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 2003/09/30 (火)  「反転衝動」

↑といっても、「月姫」の遠野秋葉のようなカッチョイイものではありません。有態(ありてい)に言うと、リバース。嘔吐感を伴う激しい自律神経失調症に襲われてしまいました。秋らしくめっきり涼しくなったのに、なぜか汗が止まりません。瞳孔が収縮して焦点が合いません。でも、原因は分かりきっているのでしょうがないんですけど。

どうやら、昨日からスタートした修羅場モードによって、脳味噌が創作魂で活性化されすぎて、自律神経がぶっ飛んでしまったようです。昨年の冬コミ進行以来の修羅場モードの発動に、体が耐えられずにSOS信号を発しているのでしょう。でも、この現象にはもう慣れっこなので解決もお手のもの。その解決策とは…「修羅場モードに体の方を慣らして、締め切りが過ぎるまで走り続ける」。これしかありません。

体がどうにかなってしまうほど脳味噌が絶好調状態になるのは、年に数回あるかどうかなので、今のうちに1文字でも多く、迸る妄想を書き残しておこう。体がどんなにポンコツでも、指さえ動けばキーボードは打てますしね(「右手さえ動けば原稿は描ける」という漫画の担当編集者と言っている事が同じような気がするが…)。

 

 2003/09/29 (月)  「修羅場モード発動!」

今週末に迫ったCレヴォ34に向けてエンジン全開! 修羅場モードを発動させるにはチト早い気もするが、土曜日には日本橋でKIDのイベントに参加しなければないため、土壇場の修羅場時間が確保できない、という極めて不純な動機によるものなんですけどね。

「本の命は表紙にアリ!」ということで、表紙に使うイラストを一気に描き上げました。数ヶ月ぶりにタブレットペンを持ったけど、まぁ元が元だけに鈍るほどの腕もないわけですけど。事前に作成してあった表紙のデザインテンプレートと、描き上げた絵を合成してみると…おぉぉ!なんだか本当にゲーム雑誌っぽく見えるぞ!まだ微調整が残っていますが、数日中には表紙画像をトップページで公開したいと思います。

むぅ、久々に創作魂がムクムクと沸いてきおったわい!日記を書いているこの瞬間さえ惜しいくらいです。今日から平日も3時就寝8時起床で、睡眠時間を1時間削るイベント合わせ特別体制に突入!迷わず行けよ行けば分かるさ!

 

 2003/09/28 (日)  「DreamParty大阪」

インテックス大阪で開催された、キャラクターコンテンツ総合展示会(要するに企業ブースだけの即売会のようなもの)に参加してきました。同人歴4年目を迎えてオタクの花道を突き進む私ですが、こういう企業オンリーの物販イベントに参加するのは初めてなんですよ。ソフマップなどで前売り券を購入して、入場の際にパンフレットと引き換えというシステムだったけど、公式HPには会場マップもなくて、開場後どこに急行すればいいのやらさっぱり分からない。PCエロゲに疎い私にとっては、辛うじて名前の分かるメーカーは5分の1もないし…

そんなわけで、朝イチで乗り込むほどのヤル気も起きなかったので、11時の開場(11時30分販売開始)に合わせて、10時45分に現地入り。会場ゲート前にはわずが100人程度の列が…あれれ?この時間でこの人数?関西の同人誌即売会でももう少し集客力があるぞ。しかも、列の分け方が「一般参加の人(コスプレだけやる人)と18禁エリアに行く人」という分け方なので非常に分かりにくい。大丈夫かいなこのイベント…

そう思っていたら、11時の開場時間には列は300人程度の規模に。行列は3号館に誘導。入場ゲートで前売り券とパンフレットを交換してもらい、その際に身分証明書で年齢認証をするというシステムでした。パンフの地図でお目当てのアージュの配置を探して、目線を上げると…な、なんじゃい!この黒山の人集り(だかり)は!どうやら、ある程度の人数が集まった段階で参加者を中に入れて列を形成していたみたいですね。

アージュの外周に並んでみると、その隣にさらに途方も無い行列ができていた。その数目測で1,000人以上!パンフで確認してみると、それは「SNOW」のメビウスソフト。どうやらイベント限定本目当ての大行列のようだ。DC版の「SNOW」は買ったもののまだプレーしていないし、メビウスソフトの悪名の高さだけは伝え聞いていたから、並ぼうとは思いませんでしたけど。

アージュブースで、イベント限定もしくはアージュFC会員向けの通販のみの栗林みな実さんのシングル「Blue tears」を入手。返す刀でminoriブースに寄って、WindのドラマCD「calling」を入手。開場からわずか18分でミッション終了〜早っ!!物見遊山気分でメビウスソフトの行列を再度覗いてみたら、すでに行列の最後尾は締め切りがかかっていて、列の途中の人にも「この辺は数が微妙で買えないかも知れません」と説明している状態でした。・・・会場から20分足らずで打ち止め予告ですか?限定にも程があるんじゃないのかぃ?(なぜメビウスが信者以外には嫌われているのか、その理由がちょっとだけ分かったような気がする)

開場から30分後までは一般ゾーンとの行き来ができないので、休憩ゾーンで時間を潰して、12時に一般ゾーンに移動。とっくに買い物意欲は失せていたが、せっかく1000円の前売り券を買ってまでして入場したんだから、13時からのアージュのステージイベントを見てから帰る事にした。ステージの1時間前だというのに、用意された椅子には荷物が置かれて場所合戦が繰り広げられていた。私は他に見て回る気も起きなかったので、空いていた前から2列目の席を確保して、原稿の赤ペン添削をしながら時間を潰す事に。しばらくすると続々と人が集まってきて、立ち見客がイスの両サイドと背後を固めるえらい状態に…

そんな中、13時にイベント開始。アージュ単独やちよれんのイベントなどで、出演者もファンもやたらと場慣れしていたようだ。東京からの遠征組も結構な数いて改めてアージュ信者の濃さを再確認。「ひとみしりチャンネル」というラジオをやってるだけあって、栗林さんは本当にひとみしりキャラのようですね。TVアニメ版君望の主題歌と、「Rumbling Hearts」の2曲を生で聴けたし、JOYマックスさんの暴走脱線不思議キャラも堪能できたし、大満足のステージイベントでした。(でも、マヴラブオルタナティブはどうにも好きになれそうにないんだけどなぁ…)

東では東京ゲームショウをやってるのに、西ではエロゲーイベントかい…まさに陰と陽?

 

 2003/09/27 (土)  「日本橋決算紀行」

今週もいつものように日本橋で買出し。上半期末の決算セールで家電量販店には赤札が飛び交っていますが、オタク産業も決して例外ではありません。ただでさえゲームの発売日は月末に集中している(給料日後だから)というのに、そこに決算という要素が加わると、とんでもない数のゲームがこの時期にドカンとまとめて発売されます。あ、でも今はゲームショウが年に1回しかないから、3月期末のソフトラッシュの方がその傾向は顕著なんですけどね。

本日の購入物件は以下の通りです。

新幹線ビジネス切符(Cレヴォ遠征用)
まほろまてぃっく(7)
てけてけマイハート(3)
OL進化論(20)
ラブロマ(1)
銭(1)
月姫ごちゃまぜ2
電撃萌王
アニメ店長Secondイグニッション
まほろまてぃっく特報集
まほろまてぃっくドラマCD
志倉千代丸楽曲集Vol.2
真月譚 月姫 prologue
真月譚 月姫 DVD1(予約)
True Love Story Summer Days, and yet... DVD1
ロケットの夏
メモオフみっくす
SNOW
Ever17 Premium Edition(DC)(予約)
るり姉の目覚まし時計
同人誌新刊6冊

我が敬愛するライター:スタパ齋藤氏は自らを「衝動買い技術者」と評していたが、私の場合は衝動ではなく予定通りにこんなアホな量の買い物をしてしまうので、尚更性質(たち)が悪いですな。…例によって合計金額を考えるのはやめておきましょう。この中でも一際目立っているのがPCゲームの「ロケットの夏」。敬愛する同人作家である美月さんが大ハマリしたギャルゲーであり、Cレヴォ後に開始するあれでナニな企画に臨むにあたってコレは話の種として押さえておかねばならない、というちょっぴり大人な事情もあったりしますが…(思わせぶりなコメントですが、詳細はまだ秘密です)

いつの間にかなくなっていた「げちゅう屋」の跡地に、「遊べるMoeショップ デジファン」なるお店が出来ていました。一般人には立ち入る事も難しい妙なオーラを発していますが、品揃えは至って普通です。ここは要するにCOSPAのゲーム部門みたいなものみたいです。なぜか東京ゲームショウで初売りのはずのTLS-Sグッズ「るり姉の目覚まし時計」があったので、思わず衝動買いしてしまいましたが…単なるボイスアラームで5800円というのはぼりすぎなのでは?(ソフマップの予約特典レベルだぞ!)まぁ、あまりにも恥ずかしいので速攻で目覚ましを止めるだろうから、目覚まし効果だけは抜群かもしれないけどね。

TLS-SのOAVについては、ミニレビューではネタの数の都合上、今週の掲載は見送りましたが…えー率直な感想を言わせてもらいますと…なぜ入浴シーンがこんなに多いのか不思議でならない。主人公・緋奈・弥子、この3人の三角関係(しかも最後にハッピーになれるのは緋奈だというのが見え見え)で進行しているので、他のキャラは脇役も脇役。有森先輩に至っては1カットしか出てこない始末ですよ!35分で7800円というのもコストパフォーマンス悪すぎ!しかも映像特典の小倉優子の痛さ加減ときたら…うがぁぁぁ!(獣化)このクオリティで3巻まで出すんですか…それは、いろんな意味で辛いと思うぞ。TLSファンのお腹が満たされている今だからこそ敢えて厳しく評価しなければならない。こんな調子では先が思いやられるわい…

 

 2003/09/27 (土)  「ガンダムSEDD最終回見逃し三振」

いつものように、夕方6時前にMBSにチャンネルを合わせてみると…「ニュースの森、このあとすぐです」………はいっ?慌ててインターネットテレビガイドを見てみると…今日の放送は5時30分からだったのです!それもこれもみんな、TBSのオールスタークイズの特番のせいです!あのクイズ番組は、さすがにもうマンネリだったけどいつもボーっと観るには良かったんだけど…2度と観るかぃこんちきしょう!!

…というわけで、ガンダムSEEDの最終回を観逃してしまいました。酷評しながらも全国ネットで受信できる数少ないアニメなので、何だかんだ言いいながらも観続けてきたわけですが…最後の最後で銀英伝ばりの皆殺しモードに突入して、あと1話でどう収拾をつけるつもりなのか気を揉んでいたわけですが…途中、1話分を観逃してしまった時には、放送が1週遅い青森のエニシング大神さんのご厚意により録画したビデオを送っていただいたこともありました。そこまでして観続けてきたのに、最後の1手でドジを踏んでしまうとは…(悔)

※まだ夕方の6時15分だというのに、著者が不貞寝を決め込んでしまったので、日本橋で大量に買い込んできた週刊ミニレビューに使うネタの処理できていません。週刊ミニレビューの発行は日曜日の夜に延期させていただきます。日本橋買い物紀行も明日に順延いたします。

 

 2003/09/26 (金)  「原監督辞任」

巨人の原辰徳監督が辞任を発表した。

事の発端は、いつものように渡辺オーナーの放言だった。「最後の阪神3連戦、ここで3連敗でもしたら(続投は)話は別だ」この発言にマスコミが喰いついた。当初は進退伺いをして最後の巻き返しの決意表明のはずだったのに、マスコミはあたかも辞める事を前提にしたような過熱報道をして、とうとう事態は収拾がつかなくなってしまった。渡辺オーナーは最後まで「慰留に全力を尽くす」と言っていたのに、記者会見の席では自分の発言への反省もなく「解任とか辞任ではなく、単なる読売グループ内の人事異動だ」とうそぶく始末…憮然として目を真っ赤にしている原監督の表情が、この解任劇の真実を雄弁に物語っていた…

私は筋金入りのアンチ巨人ファンである。しかし、その度に言っているように私が嫌いなのは渡辺オーナーの盟主顔した横暴と、巨人軍という集団を無条件で偶像崇拝して「巨人ファンにあらずんば野球ファンにあらず」と驕る一部のファン心理であって、私は巨人の選手が嫌いではない。清原は高校野球時代からずっとファンだし、松井は敵ながら天晴れな野球人だったし、高橋由伸は本物の天才だと素直に驚嘆する。だからこそ、そんな巨大戦力に対抗するために彼らの長所も短所も研究し尽くしておかねばならない。敵チームの2軍選手までチェックしているというから、我ながら呆れるほど筋の通ったアンチ野郎である(ただ単に天邪鬼なだけ?)。

む、ちょっと話がそれてしまった。話を原監督に戻すと…原監督は、私の敵愾心を煽る絵になる偉大な4番打者だった。初代「ファミスタ」で「はり」という名前で出ていた頃からの宿敵である。常勝人気球団の4番として敵から野次られ、巨人ファン内部からもチャンスに打てない4番だとか言われ続け、晩年はポジションを奪われてもベンチで干されてもプライドを捨てなかった。大人気ないほど熱血でまっすぐでスマートで、言葉足らずで誤解されることも多かったが、古き良き巨人精神最後の体現者だった。その原監督が読売に裏切られた、これは本当に巨人時代の終焉を意味するのかもしれませんね。

長嶋の後継者として祀り上げられて「人気」を期待され、フロントからはポジションも考えずに金に飽かせて獲った使えもしない選手ばかり押し付けられ、伸び盛りの若手を登用することも許されず…この状況が改善されないなら、自ら辞表を叩きつけたくなるのも頷けるというものだ。いっそのこと、この際、王貞治のように読売グループというブランドを捨てて野に下ってみてはどうだろう?来年10年目を迎えるダイエー王体制は、来年いっぱいでダイエーが球団を売却する方針が既に固まっており、王監督もおそらくそれを区切りとしてユニフォームを脱ぐことになるだろう。スター選手でありながら、たった一度の成績不振を理由に詰め腹を切らされた、王監督とまったく道を歩もうとしている原監督は、次期ダイエーの監督としてこれ以上ない人材と言えます。「長嶋の次は王かよ!」という批判もあるだろうけど、これこそ江戸の仇を長崎で討つ(あ、この場合福岡か?)!全権監督の座を手に入れて、日本シリーズで完膚なきまでに巨人を倒し、読売グループに一泡吹かせることこそ、絵になる男:原辰徳に望まれていることではないだろうか?

 

 2003/09/25 (木)  「任天堂が中国向けに新ハード投入?」

任天堂が北米市場でゲームキューブを99ドルに値下げの発表とともに、中国向けに新型ゲーム機「神遊」の投入を発表。スクウェア・エニックスは、FOMAの次期モデルで「ドラクエ」と「FF」を開発中だと発表。米タップウェーブ社は、携帯ゲーム機『 ゾディアック』の予約受付を開始・・・というように、東京ゲームショウを目前に控えてゲーム業界は慌しく動き始めましたね。詳細については、追って週刊ミニレビューのゲーム雑誌ニュースの枠で考察しますが、先行して一番気になった「神遊」について分析しておきましょう。

「神遊」と書いて「しんゆう」。これは、任天堂が中国向けに開発し10月中旬から販売を開始する新ハードですが、その実態は要約すると、一昔前にやっていたローソンのロッピーを使ったスーパーファミコン(とゲームボーイ)のゲーム書き換えサービスです。唯一の違いは、供給されるソフトが、ゲーム・キューブを除くNINTENDO64など同社の各種ゲーム機に対応した商品を中国語に置き換えてたものであること。ソフト1本の書き換え料金は日本円で48元(約700円)に抑える見通し。サービスはまず上海、広州、成都の大都市圏で始め、来春には中国全土に展開する予定。

うーむ、試みとしては面白いが、ものすごく博打要素の強い事業になりそうだなぁ・・・何しろ、中国といえば一昔前まではコピー天国で名を馳せたお国であり、そもそも「お金を出してゲームを買う」という習慣自体が根付いていない国である。都市部の富裕層と農村部の貧民層との生活水準には大きな隔たりがあり、中産階級というものが存在しない。成り上がるための登竜門としてかつての科挙制度のごとく激しい受験戦争に生き残るために、親はパソコンを買い与え英才教育を施す。そんなお国にテレビゲームという娯楽が受け入れられることは容易なことではないと思う。市場規模と成長率だけで中国を賛美していると、国民性の違いに手痛いしっぺ返しを喰らう事になるやもよ?

とにもかくにも、「神遊」の書き換えサービスという手法は、私が週刊ミニレビューvol.5で予想した任天堂の次世代戦略とよく似ていますが、根底にあるゲーム観は全く違います。「書き換え」というのは経済効率という観点からすれば最も優れていますが、それはゲームを「消費物」とみなしてしまうことにもなる。手法としてはむしろ「レンタル」に近い感覚です。同じ一本同じ料金なら、最新の流行の名作と呼ばれるものを選んでしまいがちである。それでは、在庫を抱えずに過去の資産をライブラリ化するという本来の目的からは逸脱してしまいます。そうならないために、私はユーザーの「収集欲」をくすぐるような仕組みが必要だと考えて「焼き切り方式」を提唱していたのです。あの理論に付け加えるとするならば、過去ソフトの形状はすべて昔のまんまを採用。別料金でシール式のラッピングも購入できて昔のソフトを完全再現可能!中古ゲームショップが悲鳴を上げそうな鬼のような仕組みですが・・・多分実現しないだろうなぁ・・・

 

 2003/09/24 (水)  「時間圧縮理論」

「所さんのジツワ銀行」が最終回を迎えました。また楽しみにしていた番組がひとつなくなってしまうのか…寂しい限りです。秋の新番組も、注目のアニメ「GUNSLINGER GIRL」はフジテレビで深夜27時48分〜という、アホみたいな時間枠なので多分関東ローカルでしょう。「月姫 真月譚」はBS-iだから当然のごとく見れないし…ふぅ

私はこうしてテレビの話題も結構仕入れているようにみえるけど、堅気の仕事をしていてゲームもやってレビューも書いて読書もしてアニメも見て…どこにそんな暇があるのか、不思議に思っている人もいるかもしれないが、これは私が「時間圧縮理論」を常に実践している賜物なんですよ。

まず、テレビ番組は生放送では全く観ません。必ずビデオに録ってから見るようにしています。こうすることで、CMを早送りでカットできるし、面白くない部分も早送りできるし、どうしようもなければ観るのを止めてしまえばいい。録画している間にTVゲームをしていれば、「1時間ゲームをやる」というように区切りの良いペースでゲームを続ける事が出来るしね。

パソコンに向かって作業している時も、テレビはつけっ放しです。視界の隅にチラッと映るような配置になっていますが、画面を観ずに声だけしか聴かないで済むニュース番組を聴いています。ニュースステーションの偏った報道に舌打ちし、筑紫哲也の陰気な多事争論に呆れ、今日の出来事の押し付けがましいヒューマニズムに辟易し…一番楽しく聴けるのは「日経ビジネスサテライト」だったりします。

他にも、睡眠時間のコントロール理論とか怪しげな理論がいくらでもありますが、これはあくまでも私の特性に合わせた特殊な理論なので割愛します。

 

 2003/09/23 (火)  「量産開始?」

4連休の最終日は一歩も家から出ずに、冬コミ合わせのオフセット版「GM研通信」に向けて着々と作業を続ける。本文用のテンプレートも完成し、テキストを流し込む機能や回り込み機能をいろいろと試してみる。どのフォントでどのサイズが一番読みやすいのか、何文字まで1ページに入るのか、オフセット特有の綴じしろはちゃんと確保できているかどうか、禁則処理の「ぶら下がり」オプションの設定は…

試行錯誤の末、納得のできるテンプレートが完成しました。後は、テキストを流し込んで量産するだけ…だと思っていたら、大問題発生。レビューによって長さがまちまちなので、1ページに収まらないものもあれば、1ページ内に大きな空白が出来てしまうものもあり、てんでバラバラなのです。ある程度の加筆修正は覚悟していたけど、こりゃ全件に手を加える必要がありそうです。50本以上のリテイク…うぐぅ、またストレス太りしてしまいそう。

単行本の編集作業をしつつも、通常更新を疎かにする訳にはいかないのだけど…「トリコロ」のレビューはとりあえず明日に延期します。ネタは揃っているんですけど、何かこう、自分の論理に満足できない部分があるんですよ。過去のレビューを総ざらえしていて、方向性というか自分のレビュアーとしてのポジションに対して迷いが生まれ、難しく考えすぎてしまっているのかもしれない。しかし、過去に囚われ過ぎるのも良くない。過去があるから現在があり未来もある。過去を教訓として自己の向上を図ること、さすれば自ずと道は開かれよう!

(なんだか自己啓発みたいな結びになってしまったけど、自己暗示の一つでもかけないと創作と真正面からぶつかって行くことなんてできませんから)

 

 2003/09/22 (月)  「谷間の有休」

今日は、派遣先の「有休取得推進日」によりお休み。これで4連休になったわけですが、あまりにも楽すぎて仕事に張り合いが持てないというジレンマが…金も名誉も要らないから、倒れるほどの労働と充実感が欲しい。その思いは強まる一方である。すでに私の腹の内は決まっているのだが…アレでナニな事情があって今すぐにというわけにはいかないのが、どうにももどかしい…

意味不明の愚痴はこのくらいしておきましょう。予定外の休日を利用して、しばらく手の止まっていた「テイルズ オブ シンフォニア」の攻略を再開しました。すでにファミ通の攻略記事より先に進んでしまったので、まったくの手探り状態の攻略となったが、ダンジョンの仕掛けもちょっと考えれば分かる程度の難易度に調整されていて、RPGらしいRPGをやってるなぁという実感があったし、怒涛のごとく押し寄せる裏切りと世界の謎の見せ方も上手いと思う。パーティーメンバーがひっきりなしに離脱と合流を繰り返すのはせわしないけど…キャラクターとしては、やはりヒロインであるマナの神子(みこ)のコレットがとてもいい。今年のGM研大賞の主演女優賞は確定かな?

平日の真昼間からゲームばかりやっていると、なんだか悪い事をしているみたいで落ち着かないので、Cレヴォ合わせのコピー本「GM研通信創刊準備号」の表紙と裏表紙のデザインに取り掛かることに。ちょっとだけ勉強したイラストレータの機能を駆使して、とにかく徹底的にファミ通の表紙をパクリつつ微妙にアレンジを加えて…数時間後、とりあえず仮原稿が完成しました。でも、まだコーナーもレビューの絞込みも本決まりではないので、表紙にどこまで書いていいものやら…困っています。こんな調子で準備号に間に合うのだろうか…少々不安ではあるが悩んでいても本はできない。所長講演の草稿と特別企画(まだ内緒)の仕込みを平行して進めておくことにしよう。

 

 2003/09/21 (日)  「食べ放題&買い放題(半分間違い)」

昨日に引き続き、KO氏の買い物に付き合うことに。今日は心斎橋方面に繰り出してみる。まずは、戎橋のダイブスポットを見学。先日ダイブ死亡事件が起きたばかりなので、橋には献花があったりと物見遊山気分にもなれないので、写真撮影もそこそこに退散することに。午前中の心斎橋筋アーケードはとても快適だ。私のホームグランドはビックカメラより南側の電気街であり、おっしゃれ〜なお店の立ち並ぶ心斎橋とかミナミとかは、アウェイもアウェイ。たまに東急ハンズに行く時も遠回りして御堂筋を使うくらいですから。

まずは東急ハンズの1Fで、携帯電話のアクセサリ探しに付き合っていると、珍品コーナーで銀球を使ったからくり時計を発見。かなり面白い品物だったが、金欠の上にモノがでかいために見送る事になってしまったようだが…4Fの寝具売り場に寄って、テンピュールのマットレスの感触を楽しむ。一番安いものでも78,000円するのでとてもじゃないが買えないけど…あの感触は危険です。不眠症の私もあれなら永眠してしまいそうです。あ、朝起きれなくなるもは社会人として困るんだけど。

昼食は、心斎橋のシェーキーズというピザレストランで、食べ放題850円コースで腹いっぱい食べまくる。以前、つくばに行ったときに食べたのもシェーキーズだった、というか、27年の人生経験で、まもとなピザを食べたのは2回目、しかもいずれも食べ放題というのもなんだかなぁ…私の場合は基準が基準なのであまり当てにならないが、850円にしては十分すぎるくらい美味しくて量も食べられたと思う。時間帯によっては30分ほど並ぶ事もあるが、このコストパフォーマンスなら30分並んででも食べる価値があると言えるだろう。まったくもって、こういう思わぬ発見があるから、自分の知らない分野に連れ出してくれる友人というものは、げに(大変)貴重なものである。

閑話休題

昨日買って来た「月姫ピントコレクション」を開封。とらのあなでBOXを買うと、反転秋葉の特別バージョンがもらえるので、ついつい勢いで予約して買ってしまったのだが…1箱目でいきなり12種類をコンプリートできてしまいました。まったく重複無し。確率的にそんなことが有り得るのだろうか…?もしかして、ダブリ無しがデフォルト?買う方からすれば嬉しい偶然だけど、コレクト道からすれば何だか物足りない…あ、箱をよく読んでみたら、BOXに1個必ず入っている「レア」が2種類あるらしい(ちなみに、私が出したのは姫アルクで、未入手は猫バカアルクのみ)。しかし…他にダブリのない現状で、レアをゲットするためだけに確率50%のBOX勝負を挑むのはあまりにも経済効率が悪すぎる。おとなしく中古屋のバラ売りを待つしかないのか…(って、金の無いこの時期に何をやってるんだか…)

その上、阪神優勝記念2割引セールをしていた中古同人ショップで3,000円分も買い物をして、「一撃必虫ホイホイさん」の予約を入れて、来週の企業イベントの「Dream Party」の前売り券を勢いで買ってしまったり…(いや、だから、金がないって言うとるやないけ!ホンマに冬コミ本の印刷資金は大丈夫なんかい…)

 

 2003/09/20 (土)  「日本橋案内(あない)紀行」

案内と書いて「あない」。時代劇などで「案内(あない)つかまつる!」という風に使われたりもします。訳すると「ご案内いたします」。うむ、トレビアの泉以上に何の役にも立たない無駄な知識ですな。理系コース→理系大学情報学科→派遣のSE、という風に理系畑まっしぐらの経歴なのに、無闇やたらと語彙が豊富なのはなぜだろう?(センターテストで、数学よりも国語の点の方が良かった(日本史は満点だった)という恥ずかしい過去は、ここだけの秘密だ!)

もとい!今日は小学校以来の友人のKO氏が大阪に遊びに来たので、いつものように日本橋で合流して中古CD屋などを見て回ることに。まずは、最近所長日記に頻繁に登場している、大食い御用達の定食屋「ちょいめし あさちゃん」で昼食を取ることに。KO氏は私のオススメでカレーライスの大盛りを注文したが、あっさりと平らげてしまった。さすがは、体育会系御用達の大盛りメニューの店が多いつくばで揉まれただけのことはある。うぬぅ…でも、なんか無性に悔しいぞ!(次は是非、丼ものの特盛りにチャレンジしてヒィヒィ言わせてみることにしよう(黒))

その後、いつものように日本橋中の中古CD屋めぐりを敢行。といっても、KO氏の守備範囲のメインは洋楽とマイナーな邦楽なので、一緒にCDを捜したりはできないんですけどね。でも、私はそういうジャンルに強い店があることは把握しているし、案内して掘り出し物を見つけて喜んでもらえるだけで私も嬉しくなるというものです。もてなしの心、ニッポンのココロ。いいねぇ〜

大食いした後は無性に眠くなるものだが、今日は台風の接近による気圧の低下と、中古CD屋の独特の匂いと大音量の音楽と、歩きタバコする輩の副流煙の直撃を喰らったり…悪条件が重なりすぎて、この日私の体調は最悪だった。そもそも、私自身は買い物をしている時は常に不機嫌なんですよ。なぜって、迸る物欲には果てるということがなく、とてもじゃないが金の方が追いつかないんです。それこそ店ごと買占めかねない勢いですから、買い物中は常に物欲という怪物を抑えるのに必死なんですよ。だから、険しい顔で買い物をしていても、別に怒っているわけではないので、あんまり怖がらないで下さいね。

さて、今回はKO氏も私も金欠状態だったため、買い物もかなり慎重になっていたわけだけど、ふと思わぬCDが目に止まりました。「荒城の月のすべて」…あ、あんですと〜!?裏面の曲目リストを見てさらに悶絶。全20曲、すべて荒城の月!尺八、少女合唱団、テノール、ピアノ、ハーモニカ、フルートなんでもあり。果ては、外人さんのテノールバージョンまであり、しかも、題字:筑紫哲也で非売品の見本盤!!…あまりのインパクトに、ついつい衝動買いしてしまいました。最近は中国の「女子十二楽坊」が癒し系などともてはやされているが、聞いた事も無い楽器のあんな忙しないリズムよりも、日本人のDNAに刻まれた幽玄と趣きを感じさせる「荒城の月」の方がよっぽど癒されるというものです。でも、20曲連続で「荒城の月」を聞いていると、リラックスどころか変な領域にまで突入してしまいそうで怖いんですけどね…

情けは人の為ならず---こうした思わぬ拾い物があったりするから、人生は面白いですね。

 

 2003/09/19 (金)  「漫画レビュー強化月間」

記者「御堂筋パレードには約1億円の経費が掛かるそうですが、その財源はどのようにして確保するのでしょうか?」
知事「明石家さんまさんの年収は8億とか。ポンと気前良く1億くらい寄付してくれませんかね。あっ、100分の1でもいいですから」
記者「・・・」

まだまだ続く阪神優勝狂想曲。太田府知事の馬鹿発言に開いた口が塞がりません。近鉄が優勝した時も乗っかったわりに何の効果もなかったし、道頓堀ダイブ容認発言をして各方面からひんしゅくを買い…冗談に聞こえないあたりが人徳のなさを象徴してますなぁ。自治体自ら便乗商売を展開して一儲けを企むくらいの逞しさがあっても良いのではなかろうか?減り続ける税収で巨額の財政赤字の返済ができるわけなかろうに…役人どもちったあ営業努力ってものをしてみんかいっ!

閑話休題

http://www.gmken.com/review/schoolrumble.html
http://www.gmken.com/review/orange.html

なんの前触れもなく漫画レビュー強化月間に突入したGM研レビューですが、今週は「ORANGE」と「School Rumble」の2本をアップしました。GM研のMは漫画のMですから、もう少しコンテンツを充実させたいと常々思っていたわけです。しかし、漫画レビューというのは非常にタイミングが難しいんですよ。ストーリー漫画なら完結するまでは最終的な評価を出せないけど、完結してからでは話題性が薄くなってしまいます。だが、紹介者としてレビューを作品の普及に役立てるためには、ある程度早い時期からレビューを書く必要があります。まだ単行本が1巻しか出ていなかった当時に書いた「クロマティ高校」のレビューは、5,000ヒットを越えて日本を代表するクロ高レビューだと海外から誤解されたりもしたほどです。

ただ、漫画レビューというジャンルは、漫画批評が商売として成立してしまうくらい質量ともに充実しているんですよ。そんな中で、GM研らしい独自の切り口と着眼点を発揮するというのは困難を極めます。今でも完全な自信を持って書けているわけではありません。紹介したい作品はいくらでもありますが、作品の選定の決め手になるのは「この才能を押し上げたい」という心からの気持ちです。そういうものがないと、前述のような難しい判断をしてまでレビューを書こうという衝動は湧いてきませんから。

まだ未定ですが、今後のレビュー予定(の予定)リストを載せておきましょう。あまりにも趣味に走っているので、需要があるかどうかはまったく読めませんけどね…守備範囲広すぎだっつーの!

恋風
げんしけん
愛人(田中ユタカ)
夢かもしんない(星里もちる)
ラブロマ(とよ田みのる)
STEP(柊あおい)
内閣総理大臣織田信長

 

 2003/09/18 (木)  「あーあ、やってもうた・・・」

遂にというか予想通りというか、とうとう出てしまいましたね、道頓堀ダイブで死人が。優勝決定の夜には5,300人が飛び込んだといわれているが、その2日後の夜になってもまだ散発的に飛び込みが行われていたというから、その馬鹿さ加減と公共心の欠如には最早言葉もありませぬ。

死亡したのは23歳の会社員。相当酒が入っていたらしく、仲間数人と何度もダイブを繰り返していたという。調べによると、死亡した男性は、戎橋の欄干に四つん這いになって立ち上がろうとしていた時に、誰かに押されて不意を突かれた形で川に転落したという。飛び込む用意が出来ていなかったため、息を止める間もなく水を飲んでしまったのではないかと推測されている。

目撃者の証言どおり誰かが押したとなると、これは立派な殺人罪に該当するわけだが・・・いずれにしても、こんな死に方をされたら残された親類縁者は居たたまれないだろうし、阪神ファンのすべてが「喜び方も知らないイカレポンチ」と思われてしまう。本当にいい迷惑だ!

飛び込み禁止と言いながら、川さらいをしたりお助け梯子の設置を容認したりするなど、行政の対応が中途半端だったことにも責任の一端はあるだろうけど、もっと問題とすべきは、道頓堀ダイブを飽きることなく中継し続けたマスコミにこそあるのではないだろうか?大阪人はほぼ例外なく目立ちたがり屋である。残念ながら、これはもうDNAなのでどうしようもない。彼らは喜びを表現したいから飛び込んでいるわけではなく、ただ単に目立ちたいだけなのだ。TVは「危険ですので飛び込まないで下さい」と注意していたつもりだろうけど、TVを見ている行儀の良いファンにそれを言ってどうする?注意すべきは今まさに飛び込んでいる奴らだろうが!!

パリのセーヌ川でも、ロンドンのトラファルガー広場でも、虎党がダイブを行って現地住民に怪訝な顔をされていた。誤解のないように書いておきますが、ダイブした者の多くが25歳以下の若者であり、その多くが騒ぎに便乗しただけの俄か阪神ファンです。18年間の苦しみを知っている世代ならば、あんな馬鹿騒ぎは絶対にできません。優勝した瞬間に「これは夢ではなかろうか?」と頬をつねり、優勝の翌日目が覚めて「ホンマに優勝したんやろうか・・・」と心配になり、スポーツ新聞の一面を見てようやく実感する。そのくらい神聖で厳かなものであって然るべきものなのに…

はぁはぁ…日記なのに全力で書いてしまいました。これだけの文量を即興で書けるなら、更新が止まったままの週刊コラムを書いたらどうなんや、自分?<一人つっこみ

 

 2003/09/17 (水)  「迷菓 悪代官」

こんばんわ、GAEの回し者を公言して憚らない所長ですが、好きがこうじてGAEの通販に注文してしまった「迷菓 悪代官」が届きました。山吹色のお菓子=小判をもじった(かすてら)饅頭で、800円+送料600円(代引き料込み)+消費税で1440円なり。食品なのでいつまでもとっておくというわけにはいかなので、さっそく食してみる事に…思いの外本格派の饅頭で美味しいのですが、すでに賞味期限が9月29日に迫っているので、GAE通販に残っている在庫も間もなく販売不能になってしまいます。この小さな笑いに1440円出そうという酔狂な方は、お早めにGAE通販をご利用くださいませ!

http://www.gae.co.jp/goods/aku_item.html

 

 2003/09/16 (火)  「日本橋穴埋め紀行」

この前の連休は、阪神の優勝騒ぎによって恒例の「日本橋買出し紀行」を書きませんでしたが、ちゃっかりと買出しには行っていたんですよ。ネタがもったいないので、1日遅れですけどそのまま今日の日付でアップしてしまいましょう。

朝10時の開店とともに、となのあな日本橋店へ。目的はオーガストの新作「月は東へ日は西へ」の体験版の無料配布のゲットだったが、昨日(金曜日)の時点であっという間に配布終了したとのこと…暇な学生オタクには勝てませんな。ま、どっちにしても、パソゲーの18禁版を買う気はまったくないんだけど。前人気も上々みたいだから、今度もアルケミストあたりで家庭用移植が期待できる…かな?(DCの流通ルートがそのころまで生き残っているかどうかは疑問だけど)

夏コミ新刊の委託販売補完が終わったかと思えば、来週にはサンクリが、来月にはCレヴォがあるんだなぁ…金がいくらあっても足りやしない。Cレヴォはサークル参加なので何があっても参加するけど、この短い間隔でサンクリにまで行くと東京遠征の交通費はかなりの痛手になるし、しかもサンクリの日取りが飛び石連休の最終日というのがいただけない。22日は派遣先の会社が有休取得推進日に指定してくるだろうから、上期末のこの時期にこれ以上予期せぬ(疲労困憊でイベントの翌日使い物にならない)有休行使だけはなんとしても避けなくてはならない。むー

店内をうろついていると、どえらい告知を発見!

『10月4日、日本橋店はなんば店に統合されます!』

遂にとらのあなの新規出店&拡張路線にも翳りが?地図によると、なんば店の位置はそのままなので、おそらく、事務所に使っていたなんば店3Fの半分を店舗として増床するんじゃないでしょうか?日本橋店の同人誌フロアは、18禁と一般をごちゃまぜに置いたり、レジの回転が死ぬほど悪かったり、古物の値段も高めだったし…店舗としては好きではなかったけど、場所は便利だったし、ビルに4コマ漫画が描いてある日本橋名物の通称:トラタワーがなくなってしまうのは非常に残念です。

オタク系リサイクルショップ「らしんばん」にて、「雪色のカルテ」のサウンドトラックを発見・・・って、新品でも売っているのを見たことなかったんですけど・・・オタク系のCDは非JASRACだったり、一般流通を使っていなかったりもするし、メーカー直営の通販で初版プレスのみ、なんてこともあるので気が抜けない。最近では、君望のアージュが、アージュファンクラブ会員専用の通販アイテムとして、栗林みな実さんの主題歌シングルを販売していたりもします。イベントでも販売しているけど、同人誌購入にかけるイベント本来の時間を割いてウン時間もかけて並ぶくらないなら…いっそのことファンクラブに入ってしまおうかな?・・・あぅぅ、この金のない時期に・・・(つい先日、電撃大王の誌上通販で「1/1ホイホイさん」を発注してしまった男が今更何を言う!)

 

 2003/09/15 (月)  「祝」

最後の最後で散々やきもきさせられたけれど、終わりよければすべてよし。もう何も言うまい。こんな目出度い席で語るのは野暮というものです。阪神ファンのみなさま、おめでとうございます。そして選手のみなさま、ありがとうございました。今夜はひとり静かに、この優勝の余韻に浸ることにしよう。

 

 2003/09/14 (日)  「宙ぶらりん」

口ではどう言おうとも、「明日になれば甲子園V」という本音を隠す事はできなかった。その心の隙をついたようにエラーを連発…これでは勝てる試合も勝てやしない。明日も相手チームの結果次第で優勝が左右されるという条件は変わらず…はぁ…やきもきするのにも疲れましたわ。田村亮子の世界柔道6連覇や、巨人の川相の引退試合と話題が重ならなかったのは、せめてもの僥倖というべきかは…

こんな日は、ちくちく原稿とHPの更新をして過ごすに限る。そんなわけで、どえりゃあ久しぶりに、でじたる写真館のコーナーを更新してみました。ウチにあるお宝紹介という企画は随分前からあったんだけど、あまりにも物が多すぎて「どこに何を仕舞ったのかよくわからない」状態だったので、なかなか手が付けられなかったんです。しかし、この3連休を利用して大掃除をするついでに、ブツを捜してデジカメで撮影して記事にしてしまうことにしました。しかし、実家に置きっぱなしのお宝も多いし、本人の記憶もあやふやなお宝も多量に存在するので、とても全部は紹介し切れませんでした。それに、その品物にどのような価値を見出すかは人それぞれですからねぇ…

Cレヴォ合わせの「GM研通信創刊準備号」の表紙デザインは、ファミコン通信創刊号をモデルにする事に決定。しかし、ロゴを100%パクると法的に多少問題があるので、みようみまねでロゴを自作してしまうことにしました。ものすごい手間が掛かってしまいますが… 本文のテキストレイアウトもほぼ決定。しかし、相変わらずどの作品を掲載するか絞込みの調整が難航しています。いっそのこと、B5サイズにして1ページの文字数を増やして、掲載作品数の枠を広げるのはどうだろう?…いや、印刷費用の観点からはA5で増ページした方がまだ安いし…いや、究極形はゲーム雑誌と同じB5変形版!同人誌でこれを実現するのは絶対に不可能というわけではないが、特殊な版型なのでコストは跳ね上がるし、書店委託したとしても置き場に困るだろうし…

うーむ、どうにも煮詰まってしまった。息抜きのつもりで久方ぶりに復帰した東風荘に時間を取られ…早く阪神に優勝を決めてもらって、この宙ぶらりん状態を打破したいんだけどなぁ…

 

 2003/09/13 (土)  「優勝目前、ファンの道とは?」

優勝を目前にしながら、今日も投手陣の崩壊でマジックを減らせず、足踏みが続く阪神タイガース。明日も相手チームの結果待ちという条件は変わらないのだが、マジックの対象チームが2チームあるのが非常に厄介だ。阪神VS中日はデーゲームだが、ヤクルトの試合はナイトゲームだから、ホテルで結果待ちという締まりのない胴上げになってしまう危険性がある。ここまで来たら、明日のゲームは捨てて、15日からの甲子園地元胴上げを見たいのだが…

大阪の繁華街は、標識に上れないように有刺鉄線を張ったりするなど、万全の厳戒態勢で警戒していたが、優勝決定が流れて空振りに終わったかに見えたが、気の早い8人の若者(馬鹿者)が道頓堀川に飛び込んだという。あんなの阪神ファンじゃねえよ!お前ら18年前に野球観戦の分別がついてたんかぃワレ!万年最下位が続いた冬の時代もファンであり続けることができたんか?W杯の時と同じで周囲の雰囲気に酔ってるだけとちゃうんかぃ!

虎党で有名な藤村章二さんは「優勝の瞬間は、つとめて日常でありたい」と言っていた。優勝というものは一夜の夢ではなく、1年間過酷なシーズンを戦い勝利を掴んできた選手達が作り上げた現実である。なにしろ18年ぶりであり、選手達が誰も経験した事がない優勝…初めての重圧に飲まれてしまうのも仕方がないことだ。その上、ファンの心無い行動によって変なプレッシャーを与えてしまったり、不快な思いをさせてしまうのは、ファン道云々以前に人間としてあまりに幼いとしか言いようがない。星野監督のジョークではないが、本当に道頓堀にジョーズでも放してしまい、禁を犯して飛び込んだ奴は喰われても仕方がない、そのくらいでもいいのでは?…まぁ、バカは死んでも直らないと思うけど。

コミックビームの奥村編集長がメルマガにも書いていたけど、私も来年からは横浜とオリックスを応援しようかなぁ…

追記:
阪神仕様のゲームキューブは1万台限定生産の予定だったけど、好評につき増産が決定したようです。日本橋の量販店では現在も予約を受け付けていますが、2次出荷分扱いなので販売は10月上旬になるそうです。いずれにしても、私は買いませんけどね。ありがたくて使えないものに対して27,700円(税別)も出せませんよ。

 

 2003/09/12 (金)  「やきにく」

会社から支給されている上半期の親睦交際費の締切日が迫ってきたので、同僚とともに上半期の打ち上げと称して焼肉屋に行く。定時後、今まで降りた事もない通勤路途中の駅で下車して徒歩15分。精肉店がやっている焼肉屋(名前は知らない)で、地元ではわりと評判のお店らしい。8掛けで上限7000円支給されるという事なので、ここぞとばかりに高い肉を注文し、生中を5杯、白い飯を3杯、すごい勢いでかっこむ。年に2回こんな時しかまともな食事なんてできないからなぁ…

そういえば、私が子供頃は「焼肉=ホルモン」を意味していた。父のボーナスが出たときには、いつも行きつけのホルモン屋さんに家族総出で繰り出して、動けなくなるまで目一杯食べるのが当たり前だった。当時はまだ無煙焼肉テーブルなんてないから店内は煙って良く見えないし、壁紙にまで焼肉テイストが染み込んだあの雰囲気が好きだった。その名残で、今でも焼肉屋では必ず内臓系の注文をしてしまう。高い肉も少量なら美味しいと感じるけど、柔らかいばっかりで歯ごたえがないのが気に入らない。日本人の脂身信仰だけがすべてだと思わないでいただきたいものです。

なかなか減らない阪神のマジック。これも生みの苦しみか…本当に明日決まるのかな?

 

 2003/09/11 (木)  「9・11」

あの9・11からもう丸2年が経つんですね…往く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。時間というものは優しくもあり残酷でもある。忘れなければ前には進めないけど、忘れてはいけないこともある。まだ歴史として振り返るには冷静に判断できる段階ではないが、あの悲劇が引き起こされるに至った原因と、あの日から現在に至るまでに世界がどこに向かおうとしているのか、今を生きる我々には知る権利と理解する義務があると思う。

アメリカはイラク戦争に圧勝した。しかし、イラクの占領には失敗した。攻撃の論拠だった大量破壊兵器は未だに発見されず、フセインもビンラディンも潜伏を続け、テロし放題の無法地帯では国連さえも標的にされ、戦後復興資金に当て込んでいた石油の輸出もままならない。そんな予想外の苦境の中、あっさりと方針転換して、軍の駐留費用で追加予算で約10兆円を米議会に要求して、国連には平和維持軍の派兵を要請した。国連裁決を経ずに独立国家の政権を強引に武力で打倒しておいて、一体どの面さげて物を言おうというのだろうか?しかも、アメリカが提案した案では、平和維持軍の派兵を要請しながらも「戦後復興の主導権と権益はわたさへんでぇ」という意図がみえみえの内容。こんなアホな話、無条件でOKするのは日本政府くらいのものである。(しかも、建前上自衛隊は軍隊ではないから、後方支援+経済支援という形式になる)

この追加駐留費用の予算が承認されれば、アメリカは史上空前の財政赤字を抱える事になる。並ぶもののない軍事力と経済力を持ちながら、収支は莫大な赤字…こんな馬鹿げた話があるだろうか?しかし、よく考えていただきたい。アメリカという国は、全国民の1%にも満たない勝ち組を優遇するシステムで成り立っているのです。日本のような過剰な累進課税制度はなく、納税もそこそこに金持ちは金持ちのまま肥え太り続ける。ビル・ゲイツ一人の資産でアメリカの下位所得層の45%(1億2千万人)の資産を上回るという、馬鹿げた話がまかり通ってしまう。それがアメリカ経済の現状であり、アメリカが掲げるグローバススタンダードに飲み込まれてしまった日本経済の行く末も知れたものというものです…

「戦争論3」を読破したのがこの日に重なったのは偶然なのだろうか。400年に渡る植民地争奪と先住民虐殺と民族弾圧が生んだ歴史の歪み、2000年の歴史をわずか戦後50数年で捨ててしまった日本の知識人たちの愚行、そして、単色のイデオロギーで塗りつぶされつつある現在進行形の世界…だが、世界は多様であったほうが面白い。保身を越えた道徳こそが真の国際協調にかない、ひいては日本の国益となる。シリーズ最終巻となる本書の最後のこの言葉を、まっすぐに受け止めるだけの読解力と理性が今の日本人にも残されている事を切に祈りたいものです。

 

 2003/09/10 (水)  「テレビのビ」

Cレヴォ合わせの「GM研通信創刊準備号」に向けて、デザインの勉強と地味な校正作業を延々とこなす。横目で見ていた日本VSセネガルがあまりにもつまらなかったので、チャンネルをひねる(死語)と、今話題の「トレビアの泉」を初めて目撃。流行りモノ嫌いの天邪鬼の私は当然のごとく「トレビア」も目の敵にしていたわけだが、いつもは裏番組で「その時歴史が動いた」を見ていたから気づかなかったんですよ。

とりあえず「その時〜」が始まる9時15分まで見てみたけど…本当に何の役にも立たない豆知識ばかりですね。まぁ、役に立たないから「雑学」なんだけど。番組の演出が「ボキャブラ天国」風なのにちょっと違和感を覚えたけど…深夜番組の時代からそういう路線だったのだろうか?(へぇ〜ボタンは、実はHAMASHOW!のパクリ企画の方で先に知っていたりして)

今週の「その時〜」のテーマは「ジャンヌダルク」。名前だけなら誰もが知っている世界の偉人だが、彼女がなぜ英雄と呼ばれる事になったか、なぜ異端裁判の末に火刑に処せられたのか、ちゃんと歴史に学んだ人はあまり多くないだろう。この番組もいよいよネタ不足に陥って、海外ネタを扱うようになったのは苦しい状況の表れなのかもしれないが、日本史を選択して世界史を学ぶ機会のなかった私にとってはむしろありがたい。ちょうど「戦争論3」を読んでいる最中で、欧米との根本的思想の違いと世界史について考えるところが大だったので、今週の放送は非常に興味深く見ることができました。

ニュース番組は、仁義なき自民党総裁選挙の報道ばかり…自民党員にしか選挙権がないのに、あたかも自民堂だけが日本であるかのように全国ネットを占拠するのはいかがなものか…しかも、4人の候補者よりも影の首相:野中氏の引退宣言の方を大きく扱うのはいただけない。主義主張も政策もどうでもよくて、誰に決まろうと政権与党で美味い汁を吸うために、自民党という徒党を組みたいのなら、カタチだけの選挙なんて無意味だ。そんな暇があるなら、他にいくらでも議論すべき法案が山積みだろうに…

 

 2003/09/09 (火)  「テイルズ オブ シンフォニア」

CMの歌と藤島キャラのアニメのインパクトで衝動買いしたものの、手つかずのまま放置しておいた、ゲームキューブの「テイルズ オブ シンフォニア」の攻略をまったりと開始しました。

テイルズシリーズは、はるか昔に「ファンタジア」をやったことがある(クリアはしていない)だけで、それ以後はキャラデザが藤島康介じゃなくなって離れてしまったわけですが…久しぶりにやってみると、昔ながらのRPGの感覚が結構残っていて、違和感なくゲームに入っていけた。説明書を一切読まなくても問題ないし、3Dなのに視点を回転させないので3D酔いもないし、アクション要素の強いめまぐるしい戦闘もフルオートでOK。

しかし、ゲームキューブという低年齢層をメインターゲットにした商品で、この深遠ななるシナリオがどこまで理解されるかどうかは、ちょっと不安ですね。「人間牧場」とか、「間引き」とか、「天から見放された豚ども」とか、「天使になる=人間ではないものになる」とか…序盤から遊び手の知的好奇心を強烈に刺激するキーワードを効果的にちらつかせて、先へ進みたいという原動力になっている演出は見事だし、多分、遊び手が「こうあって欲しい」「それだけはさせない」と思う方向の通りに物語が進んでいくような気がする。先読みができることが決して不快ではない。まだ序盤なのでこれはまだ予想でしかないが、もしその手法を完遂できたなら、作り手の演出過多に陥ったRPGに明るい兆しを見出すことができるかもしれない。

 

 2003/09/08 (月)  「GM研通信の進捗」

ようやく正式に企画発表にこぎつけた「GM研通信創刊号(総集編)」ですが、レビューの絞込みが難航しています。ページの都合上、レビューを50本前後に絞る必要があるわけですが、ゲームレビューだけで外せないのが34本も…他にも第一次選考を潜り抜けたレビューを合計すると74本。これ以上の増ページは無理なので、なんとか第二次選考で絞込みをかけねば…

Cレヴォ合わせで出すコピー本「GM研通信創刊準備号」に向けて、デザインテンプレートの作成と過去レビューの誤植修正を開始。デザインについては今まで機能の1%も使いこなせていなかったイラストレータのDTP機能の勉強から地味にスタート。誤植修正は、朝晩の通勤時間を使ってコツコツ赤ペン添削。出るわ出るわ誤植の山。ああ、こんな誤植を何年もさらし続けていたなんて…(恥)誰もつっこんでくれないんだもんなぁ…

再録総集編のはずが、ほぼ全ページに手を加えることになってしまいました。相当な作業量になりそうですが、明確な目標に向かって行動していく充実感さえあれば、疲れなんて無問題! さぁ、忙しくなるぞ!

 

 2003/09/07 (日)  「祝!50,000ヒット達成」

9月7日をもって、GM研は通算50,000ヒットを達成いたしました。2001年2月の創設から2年と7ヶ月…個人レビューサイトという極めて需要の少ないジャンルにも関わらず、かくも多くの読者様に訪問していただけた事を、心より感謝いたします。これからもこれまで以上にコンテンツの充実に邁進していく所存です。今後ともGM研をお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。

記念ヒットプレゼントは一足先に44,444ヒットの際にやってしまったので、今回は特に何も企画していませんが、大台の10万ヒットの時にはまた何か感謝プレゼント企画を考えておきます(いつのことになるやら分かりませんが…)。

それと、これは50,000ヒット達成とは直接関係ないのですが、おめでたい席なのでついでに発表しちゃいましょう。GM研は次の冬コミ合わせで、レビュー総集編のオフセット印刷版同人誌を製作することになりました。詳細は以下参照。

書名:「GM研通信 創刊号(総集編)」
発行予定:冬コミ(コミケット65)
ページ数:A5(124ページ)
発行部数:未定
頒布価格:未定
書店委託:未定

収録内容
・3年間、約150本に及ぶレビューから好評だった50本を厳選!
・累計15万件のアクセスデータから弾き出した統計結果を発表!
・GM研ゲーム大賞2001-2003表彰式
・創刊記念GM研所長特別講演「遊び手と作り手との距離」
・WEB非公開特別企画「暴走対談浪漫譚 実録!がんばれ美月さん」
・他、企画多数予定中(現在、諸方面といろいろ交渉中)

これまでもコミケで、100円コピー本として「年鑑GM研」としてレビューの再録本は発行していましたが、80Pで100円という無料同然のサービス・おまけのような位置づけでやっていました。そもそも、WEBで無料で見れるものをわざわざお金を出して本を買い求めるほど私のレビューに魅力がある、などと自惚れるほど私は恥知らずではありませんからね。しかし、本には本の良さがあると思います。WEBというテキスト形態は無料である事が前提にあり、自分が好きな記事だけを読むことができるけど、偶然の出会いもない。その一方、本ではお金を出して買ったという前提があるから、値段分だけでも元を取ってやろうとして興味の閾値の低い記事にも目を通して偶然の出会いの可能性が生まれる。GM研が本来の目的としている「作品の紹介者」という立場をより明確にするためには、本というメディアが持つ特性は非常に有効なものといえます。

WEB版の読者の方にも満足してもらえるように書き下ろし企画を多数用意すべく、現在諸方面にいろいろと交渉中です。こればっかりは相手様の都合などものあるので、まだ詳細は書けないんですけど…とにかく、まだまだ時間はたっぷりあるのでしっかり準備をして、本の方からWEB版にも興味を持ってもらえるような本作りを目指したいと思います。

「活動の集大成」などと書くと、「本を出したら辞めちゃうの?」と誤解されそうですが、レビュー活動はすでに私のライフワークになっているので、やめたくてもやめられないでしょうね。WEBでのレビュー活動はもちろん続けますが、ひとつの区切りをつけたい、という決意の表れだと解釈していただければ幸いです(ちょっとだけ意味深)。

 

 2003/09/06 (土)  「日本橋補完紀行」

毎週土曜日恒例だった「日本橋○○紀行」ですが、夏のゴタゴタですっかりご無沙汰になってしまいました。その間も日本橋には出没していたわけですが、ネタに困らない時は普通の買い物レポートの優先順位は下がってしまうし、ここ最近の買い物は夏コミで買い逃した本の補完がメインなので、量が尋常ではなく紹介しきれないんですよ。その補完作業もようやく一段落ついたので、まったりとネタを念頭に置きながら買い物ができるようになった、というわけです。

今週発売されたばかりの「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」が大人気のようですね。特に限定版はどのお店でも完売していて、すでに中古屋では24800円というプレミア価格で売り出されていました。うーむ、ガンダム世代恐るべし!(ガンダムを原体験にしていない私には無縁の話ですが)。「がんっばれ美月さん」の美月さんも限定版を買い逃して傷心されていましたが、やはり昔かたぎの一般ゲーマーにとっては、予約してゲームを買うというのは抵抗があるみたいです。

確かに、予約をしてしまうと確実にブツは手に入るけど、発売日に仕事帰りでお店に駆け込んだりする必要もないし高揚感も半減です。衝動などの物欲の赴くままに購入までのプロセスを楽しみつつ、その高揚感をそのままプレーへとつなげることができるから、非予約ゲームというものは圧倒的に「積みゲー」になる確率が低くなる。予約してしまうと、その時点で一度気持ちが緩んでしまうし、発売日が延期されるたびにどんどん気持ちが冷めていくものです。

私もできれば予約なしでゲームを買いたいのだが、ソフト会社からすれば事前発注が何本取れるかが勝負なんだから、どうせ新品で買うなら予約して買った方が貢献できるわけだし、値引き率で何店も回ったり後で後悔するくらいなら、予約特典付きのお店でさくっと予約してしまった方が精神衛生上好ましい。予約特典はお店とソフト会社の営業努力として認められるべきものなのだが、その一方、大手メーカーには「供給の義務」が発生するという事も忘れてはならない。今回のガンダムのようなケースでは、予約特典でファンの目を引くようなフェーズの低い営業は必要ないし、豪華版で利益を上げようというならば望む人すべてに行き届かなければ売り逃しが発生してしまう。せめて、予約を早期終了せずにすべて受けるくらいのことはやるべきではなかっただろうか?

おっと、久しぶりの日本橋紀行なのに、予約論で盛り上がってしまった。気を取り直して、ソフマップで新作ゲームの予約を一気に4本入れてきました。予定がまったく立たなかった下半期のゲーム整備計画ですが、ここに来て急転直下、枠がほぼ埋まってしまいました。この他にも「SNOW」「D.C.」「超兄貴」を予約済みなので、ネタには困らないけど財布の方が心配です。

11/? ワイルドアームズ アルターコードF
11/13 シスタープリンセス2 プレミアムファンディスク
11/20 新世紀エヴァンゲリオン2
12/04 D→A:BLACK

ソフマップの新作コーナーをうろついていると、なぜか平積みになっているTLS3を発見。なぜに?…そういえば、ベスト版で再発売されたんだよなぁ…でも、どうみても過去バージョンと同じパッケージなんですけど…しばし目を凝らしていると、たった1点、ほんとーに小さく「エビコレ」のマークが。再利用にもほどがあります。中古屋では980円(予約特典のマグカップよりも安い体たらく)だというのに…

夏バテ気味なので、「ちょいめしあさちゃん」でカレーの大盛り(600円)を食す。客が少なかったからか、何時にも増してすごい大盛りに。しかも、なんだか今日のカレーはやけに水っぽい。ニンジンが妙に多いし…もしかして仕込みに失敗した?どうやらカレーについてはあまり味が安定しないお店のようです。まずくはないがひたすら量だけは多いカレーを大食いの意地で完食。会計の時に他の客が食いきれなかった丼モノ(残したら3倍払い)の大盛りの器をちらっと見たが、あれは食べられんよ、普通!例えるのが難しいが、ラーメン鉢を3まわり大きくしたようなものと表現しておこう。この日記を読んで興味を持ってしまったそこのアナタ!くれぐれも軽い気持ちで挑んだりしないように!

家に帰って、同人誌リストの集計をしてみると…2542冊!!とうとう2500冊を突破してしまいました。丸3年で2500冊、年平均約800冊か…どこにそんな金があったのか、どこにそんな数の本が収納できるのか…いやはや、人間というものはなんとも業の深い生き物ですなぁ…

 

 2003/09/05 (金)  「カンブリアンQTS」

GM研は、グローバル・A・エンタテイメント(以下、GAE)のアナーキーな作品づくりを勝手に応援しています!

http://qts.jp/

有限会社テンキーとGAEがタッグを組んで製作中の、年末発売予定のゲーム「カンブリアンQTS」の情報がいよいよ解禁となりました。現段階では公式HPを見ただけではどんなゲームなのか分からないでしょうが、詳しいゲーム内容については秋の東京ゲームショー(TGS)に展示されるそうなので、もし会場に行くという方はチェックしてみてはいかがでしょう?(多分、マイナーすぎて雑誌筋の紹介記事には期待できないでしょうから、自分の足で情報をゲットしましょう)

実は、このゲームの存在については、私はかなり早い段階からGAEプロデューサーのアンディ山本さん(通称:カンブリアンマダムキラーAndy山本(四段))から教えていただける幸運な立場にあったわけであり、こっそりとちょっぴりだけ企画にも関わっていたりいなかったり…ともかく、これで晴れて声を大にして応援できるというものです。

ちなみに、このゲームは、ただのギャルゲーでも、ただのアドベンチャーゲームでもありません。まだ公式の情報が出揃っていない段階で私の口からはこれ以上は言えませんが…ええ、そりゃあもう、GAEがやる以上、普通のゲームになるわけがないじゃないですか!(褒め言葉)

GT4とかFF12とか、大手メーカーの大作発表会と化しているTGSですが、個人的にはこういう野心作が1本でも多く出展される事の方が嬉しいですね。続報を楽しみに待つ事にしましょう。

 

 2003/09/04 (木)  「パワプロ10(リーグ)」

http://www.gmken.com/review/pawapuro10.html

パワプロ10のレビューは公開しましたが、ここで終わらないのがパワプロの面白いところであり、しんどいところでもある。(衝動買いしたテイルズも手つかずのままだというのに)。サクセスモードで作成したオリジナル選手だけを集めた新球団をつくって、オリジナルのリーグで140試合を全試合CPUまかせで約2時間かけて何度も回して、能力値と実績との相関関係を割り出して、育成理論にフィードバックする…嗚呼、無限なり、パワプロ道…

育成選手のレベルにはまだまだ満足できていないけど、暫定的に作ったチーム「リリアン女学園(+花寺)」のチームオーダーはこちら。

1番:中:蔦子
2番:二:乃梨子
3番:三:支倉令
4番:一:佐藤聖
5番:捕:ゆうき
6番:左:柏木優
7番:右:三奈子
8番:遊:祐巳

先発
 蓉子、祥子、志摩子、由乃
中継ぎ
 江利子、速球
抑え
 変化B

作成したリーグは、セリーグの横浜と入れ替えただけ。その結果は…つ、強い!強すぎる!!72日目でマジックを点灯させ、2位に23ゲーム差をつける105勝、大独走でぶっちぎりの優勝!!すごいよリリアン女学園(+花寺)!

主な個人成績は以下の通りでした。

1番:中:蔦 子、.332、13本、 74打点、30盗塁
2番:二:乃梨子、.282、 6本、 57打点、
3番:三:支倉令、.420、26本、116打点、
4番:一:佐藤聖、.332、33本、133打点、
5番:捕:ゆうき、.294、25本、 90打点、阻止率.757
6番:左:柏木優、.313、17本、 79打点、
7番:右:三奈子、.295、 8本、 74打点、
8番:遊:祐 巳、.291、 5本、 51打点、20犠打

蓉 子、2.89、19勝 4敗 1SP、115奪三振、被本塁打21
祥 子、2.74、16勝 3敗 2SP、 71奪三振
志摩子、3.77、15勝 2敗 17SP、 29奪三振
由 乃、2.81、11勝 4敗 3SP、 70奪三振
変化B、2.96、10勝 5敗 39SP、 39奪三振
江利子、3.25、 8勝 2敗 0SP、 30奪三振
速 球、1.91、 1勝 4敗 12SP、 49奪三振

実在プロ野球選手のリーグでさえ、この程度の選手でも圧勝できるレベルなのだから、この結果からも分かるとおり、雑誌の攻略とかが目指しているオールAとかが、いかに現実離れした数字なのかが良く分かるだろう。強さもインフレしてしまうと面白みに欠けると思う。究極を突き詰めるよりも、一喜一憂できるバランスに敢えて止まるというプレースタイルもアリなのでは?

 

 2003/09/03 (水)  「パワプロレビュー(仕込み中)」

パワプロ10のレビューの執筆を開始。本文はあっという間に書けましたが、おまけで収録する「リリアン女学園+花寺学院選手データ」の作業量が尋常ではありません。通常のレビューは、通常で5KB。長いときでも15KBくらいしかないのに、今回はテキストのみで50KBを越えてしまいました。

というのも、パワプロの選手データの画面を、HTMLのTABLE機能だけで再現してしまったため、大量のHTMLタグを使用しているのです。まぁ、その出来栄えは完成してからのお楽しみということで…(ローテク大王の面目躍如?)

 

 2003/09/02 (火)  「パワプロ10」

何回目なのか忘れてしまったけど、えらく久しぶりとなってしまったパワプロ10攻略日記。レビューを書く材料はほぼ出揃っているわけだけど、夏のレビューラッシュも一段落ついたことだし、まったりと攻略を再開するとしよう。

すでに、週刊ファミ通の攻略記事や小冊子などで、公式の攻略本以上のサクセスモード攻略がなされていて、最強育成理論の方向性はほぼ固まったようです。といっても、本命の選手を育成するために、あらかじめレアな特殊能力や特定の練習メニューで友情タッグが狙える継承選手を何人も作成して「メモリーカードを肥やす」などという膨大な時間をかけた上で、ダイジョーブ博士の強化手術の成功と、試合に活躍しまくること、そのすべてを求められる最強理論なんて…辛過ぎます!

そもそも、私は高度化しすぎたパワプロの「野球ゲーム」についていけなくなったからサクセスモードに楽しみを見出したのに、サクセスモードも次第に理論と運だけではなく実力も問われるようになってしまった。それがすごく寂しい。攻略記事には「リーグ優勝して練習期間を伸ばそう」とか、「カイザースの契約更改の公約は日本一」とか平気で書いてあるもんなぁ…私のサクセス引退も近い?

とりあえず、最強育成理論は端から放棄して、好きなように選手を作ってセルフペナントを回して楽しむ事にしよう。もし、選手のパスワードが欲しいなどという奇特な方がいれば、パスワード公開もやぶさかではありませんが…

現在まで作成した選手をちょっとだけ公開しておきましょう。

作成コンセプト「リリアン女学園」(+花寺学院)

蔦子(外)
 ミート:B、パワー:E、走力:A、肩力:D、守力:C
 チャンス5、盗塁4、チャンスメーカー
 狙った獲物(チャンス)は逃がさない!盗撮(盗塁)ならおまかせ!

祐巳(遊)
 ミート:B、パワー:E、走力:C、肩力:C、守力:C
 チャンス4、ケガしにくさ4、チャンスメーカー、ヘッドスライディング
 平凡さの中に光る個性。できればムード○もつけたかったが…

乃梨子(二)
 ミート:B、パワー:E、走力:D、肩力:C、守力:A
 送球4、安定度4、守備職人
 沈着冷静な鉄壁の守り。特徴がないのが特徴。

ゆうき(捕)
 ミート:B、パワー:A、走力:D、肩力:B、守力:B
 パワーヒッター、ブロック○、キャッチャー◎、安定度4
 祐麒の漢字が登録されていないため、やむなく平仮名に。冷静に周囲を上手にリードできるキャッチャー。男子校ということで一応パワーヒッターにしときました。

 

 2003/09/01 (月)  「アクセス統計委員会(28)」

いつも月半ばに集計発表していたレビューのアクセス統計でしたが、8月はコミケ遠征と戦後処理に手間取ってしまい、このコーナーの事をすっかり忘れていました。気づいた時にはどうにも中途半端な時期になってしまっていたので、この際だからこのコーナーは今月から月初めの発表に切り替えることにしました。タイトルも微妙にリニューアルしていますが、やってることは相変わらずですけどね。さっそく、TOP20から

 1位 −( 1) 5163 (+ 477) 「魁!クロマティ高校」
 2位 −( 2) 5047 (+ 378) 「ファイナルファンタジー10」
 3位 −( 3) 4895 (+ 512) 「Ever17」
 4位 −( 4) 4554 (+ 554) 「鳥の詩」
 5位 −( 5) 4359 (+ 640) 「遠い約束」
 6位 −( 6) 3224 (+ 557) 「素敵だね」
 7位 −( 7) 3018 (+ 373) 「最終兵器彼女」
 8位 ↑(30) 2396 (+1381) 「ファイアーエムブレム烈火の剣」
 9位 −( 9) 2342 (+ 371) 「ファイアーエムブレム封印の剣」
10位 ↑( 8) 2341 (+ 149) 「少女ネム」
11位 −(11) 2325 (+ 479) 「MONSTER」
12位 −(12) 2213 (+ 482) 「御旗のもとに」
13位 ↓(10) 2097 (+ 181) 「AIR」
14位 ↑(16) 2009 (+ 504) 「課長バカ一代」
15位 ↓(13) 1989 (+ 333) 「月姫」
16位 ↓(14) 1838 (+ 184) 「かまいたちの夜2」
17位 ↓(15) 1817 (+ 196) 「実況パワフルプロ野球9」
18位 −(18) 1798 (+ 358) 「君が望む永遠」
19位 ↓(17) 1615 (+ 165) 「ガンパレードマーチ」
20位 ↓(19) 1554 (+ 270) 「メタルギアソリッド2」

「FE烈火の剣」が先月の992ヒットの勢いを維持して今月も大躍進!一気に前作「FE封印の剣」を抜き去ってしまいました。このゲームの特質上、非常に攻略情報の検索需要が高いのはある程度予想していましたが、意外な事にサーチエンジンの重み付け(リンク頻度の解析)ランキング経由よりも、無数の雑多なキーワードで辿り着いているという珍しい統計結果が出ています。発売からもう4ヶ月も経過しているのになぁ…任天堂ゲームの息の長さには驚かされるばかりです。

TVアニメ化決定!のクロ高ですが、特に目立った動きはありませんでした。不思議な事に「課長バカ一代」の方がヒット数が多いという珍現象まで起きています。もっとも、課長へのアクセスの22.5%はクロ高レビューからの内部リンク経由なんだから、野中英次(のなー)マンガの普及には少なからず貢献できているのは嬉しい限りです。アニメの放送開始の10月以降何か目立った動きがあるかな?

52位  767(+ 159)「悪代官」
53位  746(+ 270)「魔界戦記ディスガイア」
56位  686(+ 175)「想い出にかわる君」

中堅どころの動きとしては、続編とベスト版の発売効果で票を伸ばした「悪代官」、10周年チャリティーコンサートで話題を集めた日本一ソフトウェアの「魔界戦記ディスガイア」、つい先日GM研が晒し者にされるきっかけになった(と思われる)「想い出にかわる君」、などが大きく票を伸ばしています。ディスガイアはじわじわと人気が浸透して累計12万本を越え、GM研ゲーム大賞2003の最優秀作品賞の最有力候補の呼び声も。来月には1000ヒット越えも?

 31位 1159(+1140)「サカつく3」
 86位  426(+ 426)「ヴィオラートのアトリエ」
 92位  400(+ 143)「がんばれ美月さん」
133位  245(+ 245)「悪代官2」
157位  205(+ 175)「みんなのうた「笑顔」」
191位  135(+ 135)「TLS-S」
204位  109(+ 109)「マリア様がみてる」

直近のレビューもかなり活発な動きを見せています。「サカつく3」はエニシング大神さんの「トラいち」で取り上げていただいたことと、サカつく日記がキーワードヒットしやすい好条件が重なって、快調な出足を記録しました。一方、「ヴィオ」はレビューに特別に何もおまけをつけなかったにも関わらず、426ヒットを記録。販売本数ではちょっと厳しい状態の「悪代官2」と「TLS-S」はレビューでの関心は高いようだし、GM研は男性読者の多いにも関わらず「マリみて」もじわじわ票を伸ばしています。

TLDの製作凍結によってレビューサイトに専念できる態勢が整ったことだし、これからはレビューのペースも上げていきます。どぞ、ご期待ください!