らない。とりあえず、開きの内側を上にして焼いてみると…(10分後)…内側がこんがりと良い色に焼けてしまいました。サンマというより、ホッケのようなサンマの焼き物(塩がないので下味なし)の出来上がり〜 生焼けの裏面の皮が生臭いまんまで…これは「愛のエプロン」かよ!

実家で食べていたサンマのイメージとはあまりにも懸け離れた物体にたじろいだものの、80円を無駄にするわけにもいかないので、覚悟を決めて喰う…あれ?意外と美味しい。別に焦がした訳じゃないし、皮も脂のジューシーさは全く無いけどパリパリに乾燥しているので喰えないこともない。身の味はサンマのイメージとは全然違うけど、普通の焼き魚としては普通に食べられる。自分で作ったから採点が甘いのか、それとも素材がいいから調理法はなんでいいのか、その辺の判断は微妙なんですが…

 

 2004/04/12 (月)  「リニューアルに向けて 」

さて、GM研ウェブサイトのリニューアル予定は「4月中旬」とアナウンスしてきましたが、正式な日取りが今週末の4月18日(日)に決定しました。現在、新規コンテンツの製作のため、真昼間からひたすらキーボードを打ちまくるも…あまりにもデータ量が多すぎて、全然先が見えません(半泣)。これはあくまでも「量」の問題なので、一般閲覧上には何の問題もないのですが、今後のGM研の方向性を明確にする上では、すべての材料をWEB上に公開しておかなければならないので…突貫作業でなんとか間に合わせたいものです。

どんなリニューアルになるのかは…4月18日をお楽しみにお待ち下さい。

 

 2004/04/11 (日)  「ペタくり」

大田区産業プラザPiOで開催された「貧乳オンリー」の同人誌即売会「ペタくり」に一般参加してきました。関西在住時代には、このような最小規模のオンリー即売会に参加することは、交通費の関係上不可能だったのですが…こうして首都圏に移住した今、実に4年越しの悲願がようやく叶ったわけです。(でも、本当に毎週のように即売会がある(ない時の方が珍しい)というのは…財政面では辛いのですが…贅沢な悩みですね)

オンリー即売会の聖地:大田区産業プラザPiOの最寄り駅はJRもしくは京急の蒲田駅。京急蒲田なら駅下車して目の前の建物だが、JR蒲田からでも徒歩10分程度なので、乗り換えてまでして京急蒲田にこだわる必要はない。それに、私の場合は川口駅から京浜東北線で乗り換えなしでJR蒲田まで行けますしね。オタクに便利な場所を最優先にして選んだ物件だとはいえ、ほんとにいい物件を引き当てたものです。

11時に一般開場ということだったので、その30分前の10時30分を目標にして現地入り。会場前の広場に出来ていた待機列は、200人ちょいといったところ。78サークルの最小規模の即売会なんだから、このくらいでもまずまずの客の入りと言えるでしょう。この会場前の広場は交通量の結構多い交差点だし、周囲は住宅街が広がっているため、さぞかし道行く一般市民からの奇異の視線が痛い…のかと思っていたら、そうでもないみたいです。オンリー即売会が頻繁に開催されているから慣れたのか、もう諦めただけなのか…

さて、開場予定の11時を過ぎても列はほとんど動かない。スタッフは「会場が狭くて非常に混雑しているため」と説明していたが、どうも納得しかねる。概算で300くらいを捌けない会場なんてありえない…と思っていたけど、10分ほどかかって会場入り口に辿り着くと…納得しました。ただでさえ狭い展示場スペースを、同時開催の「計画3・触祭」とで2分割して使っているんですから!会場全体に一方通行規制が敷かれるという異常事態で、その一方通行の方向もコロコロ変わって大混乱。ちょっと行列ができたら身動きができなくなり、しかも、お目当てのサークルさんが軒並み欠席か遅刻という惨状で…暑苦しいオタさんに揉まれて大疲労…

エロ同人業界については私はノータッチなので、コピー本に大行列ができていたサークル「三弦回胴」がどんなものか知りませんけど…この行列を会場外のロビーに列を誘導したことで、会場内はようやくまともに通行できりようになりました。しばらくすると、遅刻していたvolunteersのMalcom.Xさんが到着。Malcom.Xさんの本は62冊も持っていますが、実際にご本人を見るのは初めてだったのですが…ひと目で判りました。何しろ、「ウラアキバ」という本に描いていた自画像そのまんまの方でしたから…イラクの人質解放の号外が混じったコピー本が今日の新刊。ホンマに出来たてホヤホヤなんですね(笑)行列を作るスペースもないので、「しばらくグルグル回っていて下さい」というスタッフの指示によるアバウトな方式でしたが、なんとか無事に買うことができました。

最後にイベント開催記念合同誌を買ってミッション終了〜本日の収穫は5冊。合計800円でした。多分、私史上最小の出費の即売会でしょうね。ほとんどのサークルがコピー本だったし、新規開拓をしようにもそのサークルのメインジャンルではない本で実力を判断する訳にもいかないし、「貧乳」という括りが持つ意味合だけでジャンル買いするほどの思い入れはないので… それに、初開催とはいえイベント運営も素人くささや読みの甘さも目立ちました。第2回がもしあるなら、その辺の反省を生かした運営をしていただきたいものです。

 

 2004/04/10 (土)  「しゅふふな生活」

近所のスーパーで特売だった10個68円の卵をゲット。しかも、レジ袋を自分で持っていくと2ポイントもらえるサービスも利用…というように、すっかり主婦のような生活が板についてきました。以前までは多少は抵抗があった試食コーナーでも抜け抜けと食べることができるようになったし、店頭の特売チラシをメモして狙いを定めたり…お菓子を食べなくなったし、外食もしなくなったし、飲み物も出来合いのものは買わずに粉末から自分で沸かして作ってます。その努力の甲斐あって、今のところ1日300円という驚異的なペースを堅持できていますが…まだ料理らしい料理はしていないので、今後は煮物や焼き魚にも挑戦してみたいのですが…我が家にはみりんや味の素以前に、塩も砂糖もないんですけどね(笑)手の込んだ料理に挑戦する暇は唸るほどあるけど、肝心の料理環境を整備する金が無い、というのはニンともカンとも…来週あたりから再就職活動は始めますが、決まるまでは単発のアルバイトを入れてしのぐべきかも…

 

 2004/04/09 (金)  「春の新アニメについて」

埼玉県の最南端に位置する川口市ではテレビ東京が受信できるので、これまで生駒山に阻まれて「チャンネルがあるのに受信できない」という不条理な奈良では見れなかったテレ東系のアニメや、4大キー局の関東限定深夜アニメなども見れるようになったのですが…いざ見れるようになってみると、意外と「これ」といった物がなくて、ちとガッカリでござる。とりあえず、初見の雑感を書き留めておきましょう。

・恋風
第2回放送を観たわけですが…この日に発生したイラクの日本人拘束事件ニュースで10分遅れのスタートだったため、予約録画していた人は大打撃を被ったのではなかろうか?私はそれを見越して長めにセットしておいたので事無きを得ましたが…それはさておき、内容の方は…不安的中。まったくダメです!アニメ公式HPのヘッポコなサーバー品質と、作画にも声優にも知った名前がまったくなかったし、あの特殊な作風をアニメで表現するのは至難の業だと予測していましたが…あまりにも酷い出来でした。原作の魅力の1%も引き出せてやいません。

どの辺が具体的にだめなのかというと…まず、原作が持つカミカケのみによる陰影表現がまったく活かされていないし、まったく瞬きをしない表情も変だし、セリフに口パクが合っていないし、ジェネオン流(?)のクラシック調のBGMが前に出すぎているし、「決め」の場面での演出の不味さもいただけない。第2話で耕四郎が七夏を迎えに行った時、夜桜を背景に佇む七夏を見て…幻想的な美しさに息を飲む、くらいの視覚的演出が必要なのに… 唯一の救いは、七夏役の声優さんの素人くさい演技(地?)ですけど…アニメとして毎週観るほどの価値はありませんね。アニメは見なくていいから、黙って原作だけを読もう!軟弱な萌え漫画で満足している人には、あまりにも切なすぎる傑作でござるよ。

・MONSTER
日テレ深夜で始まった、浦沢直樹の傑作サスペンスミステリーのアニメ化ですが…うーん、いまいちですねぇ…結末を知っていて読むミステリー小説ほどつまらないものはないんですけど、アニメとして映像化されたものを観てもやっぱりつまらないものですね。「白い巨塔」や「ブラックジャックによろしく」などの医学界ブーム(?)に乗りたかったのかも知れませんが…どうせならドラマにすれば良かったかも?これといって見るべきポイントなんてありませんでしたが…エヴァの声がものすごくオバサン声だったのが気になりました。えらくゆったりとした時間配分で新興していたので、2クールくらいやるつもりなのかも知れませんが…面倒なので多分第2回からは観ません。

で、観てるのは結局「鋼の錬金術師」と「ワンピース」だけだったりするわけで…(微妙)

 

 2004/04/08 (木)  「イラク日本人拘束事件」

バクダッド陥落からちょうど一年…統治どころかますます混迷の度を深める一方のイラクで、日本中を戦慄させるとんでもない事件が勃発した。NGO活動でイラク入りしていた日本人3人が反米過激派に身柄を拘束され、「3日以内に自衛隊を撤退させなければ人質を殺す」と日本政府に対して要求してきたのである。事件を起こしたのがどのグループに所属しているのか、どこに交渉のチャンネルを設定すればいいのかさえ明確になっていないため、交渉は難航しそうである。

このような事態が起きる事は十分に予想されていたものであるにも関わらず、政府の対応の慌てぶりには大いに問題があると思う。スペインがテロを受けて治安部隊の撤退を決議した今、アメリカにとって日本は、イギリスに次いで最も有力な同盟国に格上げされたわけであり、それはテロの対象としても格上げされたという意味でもある。自衛隊がいかに善意の活動に徹してサマワの住人に感謝されていようとも、反米過激派にとってはアメリカに加担する勢力でしかないのだから…

判断するにはあまりにも情報が少なすぎるので、しばらくは事態の推移を見守って行きたいと思います。

 

 2004/04/07 (水)  「オタクのお引越し:後後編」

昨日頓挫した国民健康保険の再加入手続きのため、再び川口市役所へ。しっかりと昨年の源泉徴収票を持ってきて、今度こそバッチリ!と思っていたら…

「この年収だと、月々の保険料はだいたい1万8千円くらいです」

あ、あんですと〜(怒) 無職の人間に向かってあまりにも惨い仕打ちでござるよ!こちとら、丸々4年間一度も病院の世話になっていない健康優良児(児?)なのに、月々の保険料でそんなに取られるのは…納得できない!こりゃあ、一刻も早く再就職して個人支払いを辞めなければ…とても生活できません!(切実)

日本税制の矛盾に打ちのめされた後、なんとか気を取り直して、ガスコンロを入手すべく池袋のビックカメラへ向かう。とにかく安いガスコンロを探してみたら、約6千円のガスコンロを発見して即購入。4650kcalという値段の割りに無闇に強い火力スペックが気に入りました。ガスホース接続も初めてやりましたが…なんとか成功。もとも、こればっかりは漏れたら只事では済まないんですけど…

とりあえず買うべきものは買ったので、自転車で近所のスーパーを見て回ってみることに。まずは、エルザタワーの隣にある我が家に一番近いスーパー「サミット」へ。日頃から結構安いしポイントカードのサービスもあるのも好感触。次に近いダイエーは、どの商品も他店に比べて高い気がするし、無職の人間がOMCカードを作るのは難しいかもしれない。ちょっと遠いけど駅前のイトーヨーカドー。さすがは天下のイーカドー、売り場にも活気があるし試食コーナーも積極的。試食コーナーを回っているだけで小腹を満たすことができました。このような身の上になった今、ありがたさが身に染みるねぇ…あとは、商店街の「新鮮市場」。野菜も何でもかんでも激安!これは意外な穴場かもしれない。…とまあ、1円でも安い食料品を求めて真昼間から自転車を走らせるというのは、なんだか主婦みたいな生活ですね。もっとも、私の場合は金を稼いでくれる伴侶もいませんけど。

さて、買ったばかりのガスコンロでの初めての料理は…餃子です。餃子をただ焼くだけなので料理と言えるかどうか疑わしいんですけど…健康エコナでフライパンを温めて、餃子を投入…って、一瞬で片面がこんがりと焼けてしまいました。火力強すぎです!炊きたてのご飯とインスタント味噌汁とキャベツの千切りと餃子と納豆。これが今日の夕食なり。全部で100円くらいでしょうか?料理器具などの初期投資は結構かかりましたけどね…4年ぶりの自炊でしたが、思いの外ブランクは感じませんでしたね。まぁ、死なない程度に節約したサバイバル生活にしていきたいものです。

荷物の整理はまだまだ終わりません。ようやく商業誌の箱出しが終わったものの、本棚での配置はまだ全くの未定。ああ、いつになったら終わることやら…

 

 2004/04/06 (火)  「オタクのお引越し:後編」

昨夜は町田の友達の家に泊めてもらい、翌朝、小田急で新宿に出て埼京線→京浜東北線を乗り継いで川口駅に到着。巨大マンションがボンボン建っているし、駅前の商業地も賑やかだし商店街にも活気があり、川口市は思っていた以上に都会のようです。とりあえず、レオパレスセンターで鍵を受け取ってから、その足で市役所で転入届けを提出。ついでに、国民健康保険の再加入の手続きをしようとしていたら…

「昨年度の総収入を記載してください」

との条項が…そんなもんすぐに分かるかい!荷物はまだ届いていないし…仕方がないので、健康保険の手続きは明日に順延。あとは、いよいよ現地入りして引越し屋を待つばかり。イロイロと逸話の絶えない日本最大のマンション「エルザタワー」を目印して、ひたすら歩く歩く歩く。だが、知らない道を歩くのはものすごく疲れるものだし、なまじ目標物が巨大すぎるため、行けども行けども近づいている実感が湧いてこない。さしもの「人間羅針盤」と言われるほど卓越した方位感覚を持つ私でも、どの筋がアパートの入り口なのか分からない地図と番地だけを頼りに歩くのは、結構しんどかったですね。

とにもかくにも現地に到着。今、新居への第一歩を…うむ、妙に段差の激しい玄関だな…胡散臭いニセフローリングの台所は採光バッチリ。なれど、台所に電話線があるのは使いにくいなぁ…むむ!ガスコンロさえ無いではないか!聞いてないぞ!それに、室内に洗濯機を置くようなスペースは見当たらないんですけど(外置きかよ!) …気を取り直して、居間に向かうと…なんですか?この階段は?(見上げる)ろ、ロフトかよ!これも聞いてないぞ!!いや、これは嬉しい誤算なんだけど…押入れは奥行きがあまりないので収納能力はイマイチ。日当たりはすごくいんだけどねぇ… いくら急いでいたとはいえ、現物を見ずにアパートの契約をするのは、我ながら無謀すぎでしたねぇ…

2時になって、引越し屋の搬入作業が開始。まだ家具の配置なんて決まっていないので、とにかくテキトーに運び込んでもらう。疲れずぎてしまった昨日の反省もあったし、作業の本番は搬入よりも、むしろひとりでやる開封にこそあるのだから、今回は指示役に徹していたけど、作業員はあからさまに不思議な顔をしていましたね…多分、こんな狭い部屋にこんなに詰め込んで大丈夫なのか?と疑っているんでしょう。3tトラックを満タンにしたあの量がどうやったらこの部屋に収まるのか…そんなの私が聞きたいくらいです!

搬入は滞りなく終了。さて、この大量の荷物をどこから片付けたらいいものやら…家具の配置は見取り図である程度イメージしていましたが、押入れが思いの外使い勝手が悪いこと、ロフトベットがついていること、この2点によって計画は大幅な修正を余儀なくされた。とりあえず、明日履くパンツがないので、洗濯機をセッティングして洗濯から始めることにしよう。外置きにすると雨風で痛むんじゃないかと心配なんだが…実は、洗濯機のセッティングを自分でやるのは今回が初めてだったのですが…蛇口にホースを固定するのは案外難しいんですね。何度やってもちょっと水漏れしてしまいます。実用には問題ない程度の漏れなので結局そのまま使う事にしましょう。

その後、まずは本棚とテレビの位置を決め、押入れから埋めていくことに。壁一面を占める押入れをすべて開くようにしておくのはスペースの無駄なので、両サイドに棚を配置して且つセンターにはオーディオを配置。実質的に開け閉めするのはクローゼットだけでいいから問題ない。同人本棚はすべて無駄に広い台所に設置。居間との仕切りを半分塞ぐような形にして、採光部分も確保。将来的にはあと2基増設も可能。ロフトベットは3畳近くもある巨大なものであり、シングルサイズの布団を敷くだけではスペースが余りすぎる。そこで、その余剰スペースを押入れに入らなかった大型ブツの物置として使用することにした。なんとも壮絶な光景だが…どうせ寝るだけの場所だからどうでも良かろう。

居間の床のフローリングは、さすがに築16年の物件だけあって多少くたびれ気味。しかし、今回は前の部屋の同僚が残していったホットカーペット(ただし、コンセントが紛失)を持ってきていたので、日頃使うコタツ・テレビ周りはこの上で過ごせます。感触結構気にっているし、何より床にゴロゴロ転がれるってのは何て幸せなんでしょう… 実家から炊飯器が届く。ついでにレトルトカレーやインスタント味噌汁、米まで入れてくれていた。ありがたや〜これでしばらくは飢え死にすることはないでしょう。

夢中で設営をしていたら、いつの間にか日が暮れていました。そういえば、昼から何も食べてなかったなぁ…そう思いだした途端、あまりもの重労働に吐き気を催してしまいました。埃アレルギーも誘発して鼻水が止まらない。汗もかいたし腰も痛いし…シャワーを使いたかったけど、本格的に風邪でも引いたら一大事。なにしろ、今は保険証さえない身の上なれば…

開封の3割も終わってないけど、本日の作業はこれまで。はてさて、何日かかることやら…

 

 2004/04/05 (月)  「オタクのお引越し:前編」

さて、いよいよ迎えた引越し当日。予定より早めに起きて布団を梱包して準備完了。あとは引越し屋が来るのを待つだけ…だったが、予定時間を過ぎても音沙汰無し。はて?もしや連絡不備?と焦っていたら、「渋滞しているので遅れます」と携帯に連絡が入った。うむ、確かに平日の奈良の道路の凶悪さは良く知っているから、致し方あるまいて。最後の最後まで祟られっぱなしですな…

予定より20分遅れて業者が到着。ドライバー1名に作業員が2名で計3人。特に取り決めがあるわけではないが、チップ代わりに「心づけ」を払う人もいるようだが、今の私にはそんな余裕はない。そこで、玄関口まで荷物を自分で運ぶことによって代えることにした。それに、私の場合は量が量だけに、無計画に運び出してトラックに積まれても困る。本棚や冷蔵庫などの大きなものから運び出し、ダンボールも下・中・上とマークした順番で運び出して、その順番で積み上げてもらうように指示。特にスケブなどの絵画の箱については厳重に保護するように細かく指示。

途中、腰が抜けそうなほど疲労しましたが、私が手伝ったこともあって作業は1時間で終了。こんなに働く依頼人というのも珍しいのではないだろうか?一応確認のため最後にトラックの状況を見せてもらったけど、見事に3tトラックが満タンになってしまいました。うーむ、2tトラックだったら絶対に載らなかったでしょうね… そこでバッタリと会った管理人さん(初対面)には、「学生さん、あんたよー勉強しよるんやね」と感心されてしまいました。えーと、何もかも間違っているんですが…私はこう見えても27だし、あの大量のブツの99.9%は嗜好品なんですけどねぇ…否定するのも面倒なので、テキトーに相槌を打っておくことに。

トラックを送り出してから、会社の営業所(守口市)に顔を出して鍵と作業着・社員証などを返却。これで名実共に自由の身です。もとい、無職の身です! これからは収入ゼロの上、しばらくは保険証さえありませぬ!いや〜、人生のリセットボタンを押すってのは大変なことなんですねぇ…(と悠長なことを言っている場合ではないのですが)

その後、初めて乗った京阪電車と近鉄を使って京都に出て、新幹線(もちろん金券ショップの回数券)で東京に向かう。隣に座った人の良さそうなお婆さんに妙に気に入られてしまい、飴玉を大量にもらってしまった。幸先がいい…のか? 東京到着後は秋葉原へ直行。さっそく、今まで引越しのため予約を止めていたブツを予約して回ることに。アニメイトのリザーブカードも秋葉原店で作り直し、トリコロのファンブックをゲーマーズに予約し、ソフマップでクラナドも予約。問題なのは、これらを買う金をどうやって捻出するかなのですが…そのためにも、早めに仕事を決めたいものですな。

(後編に続く)

 

 2004/04/04 (日)  「引越し準備完了!」

いよいよ明日に迫った引越しを控えて、セルフ荷造りも最終段階に入りました。ダンボールの総数は…106箱。とうとう100箱を超えてしまいましたよ!しかも、これにはテレビ・冷蔵庫・洗濯機などの家電や、本棚などは数に入っていませんからね… うーむ…明日、引越し業者がどんな顔をするのか見ものですな。3tトラックでも載るんかいな?

さて、もうパソコンを梱包してしまわなくてはならないので、日記の更新もしばらくできなくなります。YahooBBの引越しサービスの手続きはすでにしてあるので、タイムラグを置かずに割と早い時期に更新を再開できると思いますが…(リニューアルはまだ先の話なので、とりあえず日記のみの再開です)

それでは、皆様、しばしのお別れです。 新しいGM研の活動にご期待下さい!

 

 2004/04/03 (土)  「日本橋買出し紀行ファイナル!」

日記連載「日本橋買出し紀行」がスタートしたのはいつのことだったのか、今となっては容易に思い出すことも出来ないほど連載を続けてきましたが、大阪に赴任してから約3年半、毎週欠かさずに通い続けた我が魂の故郷:日本橋で過ごす買い物の時間も、今日が最期となりました。通い慣れたお気に入りのあの店とも、食べ慣れたあの店の味ともお別れです。ドブ板一枚に至るまで知り尽くしたこの街を去るのは名残惜しいけど、最期もいつものように自分のペースで買い物をしました。大切な者たちには「さらば」とは言わない。それが私なりのお別れのやり方です。

(グッズ)魔界戦記ディスガイア コレクションフィギュアBOX x2
(雑誌)週刊ファミ通800号記念号
(雑誌)Beep!復刻号
(雑誌)まんがタイムきららキャラット
(雑誌)まんがタイムきらら4月号
(漫画)こち亀(139)
(漫画)Unlimited fantasm(FOX出版)
(漫画)Fate/stay night アンソロジーコミック1(eb!)
(漫画)Fate/stay night(宙出版)
(漫画)Fate/stay night(スタジオDNA)
(漫画)さよならの街(西脇だっと)
(漫画)月華(内村かなめ)
(同人)JAM丼あどばんす6(Jam.Session)
(同人)WOLF'S BLOOD(はりねずみカンパニー)
(同人)ゴキゲンヨウ1、2(娘々倶楽部)
(同人)電車でD総集編1(○急電鉄)
(同人)Delivery Boy 〜伝説のハウスキーパー〜(エム・ティースタジオ)
(同人)Sanctuarier(こんちき堂)
(同人)その他:中古同人誌10冊

まずは、とらのあな製作のディスガイアフィギュアの最終出荷分を購入しようと、朝10時の開店時間に合わせて日本橋入りするが…なんですか?この行列は? おもちゃレジから伸びた行列は、通称:日本橋オタク筋側の階段下まで伸びていたのです。いや〜凄まじい人気ですなぁ…1年前のゲームですよ?2003年最優秀作品に選んだGM研としては、あの名作が陽の目を見ることは嬉しいのですが…ディスガイア恐るべし! しかし、もっと怖かったのは大きな子供たちの豪快な買いっぷりでした。1BOX(8個入り)で3,600円もするのに、5BOX・4BOXという景気のいい言葉が当たり前のように飛び交っているではないか!いくら最終出荷といっても…オトナ買いの世界ではこのくらいは常識なんでしょうか?

同胞たちの豪快な買いっぷりに圧倒されつつも、私は予定通り2BOXを購入。さっそく、近くのマクドナルドで飲み物だけを注文して席を確保してから、中身を検めることに。一刻でも早く中身が見たいから?ノンノン、そんなピュアセレクトな美談ではありません。既に持っているやつとダブっている物が出たら、速攻で中古屋に売り飛ばすためです。最終出荷で市場流通量が増えれば買取価格の暴落は必至。11時の開店と同時に誰よりも早く持ち込んで高値で売り抜けて、少しでも投資の焦げ付きを回収しようという目論み。さて、その結果は…「16個中15個がダブリ」という壮絶な結果に…しかし!唯一ダブっていなかった1個、それがシークレットの「プレネールさん」だったのです!このシークレット、中古販売価格では5,800円の高値がつく激レアの一品。残りの15個も高値売り抜けに成功して1BOX分相当の資金を回収できました。よって、今回のミッションは「実質的勝利」と評価していいでしょう。

しかし、レアカラーがあと3キャラ未入手という状態は、コレクターとして精神衛生上よろしくない。されど、また何BOXも買い足してギャンブルする気にもなれないし…そこで、イエローサブマリンで売りに出ていた中古の単品買いで一気にコンプリートしてしまうことに。結構良い値段でしたが…とにもかくにもミッションコンプリート。やはり、フィギュアの世界には半端な覚悟では手を出さない方がいいみたいですね…

フィギュア騒動も一段落したことだし、ゲーマーズの軒下でまったりとしていたら、ゲーマーズの吊り広告で「まんがタイムきらら関連商品をお買い上げの方に、トリコロ・オリジナルしおりを先着でプレゼント」を見つけてしまう。ブルマさんのドラゴンレーダー並みに高性能な、私の特典発見レーダーにも困ったものだ。ともかく、海藍先生の一時休業宣言で風雲急を告げている「きらら」、4月号と買い逃したキャラットをレジに持っていってみると、まだ特典は残っていました。複製原画の応募券も付いてきたし…久しぶりに、心の底から当たって欲しいと願いたくなる逸品です。

ソフマップではFateのアンソロジーを買い込む。一気に4社から発売とは…なんとも景気のいい話ですな。しかし!敢えて苦言を呈したい! 作家陣が被りまくりなので、その本独自の編集意図やカラーがまったく見えません。それに、いかにアンソロ実績のある作家さんといえども、同人というフィールドに投入して読者の反応を確かめることなく、一足飛びにアンソロを出してしまうのは、何か間違っているという気がしてならないのは、私だけなんでしょうか…もちろん、商業報酬に見合ったクオリティのある作品に取り組む機会と発表の場が増える事は大切なことですけどね…即売会→書店委託→アンソロ→商業誌、という誤った順位認識が定着してしまうことの危険性があることも、常に頭の片隅に置いといて欲しいものです。

さて、小腹も空いてきたことだし、最期の日本橋の昼食は何にするか…あさちゃんの定食の食べ納めはもう済ませてあるし、王将やめしや丼はどこにでもあるし…そこで、一度も食べたことがない露店を制覇して回ってみることに。まずは、ソフマップザウルス前の「彦流きゃべつ焼き(100円)」を食べてみることに。イカ焼きよりも癖がなくてキャベツの甘みがあって、半熟卵とソースが良く合って意外と美味しい。次!ディスクプラザ2前のフランクフルト屋の「卵せんべい(100円)」。ピンクの巨大せんべいにソースを塗って、天かすと卵を載せただけのシンプルな食い物なので、おやつくらいの感覚で食べましょう。ちなみに、真っ平らで食べにくいので卵は固めでリクエストした方が無難です。

最後の標的は、NGK(なんばグランド花月)横のたこ焼き屋「たこやきくん」です。「大阪で一番美味い」「NHKが取材に来た」「芸能人も多数来店」という過剰な宣伝と、お買い上げのお客様にはアイドルの生写真をプレゼント、という妙なサービスで行列が出来ることも多いこのお店。どうにも胡散臭くてこれまで一度も食べた事はなかったのですが…いざ食べてみると…ほほう、あの宣伝文句もあながち大袈裟ではないみたいですな。小ぶりなカリカリ焼きなので比較は難しいのですが、タコは大きいしソースも甘辛くてよく合う。でも、待ち時間がかなり長いことと、ソース類がセルフサービスというのが、ちとナニですが…

さて、これにてオールミッションコンプリートです!
では、来週末から始まる(?)「秋葉原買出し紀行」にもご期待下さい。

 

 2004/04/02 (金)  「逆転阪神」

「史上最強打線」を売り文句にしている今年の巨人に「異議あり!」 といっても、アンチジャイアンツの野球解説者が言う決まり文句である「4番打者を並べても野球にはならない」という僻みっぽい理屈をなぞる気はありません。問題はもっと単純で明快なものなのです。その私の思いをとても判りやすく代弁してくれたのは、皮肉にも、日テレが総力を挙げて話題づくりをしていた開幕戦中継を控えて、平日の真昼間から練習風景中継の特番を組んでいましたが、星野仙一(前阪神監督、現阪神シニアディレクター)が「史上最強打線」という呼び名に苦言を呈した言葉の中にあったのです。

星野「史上最強打線?バカいっちゃいけないよ。単発のホームランを打たれるよりも、連打で重圧をかけ続けられた方がずっと嫌だね、投げる方としてはね。勝つときはそりゃあ派手に勝つだろうけど、調子のいい投手に当たったらそうそう打てるもんじゃないからね。付け入る隙は十分にあるし、それが野球の怖さであり面白さなんだよ」

私が言いたかったのは、まさにそういうことなのです。昨年、3番を命じられた金本はホームランバッターのプライドも自己の成績さえも捨てて、赤星の盗塁をアシストしたり進塁打と繋ぎの野球に徹した。新加入の小久保やローズにそのくらいの覚悟があるとは思えないし、「重量打線」という言葉が大好きなフロントは、そもそも打順に役割なんて求めていないのだろう。ペタジーニと清原の競争にしてもそうだ。同じタイプの故障持ちを争わせて何の意味があるというのか?どうせやるなら、清水を外して外野にペタを入れて、完全に守備なんて無視してしまえばよかろう。サインは全部ホームラン!そこまでバカなことをやられたら、逆に他球団にとっては脅威だろうね。何しろ駆け引きもクソもないんだから(笑)少なくとも、ローズのセンターは直ちに止めといた方がいいと思いますよ。

さて、本日の開幕戦の結果は予想通りのものでしたね。逆転の阪神による集中打と巨人中継ぎ陣の投壊、昨年とまったく同じ展開ですね。たかが140分の1。されど見せ付けたのは昨年以上に開いた圧倒的な実力差でした。春先と立ち上がりの井川の調子が悪いのはいつものことなので、3失点は予想の範囲だから問題ない。しかし、セットアッパーもクローザーも目処が立っていないのに、球数だけを基準に上原を降板させたのはどうにも解せない。対照的に、岡田監督は井川に代打を送らなかったし、左の前田が出てきてもノーヒットの鳥谷を代えなかったし、オープン戦終盤で火消しに連続失敗していたウイリアムスを抑えで登板させた。もちろん、勝負は時の運であり、その判断が正しかったかどうかは結果論でしかないのだが、もっと長い目で見れば、この1試合の勝ち負けよりも大きな意味が、あの場面にあったと思う。何があっても井川をエースとして認めること、何があっても鳥谷をレギュラーで育てるということ。もし、裏目に出て負けていたとしても、シーズンの中でその投資は必ず生きてくることだろう。さすがは2軍で常勝監督と言われた男である。星野仙一とは一味違った手法でチームをまとめてくれるだろう。

さて、阪神の連覇はあるのか?という問いに対しては、十分にありえると答えておきましょう。野球解説者が口を揃えて「今年の巨人はすごい」と言ってくれているお陰で、阪神はチャレンジーとしての姿勢を失わないまま、「なにくそ!」と発奮して打倒巨人に燃えていました。もし、開幕戦の相手が別球団だったら、こうも上手く事が運んだとは考えにくいですね。本来ならばAクラスのチームがホームで開幕を迎える権利を持っているのですが、今は春の甲子園の真っ最中…甲子園の大歓声も裏目に出れば強烈な重圧になってしまうから…敵地で開幕を迎えたことは、むしろ好ましいことだ。しかも、今年の開幕は3連戦だから…もし、明日も明後日も同じ展開になったとしたら…もう決定的かも?

 

 2004/04/01 (木)  「金を得る事は大変だ」

実は、昨日今日と2日間だけ、アルバイトをしていました。まんだらけ なんば店の棚卸しを手伝う単発の短期アルバイトで、引越しで何かと物入りなこの時期には渡りに船のバイトだったんですが…いや〜お金を稼ぐって、ホントに大変なことなんですねぇ…これまでずっと、のほほんと仕事をこなして会社から給料をもらっていた身の上だったので、今回のように自分で仕事を探して、時間給で汗水流して働いて、やっと手にした幾ばくかのお金というのは…まったく重みが違いますね。

仕事の内容自体は、バイトであろうとも守秘義務があるのでここには書きませんけど、物を運んだりする肉体労働ではなくて、ひたすらに数を数える単純作業なのですが、立ち仕事だし集中力も必要なので、想像するより相当ハードなものでした。しかも、私の「がんばりすぎる性格」が災いして(?)誰よりも多くの仕事を誰よりも適確にこなしてしまったため、予定より1時間以上も早く棚卸しが終わってしまい、短期アルバイトの労働時間が短縮されて収入が減ってしまいました。…まぁ、私の辞書には「手抜き」の文字はないのだから仕方がないけど…(バイトや派遣では疎んじられる種類の性格?)

2日間(半日+半日)の労働で得たお金は、交通費込みで9,000円でした。こうして労働時間に対する報酬として現金でもらえると、金額の大小は関係なく充実感というものがありますね。それとともに、今までの自分がいかに浪費家だったのかを思い知らされました。聴きもしないドラマCDをファン買いし、地雷と知っていながら文句を言うためだけにダメなDVDを買い、遊びもしないゲームを予約特典欲しさに買って積みゲーにして…そんな自堕落な生活は直ちに改めなければ、たちまち財政はパンクしてしまいます。なにしろ、これからは魔力の無補給のないセイバーの如く、魔力(金)を使い果たせば現界できなくなるんですからね…(Fateネタ)

お金を稼ぐことの意味を考えることは、お金の使い方を考えるということでもある。自分に厳しい節制を強いてでも成し遂げたい・手に入れたいモノがあるなら、まずは実践の中でその答えを見つけるしかありません。ちょっと見方が変われば世界はいとも容易く変わります。なぜなら、個人の認識そのものが世界を形作っているのですから…