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(火)  「コミケ3日目」さて、狂乱の冬の3日間もいよいよ最終日を迎えました。肉体はとっくに限界を超えていて、頼みの綱の精神の方も昂ぶりすぎてもう何が何だか…なのにーなぜーきみはーゆくーのかーそんなーにしてーまでー始発夜明け前の海風にもすっかり慣れました。人間の適応能力ってすごいですねぇ…私としては極地適応しているつもりなのですが、どうも周囲にはその様は壮絶に映っているようで、促されて仲間と交代で喫茶店(ベローチ)で休憩させてもらったりしましたが…だめです。飲み物もご飯も喉を通りません。エネルギー残量ゼロから「いけないもの」を燃やし始めてしまうと、戦闘モードが解除できなくなってしまい、水分補給さえままならない体質なのです。本当は開場時間とともに発動させるモードなのに、調整をミスしてフライングしてしまったようです…この調子で最大の激戦区を乗り切ることができるんだろうか… 例によって西と東をつなぐ道路上の歩道橋の中で開場のアナウンスを聴く。今日の第一目標は外周大手でも壁サークルでもない。本の制作でお世話になった「チキンなげっと」の大羽なおさんにご挨拶して本を進呈。開場したばかりでお客さんはまだいないけど、他の売り子さんの姿も見えないしスペースも狭そうだし…かなり逡巡しましたが、すべての大手を捨ててまでして駆けつけておいて、今更引くに引けません!ダメ元でスケブをお願いしてしまいました。本当にお忙しい中、申し訳ありませぬ…(ラフ絵なので大羽さんの名誉のためにも公開は差し控えさせていただきます。私にとっては大羽さんに描いていただけたことだけで何もにも代えられない宝物ですので) 続いて、近場で頼まれ物だった「Princess AYA」、今回で解散の「フリキュラマシーン」を回り、大移動して「美月亭」で稀少のカレンダーを無事にゲット。「あーとくらぶ」で昨日のお約束どおりスケブを託っていただいて…というように超高速で一通り回ってから、二木さんの「Escape Power」に立ち寄って、荷物を置かせていただくことに。荷物置き場所の確保と引き換えに買い物の代行を引き受けさせてもらったのですが、荷物の置き場所があるのはものすごく助かります。私の場合、実写版サトミちゃん((C)Dr.モロー)の如く、ウン10kgの本を引きずりながら買い物をしていたら…気力も体力も続きませんからねぇ… コートも預けて軽量化してから、第2波攻撃に出発。いよいよ壁大手の激戦区に殴りこみをかけたわけですが…葉鍵系と月姫系が集中するゾーンでは、島角と壁大手の行列が混在してもんのすごいことになってました。行列個々の規模はほどほどだけど…この人口密度は異常です!壁の谷間のサークルに辿り着けないくらいで…「星狩座」では思わぬ大行列で40分近く掛かりましたし…新刊はゲットしたものの、あまりの大混雑状態だったので、DATEさんに本を渡すに渡せなくて…人の流れが落ち着いてから再訪しようとしたのですが…それが間違いの元に… その後は東4に移動。驚いたのは井原裕士先生のところにプチ行列ができていたこと。電撃大王の影響力は侮りがたし!島本和彦先生のところは、昨日「全力亭」で先行委託販売があったこともあって列が少なくてすぐに買えました。半ば諦めていたYUG先生のところも、相田裕先生のところも、ほどほどの行列に並んだだけで買えたし…プロ作家ゾーンの攻略、ここまでは順調だったのですが… あっという間に満タンになった荷物を置きに戻り、第三波攻撃に出撃した頃から風向きが変わり始めた。まず、月姫ゾーンの本の捌けが予想以上に早くて、新刊の買い逃しが何件も発生。西館に移動してからも、「はるまき組合」さんのコピー本も「表紙がなくなっちゃいましたけど、それでもいいですか?」とタイミングを逸してしまったし…やはり、私の守備範囲はもう一人の人間の手に負えるものではないのだろうか… すっかり打ちのめされて二木さんの元に帰還したのは3時ごろ。さすがに体力も財布も限界を迎えていたので、本の仕分けに入る。島の中で荷物の仕分けをするのはマナー違反なので、全部の本を持って外周に出て仕分け。手提げ袋6袋。尋常ではありません。そういえば、第二波攻撃に出るときにスペシャル仕様のガマ口財布を荷物と一緒に置いて忘れてしまったけど、それに気づいたお隣のサークルさんは、財布を開けてみて凍りついたそうな。まぁ…千円札が60枚以上詰まった財布なんて、普通ありえませんからねぇ… と、ここで思い出したように仕上げにスケブの回収に伺うことに。「あーとくらぶ」のしづきさんにはこの日はお目にかかる機会に恵まれませんでしたが、お約束の通り珠玉の「アスカ」と「天外不境」ありがたく頂戴いたしまする。「チキンなげっと」の大羽なおさんの元にも伺ってスケブをいただきました。無茶なお願いをしてしまい申し訳ありませぬ…この恩義はいつかレビューで… そして、前回のCレヴォで発行された「まんがタイムねこきっさ」の奥付企画「吉谷やしよ先生カラー色紙プレゼント」に応募して当選していたので、その受け取りに「Sno Bland」に伺うと、すでにサークルは片付いていたけど、どうやら当選者の私が色紙の受け取りに来るのを待ってくださっていたようです。遅くなって申しわけないです…すると、代表らしき方から「吉谷先生にもご挨拶してみては?」とおっしゃるので、「ヨッシー工房」にご挨拶に…ここで、私は今回最大の大失敗をやってまいました。 私「(よしたに)先生はいらっしゃいますか?」 のわぁぁぁぁ!な、なんたるーちあ!作家さんご本人を目の前にして名前を読み間違えてしまうとはっ!失礼にも程がありますよ!「きらら」の連載も毎月読んでいて、ヨッシー工房の同人誌も14冊も持ってるのに…本当に「間違えて覚えてた」わけで、悪気はまったくないとはいえ…大変失礼いたしました(割腹) 総括すると、ミッション達成率72.5%という惨敗とも言うべき戦果のコミケが終わったわけですが、実は最後に最大難度のミッションが残されていたのです。それは…16時35分の新幹線に乗れなければ、今日のうちに実家(鳥取県)に辿り着けなくなってしまうことです!宅急便を出してから全力疾走で国際展示場駅に飛び込み、新木場経由で東京駅へ。新木場では階段を駆け上った所にノータイムで東京行きの快速が到着。天は我に味方せり!最後は悪名高き京葉線のホームからの長い通路をダッシュして、ギリギリ間に合いました。しかも自由席だったのに座れました。ああ、これで何もかも終わった… JR緑茶で一息ついてしばらくすると…次々と本日のミッション遂行漏れが発覚しました。「星狩座」のDATEさんに本を進呈するのをすっかり忘れていたし、東館のあるブロックをごっそり丸ごと回り忘れていたし、あれほどお世話になった二木さんの新刊を買わせていただくのも忘れていました。GM研通信創刊号には次々と誤植が見つかるし…同人誌読者暦3年半、やはりどこかに慢心・油断があったということでしょう。まだまだ修行が足りませんね… とにかく、今はこの疲れ切った体と頭をゆっくりと休めよう…    2003/12/29 (月)  「コミケ2日目」昨日の重労働でくたばった体に鞭打って今日から一般参加。大崎のK先輩宅にベースキャンプを移して始発で会場入り。すると、一般待機列はどんどん前進して…やぐら橋を越えて…ビッグサイトの案内板を越えて…ものすごい前方まで来てしまいました。えーと…いかに2日目に目玉が無いから、企業狙いは初日にで終わっているからといっても、ここまで違うものかね?かつてない好位置。しかし!ちょうど列を切った時、私の集団が最後尾になってしまったため、人込みおしくら饅頭状態の風除けが使えず、風の直撃を受け続ける羽目に…こればっかりは時の運だから仕方が無いんだけど…会場入り口前にファミリーマートができたので買い物は楽になったけど、温かくない肉まんを売る店員さんがいたり、コンビニに居座って暖を取ろうとするマナー知らずの者がいたり、隣のトイレでは大も小も列を分けずに漠然と並んでいたりと…マナーというより人としてのモラルというか…公共心とか道徳というものの欠如は深刻ですねぇ…確かにここは戦場だけど、せめて開戦前くらいは自分だけの損得勘定だけで動くのはやめましょう。 今回は耐寒装備としてモモヒキを用意していたけど、5時間近くじっとしていると体温自体が奪われていくので、これさえあれば!とは行きませんでした。温かい飲み物で暖を取るとトイレが近くなるし…やはり27歳にもなると冬の行列は辛いですね。あと何年、こんな夜討ち朝駆けの最前線を張れるのかなぁ…(冬の行列で一番良い方法は「寝てしまう」ことですけど…疲れすぎていると「起きれない」こともあるので気をつけましょう) 9時半ごろには館内誘導が始まって、東と西を結ぶ歩道橋の道路の直上付近で停止。早くも酸素濃度が薄まって窓が自動でオープン。外の寒さが嘘みたいな熱気むんむん。ああ、これがコミケなんだなぁ…そんな感慨にふける暇もなく開場。本日の第一攻撃目標は壁ではなく、GM研通信の製作でもお世話になった「美術部」と「PEPPY ANGEL」。朝イチに駆けつけてスケブをお願いしようと目論んでいたのですが…無理でした。早くもちょっとした行列ができて大繁盛だったし、荷物がいっぱいで落ち着いて絵を描くようなスペースもなさそうだし…とりあえず新刊を確保しておいて、人の流れがもう少し落ち着いてからご挨拶に伺うことに。(大イベントでは繁盛しすぎでスケブをお願いしにくいし、小イベントでも人手が足りなくてお願いしにくい。スケブ道のタイミングは険しく厳しいものなのです!) その後はエヴァサークルの新刊を秒速で確保し、「サムシング屋さん」に寄ってから外周大手の「日本クルクル同盟」を回り、「さうんどすとっく」「ラピュタ帝国」を攻略。なぜかまったく並ばずに「UGO」の新刊もゲット。そして、逆方面の東に移動してマリみてゾーンを総流しでチェック!チェック!チェック!列にして2つほどでしょうか…マリみてはメインで申し込んでいるサークルよりも、番外ネタとして書いているサークルが多くて日にちも配置も分散しているいので、ジャンル単体の勢力分布となるとブームの割にはおとなしい印象があるかもしれませんが…少女小説の世界なのに、このゾーンの読者は見渡す限り男ばかりというのは、ある意味では壮絶な光景ですね(笑)マリみてジャンルの作家さん女性率は女3:男7くらいでしょうか。アニメ化でこのブームがさらに広まるのか、延命程度にはなるのか、それとも離れてしまうのか…ジャンルとして定着するかどうかは、もう少し時間をかけて見守っていく必要がありそうです。この日唯一の心残りは、「隠密同人」さんのコピー本を入手し損ねたこと。何かを得る事は何かを失う事。錬金術の原則は等価交換と言いますが…すでに私の領域は1人の人間の手には負えないものなのだろうか… 2時を過ぎるとさすがに人の流れも落ち着いてきたので、改めて挨拶回りを再開。まずは「PEPPY ANGEL」の桜月さんとGRANさんにご挨拶して本をお二人の分(2冊)進呈。続いて、「美術部」のしづきみちるさん(ウェイトレスのコスプレだったので一目でわかりました)にご挨拶してしばし歓談。私はすでに新刊もグッズも買わせていただいていたので、差し上げるものが何もないですねぇ…と、おっしゃる律儀すぎるしづきさんのお言葉に甘えて、明日(あーとくらぶ)でスケブをお願いできるかどうか聞いてみたら…快くお引き受けくださいました。しかも、前回のCレヴォでうっかり忘れてそのまま再発表の機会を逸してしまった「天外不境」も「是非に!」とお願いしてみると、こそーりとお分けしてもらえることに!何事も言ってみるもんですねぇ…(大感謝) 仕上げに企業ブースに寄って、昨日はイベントで大盛況すぎてGAEの山本さんに本を渡すに渡せない状況だったので、今日出直して来たわけですが…イベントパワーの反動で予想通りブースは閑古鳥でしたが、山本さんの姿もなし。スタッフの方に聞いてみると、どうやら体調を崩されてたとのこと…どぞお大事に。オパビンのコスプレをしていたのは川尻さんでしょうか…どうも、山本さんの日記で断片的に知っていると、本人を前にすると不思議なものが…広報の添川さんに本を渡してもらえるよう託ってもらいました。 最大の激戦区となる明日に備えて、体力を温存して早め(3時)に会場を後にすることに。相方のI氏は私が帰ってきても起きない熟睡っぷり。年齢的にもそろそろ数を絞って「枯れて」行かないと、体力的に危険な領域なのかもしれない。今でもすでに、精神が肉体を凌駕してなんとか動いているようなものだ。限界は限りなく近づいている。いつ倒れてもおかしくはない。それでもなお、そこに魅力的な作品世界が存在する限り、私の好奇心が尽きる事はないでしょう。そこまで人を駆り立てる何か、その残滓をわずかでも伝えるために…    2003/12/28 (日)  「コミケ1日目」いよいよやって来ました!1年ぶりのサークル参加本番!いつものように町田のI氏宅を出発し、国際展示場駅で東海村のK氏と合流。K氏には今まで何度も販売の手伝いをしてもらっていたけど、実はこの時間に着くように会場に来るには朝イチの特急を使わないといけないと今回初めて知り、ますますもってありがたいとでござる。かたじけない!前回の夏コミで初めての落選を経験したとはいえ、これで通算5回目のサークル参加。勝手知ったるビッグサイト。馴れた手つきでいつものようにちゃっちゃとスペースの設営をば…をば?…ってなんじゃい!このダンボールの山はっっっ!どどーんと詰まれた最大規格のダンボール4箱+中箱1個。あまりの物量にしばし唖然。1冊の厚みが1cm。400冊積み上げると4m…だとは理論上では理解していたが、目の前に積まれて見るとなんともはや… と、いつまでも呆然としているわけにも行かないので、とりあえず荷物を整理しよう。まずはダンボールを机の下に…ああ、なんてこったい!今回は「外れ」の机じゃないか!(※支え棒があって収納能力が低い机のこと)しかも島の出入りの通行スペースを確保しなければならないお誕生席だから…荷物の置き場がありません!この日、ウチのサークル売り子担当が、終日立ちっ放しだったのは、営業熱心だったからではなく、単純に座るスペースが確保できなかったからなんです(苦笑) 今回は全部数を会場搬入にしていて、事前の見本誌チェックがまったく出来なかったのですが、出来上がった本を見てようやく一安心。表紙のカラーも綺麗に出ているし、同人誌レビューの紹介用画像も綺麗に出力されているし…でも、もう少し中綴じのスペースを広く取ったほうが良かったなぁ…表紙のロゴのカラーは捻りすぎてかえって見難くなっちゃったかなぁ…本の重量がありすぎて何冊か微妙な跡がついてしまっているのもちょっと…でも、刷っちゃったものはしょうがない!原価は従来比で4倍!後には引けんのじゃぁぁぁ! 売り子担当のK氏にディスプレイの指示をして、私とI氏は初日のお買い物戦線へと出発。とりあえず、頼まれ物をしていた「観月堂」へシャッター開きとともに並んでみると…まだ開場前なのにすんげぇ行列。みるみる行列は伸びて東3を回り込むくらいに…恐るべし!電撃萌王!でも、こういう超大手というものは行列の消化も恐ろしく早い。どんどん消化して15分後には買えてしまいました。その足で隣の「モロモロ」へ。こちらもなぜか結構な大行列。みなさん、今日はよっぽど他に行くところがないのねん。その時、おそらく企業ブースは…(想像しただけでも恐ろしい) 「龍楽園」でラポート社追悼本をゲットして、その他15箇所の行きつけを回った頃には11時過ぎ。スペースに戻ってみると、意外な事にすでに20冊以上売れていました。まぢですか?すぐ隣は女性向けゾーンで、批評なんかあるのかないのか分からんような配置で、しかも開幕の1時間でですよ?今日は「30で上出来。50で大成功」と見積もっていたので、これは予想外に良すぎるくらいの出足です!それからしばらく売り子をしていましたが、なるほど、好調の理由が判明しました。配置が横センター大通りのお誕生席なので、ジャンルの割には通行量が多いんですよ。そして、サンプルとしてテーブルに貼り出しておいた同人誌レビューも効果があったようです。道行く人が「おやっ?」と足を止めてくれる姿を何度も目撃しました。 印象に残った感想と言えば、「私はあんまりゲームをやらないので、この割合ではちょっと…」というもの。なるほど、確かにそうですね。総合批評と言ってもゲームレビューが50%を占めているわけだし、ゲームをやらない人にとってはその分の厚さが割高感に結びついてしまうというわけですな。うーん、勉強になります。700円という価格については「こんなに安くて大丈夫なんですか?」という声もいただきました。ええ、あんまり大丈夫じゃありません。全部売れたら印刷代+サークル参加費+宅配便代+交通費くらいは出る計算になっていますが、損益分岐冊数がものすごく高いところにあるので、死ぬ気で売らないと在庫を抱えて大赤字なんですけど(苦笑)批評本の島も一通り見て回ってみましたが、ウチのような馬鹿げた物量でド派手な製本をしてるサークルは皆無でした。3日目のゲーム専門批評ならもう少し活気があるのかも知れないけど…1日目の配置の方が買い手のほうにもブリブラと見て回る余裕があるし、他と比べればウチの本が目立つ、と考えればこの配置もあながち悪いとも言えませんね。 12時前に企業ブースへと移動。12時からGAEのブースで行われる、オパビン役の声優:門脇舞さんの臨時店長を拝むためである。GAEの前には…のわっ?なんじゃいこの人だかりは!文字通り人波と化した通路の端っこに、イベント開始を待ってるとおぼしき人が10名ほどが。でも、なぜか12時を過ぎても門脇さんは現れず。アンディ山本プロデューサーが拡声器で到着が遅れている旨を説明している(らしい)が、この喧騒では3mもない距離なのに聴こえません。すると、準備会のスタッフが乗り込んできて苦情を…目の前で繰り広げられる修羅場(音声なしだけど)。ただ並んでるのも悪いので、お隣のTWO-FIVEで門脇さんのシングルCDを購入。うっ、思うつぼ? しばらくして、オパビンのコスプレをした門脇舞さんが登場!のわっ!さすがはナチュラルメガネっ娘!役にハマリすぎです!衣装の方も良く出来てるなぁ…ああ、家にデジカメを忘れてきたのが悔やまれる…こんな時だけはカメラ付き携帯電話があると便利だと思ったりもしましたが…後悔先に立たず。仕方が無いので、しばらく横でオパビンの勇姿(?)をじっくりと堪能してから、オパビン臨時店長の元でお会計。保護ケースから既に購入していた「カンブリアンQTS」を見せてから、「もう持ってますけど、もう1本お願いします」と、2本目をご購入〜特典のスタッフ暴露本を無事にゲット。ついでにKOI2氏の「爆裂カップ麺」の本も購入。ミッションを終えて列を離れてみると、そこには「GAE最後尾」という札が…まさかGAEに小さくても行列ができようとは…大成功ですね!山本さん!(でも、短縮変更された門脇さんの持ち時間ですべての人数を捌けたかどうか不安です…) 人口密度が死ぬほど高かった地獄の企業ブースを抜け出して、スペースに舞い戻ってみると、販売の方は依然として好調。目標だった30冊を軽々と達成し、1時ごろには50冊の大台を突破。その後は会場の人口減少に合わせて客足も鈍っていきましたが…閉会時には71冊という結果を残すことができました。このジャンルでこの配置でなら大健闘と言える戦果だったと思います。それもこれも、ひとえにこの本の看板コーナーの同人誌レビュー&アンケート企画にご協力くださった作家の皆様と、立ちっ放しで売り子をしてくれたI氏とK氏のおかげです。 私はほとんどの時間二人の後ろで雑用をしていました。だって、自分で書いた本を目の前で吟味されてると…落ち着かなんですよ。「気にしてませんよー」と取り繕うのも不自然だし、読んでる方も妙なオーラでプレッシャーをかけられるのは嫌でしょうから。本のお買い上げの時、売り子さんの後ろで、誰よりも深々とお辞儀をしていた人、あれが私です。いつもお世話になっている「Escape Power」の二木さんには、差し入れで赤ふくをいただき、売り子さんともども大変美味しくいただきました。かつての同人僚友であり、いまではスタッフ参加をしているぶらいあん寺田氏とも再会。色々とスタッフの世界の知られざる実態を聞けてとても勉強になりました。 年2回、こうして確実に懐かしい顔に出会える場所としてのコミケ。そのために、自分の居場所を確保するためにスペースをもらい、自分がやってきた事を本として発表する場としてのコミケ。ここでしか会えない人たちがいる。ここだからこそ会える人たちがいる。肩書きも背景もここでは何の意味も持たない。そこにあるのは、ただ無限の信頼と共感だけ。そういう「場」としてのコミケという空間がこれからも続いてくれる事を強く願います。私も気力と体力の続く限り、この世界の行く末を最前線から見守って行きたいと思います。 と、かっこよく締めて終わりにしたいとことですが、そうは問屋が下ろさない。いかに販売が好調だったとはいえ、このうち100冊はメロンブックスに直納するとはいえ、宅急便で発送する物量が史上最大規模になるのは当たり前。しかも、今回から(?)宅急便の方で台車の貸し出しをしてくれなくなったので、腰が抜けそうな大荷物を発送するまでが…し、死ぬかと思った…結局、ペリカンの発送が終わったのは5時ちょうど…次のMR(漫画レポート)には絶対このネタが溢れることでしょう… 思わぬ肉体いよいよやって来ました!1年ぶりのサークル参加本番!いつものように町田のI氏宅を出発し、国際展示場駅で東海村のK氏と合流。K氏には今まで何度も販売の手伝いをしてもらっていたけど、実はこの時間に着くように会場に来るには朝イチの特急を使わないといけないと今回初めて知り、ますますもってありがたいとでござる。かたじけない! 追記:    2003/12/27 (土)  「コミケ0日目」今回もいつものように、東京に前乗りしてコミケの0日目を敢行。うにゅ?最近になって所長日記を読み始めた人には何のことだかわかりませんね。この「コミケ0日目」とは、地方在住の同人者であるGM研所長が、年に数回コミケの度に上京して秋葉原の中古同人誌屋を片っ端から回る買い物ツアーのことです。なーんだ、単なる買い物かぁ、と決めて掛かるのは早計というもの。約6時間をかけて秋葉原中の中古同人誌屋のすべての棚を超高速サーチしまくるという、常人の買い物の概念からはかけ離れた、それはそれは過酷な所業なのですから。さて、そんなこんなで、お昼前には東京入りできるように、奈良のGM研本部を出発したのですが…その前にひとつやっておかねばならぬことが。ヤフオクに網を張り続けてきた貴重な(私にとっては)同人誌を落札したのですが、「ポストに入らない郵便物」ということで基地郵便局に持ち帰られてしまい、しかもその保管期間が1/2までって…遠征と帰省で受け取れないので、朝イチで休日窓口に直接出向いて受け取ろうとしたら、もう荷物を持って配達に出てしまったとのこと…結局、保管期限を1/4まで延長してもらうことにしましたが…なんとも間の悪い… 今日12月27日までは新幹線のビジネス切符(今はそういう呼び方ではないらしいが)が使えるので、初めて「のぞみ」に乗ることができました。同じ料金で指定席にも乗れる(しかも金券ショップで購入)優れもので運良く指定席も空いていた。初めて乗ったのぞみは…別に何も変わりませんね。心持ち振動が弱いことと車内販売の往来が頻繁だということくらいですかな。乗り物酔いしやすくて車中なーんにもすることが無い私としては、1分でも1秒でも早く目的地に着くのは嬉しいですけど。 で、お昼前には東京を経由して秋葉原に到着。みどりの窓口で帰省用の切符を手配してから、コインロッカーに荷物を預けて軽量化をしようとしたら…全部塞がっていました。みんな考えることは一緒なのねん。仕方が無いので荷物を引きずりながら買い物ツアーを始めることに。まずは虎の穴中古タワーへ。いつものこの時期に合わせて激安セールを仕掛けてくれる虎の穴だが、今回もやってくれました100円均一!でも、いくら100円でも5冊ビニールセットの100円は重量のリスクが高すぎです。どんなに自分に合わない本でも作家さんの思い入れが詰まっていると思えば捨てたりできませんからねぇ…(昔の日本人形みたいな感覚?) そこはスルーして、5冊買うと1冊無料になる1冊100円本のワゴンを漁る事に。絵柄で瞬時に判断する超高性能同人誌レーダーを搭載する私に掛かれば、でるわでるわ宝の山!やま〜・・・のはずなのですが、2700冊オーバーの同人誌を所有する私の場合、どうしても重複買いの危険性が付きまといます。しかもそれがシリーズのバックナンバーとなれば危険度の倍率はさらにドン!そうならないために、私はすべての所蔵同人誌をリスト化して常に携帯しているわけですが…お店で堂々とリストを見ながら買い物することはできません。ライバル店の価格調査部隊と混同されてしまうので… 次の攻略目標はメッセサンオー。ここは中古同人誌屋ではないけど、新刊同人誌でも他とは品揃えが微妙に違うのがお楽しみなのですが、狙い通り何冊かの新規開拓に成功。さらに、裏通りのまんだらけ、Dカルトを経て、さらに名も無き怪しい中古同人誌屋を回り、駅前のK−BOOKSで仕上げ。買いも買ったり74冊。暖房の暑さと人込みと荷物の重さで肩が抜けそう。なにはともあれ、クロネコセンターで荷物を発送。今日だけで中ダンボール1箱か…コミケ0日目を名乗るに相応しい大戦果ですが、本番は明日からなのに、早くも体力的にも金銭的にもピンチです! はてさて、こんな調子で最終日まで持つんでしょうかね(つづく) DATE=2003年12月27日(土) SUBJECT=今年もお世話になりました GIF= URL= MSG=コミケ遠征とお正月休みのため、この所長日記の今年の更新は今日が最後となります。通常更新の復帰は1月5日を予定していますが、その間の日記については後日まとめてアップしたいと思います。なお、更新停止期間中は通常のアドレスでのメールチェックと掲示板への書き込みができませんので、もしなにかあれば、臨時のフリーメールのアドレスまでお願いします。 gmken@mail.goo.ne.jp 2003年は、私にとって大きな挫折の年でもありました。開発に1000時間以上を費やしたオリジナルゲーム「TLD」の製作凍結は、やっぱりショックでしたね…しかし、その挫折によって、GM研本来の活動であるレビューというものの存在価値をもう一度見直して、印刷物として世に出すことが出来たことはとても大きな希望となりました。まさに、継続は力なりですね。 私にとっての2004年がどんな年になるのかは、まだ全く分かりません。年明け早々にも何らかのアクションを起こす事になる…かもしれませんが…なんぶん秘中の秘なので、すべての結果が出るまでは日記にも一言も書けませんけど…いずれ、然るべき時が来るまでお待ちくださいませ。 それでは、最後に。今年一年GM研を御引き立てくださいまして、誠にありがとうございました。それでは、皆様、どうかよいお年を…    2003/12/26 (金)  「オトナの遠足前夜祭」”オトナの遠足”こと冬コミまで残された時間はあとわずか。昨日までレビューの執筆に追われて何の準備もしていなかったので、出発前日に徹夜で準備作業をする羽目になってしまいました。イベント前々日から疲れてしまってどうする?まったく…ご利用は計画的にしていただきたいものですな。まぁ、そうは言っても私の場合のコミケとは、自身がサークルとして参加し、お世話になったサークル様にご挨拶し、ダメモトでスケブをお願いしてみたり、250近い常連サークルの本の確保作戦を練り、共同購入グループとの打ち合わせをしたり、もしかしたら企業ブースにも色気を出してみたり…というように、普通の人の何倍も密度の濃いミッションをこなさなくてはならないので…下準備にわずかなミスでもあると、せっかく想定した最速攻略ルートも机上の空論に終わってしまいますからね。 資金は万端。店員に微妙に嫌な顔をされつつも1万円を使い続けて溜め込んだ1000円札。ゲーセンでゲームをしないのに両替しまくったおつり用の100円玉。もしもの風邪に備えてパブロン、腹痛に備えて正露丸、防寒対策にマスクと貼るカイロと靴底カイロ。天気予報では雨は降りそうに無いが、防水用ゴミ袋も用意。カタログも3日分に分冊して軽量化。交通機関も時刻表を調べ上げて秒単位で策定。書店委託審査用の書類も書いたし… 一部の隙も無い準備!のはずですが、いつも人間の行動力限界に挑むようなミッションを組んでしまうので、どこかに抜けがあるかもしれません…疲労による判断ミスを誘発しないためにも、今のうちに少しでも睡眠を取っておいた方がいいのだけど…興奮して寝れないなら、どのみち同じことですな。結局、新幹線で爆睡という絵だけは変わらないようです。    2003/12/25 (木)  「多事たじ」http://www.gmken.com/review/qts.html今年最後のレビュー「カンブリアンQTS」をようやくアップできました。自身初めてのSS(サイドストーリー)まで書いてしまうくらいはまってしまった大好きな世界なのですが、世間的な知名度からすると…おそらく、GM研の常連さんでこのゲームを知っているのは10人に満たないでしょうねぇ…ただでさえピンポイントすぎるネタなのに、「トゥルーエンドを見た人限定」のSSを掲載するのはどうかと思わないでもないですが… ※本当に激しくネタバレなので、有資格者以外がこのSSを読まないでくださいね! レビューに全力投球していたので、サークルの新刊情報のチェックもルート設計も不完全のままだし、諸方面への連絡、時刻表のチェック、設営機材の準備、耐寒防御装備の確認、年末年始のTV番組の録画予約…ああもう!やることが多すぎて多事たじです。こりゃ、明日の最後の夜は徹夜で荷造りする羽目になりそうでやんす…    2003/12/24 (水)  「クリスマス?はて、それは南蛮語でござるか?」今日はクリスマス・イヴですが、私にとっては何の関係もありません。家族持ちの上司が定時退社するので早く帰れるくらいでしょうか?冬コミ前の身だしなみとして散髪屋に行ったら、さらなる童顔になってしまい、下手すりゃ18歳未満要身分証名書掲示でやんすよ?明石屋サンタに電話してみようかしらん?(冗談ですよ)昨日、倉庫から引っ張り出してきたキーボードが早くも壊れました。リターンキーがめり込んだまま戻って来ません…スプリングが物理的に破壊されてしまったようで…私のキータッチはそんなに強いんだろうか?仕方がなく、初代のDELL純正キーボードを引っ張り出してきましたが、これが意外と使い心地が悪くなかったりして(笑)フルキーボードなので今の配置では少々使いにくいけど、これから問題なく文字打ちできそうです。 難航していた「カンブリアンQTS」のレビューについては、クリア回数1回の時点での暫定版を年内にアップすることに決定しました。しかも、今回は初めてSS(サイドストーリー)をおまけに収録しちゃいますよ!強烈なネタバレを含んでいるので、全文白文字反転指定ですけど…ほとんど想像で勝手に書いているので、事実誤認とか検証ミスとか思いっきり突っ込まれそうですが…(不安)    2003/12/23 (火)  「カンブリアンQTS」脱稿後からチマチマと攻略を進めていた「カンブリアンQTS(キューティーズ)」をクリアしました。いやー、ホンマにえぇ話や…ラストエピソードは涙なしには観れません!個人的にはワプタンがツボでした(泣)登場人物もキャラが立っていて台詞の掛け合いも楽しいし、水槽育成システムもリアクションが豊富だし育てるQTSがどんどん入れ替わるので飽きません。もっとも、これをギャルゲーと呼ぶべきなのかどうかはかなり微妙ですが…(恋愛感覚というよりも、娘を育てる父親のような感覚なので)この手のゲームとしては文句なしに新鮮で良く出来ているゲームだと思いますが、何分知名度がないので、その全体像と面白さの感覚を文章でどう伝えられるか、レビューの書き甲斐のある題材ですね!あ、でも、どうやらエンディングが7種類もあるようなので、この段階でレビューを書いてしまう訳にはいかないかも…でも、そうなると年内にレビューをアップするのは難しくなるなぁ…攻略本もまだ出ていないし、シナリオ分岐ポイントを解説しているような攻略サイトもなさそうだし… と、迷っていたら、私の愛用キーボードFILCO社製のメカニカルタッチキーボード「隼」のAキーが壊れてしまいました。おそらくキーボードの打ちすぎによる磨耗問題だろうから、分解して直そうと試みましたが、キーと基盤部分が分離できない構造になっていたので断念。仕方が無いので、昔使っていたキーボードで代用していますが…普通のキーボードで文章を書くのがこんなに苦痛だとはっ!誤入力は多いわキータッチは不快だわで、まったく筆が乗りません。むー、こんな時に限って…    2003/12/22 (月)  「みんなのGOLF4レビュー」http://www.gmken.com/review/mingolf4.htmlこのところ冬コミ新刊の準備に忙殺されていたとはいえ、実に2ヶ月半ぶりに新規ゲームレビューをアップすることがようやくできました。ただでさえブランクがあるのに、もっともレビューの難しいスポーツゲームを題材に選んでしまい、しかも1プレーが10分そこそこのゲームを40時間もやってしまうあたりは、我ながら業の深きことよのう… レビュー本文の方では割愛しましたが、私はゴルフゲームは任天堂の初代「ゴルフ」から、3Dゴルフシミュレーターの元祖「遙かなるオーガスタ」に至るまで遊び倒したゴルフゲーム馬鹿であり、なおかつ、実際のスポーツゴルフもゴルフ好きの父から手ほどきを受けてルールもスウィング理論も打球感もゴルフ場という空間もリアルに知っていたので、より一層「みんゴフ」が単純に手軽にゴルフというものの本質と面白さを表現してくれていることを理解することができたのかもしれませんね。 もっとも、私は「目押し」が苦手なので、ゲームでの「みんゴル」の腕前は自慢できるようなものではありません。でも、そんな私でもちゃんと弾道理論と集中力さえ発揮すれば、神の領域(-20以上)に近づけることはできます。あくまでもライバルは自分自身なので、誰でも気軽に自分なりに技を磨いて楽しんで欲しいものです。 個々の要素から作品全体のイメージを伝える、というのがGM研レビューのスタイルなのですが、スポーツゲームのように感覚的なものを活字で表現することは難しいものですね…2004年からのレビュースタイルはどうあるべきか、過去レビューのリテイクをしていて考える所も多く、まだまだ手探りしながらの修行の日々が必要なようですね…    2003/12/21 (日)  「蘇れ!iPod!」イベントの長旅のお供にと、故障したiPodの買い替えを真剣に検討してみた。新型のiPodは158gの軽さ&USB2.0対応&iTunesで極楽曲管理、しかも20GBモデルはソフマップの歳末特別割引中で、12回分割払いまでは金利0%、月額で4200円程度とな…思いっきり物欲を刺激されたが、5万近い出費であることには変わりはない。そのくらいなら減額したコミケ予算を再増額すべきなので、ぐっと堪えて物欲を遮断。で、家に帰って故障したはずのiPodの再生実験をもう一度やってみることに。Appleがアナウンスしているあらゆる可能性についてはすでに試したから…あと考えられる問題があるとすれば、iEEE1394コネクタボードしかない!自作PCのケースを蓋を開けて、iEEEボードを引っこ抜いてみる。のわっ!なんじゃいこのホコリまみれのボードは!掃除機でホコリを吸引して、再挿入して電源を入れてみると…いとも簡単にiPodが正常に認識されました。…こ、こんなことで半年以上も故障したと思って放置していたのか…早まって新型を買わなくて本当に良かった… 復活ついでに、最近評判の良いAppleの音楽連携フリーソフト「iTunes」を導入してみることにしました。標準装備のMusicMatchがあまりにもヘッポコすぎて話にならなかったので、フリーソフトのKiKiを使って無理やり動かしていたわけですが、今度の「iTunes」はApple純正だけあってiPodとの相性はバッチリです。iPodとのシンクロもほんの数秒ですんでしまうし、曲ごとに5段階評価をつけられる「マイレート」機能や、再生回数のカウント機能もあってプレイリストの作成に役立ちます。他にも、ネットラジオ選曲機能やオンラインミュージックストア機能とかいろいろあるようだけど、再生ソフトとしても連携ソフトとしても十分魅力的かと。 さっそく、PCにぶち込んでおいたMP3を全部iPodに放り込んでみたら…1808曲、5.5日、12.61GB…すげえな、まだ容量余ってるのかよ!注)私のMP3はVBR可変ビットレート形式で作成しているから、曲数の割に容量はかなり喰っていると思います。さて、これで冬コミ遠征の耳のお供の心配はなくなりました。あとは、指のお供としてGBAの逆転裁判でもやろうかなぁ…(極寒の冬行列で指が動くかどうかはかなり怪しいものですが)    2003/12/20 (土)  「日本橋歳末紀行」すっかり恒例になってしまった、週末の日本橋買出し紀行ですが、今年の買出し紀行は今週分でお終いです。来週の今頃は冬の祭りに参加するために東京に前乗りして息を荒げていることでしょうから…で、本日のお買い物リストは以下の通りです。Wind -a breath of heart-(PS2) わーぉっ、あいも変わらず…いや、いつにも増して豪快な買いっぷりですね。とてもじゃないが、コミケ予算の減額と資金難に頭を痛めている人のやってることとは思えませんな。でも、このリストの大半は以前から出費を予定に組み込んでいたものであり、それを予定通りに買っているだけだし、レシートから家計簿をつけていますよ。でも、私の家計簿は出費の記録であって、限度額や累計という概念はありませんけど。 アニメイトで冬のAVまつりが始まったので、しばらく買い控えしていたCD類を一気に購入。TLS-SのOVA第2巻もレビュアーの使命感からつい勢いで買ってしまいましたが…ここまで来たら3巻まで買うしかないのかなぁ…(評価については、週刊ミニレビューを参照)。アニメイトで「鋼の錬金術師」の面白いキャンペーンをやっていた。「今「鋼の〜」の単行本1巻を購入した方に抽選で2〜6巻が当たる練成フェア」とのこと。なるほど、上手いこと考えたものだな。1巻を買ってしまえば、抽選に外れても行きがかり上全巻揃えたくなるのが日本人の性質というものですからね。それにしても…全国ネットのテレビアニメの力ってすごいなぁ… え?アニメイトでやっている「かってに改蔵」のキャンペーンはどうなのかですか?どういうわけかこれも大人気みたいです。改蔵(23)の限定版と公式研究本はアニメイトでは売り切れていましたからね。例の「コナンと犬夜叉も連載中!」のサンデーのCMに後付で「かってに改蔵も連載中(ものすごくヤル気の無い声で)」と入れて流している店内BGMが痛さ炸裂です。限定版については「わんだーらんど」には死ぬほど余っていましたが、他の漫画屋さんでは入荷自体が無かったりもしているので…この人気ぶりはピンポイントで一過性のものに過ぎないのかもしれませんが… 二ノックスの跡地に今日オープンしばかりの複合ショップに行ってみたが、どうもこうもないですね、ここは。どのくらいショボイかというと、お店の名前が思い出せないくらいです(笑)1階のCD屋さんは割と有名なのかもしれないが、2階のPCソフト屋は何をウリにしたいのかサッパリ分からないし、3階の中途半端なアンティークショップに至っては、なぜこの組み合わせなのか全く理解できません。そもそも、フロア部分をぐるっと迂回しないと昇降できないエスカレータの動かし方をしている時点で不愉快極まりない。3月末までにはまた貸し店舗に戻っているかな? 冬コミまであと1週間だというのに、新刊同人誌を7冊購入。おそらく会場価格ならいくらか安く購入できるだろうけど、イベント当日で回るサークル数を少しでも減らせるならそれに越した事はないし、買い逃したら目も当てられないですからね。冬コミ明けの新刊ラッシュが始まると、既刊は置き場さえ確保できなくなってしまうこともありますから…(でも、冬コミ合わせで印刷された本が、イベント前に委託書店でフライング販売されるのはいかがなものかと思うのだが…) 年末のお買い物はこれでほぼ終了。後は心置きなくコミケ戦闘態勢に突入するのみ!では、また来年の日本橋買出し紀行でお会いしましょう。    2003/12/19 (金)  「酔慮馳未」PSXのTVCMは心の底から本当にダメだと思う。閑話休題 本日は派遣先の会社の部署の忘年会に出席。ここ数年の成果がようやく出て新事業も軌道に乗せることができ、本当の意味での忘年会ができるのは非常に喜ばしいことだが、外注技術者はあくまでも裏方です。製品がバカ売れしようが、技術が特許として認められようが、そこに名前は残りません。守秘義務があるので、自分が関わった製品を公言することもできません。それは物づくりをする人間にとってとても虚しいことです。ずっとその気持ちが消えなくて、どんなに酒を飲んでも酔えませんでした。初雪のちらつく奈良の寒風を見上げて…2004年、決断の日までそう遠くはないでしょうね… いろいろと思うところがあるけど、まだ活字にはしたくないので今日の日記は短め。    2003/12/18 (木)  「携帯遊戯?」ども、未だに白黒の携帯電話(N502i)を使い続けている「話せりゃええやん、電話やし」を地で行くGM研所長です。就職する時に買ったから、もうじきかれこれ4年にもなるんですねぇ…(その前の携帯はファミ通で当てた藤崎詩織PHSだったというのはアイズオンリー他言無用な恥ずかしい過去)。iモード対応なのにスパムメールが鬱陶しいからメールはすべて拒否。たまに天気予報を見るくらいだし、最近は4和音の着メロなんてどこも作ってくれないので虚しさ満開です。電話機能に至っては、即売会とかでの戦場通信にしか使ってないかったりするんですが(笑)一番使っているのは、ゲームやマンガの発売日を書き込んだカレンダーのメモ機能だったりして。でも、最近はさすがに充電池の減りが激しくなってきたので、そろそろ買い換える必要に迫られそうです。これまで「ドコモ中国で買ったから、関西にいると機種変更ができない」という概念を盾にして買い替え衝動を完全にシャットアウトしてきたのに、昨日実兄からの久しぶりの電話で「2000円払えば基地局変更してくれる」という余計な情報をもらってしまった。むぅ、この金の無い(正確には金が無くなることが確定している)時期に… と思っていたら、新型FOMA(900i)シリーズに投入されるゲームタイトル群の発表を見てさらに心が揺れました。FOMAのテレビ電話機能は心の底からどうでもよろしが、ゲームに限ってはこれはもうGBA並みじゃあーりませんか!あ、でも、ゲームをやってる時に電話が掛かってきたら、死ぬほど機嫌が悪くなるだろうし、ゲームのやりすぎで充電池の寿命があっという間になくなりそう。なにしろ、私はかつて、テトリスのやりすぎで初代GBの液晶が縮むまで、AC電源が壊れるまでやり込んでしまった馬鹿者ですので…    2003/12/17 (水)  「TLSあれこれ」サイトロンから「TLS-S」プレキャラクターCD全購入特典のCDがようやく届きました。度重なる発送延期を繰り返した11月下旬を過ぎても一向に届かないので、どうなることやらと思っていましたが…特典CDの内容は、出演声優さん(6人)によるキャラクターについてのフリートーク集です。こういうのは普通ボーナストラックとしてキャラクターCDに入れておくものではないだろうか…と思わないでもない(2100円もするシングルなのになぁ)。製品版じゃないからなのか?妙にテンションが高いぶっちゃけトーク(かなり他人事)が聴けるので、シリーズファン買いでシングルを全部買っちゃった人は、せっかくだからゲットしておいても損はしないと思いますよ(応募はもう終わってますけど)。あ、そういえば、「12月予定」のまま放置されていたDVD2巻はどうなった?KSSのHPをチェックしてみると…「12月19日発売」とな?(明後日かよ!)えらく急ですねぇ…詳細を見てみると…(脳死)あーのー、なんですか?このジャケットの作画のクオリティの低さは?「月姫」のDVDのように『アニメとは全然関係なくて嘘でもいいから原作の原画さんを起用する』くらいの営業努力をしたらどうなんでしょう?ファンでも引くよ、このクオリティでは…数点の写真から判断するに、前回まったく出番の無かった篠坂さん、有森さんを絡めつつ、弥子メインで進めるお話ようですが、えーどうやって次の第3話でストーリーをまとめようというのか『皆目検討もつきません』。この明らかすぎる地雷OVAを買うべきか買わざるべきか…如何せん? …という風に、TLS-Sのメディア展開は数はそれなりにあれど質的にも必ずしも満足していないわけですが、今度のコミケでのTLSサークルは大幅に(TLS比)増加しています!その数48!ときメモサークルを上回ってしまいましたよ、大神さん!(おっかさん、と韻を踏んでみた)。サークル数減少の一途を辿っていた歴史をずっと見守ってきた者としては、本当にTLS人気の回復傾向を実感することができました。「来る者拒まずおいでませ」がトゥルラーの心意気!流行に流されることなく、1つでも多くのサークルが定着してくれることを願っております。さて、このTLSゾーンは見本誌全チェックして回ることにしまようかね…    2003/12/16 (火)  「冬コミ予算復活折衝」コミケカタログのCD-ROM版を使って、ようやく今度の冬コミのチェックサークルリストの作成が終わりました。1日目は18、2日目は40、3日目は181。合計で239サークルです。確か、夏コミの時は250を越えていたから、夏以降の新規開拓分を考慮すると、これでもかなり厳しく絞ったつもりなんですけどねぇ…私は徹夜して並びでもしなければ買えないような(読者に作品を提供することを唯一最大の目的としている同人において、作家はその人気と規模に見合った責任を果たすべきだと思うから)超限定大手サークルには全く興味がないのですが、私がリストアップしている作家さんは中堅どころの実力派揃いばかりなので、3日目の181という数字を達成するのは非常に困難です。後日書店委託で手に入るものはなるべく後回しにして、今しか手に入らないものを優先するわけですが、ここで非常に重要になってくるのが攻略優先順位を決めておくことです。大抵のサークルさんはHPを持っているので、新刊の有無、コピー本の有無、グッズの有無、後日の書店委託の可能性に至るまで、冬コミ告知やWEB日記や掲示板を利用して調べ上げます。戦場では立ち止まっている暇なんてありませんからね。 しかし、リストを煮詰める作業に入ろうとした矢先、GM研財務局から横槍が入りました。「今回の予算は10万円(交通費別)まで」あ、あんですとぉぉ〜1サークル平均600円としても、239x600&eq;143,400円。最近は「1コミケ&eq;15万円」が慣例となっていたのに、なぜに今回に限って5万円もの緊縮予算に?ボーナスも出たのに?? A「新刊の印刷にピーじゅう万円もつぎ込むなんて聞いてませんよ」 むぐぅ…確かに、財務局に無断で予算を大幅にぶっちぎる印刷資金を投入したのは悪かったと思うけど…あのまま原価率96.8%(余部を含めて全部売り切って)の本を作るよりは、リスクを背負ってでも倍刷って販売意欲を無理やり高めた方がいいと判断したんだよ!芸人は借金を背負ってナンボと言うじゃないか! A「じゃあ、1日目の売上を冬コミ予算に回すことは許可しましょう。しっかり売って下さいね(はーと)」 くっ…自分内人格ながら、なんとも憎たらしい奴だ。でもねぇ…1日目の批評ゾーンですよ?周囲は女性向けジャンルだらけですよ?偶然でも目に止まるんかいな…私なら普通は通りかかりませんよ絶対に。具体的な数字は書きませんけど、目標数と期待値は物凄く低く見積もっています。倍刷ってもものすごく高い損益分岐点に到達できるかどうかは、とらへの委託交渉が成立するかどうかに掛かっていますが…委託審査の申請は冬コミ後になるので、いずれにしても気の長い戦いになりそうですね。    2003/12/15 (月)  「油断」新刊の入稿も終わって気が緩んでいたのか、どうやらまた風邪を引いてしまったようです。朝から手足がやけに冷えるなぁ間接が痛いなぁ…と思っていたら、お昼過ぎには一気に発熱。腰も痛くて椅子に座っていられない状態に。まだ引き始めなので、今日はゲームもしないでとっとと寝る事にします。こんな調子で冬の3日間を乗り切ることができるのでしょうか(大不安)    2003/12/14 (日)  「栗林みな実イベント」私信:本日、秋葉原のアソビットシティで開催されている「カンブリアンQTS」のイベントの成功を、遠い西の空から祈っております。 閑話休題 大阪心斎橋のT・Bホールで開催された、栗林みな実さんのイベントに参加してきました。アニメイト日本橋の店員さんの柔軟な対応(他店で余っている参加券を日本橋店に回してもらえるように交渉)によって滑り込みで参加券をゲットできました。T・Bホールでのイベントに参加するのは久しぶりですが、ここは音響設備が良いので歌を聴くには良い会場なんですよ。でも、会場の構造上狭いのと床がやわなので飛んだり跳ねたりできないんですけどね…参加者は約200で満員御礼。みな実さんの大阪ライブは4回目だが、今回初めてみな実さんのイベントに参加した人も意外と多いみたいでした。東京からのおっかけ組みは案外少なかったかな?歌メインのイベントではないから、自前のコールブックを配っていたりはしなかったみたいだし… 開場とともに現れたのは、いつものようにアージュの斉藤さん。で、「いよいよみな実ちゃんの登場です!」ぱちぱちぱち。ガラガラガラ(なぜか長テーブルに仰向けに寝ているアフロ頭で白稜女子夏服のコスプレをしたおっさん(JOYまっくす)が登場)大爆笑と大ブーイングと「帰れ」コール。さすが大阪のツッコミはきつい。なんでも、腰を痛めているそうだが、あの態勢の方がよっぽど疲れると思うのだが…(どこまでがネタなのか良く分かりません…というより、あの御仁の行動原理を理解するのは不可能です) で、「今度こそ本物のみな実ちゃんの登場です!」ぱちぱちぱち。(なぜか出て来たのは、ガンダムの地球連邦軍の女性仕官のコスプレをしたみな実さん)。掴みはOK。フラウボウ?本人はミライさんのつもりらしいが、モノマネ「ミライさん」は分かりにくすぎです。誰もセイラさんとは言わないのは笑うポイントですよ。まずは、JOYまっくす・みな実さん・斉藤さんの3人でトーク。左から、長机に寝ているアフロの女装、ガンダムのコスプレという訳の分からない絵柄ですが、アージュのイベントはいつもこんな調子なので気にしないように!(JOYさんに至ってはニトロ+の人間だしね)。イベント慣れしているとはいえ、笑いに厳しい大阪人を相手にしても爆笑を取りまくる3人。 みな実さんが衣装チェンジをしている間に、間をつなぐためにJOYさんが長机から起き上がる。薬で散らしているから痛みはないらしいが、いつものような無茶な動きがなかったから本当に痛かったのかな?続いて、お絵描き対決コーナー。最初のお題は「遙」。意外と絵が上手いみな実さんと、JOYさん画の妙にロリロリな遙。描いている間バックに流れていたJOYさんの鼻歌メドレーのシュールさときたら…次のお題は「会場のお客さんの似顔絵」。立候補した中から選ばれたのは、北斗の拳に出てきそうなモヒカン青年。イベントの常連ということで選んでもらえたようです。粋な計らいですな。孝之役の谷山さん(通称:きーやん)と、水月役の石橋さんからもメッセージが届く。きーやんの面白すぎるキャラクターと、プライベートでも「遙、水月」と呼び合う、石橋さんの不思議なキャラとかエピソードが聞けました。 で、最後に歌。「おなじ月をみてる」「Precious Memories」を続けて熱唱。みな実さんの生歌を聴くのは2度目ですが、こういうちゃんとした設備の会場で聴いてみると、本当にすごい声をしてますね…彼女は。声量が豊か過ぎてマイク調整が追いつかないくらいです。会場の関係上アンコールには応えることはできなかったけど、予約購入特典の無料イベントとしては十分に満足できるものだったと思います。最後はJOYさんと斉藤さんが出口でお見送りまでしてくれました。惜しむらくは、アニメイトの物販コーナーにもう少し何か意外な商品を用意して欲しかったところだが…(ファンは普通市販のものは全部もっていますからね) 最後に、このイベントの参加券を確保するために丁寧な対応をしてくれたアニメイト日本橋店の某店員さんに改めて感謝します。    2003/12/13 (土)  「日本橋年末商戦紀行」公務員のボーナスも支給され、冬のボーナス商戦最大の山場を迎えたこの週末は、さぞ電気街は活気に満ちて…はいませんでした。まぁ、今時のボーナスなんてものは毎月の赤字の補填か、冬のボーナス払いで買った商品に流れてしまい、衝動買いに回すような余裕なんてありませんからね…かくいう私の今週のお買い物も大人しいものです。いやまぁ、ただ単にアニメイトの冬のAV祭り目前で買い控えしているCDがあったり、ゲームの年末商戦はもっと前から始まっているし、月第2週というものは漫画の単行本の発売日じゃないから、とか諸条件が重なってのことですが… コミックマーケット65カタログ(CD−ROM) とらのあなに予約していたCD−ROM版のコミケカタログを購入。冊子版のカタログは先週購入していましたが、私のように毎回300近い常連サークル情報をチェックして、1000近いサークルを新規発掘して回る絢爛舞踏クラスの同人バカともなると、とてもじゃないが冊子版でリストを作るのは無理です。お目当てのサークルが何日目にいるのか、もしかしたら落選してはいまいか、もしかするとサークル名が変わっていたりはしないか…そんな時、絶大な威力を発揮するのがCD−ROM版の検索機能です。メモ機能もついているので、WEBで収集した新刊情報をサークルごとに書き込みもできるのも嬉しいところ。でも、冊子版のあの凶悪な厚みと、たまたま開いたページのサークルカットに惹かれる偶然性も捨てがたく…迷ったら両方買え!これがこのヤクザな世界での鉄則! ソフマップに予約していた「カンブリアンQTS」購入。最初に入ったスーパーポテト難波店には影も形も無く、ソフマップザウルスには予約分以外には見当たらず、ホンマに大丈夫かいな…と心配になったりもしましたが、ゲームデポとスーパーポテト日本橋店には新作ゲームとして扱ってあったし、ソフマップ4号店にも在庫はあったのですが…新作コーナーの平積みではないというのがちょっと…受注ベースがそう多くはないので勝算ラインの判断は難しいかもしれないけど、ギャルゲーの一般的な市場の動きとしては、初週で実売5,000本を越えれば及第点、7,500本を越えれば小ヒット、10,000本を越えれば小さくガッツポーズしてもいいでしょう。でも、50位までを発表していてくれた電撃オンラインの週間販売データが具体的な数字を出してくれなくなったので、確かめる術はないんですけどねぇ… で、ちょっとだけ「QTS」をやって見ましたが…予想以上に面白いですよ。私がGAEの回し者だということを差し引いても、育成型のギャルゲーとして新鮮な感覚を味わうことができるはずです。詳しくは年内にアップする正式レビューの方で書きますので、今しばらくお待ちを… 「Ever17アンソロジーコレクション」、これはイイものだ!でも、ゲームをクリアした人以外は絶・対・に読んではいけません。ネタが分かっていないと笑えるものも笑えないけど、このゲームにおいてネタを知ってしまうことは「死ね」と言っているようなものですからね… 「Dearmy…1月号」は…やっぱりやめときゃよかった。衝動で雑誌を買うとロクなことはありませんね。特に最近多い付録DVD付き雑誌というやつは性質が悪いですね… 「コミックビーム1月号」は…すっかり「エマ」が雑誌の顔になってしまいましたね…コミックビームらしからぬ大展開をしたエメの複製原画展といい…このマイナー希望の星とも言える作品が何処まで行けるのか、温かく見守って生きたいものです。    2003/12/12 (金)  「グランツーリスモ4prologe版」GT4の先行シングルカット版という位置付けの今作、ちょっとだけやってみた感想を言わせてもらうと…これはレースゲームではなく「ドライビングシミュレータ」ですね。車ごとに挙動が全然違うので乗りこなす楽しさというものはあるけど、サーキットで走っても全然面白くはないですね。どんなに忠実に再現していてもスポーツカーの極限制動なんて、一般人には実感できませんからね。ドライビングシミュレータを名乗るなら、公道を普通の速度で走るようなモードもつけるべきではなかろうか…ゲームモードも急作りのため、教習モードとアーケードモードのみ。教習モードではへっぽこな記録でもプエゼントカーがもらえてしまうし、GT4の新技術であるところの「人の動き」も実感できるほどではないし…収録車種も約50種あるけど、お目当てだったホンダのTodayが収録されていないのが残念です。あ、でも、最近は「頭文字D]の影響で、ラリーコースでドリフトが快感になってきているので、それなりに楽しめそうです。(レガシィでラリーを走るのは教習には絶対に適さないと思うのだが)とりあえず、教習モードのオレンジゾーンまでをオールゴールド達成しましたが、あまり走り込みをする気には…なれそうにありません。 相変わらずGTフォースよりもパッドの方が速く走れるようですが、車の操作感覚がメインのゲームなんだから、そういう部分に期待を持っている人は、迷わずGTフォース+コックピットセットを買ってしまいましょう。一般のゲーマーにとっては信じ難い出費となりますが、ウン千万円のスポーツカーを買うくらいなら安いものです!(と言って家族を騙しましょう)    2003/12/11 (木)  「みんなのGOLF4」私は「みんゴル」を初代の御世から遊び倒し続けてきた(みんゴルオンラインを除く)わけですが、この「4」はいつも通り、いつも以上に楽しいですねぇ…全てのモードが充実している量的な楽しさと、細部に渡るエフェクトもさらに気持ちよくなっています。VSモードで対戦中に、相手がバンカーショットを打った後バンカーをならしていたり、ギャラリーからの声援があったり、新技「くるくるパット」に、VTRセルフ録画保存機能。1ラウンド15分もあれば遊べてしまうお手軽さ。神の領域まで弾道計算の精度を上げていく上達の快感。ああ、楽しい。ゴルフ好きなら誰もが知ってる超名門「川奈」が収録されているのが売り文句のようですが、みんゴルでこのコースをシミュレートしてみると、ものすごく簡単です。いくらシステムベースが同じだからと言っても、初日に-17が出せてしまうとは…(みんゴルのシステムでは、0.3mmカット超高速”ガラスのグリーン”を再現するのは不可能なんでしょうけど…) ちなみに、現段階のお気に入りキャラは「シルビア」です。飛距離・コントロール・インパクト、すべてのバランスがいいので、ミスが許されない対CPU戦で大活躍!でも、今回はキャラの使用頻度による「愛着度」が設定されていて(パワーショットの使用回数が増えたり、選択可能衣装が増える)、MAXまで上げると他のキャラを使いたくなるので…くぅ、上手いこと考えよったな、クラップハンズ(開発会社)の小林さん… CMのとおり、へんでる暇なんてなーい。うん、もう1ラウンド!    2003/12/10 (水)  「積み木崩し」GM研通信創刊号の編集作業で2ヶ月近くゲームがまともにできなかった反動で、浴びるほどゲームをしたい衝動がムクムクと湧いてきましたが、通販フォームを作ったり、諸方面にお礼状メールを書いたりで…未だに積みゲーは積まれたままです。そこで、積みゲーをずらっと並べてみて、優先順位をつけて計画的に遊ぶ事にします。 封印 並行 メイン …といったところですかね。メイン1本と並行を1本同時進行させて、年内に4本クリア!(できればいいですね)。でも、今週末には「カンブリアンQTS」が、来週末には「Wind」と「パワプロ10決定版」が、さ来週には「D→A:BLACK」が到来してしまいます…いくら年末商戦だからといっても集中させすぎです。(それを全部買ってしまう社会人の経済力というやつも厄介ですね…)    2003/12/09 (火)  「入稿完了!」冬コミ発行の「GM研通信 創刊号」の入稿が、本日無事に終わりました! 最後の修羅場は本当にしんどかったですね…これまでの5倍に上るページ数の仕上げを同じ時間内でやろうとしたわけですから…そりゃ無謀というものです。ノンブルを打って、オフセットの綴じ込み部分の空白を確保して、全文誤植チェックをして、フォントをアウトライン化して…これを全部x150やったわけですから…これまでも修羅場で「死にそうだ」と思ったことはありましたが、今回は「本に殺されるかもしれない」と真剣に恐怖を感じてしまいました。効き過ぎて普段は飲めない珈琲を飲みながら、5倍の文量を5倍のスピードと5倍の集中力で作業を続けていると…体は正直でしたね。嘔吐・眩暈・腰痛・腱鞘炎・瞳孔収縮を引き起こし、遂にはクリックしすぎてマウスが機能停止。仕方なくタブレットをマウス代わりにして、「夜霧の悪代官」などを唄いながら異常なテンションで苦痛をまぎらわせて…もし、デジタルで寿命を表示できたとしたら、確実に命を削っていたでしょうね。 Cレヴォ配布の創刊準備号の頃から数えると、丸2ヶ月以上も編集作業に追われ続けていたわけであり…この1ヶ月はゲームのコントローラを握ることさえありませんでした。改めて創作活動というものの大変さを痛感しましたし、それと同時に、物づくりの止められない面白さをも再認識しました。このまま派遣の腰かけ技術者のままでいいのか、このまま外野からゲーム産業の衰退を嘆いているだけでいいのか…今日、この本の製作を成し遂げたことで、何かがふっ切れたような気がします。 でも、入稿が終わっても同人誌はそれで終わりではありません。読者の元に届けてナンボですから。通販予約受付フォームは2・3日中にアップしますし、原稿にかまけて先延ばしにしていたメールの返事や、掲示板へのレスや、製作にご協力いただいた作家様各位へのお礼状も書かなくては…表紙のサンプル画像も公開したいけど…今はこれが精一杯(from カリオストロの城) 今夜だけは死んだように眠らせて下さい…    2003/12/08 (月)  「最後の戦い」さあ、いよいよ最後の修羅場の始まりです。今夜は完全不眠不休。明日は禁断の平日有休入稿!もう後には引けない! 力尽きるのが先か、原稿完成が先か…   2003/12/07 (日)  「生存報告2」引き続き、まだ生きてます。おかしいくらい脳味噌が絶好調です。ベタ踏み全開にしすぎてしまい、気が昂ぶって眠れません。体はとっくの昔に限界を超えてるんですが… うっ、逃避してる場合じゃない。頭文字Dの深夜再放送でも観てもう一度戦闘態勢に戻る事にしよう…    2003/12/06 (土)  「生存報告」只今修羅場原稿中につき、生存報告のみ。なんとか生きてまーす。    2003/12/04 (木)  「新たなる悩み?」本日、最後のゲスト様参加企画の原稿をいただきました。これで全150ページの原稿が揃い、編集作業は最終局面へと突入いたします。ここから先は集中力がすべてです。原稿のお供の音楽もかけないし、テレビもつけません。時計も隠します。約30万字で1文字たりとも誤植は許されませんからね。ボーナスの振込み日を1週間勘違いしていたことを、明細を見て初めて気がつきました。よっしゃぁぁ!これで印刷代の心配はなくなりました。あ、でもこうなると、何部印刷するのかという新たなる問題が…後日の書店委託を見据えて大量に刷った方が原価は下がります。今回の本のようにページ数がやたらと多いと、データ出力料だけでもバカになりませんからね。しかし、とらのあなへの委託は、過去の取引実績がなくて新規審査を待たねばならないため、委託させてもらえる保証はできません。即売会での販売機会が限りなく少ない(しかも冬コミは女性向けの1日目の配置である)GM研としては、書店委託が生命線となるのですが…誤植があった場合、大部数を印刷してしまうと致命的なロスになってしまうし… ああ、悩みの種は尽きませぬ… ※メールのお返事が滞っておりますが、お返事はいましばらくお待ちを…    2003/12/03 (水)  「赤ペン先生」(この日記は一日遅れで書いています)この日はパソコンから離れて、全ページを印刷した紙に赤ペン添削をしていたので、日記を書くのをすっかり忘れてしまいました。いやはや、まだこんなに誤植や論理修正が残っていたんですね…紙が真っ赤になってボールペンを1本使い切ってしまいましたよ。やはり、私の編集スタイルはアナログの方が性に合っているようですね。 また、どうにもあやふやな数字などについても、資料をひっくりかえして再検証しましたが、いくつか大変恥ずかしい間違いが発見されました。こんなイージーミスを数年間に渡ってWEBに載せていたかと思うと、レビュアーとして痛切の極みです。ホントに誰も気づいてないのかなぁ…今は編集作業が第一だからWEBの修正にまで手が回らないけど、脱稿したらすぐにでも直さなくては…    2003/12/02 (火)  「編集さんの気持ち」冬コミ合わせの「GM研通信 創刊号」の締め切りまで、いよいよ1週間を切りました。残された製作時間は、どんなに頑張っても60-70時間しかありません。150Pの単純計算だと、1ページあたり30分もかけられない計算になります。12月9日の最終入稿日の時間いっぱいまで粘ることになりそうです…作業はすでに最後の一押し、小ネタの詰め込みに入っていて、あとはパソコン上の作業というよりも、誤植を赤ペンで潰していく校正作業が中心になります。ただ普通に文章を書くだけならいつもやっていることなので、どれほど量が多くても慣れっこですが、今回はゲスト様のアンケートメールの返信待ちという、編集者のような役割も必要となっていたので、これが思いの外疲れました(いや、まだあと1件だけ残っていますが)。迫る締め切りを前にして、ページを空けてひたすらお待ちする、というのは本当に大変なことなんですね。雑誌の編集さんの苦労がちょっとだけわかりました。まだ1週間もあるのに、こんな調子ですからね…ページに穴が開く前に、胃に穴が開きそうです(苦)でも、待つといったら最後まで待つのが漢というもの!! さて、今夜は時間を延長して3時までキーボードを打ち続けることにしましょうか…(待つ事になれていない人間には、忙殺されている方が気が休まるというものですから)    2003/12/01 (月)  「イラク風雲急」遂にイラクで日本人の犠牲者が出ましたか…書きたい事は山のようにあるけど、時間が無いので箇条書きで今回の件についての自分用メモを残しておくことにします。・事件発覚当初、米軍の広報担当は「日本人外交官が売店に立ち寄ったから」と説明し、日本人外交官の不注意で米軍に責任はないという姿勢を示していた。 ・そもそも、最も危険な地域であるティクリットで復興会議を開くことに問題があった。危険地帯で会議を成功させてイラクの治安回復をアピールしようというアメリカの目論みは完全に裏目に出てしまった。 ・殺し合いをしている相手に「ルールを守れ」と求める方がどうかしている。戦術の基本は相手の弱点を突くことである。テロの標的になるのは軍隊ではある必要はない。テロとの戦争の本質を未だにブッシュは理解しちゃいない。 ・それでも小泉は自衛隊派遣を止めないだろう。せめて、専守防衛の原則に「自分の命を守るための反撃」を盛り込むくらいのことはして欲しいものだが… 閑話休題 一度は完成させた表紙に更に手を入れることに。創刊号らしく「めでたい」エフェクトを、鬼気迫るすさまじいローテクで飾ってみました。いや〜これでやっとフルカラー印刷にする意味があったというものです。結果的にキャラ画を着色しなかったことで、エフェクトが映えるという思わぬ効果も出せたし…あとは、フォントをもう少し見やすくする色使いを詰めていけば、満足できる表紙に仕上げることができるでしょう。 |