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 2003/06/30 (月)  「サカつく日誌(7)」

6年目

1月
メインスポンサーが「ファーストエアトラベル(22億7200万円)」に変更され、ロンドンFC(アーセナル)が留学先に追加。さらに、カノウ銀行がサブスポンサーになってロッテルダムFC(フェイエノールト)が追加。今作ではスポンサーは金銭面での旨味は少なく、むしろ留学先の追加や建設費の割引などの特典の方が重要になっている。

新人獲得では、スカウトしてきたGプレイヤーの盛岡匠、ドラフトで竹葉広伸(武田宏修)を獲得。さらに、昨年末に獲得に成功したアルゼンチンのGプレイヤー:エンリカ(Lエンリケ)がチームに合流。着々と戦力補強は進んでいるが、選手枠25人が常にパンパン状態。ユースで師匠をつけて3年間じっくり育ててきた井畠(井原)を昇格させようにも、誰か自由契約にしなければ…(悩

2年間のネット留学(成龍FC)に出ていた名波が帰国。能力を見てみると…な、なんじゃこりゃぁぁぁ!戦術理解度以外のすべての能力が爆裂急上昇!まさに人間離れした修行の成果をみせてくれた。この成果に味を占めて、サムソン吉田をネットに、川内(川口)をパラグアイに、竹葉(武田)をオランダに、林谷章一(柱谷)をネットにと、一斉に留学に出すことに。彼らが帰国する2年後にこそ、悲願のビクトリーズカップを制覇して世界一のクラブにすべく、クラブ強化をしていくとしよう。

3月
5年目のJ1が開幕。今期からは真面目にゲームプランを作成してみたのだが、これが大当たり!目に見えて勝率が上がり、ほとんどリセットすることもなく1stステージを制覇できました。作成したゲームプランは、60分までに1点以上リードされていたらオフェンシブに布陣を変更して前線を入れ替える。70分以降に1点以上リードしていたらデフェンシブに布陣を変更して守備的なDFを投入する。という単純なものだが、その効果は絶大です。ただし、固定メンバーで戦わないと選手の入れ替えロジックが正しく働かないのだが…

4月
地域振興で「バレーボールクラブの設立」を提案された。その値段なんと50億!なぜバレーボール?なぜ50億もするのか?資金100億円を突破して、今度こそオルテガを!と意気込んでいた矢先に、この出費は痛すぎる…(わざと金が貯まらないようなロジックが組まれているのか?)

6月
世界スポーツ大会(オリンピック)出場を果たした、盆野監督率いるU23日本代表だが、オランダにボコボコにされる。あまりにも実力差がありすぎて何度リセットしても引き分けさえ難しい。これが世界との力の差か…この2年間、シーンオフを代表監督業に追われてクラブ強化に使えなかったが、もう少しJリーグのレベルが上がってから監督を引き受けた方が良かったかなぁ…(もし大会後にフル代表の監督就任を要請されても、断るべきか?)

 

 2003/06/29 (日)  「コミックコミュニケーション5」

インテックス大阪で開催された、関西最大の非法人主催男性向けオールジャンル即売会「コミックコミュニケーション」(通称:コミコミ)に一般参加してきました。コミコミといえば、第2回の「一般入場完了が1時半すぎまでかかった」という混雑振りから「混み混み」と揶揄されることもあったのですが、第3回から会場をグランキューブからインテックスに移した事でスペース倍増&混雑解消!しかし、初めて年2回開催となった第4回では再びグランキューブに戻ってしまいスペース半減。しかも、大手サークルも「公平に」抽選してしまたっため、看板サークルが激減して一般参加者も激減してしまいました。第5回で再びインテックスに戻ると決めたものの、果たして、離れていったサークルや参加者がどれだけ戻ってきてくれるのか…が焦点と言えるでしょう。

朝8時に現地入り。コミコミには徹夜組だけではなく早朝来場組に対してもペナルティが存在する。もうこれは一般参加者の間の常識である。そのデットラインは明記されていないものの、第3回第4回ともに朝8時だった。さらに今回はカタログの注意書き漫画で「来場は朝8時以降にしてください」と明記されていた。私が会場前に到着すると、どうも様子が変だ。すでに8時を過ぎているのに、なかなか列の最後尾につこうとしないで、遠巻きに列を見守る一般参加者が多量にいた。どうやら、列単位のペナルティ切り分けを警戒しているようだ。現に、前回は8時を過ぎてから並んだのに列単位の区切りによって明暗を分けることになったから…駆け引きを打ちたくなるもの無理からぬことだ。

だが、コミコミ準備会はそんな駆け引きを全て無に帰すペナルティを発動。二次誘導で作った列をバッサリと列単位でペナルティを課してきた。だが、これは8時半くらいまでの来場者まで含めたものになってしまい、カタログの注意書きを守ってやって来た正直者も巻き込まれることになってしまった。時間で言えば10分かそこいらのロスでしかないし、争奪戦が起こるような超大手がいるわけでもなかったのでさしたる混乱はなかったようだが、この決定は今後の来場時間の指針に対して更なる不信感と混乱を招くことになるだろう。8時になっても9時になっても列に並ぼうとせず遠巻きにたむろして一般通行の妨げになれば…それこそイベントの存続を左右する問題へと直結してしまう。ルールを守れというならその前にまず基準を明確にするべきだろう!

開場から10分後、ようやく入場。一目散に本日唯一の大手「Cork Board」へ。だが、「新刊なし。既刊のみで「どれか1冊」」というトンデモナイ設定に愕然。私は同人転がしなんてしないから1限でも全然OKなんだけど、金を積んでもなかなか手に入らない貴重な折本などから1冊を選べというのは酷な話であり…しかし、炎天下の中ここで何周もする気力も体力もないし、そのために多数のサークル本の機会を喪失するわけにもいかないため、泣く泣く1冊買って離脱することに。(実際のところ、私は久弥さんの熱烈なファンというわけでもないし)

一般戦列に復帰して、行きつけのサークルを攻略していく。イベント規模はサークル1000(無抽選)x2&eq;2000人+一般約5000で7000人前後といったところか。同じインテックスだった第3回の熱気にはチト及ばないような気がするが、あの時は大雨だったけど、今回は快晴の猛暑。オタさんのじっとりした汗が肌に密着するわ、強烈な匂いがするわで…人込みはさほとでもなかったけど非常に疲れました。それに、今回は物欲パワーが湧いてこなくて情報収集をサボりすぎてしまったため、「星狩座」のコピー本といい、「ぐりーんぺっぱー」のコピー本といい…貴重な本との出会いの機会を逃してしまったのが悔やまれる。それに、先の関西コミティアで御一緒した二木氏がコミコミ遠征に来ている事さえ知らなかった。ああ、なんてこったい…

委託で名の通っているサークルさんはサンクリから2週間しかたっていないため、ほとんどがコピー本でした。私のようなファンにとってはその方が嬉しいのですが…今日の収穫は34冊。そのうち半数の17冊がコピー本だったので、単価的には総額で5000円程度ですんでしまいました。1000サークルの全チェックをした割には驚くような新規発掘もなかったし…数は少ないながらも面白かったサークルを紹介しておきましょう。

「JO-HTB」
1コインコピー本+マリみてノート(1円でも100円でも、読者が値段をつけてくれという剛毅な設定。私は100円投入しました)

「90分15,000円」
ヨネザワヨシヒロによろしく+Newsweek有明版(Cレヴォ新刊ですが、あまりにも内容が危険すぎるためショップ委託には出されていません。というか無理です。国際問題に発展しかねません。でも、だからこそ面白い!この本がどうしても読みたい方は、足しげく即売会に通って直接お求め下さい)

「minamo(minoriのこと)」
大変紛らわしい屋号でひっそりと出店していたminoriですが、冷やかしついでに覗いてみたら、マグカップのデザイン(タイガース風味)が気に入ってしまったので購入することに。すると、一つ前の人がマグカップの箱にキャラ絵のリクエストをしていたので、私もお願いしてみる事に。私は絵描きさんの顔までは知らないけど、多分あれは結城辰也氏ではなかろうか?私はminoriのテキスト演出が死ぬほど嫌いだが、デザイン面ではキャラクターもムービーも音楽も高く評価しているんですよ(だからなお一層勿体無いと思ってしまうのだが…)。リクエストは「ツインテールじゃないみなもちゃん」。三度の飯よりツインテールが大好きな(?)結城さんにとって、この注文は酷だったか?でも、即興の一発描きで得意でもないデザインをスラスラ描けてしまいのは、曲がりなりにも同じ絵描きとして「やっぱりプロは違うなぁ…」と感心してしまいました。でも、自分で創ったキャラクターなのに、どのキャラをリクエストされても「どんなだったけ?」と真剣に頭をひねるのはどうかと思いますよ?

 

 2003/06/28 (土)  「日本橋中古紀行」

ソフマップで予約していた「ヴォオラートのアトリエ(限定版)」と「Nver 7(PS2版)」を購入。「ヴィオ」はガストショップで通常版を買ったと木曜の日記に書いたけど、ソフマップでの予約の方が先だったし書き下ろしのテレカもポスターもつく。だが、ガストショップのサントラCDと人参マグカップの魅力も捨て難い…そこで、この際両方買ってしまう事にしました。まったく、充実しすぎた予約特典というものも罪作りなものですね…(トゥルラーにとっては夢のまた夢のお話ですが…)

しかし、さすがにいくら信者とは言え、この夏のゲームラッシュ(約11本)の中で2本買いを許容するのはいただけない。そこで、ガストショップで買った未開封の通常版を売り飛ばすことにした。ゲームを中古屋に売るなんていつ以来だろう?私は基本的にゲームは新品で買うし、滅多な事がないと中古に売ったりもしない。別に「中古がゲーム市場に悪影響を与えている」などというACCSやARTSのような御大層なものではなく、ただ単に、予約特典に目がなくて、ゲームの時間が取れなくて新品でさえ次々と積みゲーになっている状態なので、これ以上中古でゲームを増やしてどうする?という、実に単純明快な理由によるものです。

さて、みなさんは日本橋や秋葉原と聞いて「ゲームが安い」というイメージがあるかもしれませんが、それはちょっと違います。安い事は安いのですが、驚くような安さではありません。むしろ、ギャルゲーなどのオタク層にクリーンヒットするようなゲームにおいては、価格の逆転現象も起きているし、sofmap.comのようなネット通販が当たり前になったこのご時世では、販売価格面での「聖地」のアドバンテージはほとんどありません。地方と聖地で決定的に違うのは、「予約特典の過剰な豪華さ」と、「買い取り価格の高さ」なのです。(詳しくは、そのうち週刊GM研のコラムで)

私の予想では、「ヴィオ」の通常版買取価格は4200円前後だろうと踏んでいました。6月26日に発売されたばかりで定価は6800円。新品を値引きして売っているお店でも5800円前後で推移している。本来なら4600円くらいがついてもおかしくないが、「ヴォオ」の場合限定版の存在があるため、通常版がワンランク低いものとして扱われてしまうのだ。その予想通り、ビックタイガーでは会員サービス込みで4200円、PLUSでは4200円+未開封200円で4400円。そんな中、一番の高値をつけたのは意外にもソフマップだった。基本買取額は4200円と平凡だが、ここにCLUB-S会員限定のチケットサービスで送られてきた「買取5%アップ券」を使用して4410円に!さらに、これを現金ではなくプールポイント(ソフマップでの買い物に使えるポイント)にしてもらうと、18%アップして5204円に!!

しかし、ソフマップの買い取り価格は変動が激しいため、発売直後でも安く買い叩かれることもあるし、オプションサービスを駆使しないと他店へのアドバンテージといえるほどの効果はない。プールポイントにしてもらっても、ソフマップで買い物をし続けなくてはならないので、結果的にソフマップの丸儲けという構図になってしまうわけであり…(現に、私は昨年度ソフマップで「ゲームソフトだけで」20万円以上買ってくれた上得意様ということになっている。まぁ、4年で20枚目に突入したアニメイトカード(6万円満期)の方がもっと凄まじいんだけど)

…書いていて、我ながら豪快な散財ぶりに呆れると共に、もう少し食べるものを食べて命を惜しむべきだと痛感。

 

 2003/06/27 (金)  「ななか6/17レビュー」

http://www.gmken.com/review/nanaka617.html

約5ヶ月ぶりの漫画レビューとなった「ななか6/17」。つい先日、完結巻となる単行本の第12巻が発行され、週刊GM研のミニレビューでも取り上げたわけですが、そのミニレビューを拡張する形で正式レビューを書く事なりました。いつものゲームレビューの愛憎たっぷりのスタイルとは少々勝手が違って、真面目に作品を考察している「レビューらしいレビュー」になっていると思います。

ストーリーものの漫画レビューは基本的に完結しないと作品の評価が出来ないので、題材として取り挙げるタイミングが非常に難しいんですよ。完結後にも「最終兵器彼女」のように、後からアニメ化やゲーム化されて話題性が維持される例もありますが…「ななか」の場合、アニメのDVDも出た後なので、これからどれほどの需要があるのか定かではない。

レビューの方には書かなかったけど、この作品で一番好きなキャラクターはダントツで「雨宮ゆり子」、次点で「嵐山五月」といったところ。君望形式で雨宮さんが不幸な役回りを演じなければならないのか、最後まで冷や冷やさせられたけど、誰もが幸せになれるハッピーエンドを用意してくれたことを、作者の八神健氏に感謝したい。

 

 2003/06/26 (木)  「プロモーションの在り方」

http://www.gust.co.jp/

ガスト(といってもファミレスではなくゲーム会社)直営のネット通販「ガストショップ」に予約しておいた、「ヴィオラートのアトリエ・パーフェクトコンボ」が到着。その内容は、ゲームの通常版+ガストショップ限定サントラCD+主題歌シングルCD+限定にんじんマグカップ。ここにさらに別口でソフマップに限定版を予約してあるという、なんとも剛毅な信者ぶりを発揮してしまいました。ガストは、私がプロフィールにも「好きなゲーム会社」として挙げている数少ない会社ですが、この会社の偉いところは、とにかくユーザーを大切にしていることです。年1本ペースで確実に「アトリエ」シリーズの新作を発売し、メールマガジンもマメに配信し、予約だけで惜しげもなく非売品CD(アルバムサイズ)を配ったり、直営のネット通販でしか手に入らないグッズを製作し、通販の最繁期には吉池プロデューサーをはじめ社員総出で梱包作業…今回の「ヴィオ」の予約特典については、ファミ通とタイアップ記事で案を募集して「3つのうちのどれか」という記事の趣旨だったのに「いっそのこと全部つけちゃおう」という太っ腹ぶり…ここまでやられてしまって、その心意気に応えないようでは漢が廃る!というものです。

http://www.gae.co.jp/

そして、「悪代官」でお馴染み(?)のグローバル・A・エンタテイメントも粋な計らいで、ユーザーを大切にしている会社です。前作のアンケートハガキを送った人に対して、「抽選で「山吹色のお菓子」または「悪代官扇子」が当たる」という、悪代官2予約キャンペーンの告知を郵送してくれました(もちろん、私はさっそく予約しました)。TVCMとか雑誌広告とか多額の金を使わなくても、知恵と細かい気遣いがあればユーザーは確実に支持してくれる、プロモーションとはかくあるべし!

それにひきかえ、我らが親方eb!のTLSSといえば…賞品総額だけは一丁前だけどノベリティがまったく感じられないバブリーな予約特典…(しかも応募制)。大量に余っているプレキャラクターCDとか、静止画の段階で不安がいっぱいのOVAとか…とりあえず他社と組んでギャルゲープロモーションのハード(文法)だけは整えてみたけど、指揮官がアレではどうにもらならない…ってことですな。他社のふんどしで相撲を取っているので、ゲームが売れようが売れまいが、eb!が発売後も継続的なフォローをしてくれるとは思えない。オグユウのラジオがファンサービス?ふ・ざ・け・る・な!(オグユウもいまひとつブレイクしきれていないので、(内容はともかく)レギュラーのラジオを降板するのは事務所サイドとしては望んでいないんだろうけど。あれ?この番組って誰のために放送してるんだったけ?)

気がつけば、TLSSまで1ヶ月を切ってるじゃあーりまんせんか。盛り上がらないねぇ…呆れて怒りさえ湧いてこなっす…

 

 2003/06/25 (水)  「サカつく日誌(6)」

5年目(J1)

奈良市の人口が100万人を突破。あ、ありえねぇ〜〜〜!

新人獲得で獲得したFW:林谷章一(柱谷幸一)が初めての選手名鑑入りを果たす。今回の選手名鑑は往年の名選手が対象なので、現役で能力が高いからといっても載るとは限らないし、名鑑を基準にしていると思わぬ名選手をスルーしてしまう危険もある。

U23日本代表が挑むユースチャレンジトーナメントで優勝! 2月にはU23日本代表のアジアトーナメントにも優勝! 7月にはワールドスポーツカップ(要するにオリンピック)のアジア予選では、本村和也(木村和司)のフリーキックが面白いように決まり、余裕の予選突破! 続々と若返りを果たした現役日本代表と往年の名選手で構成された「盆野ジャパン」の強さは本物だ!代表監督の職権を乱用して、全チームの選手の能力詳細も把握できたし、資金に物をいわせてヘッドハントの嵐が吹き荒れる?

8月
クラブ創立以来のメンバーのMF:諸岡が引退を打診してきた。すっかりスタメンを離れていずれ選手枠の限界によって自由契約になるところだったので、二つ返事で引退を承諾したが、引退選手は年末まで居座ることになっているのが困り者だ。一人くらいは最後の花道を盛大に送り出してみたいんだけどなぁ…

南米に特殊な人脈を持つスカウトのドンペリーノがとんでもない選手をリストアップしてきました。ファンタスティックプレイヤーのMF「サムソン吉田」(19)である。移籍金11億9700万円、3年1.8億円という意外な安価で見事契約成功!世界ナンバーワンクラブへの布石も着々と進行中。でも、それでも勝てなくなっていく一方のJリーグのやけくそなレベルの高さに閉口してしまうのだが…

 

 2003/06/24 (火)  「ゆめりあ」

今更ながら、ナムコが春先に発売した3D恋愛アドベンチャーバルトゲーム「ゆめりあ」について。「動き萌え」という新ジャンルを開拓した意欲作だとは前々から聞いていたし、ネット知人の幾人かからその感想も仕入れていたのですが…なにぶん、まともにゲームをやる時間が取れない現状では、なかなか触手が伸びなかったわけで…

http://www.yumeria.com/

一時話題になっていた、ゆめりあのPCベンチマーク(ダウンロード負荷のためサーバーが落ちてしまい、ずっと配布停止状態だった)のダウンロードが再開されていたので、ダウンロードして試してみました。1280x960の綺麗の設定で、スコアは4263。相変わらず無意味にハイパワーなマシンですな。FFベンチでも5000オーバーだったし…(でも、やってることはネットもテキスト編集だけだったりするのだが)

で、ベンチのバックに流れていたリアルタイムポリゴンムービーとデモ映像の感想ですが…これ、ホントに大丈夫なのか?「もね」がスクール水着(もちろん旧型)のお尻のラインを直す仕草とか、お姉さんキャラ(名前は知らない)に膝枕されている時の「危ない水着」のアングルとか…いろんな意味で危険です。製作者の異常なまでの執念を感じてしまいました。

うーむ、これ一応押さえておかないといかんのかなぁ…

 

 2003/06/23 (月)  「TLD進捗報告(17)」

トップページでTLDの下校会話シーンのサンプル画像2を公開しました。前のバージョンからの変更点としては、左上にドキドキ度ゲージがついたことと、コマンドメニューのフォントサイズを変更したことと、女の子の立ち位置をセンターから右寄りになるようにした、この3点です。

「ドキドキ度ゲージ」については、これは「同じ位置に度数の変化したゲージ画像を上書きする」という、ものすごいローテクで実現しました。限られた機能を創意工夫で「それっぽく」見せるのがプログラマの意地というやつです(時間さえ許せば、システムを丸ごと作ってしまいたいところだが…)。

コマンドメニューのフォントサイズを変更したのは、画面全体のバランスを取るためです。よく見てみると、選択反転させている「先生の話題」の後ろに★マークがついていますが、これは日記キーワードとのリンクへの派生を示しています。ただ単に会話を盛り上げるだけでなく、キーワードリンクを使って本人からの証言を得て事実関係の裏を取る必要もあります。

「女の子の立ち位置をセンターから右寄りにした」のは、主人公が半歩前から見たアングルだからその方が自然だし、コマンドメニューと被ってしまうのは避けたかったし…あとは、現在位置を示すゲージをどこに配置するのか、という問題が残っていますが、できるだけシンプルで機能性のみを追及したデザインにしたいですね。何が必要で何が必要ではないのか、その辺もTLDが目指すものでもあるのですから…

 

 2003/06/22 (日)  「サカつく日誌(5)」

4年目(J1)

オフシーズン
新人選手獲得では、新人探索で関口圭一郎(GK)、宮川ピエール(DF)、工藤京介(MF)を優先獲得。そして、一般交渉枠では、北山剛(北澤豪)に猛烈アタックをかけるが、契約金3億円を積んでも獲得する事ができなかった。J最強・常勝無敗のクラブに何が足りないというのだろう… また、新監督に世界最高ランクの指導力を持つエトワン氏を招聘してコーチ陣も総替え。総額10億円近いビック契約となったが、それに見合うだけの成果が出るかどうか…

1月
日本橋で買って来た10mのLANケーブルをPS2に接続して、サカつく3のネット機能の活用に初挑戦!ウチはYahoo!BBなので、安価で手に入るルータ機能付きのスイッチングハブが使えないのだが、「接続毎にモデムを差し替える」という原始的な手段で代用することに。サカつく3のネット機能はあくまでオプションなので、常時接続する必要はないしサービス料金も必要ない。ネットワークの設定も死ぬほど簡単でした(SEが本職の私にとっては)。さっそく、ネット留学先の香港「成龍FC」に、名波浩(21)を2年間のネット留学へと送り出す。成龍FCは「カンフーを取り入れた練習で人間離れした個人技を習得」とのコメント。さて、どの程度の効果があるのか、2年後が楽しみだ。

4月
クラブ創設当時から不動の正GKの座に君臨してきた中之島が、選手間の相性問題で不満が爆発して退団してしまった。後継者として若くて才能のある成川への世代交代をすでに進めていたので、致命的な戦力ダウンは避けることができた。

9月
U23日本代表監督に就任

10月
昨年、資金不足で獲得を断念した、アルゼンチンのオルテガに再びスタウトを派遣。19億6800万円のオファーをスカウトが弾き出すが、見事に玉砕…嗚呼、スター獲得への道はまだまだ遠いのか… 秘書が誕生日プレゼントをねだってきた。シリーズ恒例の事とはいえ、2億円のプレゼントっていったい…(当然拒否) 今年もアジアグレートカップを制覇してヴィクトリーカップの出場権を手にしたが、ドルトムントFCに0−4で完敗。リバプールFCには0−6で完敗。だが、モンテビオFCに3−0で遂に念願の初勝利をゲット!予選敗退したものの、世界との距離は確実に近くなってきている。

11月
2ndステージも優勝し、初の両ステージ優勝J完全制覇を達成。U23代表監督ではクローヴィズカップで2連勝して優勝。選手選抜がめんどくさくてリセット技も一苦労。選手個々の能力はそれなりに高いが、自分のクラブの選手以外は連携が全然ないので、苦戦は必死。代表練習の時間も限られている。今回は同じメンバーを招集するだけでも連携が上がりやすいみたいだけど…

12月
年末のフットボールアワードで、モルドクがJリーグMVPに、西之雪夫がアジア最優秀選手に、そしてモルドクがさらに世界最優秀選手に輝きました!我がチームから世界ベストイレブンに5人も選出されていたけど、その基準がどうもよく分からないのだが…

 

 2003/06/21 (土)  「日本橋の奇妙な冒険」

暑い夏、欲しいのはエアコンですね。

…というのはシャープのCMですが、今年も我が家はエアコン無しで夏を乗り切る覚悟を決めました。ボーナスも出たことだし、エアコンを買うくらい本来ならば何の問題もないのですが…独身の勤め人ゆえ、買っても工事日が1週間後の週末になってしまうので、物欲がうまく昇華されないのがネックになってしまい、売り場まで行っても衝動買いに走れないのです。それに、カタログスペックを吟味する暇も与えず擦り寄ってくる販売員がうざったい…値引き交渉なんてしなくていいから、じっくり選ばせろや!見た目は、ソフマップの袋からポスターが飛び出していてリュック姿のオタクの正装(?)でも、27歳目前なのに中学生に間違われたりもする童顔だけど、こちとら堅気の社会人!買う時は買うんじゃぁぁぁ〜!!

とらのあな難波店で、サークル「美月亭」の「がんばれ美月さん(1)」を入手。GM研の同人誌レビューでも採り上げた作品でしたが、実は私がこの作品に出会ったのは2巻からであって、1巻は入手できていなかったんですよ。何しろ、委託販売していなかったし発行部数も110部だったので…再販は次の夏コミとアナウンスされていたのですが、作品のヒットによって、思いがけない早期でのバックナンバー大増刷が実現したのです(作家の経済状況を考慮して(金欠は何度も絵日記のネタになっていたから)買い切り形式での発注を行うなど、同人ショップ側の注目度の高さが伺えます)。ついでに、GM研44,444ヒット記念プレゼント(の1つ)「GM研推薦図書詰め合わせ」として、1〜3巻をもう1セット購入。えらい勢いで売れていて、3巻はすでに売り切れているお店も出てきているので、買い逃しor新規購入を検討していた方はこの機会をお見逃しなく、是非お早めに最寄の同人ショップで手にとって見てください。

で、改めて1巻を読んでみると、予想通りものすごいスピードでネタも画力も進化していました。おそらく、即売会場で偶然この1巻だけを見ても、目に止まらずにスルーしてしまう人も多いかもしれない。でも、「美月さん」は現在進行形のWEBコミックであり、絵日記が本になる頃には連載はもっと先まで進んでいます。どんどん面白くなっていく「現在」に至るまでの経過を知りたくなるのがファンの心理というものです(売れた漫画家の初期作品集みたいなものです)。基本的に同人誌というものは作品でもネタでもなく「作者」にファンがつくものだから、何よりも大切なのは活動を粘り強く継続していくことと、間口としての幅を広げていくことだと思います。体当たりで積極的に同人界に飛び込んでいく美月さんの活動が正当に評価されるというのは、すごく大事な事だし幸運な事例だと思います。

同時に、サンクリ新刊(美月亭は落選してしまったので委託新刊ですけど)「薔薇様達の奇妙な冒険(通称:ジョジョみて)」も購入。「同じ作者が描いた本とは思えない」と誰からも言われてしまう濃い内容ですが、本編(?)の「美月さん」でもジョジョネタが効果的に使われていたので、私としてはそれほど違和感はありませんでした。ただし、私は「同人誌としてのマリみて」しか知らないので、このネタがどこまで原作を飛躍させたものなのか判断できないのですが…すでに断片的な情報を多く仕入れすぎてしまったので、いまさら本家「マリみて」の世界に飛び込むのはなかなか度胸の要ることです。もし、その原作が自分に合わないならそれでいい。それは単体の問題でしかないから…でも、「マリみて」の場合は、私が敬愛する多くの同人誌作家様がこの作品に共感して描いた「マリみて」本を同時に否定することになってしまいかねないから…

自分自身がレビュアーとしてこれまで活動してきたのに、いざ自分が作品を紹介される側に回ると、作品紹介の在り方について当惑してしまうものですね…う〜ん、拙者もまだまだ未熟者でござるな。

 

 2003/06/20 (金)  「TLD進捗報告(16)」

さて、昨日のTLD進捗報告の続きですが、さっそく下校会話の画面イメージを製作して公開いたしました。コアシステムの仕様上の制約から生まれた、選択肢用ウインドウの表示は、TLSの伝統的デザインからは少々離れてしまいましたが、これが瓢箪から駒!画像だけでは実機での操作感覚をお伝えできないのが残念ですが、すごく操作感覚がいいんですよ。やはり、限られた条件の中でも工夫と発想でどうにかしてしまうのが、プログラマの本概というものですな。

さて、このver0.0.8についてですが、ようやく背景の彩色とエフェクトの基本路線が固まりつつあります。このバージョンでは、通常彩色した背景画に、ぶれ(ガウス)のエフェクトをかけて焦点をぼかして、夕方のオレンジがかった自然光を照明のエフェクトをかけて実現しています。春先の夕方特有の弱い陽射しまでちゃんと計算ずみというこだわりぶり。背景にはあまり多くの色は使わないで、主張しない中間色で統一することにします。

それと、今回描き下ろした「桐里めぐみ」の下校会話用立ち絵ですが、実は、公式に冬服の素材を描いたのはこれが初めてなんですよ。冬服自体は何の変哲もない普通のブレザーなので簡単なんだけど、難しかったのが女の子の向き。どの角度で女の子が主人公を見ているか、そして、主人公からは女の子はどのように見えるのか、首を傾ける角度は、肩のラインの遠近法は…ああ、疲れた…

ついでに解説しておくと、左に表示されている選択肢は、「会話LV3」に相当する選択肢であり、「・・・」を選んだ結果がメインメッセージウインドに表示される、というわけです(本当は、選択肢を選んだ時点でメニューコマンドウインドは消えるように設計されています)。

さすがに、キャラクターを上下に揺すって、背景をスクロールさせて歩いているように見せるのは再現できそうにありませんが、立ち絵のリアクションバリエーションを増やす事で、本家TLSとは一味違った会話の醍醐味をお楽しみいただけるかと存じます。

 

 2003/06/19 (木)  「TLD進捗報告(15)」

開発中の画面公開も進み、主要キャラも出揃って、順調に進行していると思われていたTLDですが…思わぬ難題にブチ当たってしまいました。それは、「立ち絵の透過処理の際に輪郭に不自然な白いちらつきが出る」というものです。

これは、A4サイズで描いたキャラクター原画をゲームサイズに縮小した際に、一部の線が潰れてしまうため、透過処理に指定する色との混在点が発生することが原因です。これを解決するため「透過処理を使わないで、背景と立ち絵を1枚絵にしてしまう」という手段もありますが、この場合、立ち絵キャラに独立したエフェクトをかけることができなくなってしまうし、容量が爆発的に増えてしまうという問題もあり、根本的な解決策とはいえません。

そこで、多少時間はかかりますが、立ち絵をゲームサイズ(640x480)で描き直す、もしくは、ノイズ発生ポイントをドットレベルで補正していく、そのいずれかの手法を試してみようと思います。

それと、問題がもうひとつ発生。下校会話用のシステムデザインをしていたら、クリッカブルマップ機能では画像の透過処理ができないため、透過処理をしたウインドの上にTLSのお約束「擬似9択(スクロール付き)」を表示できないのです。しかも、選択肢では縦にしか並べなれないし…

そこで、メッセージウインドとは別に、会話選択用の別ウインドを表示して、9択をページ切り替えできるようにしました。TLSのデザインとはかなり変わってしまうけど、使いやすさや見た目はむしろ良くなったかも。そのサンプルは近日中に公開しますので、今しばらくお待ちくださいませ。(下校会話用の立ち絵も描き下さないといけないし…)

 

 2003/06/18 (水)  「「プリンセスホリデー」レビュー」

http://www.gmken.com/review/princessholiday.html

昨日書き上げた「プリンセスホリデー 〜転がるりんご亭千夜一夜〜(DC版)」のレビューはいかがだったでしょうか? セールス上では知名度のなさが響いて、初週約5800本と苦戦していますが、個人的にはかなりお気に入りの作品になりました。

13時間程度で多彩な要素をフルコンプリートできてしまう軽快なサイズがちょうど良かった。今回のキャラクター選評では、敢えて各ヒロインとシナリオに対する採点は行いませんでしたが、それは、ヒロイン達にみんなそれぞれ優劣つけ難い魅力があったからです。

ちなみに、今回はPC版の発売元のAugustが公開しているフリー素材を使用することができたので、いつも無味乾燥で硬派なレビューのイメージが大きく変わりました。PCブランドはこういう所で柔軟なので好感が持てます。

 

 2003/06/17 (火)  「サカつく日誌(4)」

3年目(J1)

2年目で国内タイトルを総なめにして、3年目は圧倒的戦力でJを制覇して一気に世界へ!…と考えていたのだが、1stステージが開幕してみて異変に気がついた。おかしい…急に勝てなくなってしまった。監督も戦術もシステムも変えていないし、固定メンバーの能力も着実に向上しているはずなのに…気になって相手チームの能力グラフを見てみると…な、なんじゃこりゃぁぁぁ!「ここはどこの強豪リーグですか?」と聞きたくなってしまう程、すべてのチームが爆発的にレベルアップしていました。アジアグレートカップに出場している強豪クラブさえかわいく見えてしまう始末…

これまでは伝統的に「10年目の壁」という概念があって、10年目頃から他のクラブが急速にレベルアップするという法則があったのだが、今回は自分のクラブの成績に合わせて随時レベルの修正が行われる仕組みになっているようだ。つまり、実力が伴わない段階でリセット技を駆使して勝利を重ねていても、一向に楽な時期は訪れないということだ。その悪循環から脱するためには、圧倒的な戦力で他を圧するしかない!

そこで、高給外国人スカウトを雇って、世界的スパースターの獲得に乗り出すことに。SSランク(ファンタスティック)のプレイヤーともなると、特定のスカウトでしか交渉のテーブルについてくれることすらないのだが、今回雇ったスカウトはアルゼンチンの至宝:オルテガのパイプを持っているではないか!さっそく、交渉開始!相手クラブが提示してきた移籍金は…

22億6900万円

…What's? さすがに凍りつきましたね。この獲得交渉の1週前に、24億円を投じて新スタジアム(2万5000人収容)の建設を始めたのが悔やまれる…手持ちの資金は18億円…獲得を断念せざるをえませんでした。しかもこれは移籍金だけの金額であって、年棒を含めたら30億を超えていたでしょう。あな恐ろしや、移籍金ビジネスの世界哉… オルテガ獲得の夢は破れたものの、ジュビロ磐田から若返った名波浩(19)を引き抜くことに成功。移籍金2億7200万円、8000万円の3年契約。名波の将来性を考慮すれば安い買い物である。

結局、1stステージはリセットを駆使しても10勝4分1敗で2位どまり。リセットで無き物にしたが、田名瀬が半月版損傷で全治6ヶ月の重症を負ったりと運が悪すぎた。そこで、思い切って戦術をカウンターから中央突破に変更してみたら、これが大当たり!2ndステージはさしたるリセットもないまま、11勝4分で優勝!チャンピオンシップも制覇し、今年もJ三冠を死守したが…来年以降の他クラブのレベルアップが思いやられるなぁ…

今期も37歳のカズが衰え知らずの17得点(3位)の活躍を見せてくれたものの、スタミナ面での衰えは隠せない。後半で足が止まる場面が目に付き、後半の得点能力の低下は深刻だ。1億3000万円の2年契約が今年で切れてしまうため、来年も契約を延長するかどうか難しい判断を迫られることになりそうだ。後継候補には、露蓮ワグナー、浦和九、西之雪夫、などタレントは豊富なのだが…1トップではきついか?世界最高ランクの監督招聘とシステム刷新が必要かも?

 

 2003/06/16 (月)  「アクセス向上委員会(26)」

GM研レビューの閲覧数を毎月15日頃に発表と分析を行うことで、今後のアクセスの質量両面にわたって向上を計ろう、という理念があるとかないとか…よく2年以上も続いてるよなぁ… 今月のトップ20は、以下のようになりました。

 1位 −( 1) 4394 (+299) 「ファイナルファンタジー10」
 2位 −( 2) 4235 (+166) 「魁!クロマティ高校」
 3位 ↑( 4) 3806 (+376) 「Ever17」
 4位 ↓( 3) 3699 (+234) 「鳥の詩」
 5位 −( 5) 3370 (+217) 「遠い約束」
 6位 −( 6) 2441 (+197) 「最終兵器彼女」
 7位 −( 7) 2185 (+306) 「素敵だね」
 8位 −( 8) 1856 (+ 74) 「AIR」
 9位 −( 9) 1820 (+ 87) 「少女ネム」
10位 −(10) 1735 (+111) 「ファイアーエムブレム封印の剣」
11位 −(11) 1713 (+ 96) 「MONSTER」
12位 −(12) 1578 (+ 51) 「かまいたちの夜2」
13位 −(13) 1550 (+ 90) 「月姫」
14位 −(14) 1481 (+126) 「実況パワフルプロ野球9」
15位 ↑(16) 1403 (+111) 「御旗のもとに」
16位 ↓(15) 1382 (+ 81) 「ガンパレードマーチ」
17位 ↑(18) 1302 (+131) 「君が望む永遠」
18位 ↓(17) 1237 (+ 55) 「メタルギアソリッド2」
19位 ↑(23) 1172 (+115) 「課長バカ一代」
20位 −(20) 1141 (+ 47) 「Missing Blue」

上位にはこれといって大きな動きはありませんでしたが、名作SFアドベンチャー「Ever17」が再び月間最多得票の座に返り咲きを果たしました。ドリマガの読者レースでも高位置をキープしており、着実に口コミで支持層が拡がっているようです。実際にGM研のレビューを読んでこのゲームをやってみた、という声もいただいておりレビュアー冥利に尽きます。このゲーム実質販売本数が3万本弱なので、レビュー閲覧率が10%を超えています。これは驚異的な数字です!

PS2版の発売でもう少し伸びるかと予想された「君が望む永遠」でしたが、やはりDC版が一番評判が良かったようですね。移植を担当したメーカーがそれぞれ違うという前代未聞の作品となったわけだが、DC版にはあった口パクがPS2版には無いし、音質やシステム周りでもDC版の方が遙かに良かった。散々発売延期を繰り返してこんな体たらくのプリンセスソフトのレベルの低さって、いったい…

今回最も意外だったのが「課長バカ一代」のトップ20入りです。月間得票だけを見れば驚くような急上昇ではないが、これまでずっと目立った動きは無かったし、リンク元の統計を解析してもさしたる要因も特定できず…クロ高の勢いも鈍ってきた時期だけに、謎は深まるばかりです。

その他の動きとしては、待望の(?)続編「悪代官2〜妄想伝〜」の発表によって、前作「悪代官」が票を伸ばし始めました。「まんが化学式がわかる」(通称:モル)がなぜか「722→895」と急伸していましたが、これはどうやらMSNサーチとYahoo経由のアクセスによるもののようです。化学の参考書のリンクが並ぶ中、こっそり紛れ込んでいるGM研レビューって…ものすごく場違いな気がしますが…

新規レビューとしては、同人誌「がんばれ美月さん」が月間180ヒットを記録。発行部数がまだ決して多くは無いこの段階でこの数字は大健闘といえるでしょう。バックナンバーの増刷も順調に進んでおり、今まさに赤丸急上昇ブレイク真っ只中なので、検索エンジン経由のアクセスの始まる2ヶ月目以降の伸びかたに注目していこう。

今後のレビュー予定としては、「プリンセスホリデー」「サカつく3」「MOTHER1+2」「ヴィオラートのアトリエ」「パワプロ10」「TLSS」「悪代官2」「ミッシングパーツ3」…って、多すぎるわっ!(積みゲー行きが確定しているゲームは、ここに書いた2倍以上の本数にのぼるのだが…)これはまだ未定ですが、レビュー総集編をオフセットで同人誌にしようかな?とも考えています。でも、販売機会がないし、価格もそれなりの物になるし、再編集する時間もないし…どうしましょう?

7月のリニューアル&44,444ヒット厄払いとして、プレゼント企画も密かに進行中。すでに何点かブツも押さえてあります。詳細は近日発表。お楽しみに〜

 

 2003/06/15 (日)  「サカつく日誌(3)」

2年目後半(J1)

昇格1年目で1stステージ3位という好成績を残して、2年目後半に突入。9月、日本代表のフレンドリーマッチに、小島高道・平塚孝司・田名瀬周治・牧田良平・三浦知良、一気にこの6人が召集された。小島・平塚の両名は初期セットメンバーだけど、まさかここまで成長するとは… 田名瀬・牧田・三浦、この3名は今年頭の補強で獲得したメンバーであり、大枚を叩いて獲得した選手が活躍してくれるのはオーナー冥利に尽きる。

連携の向上と共に勝率も上がっていてって、2ndステージはほとんどリセットをすることもなく、10勝5分でステージ制覇を達成。チャンピオンシップにも勝ち、Jリーグカップにもニューイヤーカップにもオリエンタルカップにも優勝。昇格1年目で四冠王者を達成してしまいました。36歳のキングカズが17得点(3位)11アシスト(5位)と活躍してくれたし、初期メンバーのモルドクも12アシスト(4位)と活躍。個々の選手の能力では他チームとの戦力差はまだまだあるが、総合力と連携が今作では非常に重要な要素になっているようだ。

ファミ通に載っていた裏技「Jリーグカップとニューイヤーカップの決勝戦はチケット代に関わらず8万人の満員になる」を使って大儲けすることができるので、今回はあまりに金には困らないで済みそうだ。選手達の年棒に対する不満が爆発寸前になっていた問題も、ビタ一文使わずキャプテンとの面談を使って沈静化させることに成功。面談での正解選択肢が選手ごとに毎回同じなので、口約束でなだめすかすなんぞ楽勝です(←嫌なオーナーだなぁ…)

オフシーズンの新人選手獲得では、スカウティングしていた、大陣邦久・屋野功・森崎聡を無風獲得。そして、新人リストでは激しい争奪戦の末に、浦和九(福田)・宮本徳次郎・松川成善を獲得。いずれもシリーズお馴染みのAランカークラス。この新人リストは、スカウティングリストでどのポジションを何人獲得したによって変化させることができる(単純なランダムではないようだ)ので、資金に余裕があるなら、お目当ての選手をリストに出現させるための「ダミー獲得」をやってみるのもいいだろう。

 

 2003/06/14 (土)  「日本橋雨降られ紀行」

ソフマップで「プリンセスホリデー」の予約特典「レティシアぬいぐるみ」の引き換えを行う。延期の理由が「SARSの影響で中国の工場の生産ラインが止まってしまった」というものだから驚きです。実は、ガチャガチャやフィギュアの彩色とか縫いぐるみの縫製とかアニメのセル塗りとか…機械化できない細かい手作業はすべてMADE IN CHINAなんですよ。オタク産業もすでに中国なしでは生きていけない体になってしまっていたんですねぇ…

明日がサンシャインクリエイションなので、同人誌ショップは小康状態にあるのだが、こんな時こそ思わぬ小手サークルの本に遭遇するチャンスでもある。その予想通り、思わぬ掘り出し物を発見。サークル「となみHOUSE」の「NOVARA下着図鑑総集編」です。どうみてもド変態な内容にしか聞こえないけど、その実態は、女性の下着についてド真面目に考察した研究本であり、イラストのレベルも恐ろしく高い!気になって、調べてみたら列記としたプロの漫画家さんでした。思いっきりロリエロ漫画路線なので私とは全然縁が無かったのですが…純粋に絵の描き手としてもっと注目されていい人だと思いますよ。

「となみHOUSE」
http://www.tonamimuca.com/

すっかり常連になってしまった「ちょいめし あさちゃん」で腹ごしらえを済ませると、雨が降り出した。日本橋はメインストリート(堺筋)の歩道にはアーケードがあるけど、1本通りを外れると屋根がないし地下街も整備されていないし、どの最寄の駅へ行くにもそれなりの距離があるので、雨に濡れずに移動するのは極めて困難です。仕方が無いので、雨宿りも兼ねてソフマップのパソコンパーツ売り場を物色。DVD-RWドライブがかなりお手頃値段になってきているようだ。メディアもピンキリだが安くなってきたし…夏のボーナスも出たことだし、システムバックアップ用に導入を検討してみようかな(決してDVD版のPCエロゲーのためではないですぞ!)。

全然雨が止む気配がないので、隣のJoshinでエアコンを物色。まだ今年の夏が猛暑になると決まったわけではないので、現時点で購入に踏み切るのは難しいのだが…最近は「○○イオン」とか「除菌」とか多機能省エネの付加価値のついたエアコンが乱発されているが、私の場合、エアコンは夏しか使わないので「年間電気代○○円」と言われてもピンと来ないし、販売員の人も「私が言うのも何ですが、あんな眉唾な機能に金をかけるより、信頼と実績のあって値頃感のある旧機種を選ぶべきです」と言っていたし…今回のエアコンセールは6/23までなので、決断するなら次の週末か?

最後に小ネタをひとつ。ゲーマーズ難波店の地下に5月下旬にオープン予定だったゲーマーズカフェですが、何の音沙汰も無いなぁと思っていたら5月下旬オープンの貼り紙の上に「延期」の貼り紙が…ブロッコリー、本当に大丈夫?

 

 2003/06/13 (金)  「サカつく3日誌(2)」

2年目前半(J1)

最短距離でJ2を脱出し、J1に殴り込みをかけた奈良オレンジ。キングカズ(35)などの大型補強をオフシーズンに断行し、J1初年度から上位進出を目論んでいたのだが…さすがにJ1の壁は厚い。強豪相手にはリセットを駆使しても引き分けに持ち込むのも大変だ…そんな中、王者ジュビロを2−0で破ったと思ったら、カズが全治3週間の負傷で戦線離脱。J1は1週間に1試合しかないので、1勝と引き換えにエースの負傷を飲むことに。しかし、これが大きな間違いだった。連携がまだ取れていない段階では、代役の呂比須も機能せず、引き分けばかりでジリジリと上位との差は広がっていくばかり…

ようやくカズが復帰してから、状況は一変。ハットトリックを含む11得点で、1stステージの最終節まで優勝の可能性を残す争いへとチームを牽引してくれた。結局、最終節で上位2チームがともに勝ったため3位どまりだったが、賞金6億円をゲット。2ndステージでのJ1制覇も夢ではない。しかし、最短距離で栄光へのVロードを駆け上がってしまったため、選手達からは年棒の安さへの不満が爆発寸前。そりゃあ、最低保証年棒の500万円で文句を言わない方がおかしいのだが…でも、1試合も出場機会の無かった連中までが一様に年棒アップを要求してくるのは解せないのだが…

あ、そうそう、昨日の日記には詳しく書かなかったけど、我が家のPS2が世代交代しました。昨日発売されたばかりのBBユニット内臓型のミッドナイトブルーバージョンです。もともと、最初期型PS2が老朽化してきていて、起動時にディスクを認識しない事もしばしば…稼働時間は1000時間に達していないはずだけど、いわゆるソニータイマーというやつですな。いずれHDD内蔵モデルが出たら買い換えようと予算は確保していたし、HDD対応のサカつく3が快適に遊べるし。でも、オンラインゲームは完全にアウトオブ眼中なんですけどねぇ…

 

 2003/06/12 (木)  「サカつく3日誌(1)」

昨日、さんざんミニレビューで文句を言った「サカつく3」ですが、HDDを利用する事でほんの少しだけど速度の向上が見られた(HDDを使ってようやく”並”というレベルですが…)ので、本格的な攻略を開始しました。とりあえず、攻略メモとして攻略日誌をつけていきたいと思います。

1年目(J2)
チーム名はいろいろ悩んだ末に、「奈良オレンジ」に決定。もちろん、元ネタは週刊チャンピオンの「ORANGE」なので、本当は愛媛県の「南予オレンジ」にしたかったんだけど、南予市という町は実在しないし、人口の少ない僻地はそれ自体がハンデになってしまうので、現在私が住んでいる奈良市にホームタウンを設定。オーナーは盆野美果、エディットキャラは若松ムサシ、ユニフォームはオレンジ色と細部までこだわっていたので、都市名で妥協せざるをえなかったのが無念です…

初期セット1と補強セット2の組み合わせで、J2に参戦。DFに小島・平塚・小池、MFにモルドク・小嶋英夫(小島秀夫?)を擁する守備的布陣のチーム作りを目指したが、今回大きく変更されたスカウトシステムに翻弄されているうちに、シーズンの最後までFWの力量不足と得点力不足に悩まされることになってしまった。

1年でJ2をおさらばするために、とにかくセーブ&リセットを繰り返す。ソフトウェアリセットさえ用意されていない不親切な仕様のうえに、PS2の起動の遅さにイライラが募り…結局、引き分け以上なら可という条件で妥協した結果、52試合で29勝22分1敗で、辛うじてJ2を制覇。しかし、こんなことでは来期の事が思いやられるわい…

オフシーズンの補強では、スカウトがキングカズ(35)をリストアップ!35歳という高齢が気がかりだが、移籍金が5,100万円と比較的安かったため、1億3,000万円の2年契約で獲得。そして、新人探索で、林谷勝二(柱谷哲二)を獲得し、新人ドラフトで露連マグナー(呂比須ワグナー)、牧田良平、田名瀬周治、西之雪夫を獲得して、前線をほぼ総替えする大幅なチーム改革を断行。今回は特定の選手を名指しで獲得しやすくなったけど、移籍金が高すぎるため資金のない段階でお気に入りの選手を集めるのは難航しそうです。選手名鑑に載るようなG(グレート)プレイヤーや、F(ファンタスティック)プレイヤーをチームに迎えられるのはいつのことになることやら…

 

 2003/06/11 (水)  「逃避途中下車の旅?」

今回は逃避の旅(心の中限定)で出会ったゲームの雑感をまとめて書いてみましょう。

「ときめきメモリアル Girl's Side」
何の因果か私の手元に舞い込んできた「ときメモGS」ですが、せっかくだから(越前康介風)とりあえず2回ほどクリアしてみました。私はこれまで様々な場で、コナミのときメモ戦略について厳しく批判してきたので、当然の如く「ときメモGS」に対しても一刀両断!…かと思いきや、意外と楽しく遊ぶことができました。というのも、私の場合、「サギリック」さんや「明」さんのメモGS同人誌で事前に「こんな特殊な楽しみ方もある、こんな笑いのツボがある」と知っていたので、良い意味で「ときメモ」の先入観を持たないですんだわけです。単純にゲームとしては、「メモ3」よりも面白いと思いますよ(でもやっぱり、ときメモという名を冠する事への抵抗感は否めないけど)。コナミがいかに巨額の広報費をかけようと、小売店に犠牲を強いて出荷本数を稼いでメモファンドの帳尻を合わせようと、広報価値としては、イチ個人の同人誌に負けてしまうとは…なんだかなぁ…

「Jリーグプロサッカークラブをつくろう!3」
あらゆる要素に手を加えた真の完全新作といえる内容なのですが…すべての読み込みが遅すぎて話になりません。HDD対応といよりも、HDDがないとゲームになりませぬ。そんなマシンパワーに依存した仕様しか組めないというは、プログラマを本職とする私には許しがたい怠慢にしか映りません。このゲームの本質を正確に捉える事が出来る者なら、グラフィックに割くメモリを百分の一にしてでも、ゲームレスポンスを高速化するべきだと分かるはずなのに…セガは60万本を見込んでいるそうだが、W杯特需も過ぎ去った今となっては、30万本さえ厳しいだろう…

「プリンセスホリデー」
今回の逃避の旅で最大の収穫が、DCの「プリンセスホリデー」です。電撃オンライン調べでは初週5,886本と販売ベースでは決してヒットとは言いがたいけど、なぜかドリマガでは前人気で2位にまで上り詰めたこのゲーム、その評判に後押しされて衝動買いしてみたら、これが最高に面白い!好感度の上がる選択肢をガイドしてくれるシステムは、ある意味選択型ゲームの根幹を放棄してしまうような大冒険だったが、選択という紛れを発生させない事で物語がゲームという足枷から解放され、ゲームはリズムを失うことなく、高い集中力を持ってあま〜いラブロマンスを存分に堪能することができました。壮大な世界観も生き死にや奇跡なんて飛び道具もいらない、ものすごい直球勝負のラブロマンスにも好感が持てます。レビュー決定!

 

 2003/06/10 (火)  「FE烈火の剣レビュー」

http://www.gmken.com/review/fe_gba2.html

約1ヶ月ぶりとなる新レビュー「ファイアーエムブレム烈火の剣」をアップしました。初めてGBASPでまともに遊んだゲームであり、TLD製作で私的ゲームの時間が取れない中、通勤時間などのイレギュラーな時間だけを使っての攻略となったため、プレー時間の割りに攻略日数がかなりかかってしまいました。

本当は、2周目のヘクトル編も全部見てから書きたかったんですけど、さすがにそんな時間の余裕はないので、某HPに掲載されていたヘクトル編の全会話集を見て知識を補完させていただきました。(※ゲーム本編をやる意味がなくなってしまうくらい激しくネタバレなので、具体的な名称は控えさせていただきます)

さて、今回のレビューの雑感ですが…前作「封印の剣」のレビューを併せて読んでいただくと、その違いが良く分かると思います。このような「変わらないこと」をどう捉えるかという問題は、実は私が最も得意とする分野なんです。でも、なまじ「好き」という歴史が長すぎたため、シリーズ自体を神格化してしまって、1個のゲームとして判断する事ができなくなっている自分もいて…ファンとして変わらないことを歓迎しつつも、ゲーマーとしてより高みを望む気持ちもあって… 今回はあくまで古株のファンの一人として、99の肯定に1の苦言を混ぜてみましたが、ジレンマに陥っているのは私の方だったみたいですね。

夏コミ落選のショックで逃避している最中に、さんざんゲームのネタは仕入れているので、次のレビューも案外早く書けるかも知れません。さすがに、1本にかけられる時間は減ってしまうけど…でも、商業誌のレビューみたいに大筋のコンプリートさえしてないのに点数をつけるようなことはしたくないし…

レビュアーとしても、まだまだ悩みは尽きそうにありませんな。

 

 2003/06/09 (月)  「TLD進捗報告(14)」

夏コミ落選のショックでしばらく逃避の旅(心の中ですけど)に出てしまったので、TLDの開発ラインも止まっていたのですが、ようやく気持ちの整理がついたので、今日からHPの通常更新の再開とともに開発も再開しました。開発を再開したTLDは、すでにトップページでも数点の画面写真を公開しています。まだまだ開発ツールを色々と試している段階なので、ほぼ毎日のペースでデザインは二転三転するかと思いますが、これも製作過程の一部としてお楽しみくださいませ。

※ちなみに、この画像はWindowsで動作している実機(24bitBMP形式)の画像をスクリーンショットで撮り込んで、ネット用に容量を節約するためPNG形式に変換してあります。JPEG形式ならもっと高い圧縮率を実現できますが、実機の色味とかなり違って見えてしまいます。一応、コアシステムの「コミックメーカー2」ではBMPとJPEGが使えますが、トゥルーシャドーの光彩表現はフルカラーじゃないと自然な存在感が出せないんですよ。でも、24bitBMP形式だと、1枚の画像で1MB近くなってしまうため、CD1枚に収まるかどうか心配です…

メッセージウインドを半透明処理にしてキャラを大きく表示できるようにしたし、最初に公開したバージョンとはかなり印象が変わったと思います。背景については、ブルーベースのトゥルーシャドーが映えるような淡色系の彩色を施し、微妙にブレのエフェクトを加えてピントをぼかしてみました。まだ光源処理をしていないので、背景の印象はこれからも大きく変わりますよ。

で、ここまで描いておいて気がついたのですが、ゲームの期間は3月15日からの10日間だから…「冬服じゃないか!」こ、困った…冬服のビジュアルなんてまだ1点も製作してないぞ?(一応、デザイン設定だけはあるけど)。個人的にもビジュアル的にも、女の子の制服は夏服の方が断然好きなんだけどなぁ…あ、でも、描き手としては、腕のラインやフニフニ感を意識した曲線を描かなくてすむから、楽と言えば楽なんだけど…

TLDの製作状況は、ほぼ毎日更新していきますので、完成するまで気長にお付き合いくださいませ。

 

 2003/06/08 (日)  「夏コミの落選と今後について」

すでにトップページでもお知らせしたとおり、サークルGM研は、夏コミに落選いたしました。サークル立ち上げ以来コミケに4期連続で当選し、他の即売会でも落選経験が一度も無かっただけに、この初めての落選は正直、かなり堪えました。「しばらく逃避の旅に出ますので、捜さないで下さい。」というトップページでの告知を「ネタ半分」として受け取った方が多かったようですが、あれは私の本音です。堅気の仕事がなければ、本当に北国行きの列車に乗っていたと思います。逃避行とはいかないまでも、HPの更新もTLDの開発ラインも全部止めて、浴びるようにゲームだけをして過ごす日々… しかし、募るのは虚しさだけでした。私はもう、与えられるだけの遊びでは満足できなくなってしまったから… この悔しさは生まれ変わる。いつかきっと思い出に生まれ変わる。そして、それがどんな思い出になるかは、すべてはこれからの自分次第なんだから…臥薪嘗胆。今は臥龍の如く静かに地道に爪を研ぎ、この逆境を乗り越えたいと思います。

 なんとかモチベーションを立て直して復活しましたが、今回の落選によって、TLDのリリーススケジュールに大きな影響が出るのは避けられません。ノートPCを使った体験版のプロモーションという性質上、委託をどこかにお願いするわけにもいきません。よって、夏コミで配布を予定していたTLDのα版の製作を中止することに決定しました。体験版の製作に予定していた時間を本編製作に回すことで、さらなるクオリティの向上を計りたいと思います。それでは、心機一転、月曜より通常更新を再開いたしますので、今後ともGM研をお引き立ていただくとともに、TLDについても続報を気長にお待ち下さいますよう、よろしお願いいたします。

 

 2003/06/03 (火)  「コミケ当落発表前夜」

いきつけの同人作家様のHPでは、夏コミの当落結果が続々報じられていますが、私が住む奈良県の場合、封筒が届くのは1日遅れで明日になります。本当は、コミケット準備会のHPで受付番号でオンライン当落検索ができるんですけど、もし落ちていた場合、オンラインと封筒の2回も失意のどん底に叩き落されてしまうから…おとなしく封筒が来るのを待ちたいと思います。

結果はすでに出ていて、今まさに日本郵政公社の手によって通知が運ばれている最中なので、今さらここで何を書いても結果が変わるわけではないけど、今回は正直言って当選は難しいかもしれません。GM研は以前まで4回連続でコミケに当選していましたが、それは希少ジャンルの保護(ジャンル多様性の確保)が有利に働いていたからです。GM研は事実上、日本唯一の現役「須賀原洋行」本サークルでしかたらね…

それが、今回ジャンル替えをしたために過去の実績が通用しないし、TLSというマイナーなジャンル枠には限りがあるし、出展物がゲームの体験版だけというのも苦しい…しかし、私はこれまで他のイベントでも落選した事が一度も無いので、もし落ちていたら…相当ショックを受けてしまうかもしれません。

もし、明日以降の更新が滞るようだったら、結果は察してやってくださいませ(弱気)

 

 2003/06/02 (月)  「TLD進捗報告(13)」

いよいよ本格的なデザインワークに突入した「トゥルーラブダイアリー」ですが、システムコアに使用する、フリーウェア「コミックメーカー2」を使った実機製作が始まったわけですが…このシステムコアが思いのほか高機能でエフェクトも充実していて、使い方次第ではかなり凝ったゲーム画面が作れそうです。

とりあえず、練習として教室での会話画面を1点製作してみる事に。「コミックスタジオEX」の3DLTレンダリング機能で背景画を作成し、その上にトゥルーシャドー(カラー版)で製作した立ち絵キャラを配置し、コマウインドを配置して、アクティブテキストを入力…これだけで見た目だけは本格派ADVの出来上がりです。まだ皆様には公開できるようなクオリティではないし、BMPベースで作ったので容量がでかすぎてネットにアップする事も難しい…

かなり本格的なものが作れるというのは、作り手にとって嬉しい事なんですが、それは単純に製作時間の増大として跳ね返ってくるわけであり…クオリティの追求と有限の製作時間の葛藤…まだまだ悩み多き日々が続きそうです。

 

 2003/06/01 (日)  「TLD進捗報告(12)」

今日、ようやく日記データ(の初稿)が完成しました! いや、もう、最後の日記を書いたときには、涙で前がみえませんでしたよ。ごめんね、ごめんね、とヒロインに言いながらキーボードを打ちまくる私。絶対にハッピーエンドにしてあげるから!(って、それはプレイヤーの腕次第なんですけど…それが、親(作り手)としては何とももどかしい…)

実に320日分にも及んだ大河乙女日記(大げさ)も遂に完結を迎え、あとは、この320日分の日記から320のキーワードを抽出し、それぞれに3通りの解釈を持たせて、キーワードグループの絞込みで80個にまとめて、そこから更に絞り込んで20個の+αキーワードを作成し、そのすべてに変数を与えて下校会話システムとリンクさせて… 爆発的な作業量が発生しますが、これがこのゲームのシステムの核心なので、妥協せず圧倒的な物量との戦いに臨みたいと思います。

TLDの大前提ともいうべき日記データの作成を乗り切ったので、これでようやく、明日からは本格的なゲームのデザインワークに突入できます。システムコアに使用する「コミックプレイヤー2」の仕様に合わせた、背景画・立ち絵・サウンド・変数処理・エフェクトの元になる素材を6月中に作成し、7月にはゲームの仮組みに入る予定ですが、TLD広報戦略をメインにしたGM研HPのリニューアルも同時進行で行わなければならないので、作業の進行状況をしっかりと見極めて、夏コミの体験版をどの程度のレベルのものにするのか、難しい判断を迫られる事になりそうです。