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 2003/10/31 (金)  「なんでだろー(死語?)」

http://pine.zero.ad.jp/~zad98677/

昨日アップしたばかりの「エマ」レビューですが、ちょっと奇妙な現象が起きています。作者の森薫先生は自分のHPを持っているのですが、このHPにリンクを貼ってブラウザで表示しようとすると、なぜかリンクで囲まれた部分のHTML部分が消失してしまうのです。FTPソフトで直接サーバー上のHTMLテキストを開いてみると、ファイル自体はすべて正常にアップロードされているのですが…検索エンジンに引っ掛からないようなオプションをHPに組み込む事はできても、リンクそのものを無効化する文法なんてプログラマとしては考えにくい技術なのですが… 森薫先生のHPに興味のある人は、Googleなどで「森薫」で検索すれば一発で見つかりますので(HP名は「伯爵夫人の昼食会」)、自力でたどり着いてください。

http://www.gokigenyou.com/event.html

もうじきアニメ化される「マリア様がみてる」。アニメの公式ページにクリスマスイベントの募集告知が掲載されていましたが、このイベントは「女性限定」なので、男性のマリみてファンの方はくれぐれも間違えて応募しないように気をつけましょう。確かにコバルト文庫は乙女の聖域であり、女性読者にとっては「作中に男キャラの名前が出るだけで嫌」という強烈なアレルギー反応を示す人もいるのも事実です。しかし、男性読者の参戦がなければマイみてがここまでのブームになることもなかっただろうし、作品の傾向も徐々に男性読者も意識したものに変化しつつある今、男性読者と女性読者とをハッキリと差別化することにどれほどの意味があるのだろう? アニメは動画として動いているところを見るまでは評価はできないが、小出しで公開されているキャラの止め絵だけでも、非常に不味い雰囲気を醸し出していて大いに不安です。作画も彩色もレベルが低すぎるのでは…数多くのマリみて同人誌を読み漁ってきた者としては、そのすべてを超えるものを商業に期待してしまうのですが…最近の同人のレベルが高すぎるのか、それとも、最近の商業のレベルが低すぎるのか…

http://awards.cesa.or.jp/release/1030.html

「第7回 CESA GAME AWARDS」の受賞作品が決定しましたが、昨年の「CESA GAME AWARDS」の業界の出来レースと化した選考方法が方々から総スカンを喰らったことを反省してか、受賞作品の顔ぶれは大きく変わりました。「太鼓の達人」が「FF11」と並んで最優秀賞になるとはさすがに予想できなかったし、優秀賞に任天堂から「ゼルダ」「ポケモン」「メイドインワリオ」の3本も選出されたことと、不振を極めるXboxから「鉄騎」「HALO」の2本が選出されたことは驚きでした。「GAME AWARDS FUTURE」の性質も、セールスの安定した大手の続編という性質だけではなく、新しいムーブメントを掘り起こしそうなタイトルの支援という役割としても機能するようになりつつあるようです。CESAの公式HPには各賞の選考理由・ミニレビュー・製作者のコメントなどの詳細も掲載されているので、興味のある人は読んでおきましょう。

(でも、「魔界戦記ディスガイア」や「ミッシングパーツ3」や「DOAX」などの名作たちを正当に評価できていないのは、相変わらずなんですけどねぇ…)

 

 2003/10/30 (木)  「忘却の彼方」

http://www.gmken.com/review/emma.html

すっかり締切日を忘れていましたが、マンガレビューに「エマ」をアップしました。ここ数日、レビューのリテイクと残業で単調な生活を繰り返していたので、すっかり日にち感覚がなくなっていたようです。真剣に1日間違えて行動していました。(日付をまたいでから日記を書くこのスタイルにも多少なりとも原因になっていそうだけど)

さて、レビューのリテイク作業ですが、1日3本ペースでコツコツ続けてきたお陰で、77本の掲載予定作品のうち58本の改訂が終了しました。残りは19本なのですが…ここでひとつ大きな問題にぶち当たってしまいました。それは、ゲームレビューにおける「キャラクター選評」の改訂が非常に難しいということです。

紹介者の立場をとっているGM研レビューは、ネタバレを極力避けるために、ギャルゲーでは例外的に高度なネタバレを含んだキャラクター選評を白文字で書く事にしているのですが、このスタイルが確立したのは2002年初頭の「ときメモ3」レビューからのことであり、それ以前のゲームレビューについては、ほとんどメモ程度の選評しか書いていなかったのです。この部分はいつも、クリア直後の激情に任せて書いていたので、ゲーム全般の論理ならともかく、今からキャラクター個々の印象を事細かに思い出すのは到底不可能なのです。かといって、今からもう一度ゲームをプレーし直すこともできないし…

現在のスタイルに統一するのが無理なら、それならそれで、別の切り口を考えるしかないですね…でも、一本調子で凝り固まった誌面よりも、変化があってバラエティに富んだ誌面の方が読者にとっては面白いの…かも?

 

 2003/10/29 (水)  「Never7 -the end of infinity-」

レビューのリテイク作業の裏でこっそりと進行させていた「Never7 -the end of infinity-」の攻略がようやく完了しました。「Never7」とは、GM研ゲーム大賞2002の最優秀作品賞を受賞した「Ever17」の「infinity」シリーズの元祖となる作品です。シリーズ第1作は「infinity」というタイトルで、2000年3月にPSで発売されましたが、その後2000年12月にはDCで改訂版「Never7」として再発売され、2003年6月には同内容でPS2にも移植されました。

実は私は、6月のPS2版の発売日にこのゲームを買っていたわけですが、リメイク作ということもあって攻略の優先順位が下がってしまい、未開封のままタンスの肥やしになっていました。2004年にはシリーズ最新作となる「Remenber11」が発売されることも発表されたことだし、「Ever17」のレビューを改訂するに際しても、infinityシリーズの元祖を遊んでおく必要があると判断し、ひっそりと攻略を開始したのですが…

詳しい感想は近日中に正式レビューで書く事にしますが、とりあえずファーストインプレッションを一言で表すと…「素晴らしい!」のひとことに尽きます。何をどう書いても(Never7だけではなくEver17にも)ネタバレになってしまうので、どこがどう面白いのか論じる事は非常に難しいのですが…ネタバレにならない範囲で面白さの要素を簡潔に説明するとすれば、「infinity&eq;無限」の時間の繰り返しの中で描かれる恋愛構造によって「謎」の核心をぼかし、無限ループを論理的に説明付けしようとすればするほど謎は深まってしまい、虚構と現実、妄想と真実、何もかもわからなくなってしまい、最後の最後まで確信をもてなくて、それでも迷わずに大切なものを守ることができたとき、無限の時は解き放たれるのです…

あれ?簡潔にって言ったのに、結構長くなってしまいましたね。それだけ良いゲームだということですが…多分、このレビューを書いたら、Ever17のレビューもまた改訂しなければならなくなるでしょうけど、こういう名作の連鎖によってレビューのクオリティが上がるなら、それもまた良き哉。さて、俄かに忙しくなってきたわい…

 

 2003/10/28 (火)  「衆院選ねぇ…」

最近は、どこもかしこも衆院選の話題ばかりですね。しかし、身近なところでは奈良市の選挙に誰が立候補しているのかさえ良く知りません。町に貼ってあるポスターは、小泉・安部、小沢・菅ばかりですからねぇ…(候補者より目立ってどうする?)

今回の選挙は「マニフェスト選挙」とか言われていますが、マニフェストというのはイタリア語で「公約」という意味なのだそうな。公約を掲げて選挙演説をするのは当たり前のことだと思っていたが、どうやら日本という民主国家は今まではそうでもなかったらしい。自民党の総裁選挙にも見られるとおり、同じ党内であれだけ政策も主義主張も違うのに、政権(利権)維持のためなら羅呉越同舟できてしまうわけですから。

テレビ局が面白おかしく取り上げている政権交代のシナリオがどうのこうのにはまったく興味がありませんが、小泉首相と安部晋三がなぜ人気があるのか、さっぱり分かりません。安部氏は北朝鮮の拉致疑惑解明で名を上げましたが、国際的な外交評価としては「拉致疑惑を中途半端にしか解決できなくて、かえって北朝鮮に有利なカードを与えてしまった」ということになっているし、小泉首相に至っては「北朝鮮にまんまと騙されて考えなしに平壌宣言に署名してしまった愚か者」という評価しかもらっていません。あのコンビに日本の明日を任せていいわけがないのだが…まぁ、ブレアもブッシュも同じようにテレビ映りの良いイメージだけで政権を獲ってしまってるご時世ですけどね…

選挙の争点は、高齢議員を一掃した自民党(と公明・保守)が過半数を維持できるかどうか、民主党がどれだけ票を伸ばせるかどうかにありそうですが、一足飛びに政権交代に至るような突風は吹きそうにありません。田中真紀子が民主党の比例区で出馬!とかあったら勝負の行方は分からなかったかもしれないが…

いずれにせよ、しばらくは選挙カーの騒音にイライラさせられる日々が続きそうですな。

 

 2003/10/27 (月)  「日本シリーズ観感」

最終第7戦までもつれ込んだ日本シリーズでしたが、テレビ東京とNHK衛星が中継を担当したということで、中継を見ることのできなかった地域が多かったのではなかろうか?確か、朝のワイドショーで小倉智昭が「テレビ東京を観れない都道府県は25もある」と言っていましたが、私が住む奈良県は「チャンネルにテレビ大阪があるのになぜか受信できない」という世にも奇妙な地域なのですが、テレ東系列のローカル局「奈良テレビ」が中継をしてくれたので、私も仕事を定時で切り上げて自宅で観戦していましたが…出るのは溜息ばかりでした。結果はもう書くまでもないでしょう。

7戦ともすべてホームチームが勝ったというのは史上初のことであり、「内弁慶シリーズ」とも揶揄されましたが、実際にダイエーは強かった。阪神は甲子園の魔力を借りて3つ勝つのが精一杯だった。接戦に持ち込めば強さを発揮できる阪神だが、それは先発投手がゲームを作ってこそ発揮されるものです。戦前の予想で、私は星野監督の勇退報道を受けて「これで阪神が負ける理由はなくなった」と書きましたが、大外れでしたね。監督の最後の花道を飾ろうと気合が入るどころか、気負いになって空回りしてしまったようですね…(特に、監督勇退とFA権取得で来期への展望がまったく無くなって、完全に気持ちの切れてしまった伊良部を先発に二度も立てたのが解せない…)今更言っても詮無きことなので、細かい戦術分析はしませねんが…(箇条書きにすると、7戦・172項目もありますが)

私は以前から「日本シリーズは嫌いだ」と言ってきました。せっかくリーグ優勝しても、日本シリーズで無様な負け方をすれば負け犬扱いされてしまう、そんな風潮が嫌いです。惜しいところで負けたら負けたで「夢をありがとう」という論調で日本一特番をすり替えて放送するテレビ局も嫌いだ。仲間内の「残念パーティー」じゃないんだから…どっちが強いか白黒つけるために戦っているのに、決着は灰色にお茶を濁すんですか?結果がどう転んでも、応援ありがとうセールを実施してしまう産業界といい、セールと聞けばどこのファンでもお構いなしですか?あれだけ厳重な警戒をされた上に試合に負けたのに道頓堀には80人以上が飛び込んだという…ふぅ、やれやれですわ…こんなことばかりやっていれば、野球が国際スポーツとして認知されないのも無理からぬことです。

もうじき始まるアテネ五輪予選で、日本プロ野球界がいかに生ぬるい環境に甘んじているのかハッキリしてしまうかも…ね。

 

 2003/10/26 (日)  「ぶえっくしょんちくしょうこら」

表題のような豪快なクシャミとは行きませんが、風邪を引きました。まぁ、風邪といっても熱が出たりウイルスにやられたというわけではなく、単なる「埃アレルギー」による鼻風邪なんですけどね。どうやら、昨日冬用の羽毛布団を干して使ったのが主要因のようですが、私にとってこれは季節の変わり目のいつものことなので、別に驚くようなことでもありません。

でも、たかが鼻風邪と侮ってはいけない。鼻→喉のコンボに繋がると、熱の出る本物の風邪になってしまうし、風邪は万病の元ともいいますからね。今日はレビューのリテイクも溜まっているゲームの攻略も全部お休みして、じっくりと養生に専念することにします。(それでもなお、布団に入りながら本を読んでしまう職業病?には困ったものです…)

 

 2003/10/25 (土)  「日本橋大漁紀行」

毎回タイトルを考えるのがいい加減面倒になってきました。もはや説明も不要なので、さっそく今日の購入物件リストの分析とまいりましょう。

まほろまてぃっく TVスペシャル
悪代官 -onu si mo waru yo noh-
メモオフ演劇部 第三回公演
メモオフピアノコレクション 第2集
あたしはめろん
魔法陣グルグル(16)(完)
美鳥の日々(4)
KATSU!(9)
吼えろペン(9)
恋のふんころがし(現代洋子)
月詠(7)
夢みる7月猫(竹本泉)
ハジメルド物語(竹本泉)
PALETTA vol.9
Ever17 Premium Edition シナリオ&ビジュアルガイド
TECH GIAN 12月号
カンブリアンQTS(予約)
Fate/stay night(予約)
新刊同人誌5冊

…いやはや、今週も大漁ですな。先週は関西コミティアに参加したため、日本橋への買出しには行けなくて2週分たまってしまった、という理由もありましたが、それ以上に思わぬ出費が多くなってしまいました。パソコンエロゲー雑誌「TECH GIAN」を初めて買ってしまいましたが、これはTYPE-MOONの商業移行第1弾「Fate/stay night」の体験版が収録されていたのと、TYPE-MOON応援本小冊子が付録に付いていたからです。体験版はそのうち無料ダウンロードが始まるだろうけど、それが待てなくてピクチャーレーベルCDと小冊子が欲しい人は1150円払うのもありかな?

ソフマップで「Fate」と「カンブリアンQTS」の予約を入れる。「ファントム・ブレイブ」の立て看板も出ていたから予約しようと思っていたら、限定版の予約受付を一時中断しているとのこと。店員さんの話では「数が読め次第再開する」とのことなので、今後はこまめにチェックしておくことにしよう。ソフマップでは通常版から限定版への乗り換えとかはできないシステムになっているので、焦って通常版を予約する凡ミスは回避しましょうね。

アニメイトで「悪代官」のサントラCDを購入。物が物だけに、入荷さえあるかどうか不安だったけど、さすがに新譜コーナーに平積みなんてされてなかったけど、辛うじて1枚だけ棚に並んでいました。在庫が他にあったかどうかは確認できませんでしたが…日本橋にはまともなCD店がただでさえ少ない上に、こんなマニアックな品を仕入れる酔狂なお店も限られているから…どうしても欲しい人は、注文して買ったほうがいいかも。

「魔法陣グルグル」はとうとう最終巻です。いやー、最後の最後まで笑わせてくれました。確か、このマンガの連載が始まった時、私はまだ中学生でした。それからかれこれ約13年…13年で16巻というのは少なく思えますが、ページ数の少ないギャグマンガであり、月刊ペースということもあって単行本の発行ペースが遅かったんですよ。それでも、この13年間ずっと単行本が出るのを楽しみに待ち続けることが出来たのは、この作品の面白さが常に不変だったからです。エニックスはスクウェアと合併してしまったし、アニメ版もとうの昔に終わりました。それでもあくまでマイペースを貫いたのは、創作人として敬意に値するものだと思います。これは、そのうち正式レビューを書かねば!

さて、来週からは7週連続怒涛のゲーム発売ラッシュか…積みゲーの山がまたひとつ?(アニメ「銀英伝」の次回予告のナレーション風に)

 

 2003/10/24 (金)  「年末年始ゲーム整備計画」

最近めっきり冷え込んできましたが、ゲーム業界は年末商戦に向けたりリースラッシュを控えて熱く盛り上がっているようです。かくいう私の場合、すでに予約だけで10本の購入が確定しており、早くもボーナスの何%かが差し押さえられているという有様です。このままではいくら金があっても足りないし、第一買っても遊べる時間は限られているのだから、ここでひとつ、年末年始ゲーム整備計画をまとめてみましょう。

10/30、超兄貴〜聖なるプロテイン伝説〜
10/30、D.C.P.S
11/13、シスタープリンセス2 プレミアムファンディスク
11/20、新世紀エヴァンゲリオン2
11/27、Ever17 -the out of infinity- Premium Edition
11/27、一撃必虫!ホイホイさん(限定版)
11/27、ミッシングパーツ side A ザ・探偵ストーリーズ
11/27、ワイルドアームズ アルターコードF
12/04、D→A:BLACK
12/04、Wind -a breath of heart-(PS2)
12/04、グランツーリスモ4 “プロローグ版”
12/11、カンブリアンQTS 〜化石になっても〜
12/18、実況パワフルプロ野球10 超決定版〜2003メモリアル〜(GC)
01/15、第三帝国酵興亡記
01/22、ファントム・ブレイブ(限定版)
01/30、Fate/stay night

以上が、購入確定リストです。マークしているゲームは他にも沢山あるので、衝動買いにはしる可能性もなきにしもあらず。…我ながら呆れた買いっぷりですな。でも、購入が確定しているゲームのほとんどが、続編や移植やメーカー買いであって、純然たる新作というものはほとんどありませんね。しかし、だからこそ、GAEのようなアバンギャルドな立ち位置のゲームが欲しくなってしまうのでしょう。3ヶ月で3本も同一メーカーのゲームを買うなんて、そんなのコナミでも任天堂でもスクウェア・エニックスでもありえないことですから。

変り種としては、同人ゲーム「月姫」を作ったTYPE-MOONの商業移行第一弾「Fate/stay night」でしょう。近いうちに予約の受付や体験版のダウンロードも始まるようなので、大いに期待して待つことにしましょう。期待と不安が入り混じっているのは「新世紀エヴァンゲリオン2」。ガンパレを開発したアルファシステムがAIシステムをどうエヴァの世界に組み込むのか、すごく興味があるけど、雑誌筋で大量投下されている情報からゲームの芯の部分が全く見えてこないんですよ。なまじ期待が大きすぎるため、こけた時はどえらいことになるやもよ?

日本一ソフトウェアの新作「ファントム・ブレイブ」や、トンキンハウスの「D→A:BLACK」、この2本は質に疑問を挟む余地などないほど信頼しているので、心配はしていません。きっちりと楽しませてくれるだろうから、こちらとしてもしっかりと遊び倒してレビューを書きましょうぞ! ダークホースとしては、「みんなのGOLF4」「フロントミッションフォース」、あとGCの予約特典のみの「ドルアーガの塔」の線もなきにしもあらず…

と、計画というものは考えている間だけは楽しいものですね。実際には「同人誌の印刷代のため、現金で10万円確保せよ」という現実により、計画の何割かが吹っ飛んでしまうわけですが…社会人には「カード」とか「ローン」とかいう禁断の呪文もありますが、ゲームソフトで借金するようになったらお終いです。あくまでも自分の稼ぎで、見聞き選んでこそ価値があるわけですから。

 

 2003/10/23 (木)  「おつかれさまんさ」

4戦で3回のサヨナラゲームか…日本シリーズって、こんなに疲れるものだったんですねぇ…普通に野球を見てる人にとっては楽しいだろうけど、どっちかのファンにとっては冷や汗のかき過ぎで非常に疲れます。いやまあ、贅沢な悩みですけどね…こんな風に日本シリーズを観れるのも、次は何年(何十?)後になるか分からないんだから…

閑話休題

レビューのリテイクでお疲れ状態なのに、こんな時に限って良いアイディアが浮かんでしまうものです。それも、年に数回しかない種類の閃きだったりすると、もう何も手につきません。一気に構想を書き上げましたが、この企画には大きな問題があります。それは「2004年の11月の1月曜日の次の火曜日」までに発売しないと、次のチャンスは4年後になってしまうということです。一般的な家庭用ゲームを作るには、企画スタートから最短でも約14ヶ月はかかるので、すでにギリギリの状態です。今すぐにどこかに持ち込みをかけても無理ですね…

久々に「これ!」という企画だったんだけど、お蔵入りにするのはもったいないので、GM研通信創刊号の「オープンゲームプラン」で公開してみようかな?でも、この企画は特定のゲーム会社が作ってこそ意味がある・面白く出来る作品だということが、発想の前提にあったわけなんですが…

思わせぶりな日記になってしまいましたが、「2004年の11月の1月曜日の次の火曜日」というキーワードと、私が普段から好きだと言ってるゲーム会社の性質を良く考えてみれば、答えを想像するのは容易なことでしょう。(もちろん、正解したからといって何も出ませんけど)

 

 2003/10/22 (水)  「赤ペン先生」

ここ数日は、1日3〜4本ペースで過去レビューのリテイクを進行させているのですが、今日のように新作レビューのアップ日と重なってしまうと、かなり大変です。新作レビューはネタさえ固まっていれば2時間もあれば書けるのですが、むしろ問題となるのは「頭のディップスイッチ」を何度もバチバチ切り替えることになるため、精神的にすごく疲れるんですよ。今回の「シンフォニア」レビューは、キャラクター選評がなかったから、比較的楽でしたが…

私のレビューのリテイクのやり方は、ものすごくアナログです。まず、過去レビューをEPS形式の正式印刷版フォーマットに流し込んでから、一度印刷しておいて、朝晩の通勤電車などで暇を見つけては、赤のボールペンを片手に添削していきます。修正するべきポイントは、主に語尾と文章のボリュームとバランスです。

昔のレビューの多くは「なのだ」口調で書かれているため、これを「ですます」口調に統一する必要があります。文書のボリュームについては、文字数を増やすのはそう難しいことではないんですよ。むしろ、段落に合うように減らす作業の方が大変です。基本的に、レビュー全体の論旨をいじることはしませんが、時勢に合わない内容や事実誤認については修正する必要があるし、ものによっては全面改訂でほぼ新作書き下ろしと同じくらいのパワーを必要とする場合もあるし…

時期も時期だけに、そろそろ諸方面への正式な根回しを始めなくてはならないし、印作代金や締め切りにの目星をつけておかないと…ああ忙しい…でも充実してる。たぶん、私の本性は仕事中毒人間なんだろう。

 

 2003/10/21 (火)  「お届けものでーす」

ネタがない。そんな時は、その日にあった出来事をそのまま書くしかありません。え?いつも書いている日記はノンフィクションじゃないのかって?ええ、もちろんすべて事実ですが、そこにはどうして個人的な主観が入ってしまうし、統計的なデータを参照したりもするし、面白く見せるために文章に工夫を入れてしまったりするので、事実をありのままに、というわけには行きませんからねぇ…

腹が立ったこと、その1。ご不在連絡表を玄関に入れておきながら、翌日、1日中待っていても再配達してくれなくて、さらに翌日夕方になって配送センターに電話してみて、ようやく持ってきた佐川急便。お届けモノの中身は、「ファミコン生誕20周年記念2004年カレンダー」でした。これは、ファミコンを模した特別仕様のGBA-SPが当たる夏にやっていたキャンペーンに応募すると、外れてもダブルチャンスで貰えるものですが、応募券2口で応募した人には全員に当たるようになっていました。そういうわけなので、本命のファミコン仕様GBA-SPは外れたのかどうか、確証が持てないんですけど…

あ、今更ながら、腹が立ったことに「その2」がないことに気がつきました。やっぱり、ノープランで文章を書いちゃだめですね…

そうこうしているうちに、郵便局からお届けモノが到着。その中身は、数日前にヤフオクで落札した、DVD「べーしっ君」特別限定版でした。恐ろしく厳重に梱包されていて(DVDケースの中にまで、ディスクが跳ねないように緩衝材(ぷちぷち)を入れるという念の入りようでした。新品同様のDVDをPS2につっこんで、さっそく鑑賞…うぉぉぉぉ!アムロの声で熱くシャウトするべーしっ君と、むやみやたらに豪華な声優陣!4コマ漫画を忠実に再現し、台詞と動きに流れの演出を施し、もちろん、あの奇想天外なオチの擬音もバッチリ再現されています!新作書き下ろしの1本では、目森家に第3の子供が??元ネタを理解するにはかなり高めの年齢設定になってしまいますが、ゲーム黎明期の熱い時代を、思い起こさせてくれる名盤です。Tシャツ付の特別限定版は、今ではもう手に入りませんが、通常版なら「たのみこむ」でまだ買えるので、興味のある人は早めに確保しておいた方がよろしいかと。

http://www.tanomi.com/shop/jyuchu/items00944.html

むむ!わずか10分、しかもアドリブでもそれなりの分量をこなせているじゃないか!伊達に、毎日大量の過去レビューを「赤ペン先生」のごとく校正しているだけのことはあるね。継続はチカラなり。

日付が変わって、ようやく今日の阪神戦が雨で中止だったことを知った。日本シリーズさえ忘れてしまう集中力がすごいのか、愛想が尽きるほど不甲斐ない戦いしか出来ない阪神が弱すぎるのか…(少なくとも、テレビ朝日の野球中継が飛んだことは目出度いことではある)。さて、この雨が戦局にどんな影響を及ぼすのやら…

 

 2003/10/20 (月)  「運動の秋?」

「新大阪→難波」を徒歩で移動するという馬鹿げたことをやってのけた翌日、しっかりと筋肉痛になりました。翌日に筋肉痛が来るとは、まだまだ私の肉体は年相応に若いということか。昨日風呂に入る時に入念にマッサージをしておいたけど、今回の疲労は膝の関節や筋にまで達するものだったようで、無茶な運動をしたら肉離れでも起こしそう。スポーツでもないのに肉離れを起こすシステムエンジニアが他にいるかどうか定かではないが…

セルフの筋肉マッサージの時に、ついつい見逃しがちなのが「お尻」と「股関節」のマッサージです。目に見える疲労や痛みは足に出るけど、潜在的な疲労は筋組織のつけね(接合部分)にも溜まっているのは当然のことです。この部位の適確なマッサージを自分でできるようになるには、かなりのコツと経験が必要ですが、これをやるとやらないのでは翌日の状態が段違いなので、ぜひお試しください(そもそも、210円のためにそんな無茶な運動をする人なんていないと思うが…)

天高く馬肥ゆる秋、ということで、最近とみに新陳代謝機能が低下して、体重が増え続けている私ですが、さすがにこれはまずいと一念発起。地味なトレーニングを始めました。それは、毎日エレベータを使わないでマンションの上り下りをする、というものです。そんなの運動にもならない!と言われそうだが、ところがどっこい(ふ、古い言い回しだな)我が家はマンションの8階にあり、これを毎日最低でも1往復はするわけだから、案外といい運動になるんですよ。腕立てとかのようにストイックに体を鍛えるトレーニングは飽きっぽい人には続けられないが、こうして1日1分の回り道で健康を維持できるなら続けられるでしょう。

でも、私の場合は、究極的な目的が「コミケでより素早く・より長時間連続稼動する体力を維持するため」なんですけどねぇ…

 

 2003/10/19 (日)  「関西コミティア23」

新大阪センイシティ(ゆめっせ)で開催された、創作系同人誌即売会「関西コミティア23」に一般参加してきました。関西コミティアには2回目の参加なので、イベントの性質は完全に把握した!と思っていたのですが、思わぬ誤算が発生。コミティアには行列なんてあり得ないので、11時の開場に合わせて10時30分に現地入りしたのですが、スタッフが「10時半でカタログ販売は止めちゃったんですよ」とのたまう。わずか数分の差でカタログを購入できず、開場前の事前チェックができなくなってしまいました。

コミティアには「大手行列」などという概念自体がないから、開幕ラッシュに心血を注ぐ必要など全くないが、300サークにものぼる会場をノープランでうろつくのは、計画性を重んじる私の流儀からは大きく逸脱する無謀な行為と言えます。仕方なく、レビューのリテイク作業(赤ペン添削)をしながら開場を待ち、開場時に入り口でカタログの「ティアズマガジン」(600円)を購入して入場しましたが…その心配は杞憂でした。

今からカタログで目当てのサークルさんの配置や行動ルートを策定する時間を費やすのももったいないので、とにかく高速で会場を流して見て回って、知っている絵柄を見つけたら即購入しくいくことに。しかしそこは「高性能同人探知システム」を搭載する(と自称する)だけあって、わずか1周を10分で終わらせ、目当ての品の9割方を確保に成功していました。その間の記憶はどうにも曖昧ですが…

ここで一息入れて、コミティア名物の「見本誌コーナー」で見本誌を片っ端からチェックして、新規発掘のめぼしをつけたり、討ち洩らしがないかどうかを確認。作家さんの目の前で本を吟味するのは、読む方も読んでもらう方も緊張するので、独立したブースで心置きなく試し読みができるこのシステムには、毎度お世話になってます。また、こういう小さいイベントだと、ギリギリまで本を作っている人(ギリギリになってから本を作る人)も多いので、自ずと遅刻するサークルさんも結構あり、欠席だと勘違いしてスルーして後で後悔することもあるので…また、コミティア系でも東京の作家さんでは委託参加の割合も高いのですが、委託コーナーは冊数が元から少ないし告知もないので、チャンスを逃さないためには注意が必要です。

その後、会場をじっくり見て周り、衝動のままにいくつかのサークルさんで衝動買いをしていたら…あっという間に財布からお札が消え失せていました。小銭を集めてみると…246円しかありません。サーーー(血の気が引く音)…難波から西大寺までの近鉄区間は回数券があるから現金は必要ないのだが、新大阪〜なんばまでは地下鉄で270円。帰れません!いや、一駅先の西中島南方まで歩けば、区間料金が変わって230円で乗れるではないか!ほっとしたのも束の間、見本誌コーナーで気になる1冊を見つけてしまい、しかも、200円あればギリギリ買えるという微妙なラインでした。そこで私が迷わず出した答えとは…「じゃあ、なんばまで歩けばいいじゃないか」というものでした。かくして残金は46円とあいなったわけです。

案の定会場でお会いできた「Escape Power」の二木さんにご挨拶してから、12時45分に会場を離れて徒歩でテクテクとなんばを目指すことに。以前、新大阪から梅田まで歩いたことはあったので、なんばまで歩くというのもそれほど非現実的なものではない…はずです。距離にすれば10kmくらい。時速7km/hくらいで歩けば2時間はかからないはず。道も地下鉄御堂筋線に沿って歩けば迷うこともないし、秋太り気味の弛んだ体にはいいトレーニングになる、と思っていたのですが…

しかし、「2時間近く歩き続ける」という行為がどれほど疲労を伴うものなのか、しかも朝から飲まず喰わずだったこともあり、かなり過酷な運動となってしまいました。1本道だと分かっていても、知らない道を歩くというのは目標がなくてペースがつかめません。地下鉄の駅名を頼りに「あとどのくらいか」を想像しながら、足を動かし続ける。現金がないので水分補給も栄養補給もできやしない。でも、今更210円を払って銀行からお金を下ろすのは負けたような気分がするし、軽食をカードで支払うのは滑稽なようにも思われ…

大阪人のマナーの悪すぎる歩きタバコで小汚い歩道や、梅田の歩道橋でたむろするストリートシンガーに毒づきながら、どうにかこうにか近鉄難波まで辿り着きました。到着時間は14:30分。ほぼ予想通りのタイムで到着できました。さすがに、かつての自転車通勤とコミケで鍛えた健脚は伊達じゃない。いろんなものを削って趣味に生きる人間とはいえ、健康あっての趣味なのですから。ま、こんな無茶が利くのも若い内だけですけどねぇ…(筋肉痛は2日後に?)

 

 2003/10/18 (土)  「晴れた日は原稿日和?」

快晴に恵まれた週末は、全国的に秋の行楽日和…のはずですが、なぜ私は家から一歩も出ずにひらすら「GM研通信創刊号」の原稿を黙々と製作。全77本ものリテイクを1個ずつやっていたら効率が悪すぎるので、HTMLの原文を一気にEPS形式に直してから推敲をまとめて行うことにした。どの程度の文字数の追加が必要なのか、段落の切れ方に不自然な点はないかどうか、これらは実際の印刷フォーマットに流し込んでみてからでないと、調整の目安も立てられませんからね。

しかし、この作業はすべて手作業である上に、これまでまったく調べていなかったゲームの発売日やスタッフの名前をWEBで探す必要があったりして、どっぷりと疲れてしまいました。1日にマウスをクリックした回数は本業の1日よりも多いかも。カット&ペーストでも音を上げそうになる物量だというのに、文章校正にはどれほどの気力と体力を消耗することか…いや、そもそも、こんな莫大なテキストを読む人はいるんだろうか?印刷代はなどと、頭脳が疲労すると妙なマイナス思考に陥りがちですなぁ…

明日は関西コミティアで創作の風に触れて、ストレス解消することにしよう。財布がかなり寂しいので「買えない事」がストレスになる危険性もあるんだけど…

 

 2003/10/18 (土)  「テイルズ オブ シンフォニア 攻略完了?」

ようやく「テイルズ オブ シンフォニア」をクリアしました。クリアタイムは46時間だったので、大作RPGとしては平均的なプレー時間だと思いますが、何だかんだで断続的に遊んでいたので、発売から2ヶ月近くもかかってしまいました。今からレビューを書いても果たして需要があるのかどうか…(不安)

感想の詳細はレビューの方で書くとして、とりあえず感想を一言で表すと「普通にとっても面白かった」といったところですかね(良い意味で)。ダンジョンの仕掛けはよく工夫されているし、レベルのバランス調整も絶妙だし、せわしなくて複雑に見える戦闘システムも、ちゃんと使いこなせばラストバトルでさえもオートバトルで勝ててしまえる簡単仕様だし、サブイベントやヤリ込み要素もてんこ盛りでへービーユーザーも満足だし、それらを全部すっ飛ばしても先に進むこともできる。トータルで見て、久しぶりに「RPGらしいRPGをやった」という達成感を味わうことができました。

キャラクターも8人全員のキャラが存分に活かされていたし、敵側の複雑な関係や主義主張も良く描けていたし、理想を語りつつも決して説教臭くならずに、仲間との信頼と信念を貫き通すシナリオも見事だった。なんだかベタ褒めばかりしているが、本当に穴らしい穴が見つからない、良く出来たゲームなんだからしょうがない。ゲームキューブを持っている方でRPG好きの方なら、やって損する事はまずないでしょう(前作シリーズ比での販売本数がいまいち振るわないので、もしかすると他機種移植が今後ありうるかもしれないが…)。

唯一苦言を呈するとすれば、最後のロイドの台詞を「引き」にして敢えて語らなかったことくらいかな。ネタバレになるので詳しくは書かないけど、誰がどう考えてもひとつの言葉しか浮かばない場面で、そんな手法を使ったりするとなんだかスッキリと終われない気がする。せめて、エンディングクレジットが終わった後に、改めてその台詞をロイドとコレットで唱和する(声のみで)、なんて粋な演出があれば嬉しかったんだけどなぁ…

さて、どんな切り口でレビューを書こうかなぁ…

 

 2003/10/17 (金)  「阪神は再び永き眠りにつくのか?」

日本シリーズ開幕直前に電撃発表された「星野監督勇退」の報を受けて、マスコミはてんやわんやの大騒動でしたが、私としてはあまり不思議には感じませんでした。選手時代を含めて1度も日本一になっていない星野監督が、もし今回日本一になって頂点を極めたとすれば、「もうやり残した事はない」と言って勇退する可能性はあると、前々から考えていたし、NHKで放送されたシーズン中の星野監督密着レポートを観ていても、明らかに体調が悪化していて、めっきり老け込んでしまったようにも感じられた。決定打になったのは、やはり原監督の解任劇だったのかもしれない。頂点に上り詰めても翌年結果が出せなければ、フロントからもファンからもボロクソに言われて首を切られる…それならいっそ…闘将とは敵がいてこそ、非常時でこそ初めて輝きを放つものである。誰よりも強くあろうとした闘将、しかし強くなりすぎた自分の手によって、幕を引くことになろうとは…

この勇退劇で困るのは、日本一を争うダイエーの方だろう。阪神の選手は星野監督に最後の花道を飾らせてあげようと、決死の覚悟で戦いに臨んでくる。野球解説者たちのダイエー有利説の論拠となっていた「早く優勝が決まったチームは試合感が戻らない」は、この時点で無効になってしまうのです。むしろ、優勝を決めた試合よりも高い集中力を発揮するであろう。これに甲子園の熱狂的な声援が加われば…もう阪神に負ける理由も必然もない。ダイエーの選手も理屈では「全力でプレーするだけ」と分かっていても、たとえわずかでも気後れしてしまう気持ちがあれば、集中の糸はほつれてもう元には戻らない。もしダイエーが奇跡を起こすなら、阪神選手の気負いにつけこんで福岡で2連勝して、甲子園の緒戦を必ず取る。これしかないだろう。戦前に勇退を発表することは戦略的には正しいかもしれないが、プロスポーツとしてフェアかどうか…どっちが勝っても負けてもこれは、シリーズ終了後禍根となるおそれが…

勝負は時の運。日本シリーズの行方はさておき、少なくとも来年以降の阪神の命運は、この勇退発表で決したと言っていいだろう。阪神の黄金時代はまちがいなく今年限りで潰えます。選手年棒が暴騰するのに、岡田監督では観客動員の大減少は避けられない。活躍しても金が払えないことがわかっているなら、怪我も厭わぬ全力プレーなんてできまへん。それに、星野監督を慕って集まってきた外様の選手(とコーチ)たちが、生え抜き監督と幹部候補コーチ陣と軋轢を生むのは避けられない。いつもの阪神のお家騒動の再燃である。FA権を取得した伊良部は阪神に残留する可能性はきわめて低いし、金本も桧山も矢野も下柳も八木も広沢も…みんなベテランばかりなので、世代交代と粛清の嵐が巻き起こるのは避けられないだろう。

このオフは優勝景気でみんな気前良くサインするだろうから、来年いきなり悪くなることはないだろうが、連覇はおろかAクラスの維持さえ難しいだろう。そして、再来年以降は…また長い冬の時代が来るだろう。85年の時は21年ぶり。今年は18年ぶり。さて、次は何年ぶりになることやら…歴史はまた繰り返される…のか?

 

 2003/10/16 (木)  「リテイクだ・・・」

冬コミ発行の「GM研通信創刊号」に掲載する77本のレビューのリテイク作業がいよいよ本格化してきました。今週大量にアップした改訂版は、先行配布した「創刊準備号」を編集する際にリテイク済みだったものを、HTMLに逆移植して修正版をアップしたものだったし、元々良く書けているレビューを厳選していたから、それほど手直しする必要もなかったんですよ。

しかし、それ以外の掲載予定レビューの改訂に着手してみて、改めて昔自分が書いたレビューの甘さや粗が浮き彫りになってしまいました。よくもまぁ、こんな程度の低い文章をいけしゃあしゃと数年間もWEB上に放置していたものだと、我がながら呆れてしまいました。まったくもって恥ずかしい限りです。

すぐにでも全部書き直したいところですが、レビューを書いた時の気持ちを思い出しながらの作業であり、1本のリテイクをするのには、新しくレビューを1本書き起こすのと同等、あるいはそれ以上の気力が必要です。1日1本ペースでも77日…って、すでに越年してるじゃないか!1日2本ペースでも38日か…けっこしんどいなぁ…

でも、このオフセット化企画がなければ、こうしてリテイクをかける機会もなくかっただろうし…そう考えればこの過酷な再編集作業も乗り越えられる…はずです。さて、今夜も眠る前にもう1本…

 

 2003/10/15 (水)  「がろー」

最近とみに電気街に画廊の類が増えているようです。日本橋のメインストリートだけで画廊店舗が3件もあるし、定期的に難波や梅田のバカでかいビルで、大物(自称)原画師の個展(と称するキャッチセール)が開催されています。一昔前までは、こういう画廊の定番はクリスチャン・ラッセンや天野喜孝だったけど、今ではギャルゲーで名を上げた原画師によるオタク向けの画廊が花盛りなーのでーすよー(すごく投げやりに)

…どうも、画廊のことになると当社比300%増しで毒付いてしまいますな。日本橋を歩いて場違いなホスト風のスーツ男がチラシを配っているのを見かけたら、それは100%間違いなく画廊の呼び込みです。奴らは明らかにオタクを狙い打ちにしています。ソフマップの袋を提げていたり、リュックからポスターがにょっきと出ているのを見かけると、「カモ発見!」とばかりに執拗に声をかけて来ます。ポケットティッシュが欲しくてもチラシを受け取ったりしてはいけません。鬱陶しいから論破してやろうとちょっかいを出すのもやめておこう。奴らもその道のプロ。巧みな話術で言いくるめられてしまうので、完全無視を決め込むのが肝要と心得ネエ(江戸弁)。

絵に価値を見出すことと、原画師を信仰することを咎めるつもりはないが、原価ピー円の版画をウン十万円で(しかもセットで)売りつけたり、通りすがりの客を呼び込もうとしたり、話の達者なキレイドコロで「恋人のように親身になって」売りつけようとしたり…某サクラ大戦原画展のように、入場料まで取る原画展なのに併設された版画商談会場を通らないと帰れない構造にしたり…創作物の上澄み商売で濡れ手に粟かよ!マンガのクオリティを落としても、芸術より金というわけですか?けっこうなご身分ですな!うたたね(以下、略)

ふぅ…こんなことばっか書いてるから敵が増えるんだよなぁ…

 

 2003/10/14 (火)  「陳列は最高の収納?」

スパークするオタク野郎Aチーム(古いネタだなぁ)を公言して憚らない私ですが、毎週毎週日本橋に出かけてはリュックを満タンにして帰って来るし、同人誌即売会に行けば1日でダンボール1箱は買ってしまいます。所蔵の同人誌は2500冊を突破し、商業マンガの単行本は数えたことがないので正確な数は不明ですが、1500冊は固いでしょう。

でも、そんな大量のブツがなぜ6畳1間に収まるのでしょうか?その答えは、私が独自に編み出した収納理論にあります。一般的に「収納」というと、箱詰めにして目立たない場所に移動させて高密度に集積するイメージがありますが、私の収納術はそれらの常識とは正反対のもので、高密度に「陳列」することで倉庫要らずの収納を実現しているのです。

本というものは本棚に並んでいると大した量に感じないものですが、引越しをする時にいざ箱詰めにしてみると、ものすごい量だし重量もすごいので持ち運ぶのも一苦労です。私も引っ越す時に会社の経理に「その他:ダンボールx40箱」という見積もりを出して怪訝な顔をされたことも…(実話)。それに、箱に詰めたとしてもそれを置いておくスペースが別途必要になりますが、そんなスペースがあるなら、そもそも収納で頭を悩ませる事さえない。本に限って言えば、本棚に並べておくのが最高の収納方なのです。

ステンレスラック全盛の今ではあまり見かけなくなりましたが、スチール製の本棚用ラックなら頑丈だし比較的安く手に入ります。150cm級がほとんどなので収納力に不満のある人は、本棚の上蓋にも本を並べたり、その上にさらにDVDとかを並べたりしてデットスペースを有効活用すればいいでしょう。ただし、上部に重いものを乗せすぎると耐震強度が下がってしまいますが…

同人誌の収納には、6段組のカラーBOXがオススメです。1個あたり2980円くらいで手に入るし、1段の高さがB5の同人誌にピッタリですしね。収納力の目安は、1個あたり750冊くらいでしょうか?(私の部屋にはこれが3個ありますが、そろそろ増設の必要がありそうです)。ここで注意しておきたいのが、所詮は安物なので耐震対策ができていないことと、本のように超重量のものを長期間置いていると、仕切り受けの板が曲がってしまうことです。ホームセンターなどで壁に本棚を固定する工具を揃えたり、定期的に本を全部取り出して本棚の天地を反転させる必要があります。「同人誌の本棚に押し潰されて死亡」なんてことになったら、同人バカとしては本概ですが、残された遺族にとっては赤っ恥ですから…

しかし、いかに陳列収納術を駆使しても、増え続ける物量が減るわけではありません。やはり、どこかで割り切って物理的に減らす(処分する)必要が出てきますが、無制限に箱詰めにしていると、見た目には量の危機感がないし、どこにやったのかさえ忘れてしまって、その時期を見誤ってしまいがちです。しかし、陳列収納術を使えば、陳列スペースには限度があるため、「陳列から洩れる=不要なもの」という線引きができるようになります。そうやって陳列物を精鋭化することで、日常的に自分の中の価値観を磨くことができます。よく「本棚の整理だけで1日が潰せる」という性質の人が居ますが、あれは無為な行為ではないのですよ。

 

 2003/10/13 (月)  「ある休日の一日」

昨日の夜辺りから、やたらとネットワーク攻撃が頻発していますが、これは私のパソコンだけの問題なのでしょうか?10分に1回くらいの間隔で、ノートン先生が「危険度高のトロイの木馬攻撃を検知して遮断しました」というメッセージを表示してくるので、恐ろしくてネットにつなぎっぱなしなんてできません。攻撃を検知したらそのたびに再起動したり、ウイルススキャンをかけたり、用がない時はADSLモデムの電源を引っこ抜いたりしたり…ノートン先生2004がリリースされるまでの間隙を狙った攻撃なのか?

3連休といっても、遊びに行く金もないし天気も悪いので、すっかり攻略が止まっていた「テイルズ オブ シンフォニア」の攻略を一気に進めることに。攻略サイトの攻略チャートによると、あと13時間ほどあればクリアできるはずですが、このゲームはサブイベントが充実しすぎていて、なかなか本編の攻略が進みません。ダンジョンも仕掛けがよく考えられていて歯ごたえ十分です。でも、それは時間が掛かるということでもあり、本格過ぎるRPGというのも考え物ですね…ゲームとしてはすごく面白いんだけどなぁ…

休日と言っても平日の祝日では、テレビを見ていてもしょうがないので、おとなしくレビューのリテイクをちまちまと進める事に。まずは「GM研通信創刊準備号」に掲載したリテイク済みのものを、EPSファイルからHTMLに直してサーバーにアップしていく。ここで意外と手こずったのは、キャラクター選評。A5サイズに文字数を調整するのが案外難しいし、ゲームを終えた直後の激情に任せて書いた文章なので、今見直すと粗ばかりが目立って…よく、マンガを描く人が「昔の自分の絵を見るのは苦痛だ」と言いますが、それと似たようなものでしょうか?

あと60本以上もリテイクするのか…うぅ、気が遠くなってきたわい…

 

 2003/10/12 (日)  「ロケットの夏(レビューUP)」

http://www.gmken.com/review/rocket.html

本当は15日を予定していた「ロケットの夏」のレビューでしたが、あまりにも素晴らしい作品だったので、最後の「はるひ先生」のシナリオを終えると同時に、速攻でレビューを書き上げました。1年前のゲームなのでどのくらい需要があるのかは全く読めませんが、私のように1年遅れでも、このような良き作品に出会うことができた、その事実が少しでも伝わることを切に願っております。

また、「ロケットの夏」は2002年10月11日発売ということで、GM研ゲーム大賞2003の審査対象期間から外れていることについては、レギュレーションを「発売年」ではなく「体験年」に変更することでノミネートを可能にしました。GM研通信創刊準備号に載せたノミネートリストにも大波乱があるやもよ?

ついでに、「ロケットの夏」の開発元であるTerraLunarが手掛けた「星刻のかなた」も今日買って来ました。ソフマップのワゴンセールで1980円だったし、原画の花見沢Q太郎先生のマンガのファンでもあったので、この作品のことは以前から良く知っていたわけですが、TerraLunarブランドだとは知らなかったので、今までは購入に踏み切るほどの理由付けになっていなかったんですよ。まさに「ロケットの夏」様々。なんたる偶然!奇縁というべきかは(古語)

体験者として生の素直な感想で、「ロケッの夏」との出会いに導いてくれた「がんばれ美月さん」に改めて感謝いたします!

 

 2003/10/11 (土)  「日本橋衝動紀行」

先週末はCレヴォのコピー本製本でてんてこ舞いだったので、週末恒例の日本橋買出し紀行はお休みさせていただきましたが、今週はその反動もあって買いまくり!…と思っていたら、今週は先週発売のマンガをいくつかと、TLS-SのドラマCDを買うくらいで…ビックリするほど買う予定がありません。金欠の折これは好都合、と論理的に考えればその通りなんだけど、しかし、不完全燃焼した物欲ほど恐ろしいものはない。気がつけば、いつものようにリュックは満タンに。

本日の買出しリスト

超兄貴 -聖なるプロテイン伝説-(予約)
Wind -a breath of heart-(PS2)(予約)
週刊私のお兄ちゃん1〜5(予約)
ロケットの夏 ビジュアルファンブック
ラズベリーvol.12
コミックガム11月号
てんちょおのワタナベさん(1)
ツインズナース(1)
真月譚 月姫DVD(1)(予約)
True Love Story Summer Days, and yet... ドラマCD
新刊同人誌5冊
中古同人誌14冊

なまじ現金がないだけに、ついつい物欲を満たそうと予約を入れてしまうのですが、その悪い癖でいつも後で(発売日に)泣きを見ることになるんですけどねぇ…学習能力ないのかね、チミは! さて、このリストの中で一際目を引くのは、「週刊私のお兄ちゃん1〜5」でしょう。ソフマップの書籍コーナーで発見したチラシを見て、反射的に予約を入れてしまいましたが…大丈夫か自分?ついに戻れない橋を渡ってしまったのか?いやいや、これはあくまでオマケでついてくるフィギュアの造形美が気に入ったからであって…(苦しい言い訳だなぁ)売り切れ必至!と煽りを入れるお店側の思うつぼですな。

週刊ミニレビューには書かなかったけど、「ツインズナース」についてちょっと解説しておきましょう。これは同人誌「エヴァホスピタルへようこそ」で割と有名な同人作家の「後野まつり」さんが、まんがタイムきららに連載している作品です。エヴァホスピタルでも双子の姉妹が看護婦をやっていたので、この連載はそのアレンジ版ともいえるものであり、当然ネタや作風に無理がなくて非常に楽しく読むことができました。うむ、それにしても、最近「トリコロ」「てんちょおのワタナベさん」「ツインズナース」と立て続けにきららコミックスが自分内ヒットを飛ばしているなぁ…吉谷やしよ先生の「ハイリスクみらくる」が単行本になるのが楽しみです。

あ、そうそう、10/4に統合された、とらのあな新なんば店に行ってみましたが…えらく雰囲気が変わっていて驚きました。2Fを商業漫画とDVD・CD・ゲーム売り場にして、3Fをまるまる同人フロアにしています。同人誌フロアに限って言えば改装前よりも増床されたけど、事務所スペースがなくなったため搬入の荷物がフロアに運び込まれたりして忙しないし、階段の照明がむやみやたらに明るくなって場違いな雰囲気だし… ちなみに、旧日本橋店には浅野産業(ビル主)のテナント募集の看板が出ていましたが、あのトラ4コマといいオレンジに染め上げた壁といい、ビル全体の全塗装が必要になるのでなかなか借り手がつかないかもなぁ…諸行無常なり。

 

 2003/10/10 (金)  「ロケットの夏(3)」

発売日からもうじき1年が経とうというのに、今更ながら絶賛攻略中の「ロケットの夏」ですが、歩、セレン、ベルチアの3シナリオを一気にクリアしました。残すは「はるひ先生」シナリオのみですが、現時点ですでにこの作品の評価は「今年最高のギャルゲー」と言っても過言ではありません。困ったことに、GM研ゲーム大賞2003の集計期間から外れてしまっているんだけど…特例を作るやも?

さて、正規レビューの日取りも決まったことだし、今のうちに日記でこの作品のキーポイントを整理しておこう。この作品の何が素晴らしいかというと、世界を通してキャラクターを描くのではなく、キャラクターを通して世界を描いているという構図にあると思う。単なるルート分岐ではなく、1人ずつキャラクターたちの魅力を引き出すことで、どんどん作品世界が好きになっていく。これは私がシナリオ型ギャルゲーの理想像として描いてきた手法だったが、実際にその構図の構築に成功した事例には出会った事はなかった。

もうひとつ素晴らしい点として、エロにちゃんと意味を持たせていることが挙げられる。私はエロゲー嫌いを公言して憚らない人間だが、それは現代エロゲーというものがあまりにもエロというものに対して軽薄であるからだ。萌えと性欲さえ満たしてやれば、そこにいたる流れなんて知ったこっちゃない。そんな風にユーザーを舐めきったエロゲーが多すぎるし、そしてユーザーも寄らば大樹の陰とばかりにその流れにどっぷりと浸かって骨抜きにされて、エスカレートした妄想を自分の中でもてあまして妙な影響を受けてしまっている…

しかし、「ロケットの夏」では、行為に至るまでの流れが必然と感じられるように描かれている。エロゲー嫌いの私でさえ本気でキャラクター達がいとおしく思えてしまったほどです。私は昨日の日記で「いつでもエロを削れる仕様だ」と書きましたが、前言撤回。「ロケットの夏」からあのシーンを削除してしまうことは、この作品が持つテーマを伝える上で致命的な痛手になるのではないだろうか?もちろん、家庭用に移植するならエロ抜きになるが…「言い尽くせない信頼」や「今生の別れでの激情」を表現するためには、どうしてもあのシーンは必要なんだと思う。

ぬぉぉ!こんなに悩ませてくれる作品に久々に出会えて、レビュアー魂がむくむくと…気合を入れて最後のシナリオへと突入することにしよう。

 

 2003/10/09 (木)  「ロケットの夏(2)」

昨日から攻略を開始した「ロケットの夏」の1周目(夏海千里)をクリアしました。そのファーストインプレッションは…素晴らしい!その一言に尽きます。一介の高校生が有人自作ロケットで宇宙を目指す、というテーマに最初は面食らったが、どんなに無謀でも若さと情熱で乗り越えてしまうロケッティア魂に、次第と私の心も高揚して物語に引き込まれていきました。閉ざされた宇宙への道(空の回廊)を命懸けで切り開いてきた、ロケット乗りたちのロマン…うう、思わず鳥肌が立ってしまいました。これはイイものだ!(by 1stガンダム)。ほとんど審査の終わっていた「GM研ゲーム大賞2003」に最後のひと波乱があるやもよ?

私はPCギャルゲーの情報はまったく仕入れていないので、この「ロケットの夏」がどのくらい売れたのか、どのくらい人気があるのか全く知りません。少なくとも、エンターブレインから攻略ビジュアルファンブックが出ているくらいだから、それなりにヒットしたのだと推測できますが…

このゲームに触れる契機になったのは、「がんばれ美月さん」でお馴染みの美月さんの絵日記でしたが、こうして実物に触れてみると、美月さんなどの有志がこの作品の家庭用移植を支援している理由が良く分かりました。ここで、独自に移植のメーカーの可能性を考えてみると…

アルケミスト:
 「君望」「Wind」「プリホリ」からもわかるように、移植の際のボリュームアップ精度とリファイン技術においては、おそらくナンバーワンだろう。ただし、商品展開のやりやすい信者(ファン)の絶対数によって移植作をセレクトしている節があり、知名度の薄いブランドは相手にしてもらえないだろう。

プリンセスソフト:
 「君望(PS2)」や「SAKURA」など、結構メジャーなタイトルの移植権利を取っているけど、発売日を守らないことと技術力のなさとオマケ精神の欠如には呆れてものが言えません。まったく…こんな志の低い移植メーカーがいるから、いつまでたっても家庭用移植が誤解されるんだよなぁ…

NECインターチャネル:
 ここの可能性は0の100乗にありえませんね。keyとF&C系の大御所タイトルしか手掛けない、自称移植王ですから。まぁ、ゲームを買う人はインチャネの看板で選んでいるわけではないし、作っているのが誰であろうと金をかけて良い物を作ってくれるなら良いのだが…インチャネの手に掛かれば3割り増しくらいは売れるでしょう。でも、それと引き換えに大事な何かを失ってしまいかねないが…

KID:
 KIDが作るADVのシステム周りは「KIDシステム」と呼ばれるほど評価が高いわけだが、基本的に家庭用オリジナルで勝負しているメーカーなので、KIDでの移植実現の可能性は低いだろう。それに、KIDと言ってもスタッフの質はピンからキリですからね…

ウェルメイド:
「グリーングリーン」を移植した実績もあり、比較的他メーカーが手をつけていないタイトルを好む傾向があるようです。ただし、ウェルメイドの家庭用移植作品を実際に試した経験がないので、どの程度の技術力とスタッフがあるのかは未知数ですが…この中では、実現性が一番高いかな?

 

 2003/10/08 (水)  「ロケットの夏」

まだまだ秘密のアレでナニな事情によって、急遽攻略を開始することになったPCギャルゲー「ロケットの夏」ですが、これがもう思いも寄らない好感触!大絶賛攻略中についてき、しばし日記が手抜きになってしまうかもしれませんが、ひらにご容赦のほどを…

ファーストインプレッションは明日にでも。

 

 2003/10/07 (火)  「PSX」

いよいよ具体的な価格が判明したPSX(PS2機能付DVDビデオレコーダ)ですが…その印象は微妙ですね。HDDの容量の違いで79,800円と99,800円の2タイプがあるけど、どちらもPS2の価格を計算すれば安いけれど、DVDビデオレコーダとしては同業他社製品との価格差はあまりなしし、ビデオレコーダとしての機能的にもはるかに優れているからなぁ…

それに、デジタル地上波チューナーに対応していないので、完全に家庭のビデオ役を任せるには少々心もとない。ソニーはどう思っているか知らないが、我々のような一般消費者にとっては、家電製品というものは壊れるまで、つまり10年くらいの長期的に使える事を望んでいるのである。それなのに、数年でモデルチェンジすることが分かりきっている買い物に、ついつい二の足を踏んでしまうのは、消費者としては当たり前の心理なのだが…えらい人にはそれが分からんのです。

ソニーはPSXによってホームエンタテイメントの覇権を握る!と鼻息荒いが、テレビ放送だけじゃなくて、録画した番組とさえも競って、ユーザーが持つ限られた時間を奪い合わなくてはならなるテレビゲームは、ますます苦しい立場に追い込まれることだろう。それこそ、ソニーの目論見どおりに「ゲームがゲームでなくなる」ことでしか生き残っていけないとしたら…これはゲーム文化にとって大きな過ちとなってしまう危険性もあるのです。

先日の東京ゲームショウもそうだった。FF7の続編ムービー作品に象徴されるような映画的ものづくりとサイクルの早い商品流通…業界がこぞって画一的な方向に雪崩を打ってしまっている。既存のタイトルにオンラインを乗っければ新機軸ですか?キャラクターもので固く数字が出せれば満足ですか?・・・・・・・・・ふぅ。ゲーム業界に警鐘を鳴らし続けて早10年・・・ものの見事に悪い予想だけは的中しております。この分だと、10年・・・いや、5年以内に決定的な衰退を迎えることになるやも・・・

驕れるソニーは、ゲームをどこに連れて行く気なのやら・・・

 

 2003/10/06 (月)  「秋の大収穫際(1)」

※つい先ほど、マイクロソフトの名前を騙ったウイルスメールが5通届きました。「MS Security Services」とか「Microsoft Program Security Department」などという、いかにも本物っぽい名前ですが、不用意に開封したりしないようにご注意ください。

昨日のCレヴォで大量に買い込んできた同人誌に目を通す。全部読むには1週間くらいかかるだろうし、よっぽど気に入ったものがあればレビュー執筆に動く可能性もありますが…一連の強行軍+翌日出社ということで、疲労性の風邪を引いてしまいました。こじらせたりしないように、しばらくは無理せずにまったりと体力と気力の回復に務める事にしましょう。とりあえず、日記の中で気になった本を何冊かピックアップしてみましょう。

サークル「まじっく・すくえあ」のマリみて本が非常に面白かった。「あか」「き」「しろ」と来て打ち止めかと思いきや、「くろ(かにな)」「みどり(三奈子・真実・蔦子)」と思わぬ番外編が!キャラクターのファミリーカラーに掛けて表紙が単色なのを逆手にとっているし、各巻ごとにファミリー内部に焦点が絞ってあってネタもしっかりとギャグとして練られています。なにげに奥付の住所を見てさらにビックリ!私の現住所から300mと離れていません。東京や大阪ならそんな偶然もあるだろうけど、ここは奈良県でげすよ?なんだか親近感が湧いてきました。

サークル「ローカスタ・シネンシス」のマリみて本「猫神様がみてる」も面白かった。このサークルは、隆山温泉旅館組合の青木基行さんがマリみて専用に立ち上げたユニットサークルであり、いつかそのうちGPM(ガンパレ)とのミックスもやるだろうと予想はしていましたが、本当に出てしまいました。両方の大ファンである私にとっては、ネタの夢の競演なんですけど、こうしてネタをミックスしてみると、いずれ劣らぬ強烈な個性を持つ両作品だけに、どこまで弾けていいのかまだ手探り状態でうまく混ざりきらなかったような印象を受けました。いや、その違和感がちゃんと笑いになっているあたりが、さすがは実力派作家陣を揃えるサークルだと言えます。続編希望!

サークル「田舎工房」の竹本泉パロディ本「いろいろなもの(上)」も面白かった。KanonとTo Heartキャラを、竹本泉タッチでのほほーんと描いていますが、これは竹本泉作品をすべて所有する大ファンの私には辛抱たまらん1冊です!なにしろ、すべてのネタの原典を瞬時に「○○の何巻目のこのあたり!」と言い当ててしまうくらいですから。タイトルには(上)となっているので続刊の予定はあるようですが、これは本来の田舎工房の路線とは違う突発本なので、続編はこの本の評判次第か?

さて、本の山に埋もれて幸せの余韻に今しばらく浸っていたいところだけど、コミケット準備会から冬コミの受付作業完了のハガキ(抽選の結果通知ではない)も届いた事だし、早めに作業を始めなければなりません。このしばしのイベント空白期間こそが、ゲスト様企画にはうってつけの時期なのですから…

 

 2003/10/05 (日)  「コミックレヴォリューション34」

池袋のサンシャインシティで開催された同人誌即売会「コミックレヴォリューション34」にサークル参加するため、土曜の夜行バスで東京へ向かう事に。交通機関はいつものように、大阪→東京間4800円の激安夜行バス「カジュアルツインクル号」。乗るたびに「もう懲り懲りだ!」と思うのに、この安さの魔力には連戦連敗してしまいます。さすがに、帰路まで夜行バスにすると翌日の本業に支障ありまくりなので新幹線を使いますけど…

で、毎度毎度文句の増えるカジュアルツインクル号ですが、今回は何の文句もありません。というより、記憶にございません。前日(金曜日)の朝起きて仕事に行って、帰って来て貫徹で原稿と印刷に追われて、かれこれ37時間起きっ放しでしたからね…椅子に座った瞬間に死んだように寝てしまいました。夏場は首周りが暑苦しくて何の役にも立たなかったテンピュールのトラベルピューロも、今回のように熟睡する時には大活躍!いわゆる「こっくり起き」を防止してくれます!(多少かさばるのが難点ですが…)

朝6時30分、渋滞も事故も運転手の飲酒運転もバスジャックもなく、予定通り新宿のバスセンターに到着して、いつものよう山手線で池袋駅に移動。いかにも同人者な人の流れに任せて歩いていくと、ちょうど1年ぶりのサンシャインシティに到着。Cレヴォには前回に引き続き2回目のサークル参加だが、前回は東京ビッグサイト開催だったので、池袋でのサークル参加はこれが初めて。当然、勝手もわからなくて早く着きすぎてしまった。サークル入場開始の8時まではまだ1時間もあるけど、近場のスタバの営業は7:30からだし、今から引き返してロッテリアやデニーズで時間を潰すには、1時間という待ち時間はなんとも中途半端である。むぅ、こんな時くらい営業時間を早めてがっちり稼いでやろうとか思わないのか?どうせ同じ近所迷惑なら乗っかった方がマシだと思うんだけどなぁ…

朝8時サークル入場が開始。左胸にサークル証のシールを貼り「中央の間(赤の間)」に入ると、スタッフと搬入作業中の印刷会社の人しかいないホールはやけに狭く感じられた。いつもは人込みを押し分けて進む無限にも思われた通路も、こんな距離しかなかったのか…サークル参加側の立場になると物の見え方はこうも違うものなんですね。そんな感慨に浸りながら、ひとりで設営開始。いつも手伝ってくれている相方のI氏は、今回は前ノリなしという日程上、事前にサークル証を郵送しておいて現地で合流しました。

I氏に買出しに行ってもらうリストを渡して最終調整。今回は前回のビッグサイトのように、サークル入場者が会場前に列を形成することは難しい。サークル証のシールには4つのホールでサークルの色分けがしてあるので、10時にホールの行き来ができなくなった後に他のホールにいると一目瞭然で不審だし、サークル名を明記するシステムになっているので、違反者が出た場合にはCレヴォのブラックリストに直行です!うむ、なんとも良く出来たシステムですな。

ホール間の行き来ができるうちに、同人誌レビューなどでお世話になっているサークル様への挨拶回りに出発。本日発行の無料配布本「GM研通信創刊準備号」にレビューを掲載させていただいたので進呈して回る事に。まずは、総武の間(黄の間)で、「美術部」のしづきみちるさんにご挨拶。待望の「君望」本のオフセット化!しづきさんが「君望」を始めるきっかけのひとつがGM研のレビューだったというから、レビュアーにとってこれほど嬉しい事はありません。1冊いただいてしまいましたが、無料配布本と引き換えなんて申し訳なかったのですが…さらに不躾ながらスケブをお願いしてみると快く引き受けてくださいました。「PEPPY ANGEL」さんはまだ桜月さんもGRANさんも来られてなかったけど、関係者らしき人に本を渡してくれるように言伝を頼んでおきました。

再び中央の間に戻って、「ゆ〜のす通信」のゆ〜のすさんにご挨拶。いつものように阪神帽と檜山のユニフォーム姿なので、100m先からでも判別できてしまいます。本をお渡しして、ついでにネタとして用意してきた「阪神選手コーヒー缶(檜山仕様)」byサンガリアを進呈。微妙にウケを取れて大満足なり。続いて、「はプロン団」のエニシング大神さんにご挨拶。今回の新刊、「トラまんが大王2」は修羅場と風邪が重なって落ちてしまい、しかも委託の「うたひめ」さんの新刊まで落ちてしまう非常事態でしたが、何の連絡も無くとらのあなから送られてきた在庫によって売り物無しという最悪の事態だけは回避できたもよう。まだ体調も本調子ではないようでしたが、冬に向けてしっかりと養生してリベンジを決めましょう!

最後に「メイド服着てたら実行委員会」に委託参加している「美月亭」の美月さんにご挨拶。といっても、前回の夏コミでは美月さんとは会えず終いだったので、まったく面識がないわけですけど…何度か遠目で様子を伺っていると、コピー本の製本の真っ最中の人がいたので、おそらくあれが美月さんなんだろうけど、こんな忙しい時に話しかけるのは無粋というもの。作業が終わった頃合を見計らって再訪してみると、そこには丘野先輩の姿だけが…うぐぅ、またスレ違いですか?…どうやら、同人の神は、何が何でも私を美月さんと合わせたくないらしい。丘野先輩の顔だけはなぜか知っているので、本を渡してもらえるようにお願いすることに。ふ、冬コミこそは、きっと必ず…

10時30分、ようやく一般入場が開始。池袋の開幕ラッシュを見るのはこれが初めてだが、あれはすごいね。外周大手を目指して走り抜ける大軍が通行した後には風が巻き起こる!もちろん、私のサークルは「通路」の方なので、開幕からしばらくは誰も寄り付くわけも無くまったりと過ごす事に。1時間ほどすると、ぽつぽつ大手詣出を終えた人が物色モードで歩き始めるようになり、ウチのサークルの本も手にとってもらえるようになる。表紙のエトナを見て「ディスガイア本」と勘違いした人もいたようだけど…無料配布本ということで、手に取ってくれた人の大半が持っていってくれました。むしろ、ちゃんと読んで品定めした人の方が持って行ってくれないケースが多かった。まぁ、分厚すぎる無料本ってのは鬱陶しがられるものですしね…100円でも払った方がスッキリするという価値観の人もいるだろうし(自分の「審美眼」への代価という考え方として)。

しばらくするとI氏が買出しから戻ってきたので、店番を交代して私が自分でチェックして回る分の買出しに出発。会場を超高速で歩き回って、いくつかの新規注目サークルのバックナンバーをゲットしたり、思わぬ新規発掘で衝動買いしたり…この日購入したのは合計82冊。金額はちょうど3万円でした。まだ本の整理は済んでいませんが、この中から思わずレビューを書きたくなる様な1本が出る…かもしれません。

その道すがら、「美術部」に寄ってスケブを回収。さっそく拝見…「ぐはっ!(鼻血)」ありがたや〜(拝む) スケブをお願いする時に「どの水月にします?1章、2章、エンディングとかありますけど」としづきさんに聞かれたので、「エンディングでお願いします」とリクエストしてましたが、まさかカラーで3パターンも表情を描いて下さるとは!家宝として大切に陳列&保存させていただきますよ!

長い買出しからスペースに帰ってみると、好調に本が捌けていて残り10冊に。今回は40部刷ってそのうち5部を進呈、実売35部だったから…そのうち半分も出れば上出来だと思っていたのに、その後もポツポツと捌けて、3時30分の撤収時には残り2冊というところまで行きました。他の強力ジャンルがあって通行人が多かったという配置の好条件があったとはいえ、これは確かな手ごたえと言えそうです。メロンブックスの営業さんも来られて、冬コミ発行のオフセット版を委託する方向で話を進めるようにしてもらったし、あとは印刷資金をどうやって確保するかという問題さえクリアできれば…って、一番大事なのはまず冬コミの当選できるかどうかだろう!でも、こればっかりは自分の抽選運を信じるしかないからなぁ…

少し早めに撤収して、I氏の案内で池袋の有名なラーメン屋「山頭火」で遅めの昼食を摂る。さすがにこの時間だと行列も無くすぐに座れた。おすすめで「しおらーめん」を頼んでみたが…ラーメンといえば普段カップラーメンしか食べない私にとっては、もうこれは感動的に美味い!ごまかしの効かないストレートなとんこつ塩スープはあっさりしていて、麺もこしがあって具も主張しすぎない。これは断然800円の価値があるというものだ。こりゃあ美味いラーメンを巡ってラーメン戦争が勃発するというのも分からないでもないなぁ…でも、こんなレベルを基準にしちゃったら、もうカップラーメンの味に戻れなくなってしまうような気がするが…

その後、秋葉原に寄ってメッセサンオーでしか売ってない同人誌を何冊か買ったけど、中古を探る気力もなかったので早々に東京駅から新幹線乗り込む。しかし、新幹線のビジネス切符が使えるのはひかり号だけ。でも、先日のダイヤ改正によってひかりの本数は激減。ひかりの自由席は乗車率150%を越えていてまったく座れません。何がアンビシャスジャパンだ!JRよ!これが現実だ!その憤慨も疲労でぐだぐだになってしまい不完全燃焼。日記もいつもの斬れ味がありませぬ。うーん。こんなんで明日使い物になるんかいな?

 

 2003/10/04 (土)  「修羅場生中継」

AM2:00
空腹とともに眠気が襲ってきたので、夜食として準備しておいたインスタントのカレーうどんで眠気を吹っ飛ばすことに成功。死得留先生もびっくりな過激な食事だが、効果は抜群!発刊作用で夜の冷え込みもへっちゃらサ!(なんだか、文章が既に壊れて始めている気がするのだが…)気が向いたら(逃避したくなったら)修羅場中継を更新していきます。

AM3:00
ようやくページ割りが完成。予定の28Pを越える34Pになってしまいました。…これ、ホントに無料本なんだよね?こんなにブ厚い無料本は、かえって鬱陶しがられるだけなんだけどなぁ…(本編は128Pの予定だけど、どこまで増えることやら(怖))

AM4:00
ずっとパソコンとにらめっこしていても作業がはかどらないので、いったん全ページを印刷してみて、赤ペンで誤植のチェック(校正)作業に取り掛かることに。そろそろ腰が痛くなってきたなぁ…この峠を越えれば徹夜ハイモードに入れるはずなんだが…それまで体が持つかどうか心配だ。

AM5:00
貫徹明けの夜明けです…ふふっ、いつ以来かな、この景色を見るのは…体はクタクタだけど気は昂ぶるばかり。これぞ創作の醍醐味というやつでしょうか?

AM6:00
表紙と裏表紙の印刷を開始。表紙と裏表紙だけは黄色の厚紙を使うので、ますます無料本とは思えない仕様になってしまいますが…黄色地に黒文字なので、図らずも阪神優勝使用に(苦笑)厚紙の在庫の関係上、総部数は40部に決定。(そのうち5冊は挨拶回り用なので、実売向けは35部ということになります)

AM7:00
本文の印刷開始!唸れ!brother製HL-1650!今回はEPS形式ファイルの印刷なので、完全手動手差し印刷になるので、おそろしく時間が掛かりそうだけど…昼くらいまでかかるだろうなぁ…KIDのイベントはこれで100%無理ですな。まぁ、こんな憔悴しきった顔でイベントなんぞに行ったら、周囲が引いてしまうかもしれないけど…

AM8:00
「トナーが切れました交換してください」あ、あんですとぉぉぉ!しかし、私の辞書にはぬかりの二文字はない(元ネタ:「毒田モロ夫のリッチな生活」より)。買い置きしておいたレーザープリンタ用のトナーに素早く換装。1本いっとく?でも、これ1本10,800円もするんでよなぁ…ホントに無料本でいいのか、自分!

AM9:00
「ドラムカートリッジが残り僅かです」あ、あ、あんですとぉぉぉ!これはかなり心臓に悪いメッセージです。トナーならまだ1万円で済むが、ドラムの換装となると1個2万円!どこの世界に、3万円かけて無料本を作るお馬鹿さんがいるというのか?いや、いる!(反語) 後生だから、最後までもってくれ〜(血涙)

AM11:00
ようやくすべての印刷作業が終了〜 あとは順番に並べてホッチキスで止めるだけ…って、34Pの本を4作るわけだから一言で済むような作業ではないんだけど…それが終わったら買出しリストを作成して旅支度をして…今寝てしまうと夜行バスで絶対に眠れなくなるので、最後の気力を振り絞って9時まで起きていることにします。

これにて修羅場中継は終了します。この日記を読んでる人でCレヴォに行くという人がいらっしゃれば、是非GM研のスペース()までお立ち寄りくださいますよう、よろしくお願いいたします。多分、眠そうにしてると思いますが、機嫌が悪いというわけではないので、ご容赦くださいませ。

ではでは。

 

 2003/10/03 (金)  「はわわわ」

はわわわっ!

レヴォに向けて最後の貫徹に突入しましたが、どうにも時間が足りません。明日、日本橋で行われるKIDのイベントには参加できないかも…くぅ、無念…いや、しかし、少しでも良い本を作ることこそが最優先事項なのだから致し方ありまい。

今夜は朝まで生原稿!打つべし!打つべし!

 

 2003/10/02 (木)  「読売の懲りない面々」

ニュースステーションのスポーツコーナーにゲスト出演していた王監督の口から、名言が飛び出しました。久米宏が「巨人の監督にという声もあるようですが」と振ると、王監督は「今はダイエーで非常に楽しくやらせてもらっていますから。巨人だとそうはいかないでしょ?」と、暗にナベツネ体制を牽制していました。胸のすく思いです。

「たかじん1MAN」の中でも、「シュワちゃんって誰?」と言うくらい世間に疎い大槻教授でさえも、「ナベツネさんがやってることはただの老害だよ」と冷静に分析していましたが…それでもどうにも止まらない読売の野望。今度は近鉄のローズ獲りの噂が浮上しました。そんなことだから、鳥谷にはドラフトで逃げられるわ、広陵の西村を指名する方針だったのに、急転して社会人を逆指名する動きを見せたり…

監督が変わってもフロントが変わらなければ何も変わりはしない。今年の阪神のように支配下選手の3分の1を入れ替えるくらいの改革と、現場の声をちゃんと聞けるフロント陣と、人事権を持つ全権監督。そのすべてが揃わないと激戦区のセリーグを制することは難しいだろう。このオフシーズンで、どこまで思い切った粛清を実行できるかどうか、敵だからこそじっくりとその動向を見守っていくとしよう。

 

 2003/10/01 (水)  「アクセス統計委員会(29)」

 1位 −( 1) 5569 (+406) 「魁!クロマティ高校」
 2位 −( 2) 5293 (+246) 「ファイナルファンタジー10」
 3位 ↑( 4) 5242 (+688) 「鳥の詩」
 4位 ↓( 3) 5212 (+317) 「Ever17」
 5位 −( 5) 4725 (+366) 「遠い約束」
 6位 −( 6) 3547 (+323) 「素敵だね」
 7位 −( 7) 3169 (+151) 「最終兵器彼女」
 8位 −( 8) 2983 (+587) 「ファイアーエムブレム烈火の剣」
 9位 ↑(11) 2660 (+335) 「MONSTER」
10位 ↓( 9) 2603 (+261) 「ファイアーエムブレム封印の剣」
11位 ↑(12) 2544 (+331) 「御旗のもとに」
12位 ↓(10) 2530 (+189) 「少女ネム」
13位 ↑(14) 2338 (+329) 「課長バカ一代」
14位 ↑(15) 2293 (+304) 「月姫」
15位 ↓(13) 2263 (+166) 「AIR」
16位 ↑(18) 2030 (+232) 「君が望む永遠」
17位 ↓(16) 1969 (+131) 「かまいたちの夜2」
18位 ↓(17) 1928 (+111) 「実況パワフルプロ野球9」
19位 −(19) 1783 (+168) 「ガンパレードマーチ」
20位 −(20) 1723 (+169) 「メタルギアソリッド2」

「FE封印の剣」の急伸も一段落してベスト20は小康状態に。単行本7巻も出たしアニメ放送開始目前なのに、意外とおとなしいままの「クロ高」や、これまたアニメ化目前の「月姫」「君が望む永遠」も意外と伸びていない…やっぱり、放送局や時間帯が悪すぎるとマニアしか見ないから、作品の知名度アップには効果が薄いのかも。来月あたりには「サカつく3」がランクインしてくるだろうし、アニメ放送開始でどれだけホントに効果があるのか、調べててみるのも一興かと。

68位↑(111) 640(+339) 「プリンセスホリデー」
83位↑( 92) 521(+124) 「がんばれ美月さん」
95位↑(133) 447(+202) 「悪代官2」

DC版の初回本数が7,000前後に止まったこともあり、レビューを書いた当初は非常に出足が鈍かった「プリンセスホリデー」ですが、ここに来て突然倍増しました!アクセス解析によると、Yahooサーチで上位15番目にヒットしているのと、キャラクター選評があるためキーワードに引っ掛かりやすいという要因があるようです。キャラ選評を書くと通常の3倍以上時間が掛かりますが、こうして苦労が報われることもあると思えば頑張れそうです。

GM研が勝手に応援している、「がんばれ美月さん」も500ヒットを突破しました。連載一周年で最終回を迎えた時にはどうなることかとハラハラしましたが、そのまま何事も無かったように「もっとがんばれ美月さん」に連載が引き継がれたので、ほっと胸を撫で下ろしました。検索キーワードには特に目立った傾向はないけど、意外と多いのがGM研の「同人誌レビュー」コーナーからのアクセスで、122件に上ります。これは「同人誌のレビューを読もうとして読んでくれている人」の数であり、GM研の同人誌レビューがある程度の信頼性を獲得している証明であり、また、高確率で作品の普及に貢献することができている証明でもあります。支援者のひとりとして本当に嬉しい限りです。

ほぼ倍増と数字を伸ばした「悪代官2」ですが、特別にどこからリンクを貼られたわけでもなく、検索キーワード経由でのアクセスがほぼ半数を占めています。その中でも一番多く使われていたキーワードが「くの一」でした。そういえば、「悪代官1」の時も、妙に「くの一 網タイツ」というキーワードが多かったような…くの一大人気?

新着のレビューについては、マンガレビュー強化月間のものばかりで動きも鈍かったので、データ分析は割愛します。採り上げた作品自体が相当マイナーだったし、GM研のマンガレビューにはまだそれほどのステータスがあるわけでもないですからね(私自身、まだ方向性を掴みきれていない部分がありますし)。

今後は、12月末のレビュー総集編「GM研通信創刊号」のオフセット印刷版の発行に向けて、掲載レビュー77本の全リテイク作業に着手しなければならないため、レギュラーレビューの本数はあまりこなせないかもしれません。特に、取材に莫大な時間を必要とするゲームレビューは…厳しいかも。「テイルズ オブ シンフォニア」は7割方攻略できているし、「ロケットの夏」はアレでナニな事情により話題を押さえておかなければならないので、そのうちレビューも書けると思いますが…

(次回の集計は、11月1日の予定です)