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マニュアルとパンフレットを確認してみると、「フォント機能は使えない」とは一切書かれていないが、他のバージョンと比べて「フォント機能:△」と書いてある…どうやら、何が何でも別売のフォントの拡張パックを買わせる気らしい… 何やら釈然としないが、この環境でここまで原稿を進めてしまった以上、フォントの拡張パックを追加導入せざるを得まい…(安物買いの銭失いとは、まさにこの事ですなぁ…) 作業は至って順調。でも、今回の原稿は設備投資が高くついたなぁ…(遠い目)買出しに行ける週末が残っている段階で、機能不足に気がつくことができた、というのが不幸中の幸いだった、と前向きに考えることにしよう。    2002/11/29 (金)  「修羅場の…えーと何丁目?」修羅場続きの毎日で、今が修羅場の何丁目だったのかすら思い出せなくなってきました。毎日ヒイヒイ言いながらスケジュールをこなしているので、今のところ原稿は順調に進んでいます。今夜の作業で全頁のペン入れがが終了し、あとはデジタル処理を残すのみ!(でも、デジタル処理が一番時間がかかるんだよなぁ…)ここから先は単純に、作業にいかに時間をかけられるかが勝負となります。堅気の仕事を持つ者にとって、この最後の週末が本当の正念場なのです。締切まであと7日…この週末は、週刊GM研も休載して、完全に引き篭って1日18時間体制で執筆に当たります。さぁ、今夜も夜明けまで描くべし描くべし描くべし!    2002/11/28 (木)  「年末商戦とスケジュール」今週末は原稿の追い込みで貫徹必至なので買出しに行けないため、仕事帰りに日本橋へGO。目的は予約していた「想い出にかわる君〜Memories Off〜(以下、メモオフ3)」の引換えと、「ゼルダの伝説 風のタクト」を予約して予約特典の「裏ゼルダ」を入手すること。ゼルダの予約キャンペーンは、発表当初は数量限定ということだったが、問い合わせが多かったため予約者全員に配布することになっていたので、特に焦って予約する必要はなかったのだが…ソフマップのザウルス1のゼルダ予約専用レジであっさり予約に成功してブツをゲット。でも、予約金2000円はチト高い気がする。今日11月28日は数々の大作ソフトが発売される年末商戦最大の山場であり、仕事帰りのサラリーマンがレジに長蛇の列を作っていました。サラリーマンは資金力に物を言わせて大人買いするから、レジも長いんだよなぁ…(カード払いだと更に時間がかかるし…) さて、新作ゲームを買ったのはいいが、現在修羅場の真っ只中ゆえ開封すらできません。いつになったらできるのかな…と、12月7日の締切日以降のスケジュールを策定してみることに………はぁ?「12月8日からメモオフ3を5日以内にクリアしてレビューを書き上げること」?…いやはや、無茶なこといわんといておくれやす、進行はん。その先は休みナシでコミケ前日までコピー本2誌の編集地獄とな…トホホ。 年内にあと4本ゲームを買う予定になっていますが、それらの開封は全部2003年まで持越しです。あ、来年は1月からTLDの製作に突入するのに…いつゲームをやるんでしょう? 来年のことを話すと鬼が笑う、といいますが、私の場合、来年のことを考えると胃が痛くなりそうです。いやまぁ、好きでやってるんだから、辛くても幸せなんですけど…    2002/11/27 (水)  「老人と膿(うみ)」中村紀洋の獲得交渉が破談になった途端、掌を返したように「金髪モヒカンは要らん!知性教養なさが知れる!」とまで言い放つ御無体なナベツネ老… 九州場所で圧倒的な強さで優勝した朝青龍に「品格がない」とケチをつける横綱審議委員会(委員長:ナベツネ)… どうやら裸の王様は実在するみたいですな。閑話休題 今日も今日とて原稿原稿原稿。タブレットでのペン入れにも徐々に慣れてきて、ようやく日産4枚ペースに乗せることができました。アナログなら日産8枚くらいは可能なのだが、デジタルなら納得の行くまで何度も描き直せるし、ホワイト修正やベタ塗り・結線不良の修正も一度に行えるので、日産枚数は半減しても作業量は半分に節約できる。こんなに便利なものなら、もっと早く導入すれば良かったなぁ…(って、これが最後の漫画なのに…) ああ、肝臓が痛い… さぁ、締切まであと10日…    2002/11/26 (火)  「衝撃の合併発表!」ゲーム業界を震撼させる衝撃の発表が行われました。スクウェアとエニックスが合併して、来年4月1日から「スクウェア・エニックス」になります! ドラクエとファイナルファンタジー、世界最大のRPGメーカー同士の世紀の合併劇は、まさに寝耳に水のギガトン級のニュースでした。意外なことに、ゲーム業界での合併は初めてのことです。以前、セガとバンダイが合併寸前まで行っていて破談になったり、コナミがハドソンやタカラを事実上の支配下に置いている、などのケースはありましたが… 今回のように完全に対等な関係での合併は、一般企業の合併を例にとっても非常に珍しいケースだと思います。 スクウェアは昨年の映画で大赤字を計上してSCEから救済されたイメージが強すぎるので、あたかもスクウェアが吸収されたかのように思われるかもしれないが、今期の業績は黒字転換しており、完全に対等な合併と言えます。元々、両社は以前から資本提携をしていたので、まったく降って沸いた話ではないんですけどね…(じゃあ、いずれは業務提携しているナムコも合併するのか?これを機にゲーム業界の大再編が始まる?) 今回の合併の狙いは、高騰する制作費を抑えるために人材と技術を共有しよう、というのであり、合併したから今すぐ何か作ろう、というものではないらしい。個人的には、両社のコラボレーションへの期待感よりも、ゲームの設計思想が混ざってしまって老舗の味が出せなくなってしまうのではないかと心配している。DQとFFはライバルだと良く評されますが、これはもうすでに遥か昔の御伽噺です。表現手法もテーマも市場原理も、すべて別の次元に進んでいる両作品に接点はないと思う。相違があるからこそ、距離があるからこそ、お互いを意識して認め合うことができたのだが…近すぎると良い部分が見えにくくなり、悪いところも見えてくるものだ。 もうひとつ心配なのが、大量の社員を抱える超巨大カンパニーとなることで、今まで以上に安定した業績を市場に示し続けなければならない、ということである。これにより冒険的な野心作が敬遠され、ますます保守的な企画ばかりになってしまう恐れがあるし、人材の共有と言えば聞こえが良いが、その大量の人材を管理しきれるのか?才能を発掘できるのか?疑問が残る。 それにしても、スクウェア・エニックスというなんの捻りもない新社名はどうにかならんだろうか?    2002/11/25 (月)  「備忘録」今日も今日とて原稿の日々。いつものことながら、同人誌の原稿を描いている時期は、記憶が曖昧になりがちです。黙々と単調な作業を続けるので思考能力が低下してしまう。あ、これは悪い意味ではなく、雑念がなくなるほどに集中している証拠なのですが、一時記憶能力の低下が実生活に与える影響は少なくありません。簡単なところで言うと、ビデオの予約録画を忘れたり、数分後にアレをしようということを次の瞬間に忘れてしまったり、今日みたいに日記をつけるのを忘れたり(汗) 症状だけ並べると、ほとんど若年性アルツハイマーですね。あくまで意識的にそうしているのであって病気ではないんですけど、劇薬であることには変わりはない。こんな修羅場モードを発動させないでも原稿を書ける進行管理をしなければ… とりあえず、一時記憶の代わりにネタ帳を常に携帯することにした。いわゆる備忘録。この日記もいわば備忘録の一種です。振り返るためではなく、今の自分を確認するために…    2002/11/24 (日)  「ComicStudio Debut」下描きが完成し、いよいよペン入れに突入!という段階になって、急遽新システムの導入が決まりました。それは、プロの漫画家も使っているデジタル漫画製作支援ソフト「ComicStudio」を導入して、ペン入れもデジタルでやってしまおうというものです。購入したのはComicStudioの廉価版「ComicStudio Debut」のタブレット同梱パッケージ。wacom社のタブレットFAVOが付いて16,400円!ついつい衝動買いしてしまいましたとさ。ComicStudio Debutの最大の特徴は、ネームの段階から完全にパソコン上で漫画を描けるということ。ネームを別のレイヤーとして扱えるので、ネームレイヤーの透過率を調節してその上にペン入れするレイヤーを重ねれば、トレースするようにペン入れが可能です。Photoshopでもちゃんと使いこなせば同様のことはできるが、こっちの方が遥かに分かりやすい。デジタルトーンの使い方も分かりやすいし価格も安いので、初心者はもちろん、よほど特殊なことをやらない限りはプロの漫画家でも十分実用に足るレベルだと思います。 タブレットでのペン入れは慣れるまで多少戸惑いましたが、コツを掴んでしまえば快適です。何度失敗しても納得いくまで線を書き直せるし、手描きの下書きを別レイヤーとして扱えるので、取り込み時の微小なゴミが混ざる心配が無いのも嬉しい。なにぶん急な事なので習得に要する期間が不安だったが、ペン入れとデジタル処理の工程を一括して行えるので、製作スケジュールはむしろ短縮させることができるだろう。技術投資費に見合った働きを期待したいものである(でも、技術投資費は同人誌の原価の計算には入れませんけどね…)。 さあ、新兵器を手に入れて、来週からはいよいよペン入れ(+デジタル処理)に突入です! 締切まで残り13日…    2002/11/23 (土)  「日本橋不思議発見」ソフマップ4号店のゲーム予約ランキングに絶句! 1位:DOAX …はぁ?「萌え剣」が2位ですとな?!予約特典と予約キャンペーンの効果か?まぁ、これはマニアの街である日本橋特有の局所的傾向であって、このランキングが販売本数に直結するわけではないんですけどね。戦闘シーンの画面写真で明らかになったプログラムレベルのへっぽこさ加減は、裏業界で伝え聞いている「萌え剣プロジェクトは既に頓挫している説」を裏付けるのに十分だと思うのだが… 以前、「マネーの虎」に出演するために臨時休業しますという張り紙で注目を集めた、日本橋の定食屋「ちょいめし あさちゃん」ですが(放送を見逃したのでどんな内容だったのか知りませんが)、またも奇怪な張り紙を発見。「○月○日、ますみ&けんじ にカレーライスを差し入れするので臨時休業します」…うーん…この店はネタに走っているだけなのか、それとも実は隠れた名店なのか?一度実食して事実を検証しなければなるまいて。    2002/11/22 (金)  「渾身の表紙!」第3部の8ページのネームを大幅に修正したため、絵を書く必要がなくなってしまいました。いや、これは決して手抜きではありませんよ!「記号としての絵」という手法の実験を続けてきたGM研のひとつの結論。そう呼べるモノに仕上げたいものです。思いがけずに余った時間を利用して、スケジュールに入れ忘れていた表紙の下描き作業に取り掛かることに。表表紙のデザインは夏コミ直後にサークルカットを描いた時点で考えてあったのですが、裏表紙のデザインはまったく白紙のままでした。うーん…考えること小1時間…突然ある構図に思い当たり、本棚を漁る漁る漁る!…あった! それは、みずしな孝之の「ササキ様に願いを」3巻の、「胴上げされるササキ様の図」です。この構図を参考にして、歴代登場キャラクターに胴上げされる作者(私)という下描きに取り掛かることに。1枚絵にウン十人もキャラクターが登場するので表表紙の数倍の労力が必要となりますが、須賀原洋行漫画サークルとしての活動の最後を飾るに相応しい表紙(裏だけど)に仕上げたいと思います。 さて、今夜は週末の夜です。夜が明けるまで下描きの清書に勤しむ事にしましょうかね…    2002/11/21 (木)  「風呂は命の洗濯よ!」…と言ったのはエヴァのミサトさんでしたが、まったくもってその通りですな。「仕事→原稿」というヤクザな生活の真っ只中にあって、人1.5倍くらい脳みそと目と指先を酷使しています。そこで非常に重要になるのが「いかにして疲れを取るか」であり、最も基本的な疲労回復方法、それが風呂と睡眠です。入浴剤を最近「花王のバブ」から「バスロマン・ピュアスキン」に変えていたのですが、その効果たるや絶大!嘘臭いくらい肌がすべすべつるつるに! 1杯約30円の幸せ…日本人に生まれてよかったなぁ〜 風呂上りは入念に柔軟体操とストレッチをして、不自然な姿勢で原稿を描いて無理な負荷の掛かった関節をよく解し、同時に身体を柔らかくして疲れを溜まりにくくする。ほんの5分ほどの手入れでこうも変わってしまうのだから、人体って不思議ですな。 私は体内時計がやたらと正確なので、いつも目覚まし時計が鳴るほんの数秒前でキッチリと目が覚める。困ったことに、土日でも何時に寝ても同じ時間に目が覚めてしまうので、実はあまりありがたい能力ではないのだが… 血圧の上が100以下の超低血圧なのにいつも一発で起きていますが、これは習慣付いた行動を体が勝手にやっているだけで、頭は眠ったままです。たまに、気がついたら会社に着いていたなんてことも…(道中の意識はあっても記憶が無いという状態(怖!)) 「ああ、○○が痛い」シリーズは終了?    2002/11/20 (水)  「修羅場の3.5丁目」あ、今日はどこも痛くない。 人間の環境適応能力というものはすごいですね…こんなヤクザな修羅場にさえ適応できてしまうのですから。でも、適応は慣れと油断と紙一重です。日本代表VSアルゼンチン代表をテレビ観戦していたら2時間もタイムロスをしてしまい、今日は3枚しか下描きが進みませんでした。うーむ…今週末は会社の技術研修をエスケープしてでも原稿を描かねばならぬやも?通勤時間を利用して、夏コミで発行した「e-Angel(準備号)」の添削をしているのですが、出るわ出るわ誤植の嵐!嵐!!嵐!!! 何度も見直しをしたはずなのに…とんでもない修羅場の中で書き上げたとはいえ、これはあまりも酷すぎる。すでにお買い上げいただいた皆様に対して、何らかの補償を考えねばなるまいて… それと、説明不足の点や設定の矛盾も何箇所か見つかっているので、大幅に増補改訂する必要がありそうです。ああ、また仕事が増えてしまった…200Pに収まるのか?    2002/11/19 (火)  「修羅場の三丁目」あー目が痛い。今度は目ですかい… 2ヵ月半の仕事を1ヶ月に満たない期間で仕上げて「出来る男」をアピールして本業のSEの方は順調な私ですが、最近は仕事場の暖房の直撃を受けてドライアイに悩まされています。ただでさえサーバーや大量のPCに囲まれて目に非常に悪い仕事をしているのに…あ、目だけじゃなくて、電磁波の影響の方が深刻かも? 今日も下描き4Pのスケジュールを完遂。黙々と漫画を描いていると、ゲームはもちろんできないし、テレビもろくに画面を見れないくラジオ状態です。そんな中、唯一の楽しみは音楽を聴くこと。しかし、選曲や早送りなどで手を止めるわけにはいかないので、もっぱらMD聴くことにしています。30枚ほどあるMDは、すべて学生時代に暇にモノを言わせて編集しまくった名盤ばかり。特に「FF7」のサントラMDは、CD4枚から曲を厳選し更にMDのディバイン機能(曲を手動で分割する機能)で曲のループを1回に編集した超絶盤なのです(名盤すぎてテンションが上がりすぎてしまうのが問題ですが…)。 74分のMDを聴き終わるまでに下描きを1枚仕上げればいいので、ペースメーカーとしても役立ちます。何がいつどこで役立つか分からないもんですねぇ…    2002/11/18 (月)  「修羅場の二丁目」あー腰が痛い。なんだか毎日どこかしら体が徐々にぶっ壊れていくみたいですね。描き上がる頃にはどんな身体になっていることやら… 今日も下描きを4ページ仕上げました。今回は8P3部構成なので、ようやく下書きの3分の1が終了したことになります。あ、表紙と裏表紙をスケジュールに入れ忘れてた!! …『有給取ってバカンスよ〜♪(実在OLの名言)』どころか、『有給取って原稿だよ〜(苦)』という事態だけは避けたいものだ。    2002/11/17 (日)  「修羅場の一丁目」あーケツが痛い。1日中コタツの座椅子に座って原稿の下書きをしていると、いつも軽い痔になってしまいます。 とりあえず本文全頁のコマ割りをして、4ページ分の下書きと表紙のデザインが完成。休日のうちにもう少しアドバンテージを稼いでおきたかったが、もう一番厄介な作業(ネタ作り)は終っているのが救いです。ここから先は作業量の勝負になるので、おちおち日記を書いている暇もないかも。入稿までの3週間、情緒が多少不安定になるかもしれませんが、平にご容赦の程よろしくお願いします。    2002/11/16 (土)  「ネーム完成!」ぐはーようやく冬コミ新刊「実在同人講座」のネームが完成しました。平行して週刊GM研の原稿も書いていたのですが、やはり同時に2つのことをやろうとすると上手く行かないみたいです。ミニレビューなどは自分の感性だけで書けばいいのだが、ニュースなどの事実に対する論証の場合、自分の考えだけではなく世論の流れを汲み取ったり、様々な角度から情報を収集して論点を定めなくてはならないので、非常に疲れます。そんなわけで今週はニュースコーナーをお休みにさせていただきましたが、来週は完全に執筆漬けの日々となるためネタ不足に陥る公算が高い。とりあえず、今夜はこれから夜明けまでネームを煮詰めて、明日からは下書きに入ります。予定では日産4ページ、1ページあたり1時間…本当にできるのか? さて、アニメ「最終兵器彼女」の(再放送)第二話ですが…相変わらず作画レベルはむやみやたらに高いのに、音声演出と構成演出のガッカリ感は否めない。どうやら原作を忠実にトレースしていくつもりのようですが、肝心なところで使うべきネタを使っていなかったり、原作のコマ運びの妙が生む緩急の再現には程遠い。やっぱり漫画は漫画だから凄いのであって、アニメはアニメ、ドラマはドラマで別個の表現なんですね。メディアミックスはそれぞれのメディアの長所をスポイルしているだけなのかも知れない。    2002/11/15 (金)  「アクセス向上委員会(19)」1位 ↑( 2) 2419 (+622) 「魁!クロマティ高校」2位 ↓( 1) 1979 (+144) 「遠い約束」 3位 ↑( 6) 1802 (+689) 「鳥の詩」 4位 ↑( 5) 1540 (+316) 「ファイナルファンタジー10」 5位 ↓( 3) 1453 (+ 75) 「最終兵器彼女」 6位 ↓( 4) 1315 (+ 44) 「少女ネム」 7位 ↑(13) 1286 (+527) 「EVER17」 8位 −( 8) 1112 (+134) 「かまいたちの夜2」 9位 ↓( 7) 1080 (+ 40) 「素敵だね」 10位 ↑(12) 989 (+226) 「AIR」 11位 −(11) 949 (+171) 「MONSTER」 12位 ↓(10) 897 (+ 94) 「月姫」 13位 ↓( 9) 881 (+ 28) 「御旗のもとに」 14位 ↑(15) 800 (+113) 「ファイアーエムブレム紋章の剣」 15位 ↓(14) 793 (+ 90) 「ガンパレードマーチ」 16位 ↑(19) 736 (+ 83) 「Missing Blue」 17位 ↓(16) 731 (+ 52) 「メタルギアソリッド2」 18位 −(18) 716 (+ 60) 「ひがしんが大戦3」 19位 ↓(17) 710 (+ 50) 「ときめきメモリアル3」 20位 −(20) 673 (+ 45) 「トゥルーラブストーリー3」 「魁!クロマティ高校」「鳥の詩」「EVER17」の3つが、先月に引き続き月間500ヒット越えの好調をキープ。そんな中、遂に「クロマティ高校」が初めてアクセスランキングの頂点に立ちました。あのレビューを書いたのが2001年の4月だったから、かれこれ1年半…まさかここまで人気漫画になるとは予想しなかったなぁ。久しぶりにアクセスログを調べてみたら、クロマティのレビューに明らかに妙なリンク元を発見。開いてみるとそこは漢字だらけ…中国?北京語なのか広東語なのか、その違いも判別できませんでしたが、推察するにどうやら今年の講談社漫画賞の結果をファンが掲載しているものらしい。で、なぜかその紹介文としてGM研のレビューにリンクが貼ってありました。ウチはリンクフリーなので海外からのリンクも大歓迎なのですが、私は日本語の構造をわざと崩して文章書いているので普通には翻訳できないので、ニュアンスが正確に伝わっているかどうか心配です。 「FF10」が勢いを取り戻したのは「FF10−2」の製作発表によるものでしょう。逆に、アニメが思いの外期待はずれだった「最彼」の失速が顕著に現れています。やはり粘り強いのがゲーム系。「GPM」「MB」などは発売からかなり時間が経っているのに毎月90-60程度の自然増加を続けています。ゲームの商品価値は非常に短いのですが、作品としての価値は時間が経ってもちゃんと評価されているんですね。 検索エンジン経由のアクセスが始まった「EVER17」がどこまで伸びるかがひとつの焦点だったのですが、思いのほか「並」な結果となりました。これは、ほぼ同時期に他の大量のEVER17レビューが検索対象になって馬群に埋もれたというのと、ネットでEVER17のレビューを読もうという人の多くが、すでにリンク集経由で訪問済みだったため、だと分析しています。いずれFFを抜いてゲームレビューの王座に君臨する日も近い? 76位 219 君が望む永遠 直近のレビューでは、検索エンジンやリンク集からのアクセスなしで200を越えた「君望」の健闘が光ります。年末にPS2版が出る頃と検索エンジンに載る時期が重なるため、どこまで数字を伸ばせるか注目しておきたい。一方、予想外に低迷しているのが「ほしのこえ」。思いっきりブームから後発のレビューだったし、GM研のアニメレビューの信頼度がまだ全然ない状況だからなぁ…ネタの鮮度は難しい。 週刊GM研の主計結果は特に載せていませんが、だいたい平均して60-80くらいです。最近は執筆自体は2-3時間で出来るのだが、ネタの買出しや仕込み、コラムのテーマが決まるまでの時間がかかるので、結局は土曜日を1日潰しての作業となっています。これからしばらくは同人誌製作で忙しくなるので、週刊ペースを守れるかどうか怪しいものですが…なんとか100号を目標に継続していきたいものです(来年の5月あたり?)    2002/11/14 (木)  「ネーム修羅場序章」ネーム作業に突入している同人誌製作ですが、今日は一気に表紙のデザインと第1パート(8P)のネームを完成させました。サークル方針の逡巡に時間を使ってしまったためにギリギリのスケジュール進行になっており、36P分のネームを3日で仕上げなくてはならないのですが、まずは第1関門突破できました。なんとか、このままの調子で最後まで突き進みたいものです。あ、そうそう、冬コミの配置についてですが、コミケット事務局の資料をよく読んでみたら、「東Q60b」というのは島角(通称:お誕生日席)であり、しかも東2ホールの出入り口の真正面です! 立地条件は過去最高なのですが、目の前で展開されるであろう民族大移動の大渋滞の熱気を思うと今から生きた心地がしませんが… ネーム→日記→レビュー …うがぁぁぁ!!!誰じゃい、こんな頭の悪いスケジュールを組んだのは!(A:私)。まったくもって、マゾとしか思えない仕事中毒ですな。本業が暇なので、その反動なのか?(注:本業のSEが暇なのは、私の仕事が早すぎて残業どころかスケジュールすら空いてしまうためです。今の仕事も2ヵ月半でと注文されたのに、1ヶ月で完成しまいそうな勢いだし…)でも、派遣業の辛いところで、どんなに仕事ができても契約単価以上には評価されないし、権限がないので自分の責任で仕事が出来ない。仕様書以上のものを作るわけにはいかないし… 仕事中毒の素養たっぷりの私には、この職種(派遣SE)は向いていないのかもなぁ… む、横道に逸れてしまった。ゲームをする暇もなくてストレスの解消方法がないため、しばらくは今日みたいに不安定な日記が続くかもしれない。どうかしばしのご容赦をよろしくお願い致します。    2002/11/13 (水)  「祝!コミケ63当選! 」GM研はコミックマーケット63にサークル当選いたしました!これでサークル創設以来四期連続の当選となります。新刊は、須賀原洋行系パロディ漫画オフセット本「実在同人講座」、創作小説コピー本「e-Angel(完全版)」、レビュー総集編コピー本「年鑑GM研2002」の3種類を予定しています。また、既にWEB日記でもお伝えしたとおり、今回のコミケを最後に、GM研は漫画部門での同人サークル活動を一時休止することになりました。サークル創設以来2年間の活動の集大成として最高の作品に仕上げるべく、現在製作の真っ最中です。どぞ、ご期待くださいませ。 昨日の時点でご贔屓にして頂いているサークルさんのHPで当落通知が届いているのは知っていたので、奈良在住の私の場合は1日遅れで今日あたりに届くだろうとは予想していました。今回の冬コミは3日間開催となったため、当選率は夏コミ並(約70%)になっているとはいえ、こればっかりは何度経験しても緊張の色は隠せない。果たしてラベルの色は色付き(当選)か?それとも白(落選)か? だが、帰宅して郵便受けを見てみると、そこには予想外のモノが! まず封筒の大きさに驚愕。今までは普通の定型封筒だったのに、今回はなんとA4サイズ!ラベル制ではなくなったので、当落は封を切るまで分かりません。落選の場合はどんな形式なのかデータがないので分かりかねますが…(身を持って知りたくはないですけど)。チケットにサークル名が入るようになったのも大きな変化です。ネットオークションなどへのチケット横流し行為の防止に効果があるかどうかは未知数ですけどね。 さて、これで完全に退路は絶たれました。後は締め切りに向って突き進むのみ!    2002/11/12 (火)  「決」さんざん迷った末に「一晩じっくり考える」と答えを先送りする形になっていた「冬コミ新刊問題」でしたが、夢の中でじっくりと考えた末に、ようやく腹が決まりました。このまま、原案通りで描くことにします。今まで思わせぶりな書き方をしてきましたが、ここで正式に発表させていただきます。GM研は2002年の冬コミを最後に、漫画同人誌サークルとしての活動を一時休止します。 その理由は、来年から製作を開始する自主制作ゲーム「トゥルーラブ・ダイアリー」に全力を傾けなくてはならないためです。約8ヶ月で1000時間・1日あたりで計算すると毎日約4時間強。プライベートをほぼすべてつぎ込まなければならないのです。どう考えても同人誌作りとの両立は不可能ですし、無理に両方を抱え込んだらどっちつかずで質の低下を招き、共倒れしてしまいます。そんな中途半端な作品では、S先生にも読者の皆様にも失礼だと思います。 須賀原洋行系漫画ジャンルで(ほぼ)唯一の現役同人誌サークルとして、初サークル参加から3回連続でコミケに当選し、これまで3冊のオフセット新刊を発行してきました。いつもモーニング誌上で告知をして下さったS先生、ずっと励ましのメールを下さった読者の皆様…多くの方に支えられ、夢中で駆け抜けたこの2年間はかけがえのない充実した時間でした。このジャンルを始めてしまった者として、本当に申し訳ないと思っています。このジャンルの灯を消したくない…それが本音です。 この決断もギリギリまで迷いました。身勝手だ、我が儘だと言われるのも覚悟の上です。私も来年には27歳になります。本気で何かに挑戦できる時間はもう多くは残されていません。一時休止という形をとりましたが、この先どうなるのかまったく分かりません。これが最後になるかもしれない…そう思うとどんどんネタが沸いてきて、ここぞとばかりにネタを盛り込んでいたら、オフセット新刊では過去最大の36Pもの内容になってしまいました。ただでさえスケジュールが危ないのに、8Pも増量かい! 迷った時間を無駄にしないためにも、これが最後になっても後悔しないためにも、やれるだけのことは全てやっておきたい。明日からはネームに突入! 迷わず行けよ、行けば分かるさ!(by 猪木)    2002/11/11 (月)  「迷」ようやく冬コミ発行の新刊「実在同人講座」の概略が決まりました。いや、決まったのはいいんですけど、本当にこれを書くべきなのか…少々迷っています。ネタが危ないのはいつもの事なので(おいおい)気にしていませんが、今回は違う意味で心苦しいネタなので…とりあえずページ割りをしてネームの一歩手前の構成作業までは終らせましたが、そこから先に進むのにはまだ踏ん切りがつきません。でも、すでスケジュールは限界ギリギリの所まで来ているので、迷っているような時間はもう幾ばくも残されていません。 冬コミの当落結果がまだ出ていないというのも、決断を鈍らせている要因でもあります。年に2回だけの作品発表のチャンスなんだから神頼みしてでも受かっていて欲しいと思う。でも、今回だけは…もし受かっていなければ、それを理由にしてこの決断から逃げてしまいそうで恐いのです。 男が一度”やる”と決めたからには、万難を排してでもやらねばならない事がある。だが、時間にも気力にも限りがあって、すべてを抱え込むことなんてできない。最悪の場合、どっちつかずで共倒れしてしまう危険すらある。現実を踏まえない理想は、ただの妄想でしかないのだから。大切に思うからえばこそ、けじめをつけなくてはならないのだから…    2002/11/10 (日)  「神田朱未サイン会」ときメモ3の牧原優紀子役の声優:神田朱未さんのサイン会に参加してきました。このイベントは、神田さんの1stアルバムの予約特典としてアニメイトが企画したものであり、参加者は約100名。声優の単独イベントとしては中規模のイベントですが、イベント会場がやたらと狭いので(約12畳)、そこにオタが100人(100%男)が密集すると妙な圧迫感があります。阿倍野ベルタB1の商店街の皆さんも「またアニメイトの仕業かよ!」と怪訝な視線を向けるのも無理からぬことです。イベント前の注意事項の伝達の際、イベント進行役の店員が「今日はみなさん何の日か、当然ご存知ですよね?」と聞いてきました。それに歓声で応えるファン達。私は何のことなのかサッパリ分からなかったが、場の空気を察すれば答えは自明の理である。そう、今日は神田さんのピーーー歳の誕生日なのです!(アイドルの年齢にツッコミを入れるほど、私は無粋な男ではないので自主規制) 神田さんの入場と共にハッピバースデーコールが巻き起こる。いやはや、誕生日にまでお仕事ご苦労様です。スケジュールが押しているためか、トークもそこそこに(約1分)サイン会&握手会を開始。サイン自体は印刷物だったのが少々残念でしたが、それじゃあんまり、ということで名前を入れてもらえることに。大抵のファンはサインの時に必ず声をかけたり気合いの入ったプレゼントを用意していましたが、私は何の準備もしてなかった。まぁ、こういうのはファン層によって色々な仁義なあるので、俄かファンや門外漢がでしゃばるのも筋違いですしね。 コナミのバックアップを受けていてイベント慣れしているためか、ファンとの会話の受け答えは完璧でしたが、握手の方は少々まだぎこちなかった。これまではずっと「ときメモ3:牧原役の神田朱未」として集団で仕事をしてきたので、まだピン(単独)のイベントに慣れていないのだろう。それは経験して学習していくしかないのだが… ただし、「1」の金月真美、「2」の野田順子、のように声優歌手としても成功できるかは、まだ未知数です。はっきり言って歌唱力は中の下くらいですからね。それを補うほどのキャラクター性があるわけでもないし、いつまでも可愛さだけで渡っていけるものではない。声優にとって「役」に恵まれることが大切であるように、歌手にとっては「曲」に恵まれることが大切なのだが、神田さんの場合まだ代表曲と言えるものがない。まぁ、こればっかりはコナミのプロモーション次第なので本人にはどうしようもない部分なんですけどね… 少なくとも、「ときメモ3」の不振とともに心中してしまうような声優にはなって欲しくないんだけどなぁ…    2002/11/09 (土)  「最終兵器彼女(アニメ)」なぜかTBS土曜の深夜枠アニメで「ちょびっツ」の後釜として再放送が始まった「最終兵器彼女」ですが…アニメ情報誌では絵のグレードが高いなぁという程度には思っていましたが、冒頭の構成の違いの段階からすでに違和感大。声の演技と音楽周りのレベルの低さにもガックリ。中途半端に省略された第1話の導入部の展開にもゲンナリ。原作のタッチを生かした絵柄はとても好きなんだけど、アニメとして動かしてみるとまるで駄目。動きの演出1つ1つに到るまでガッカリしてしまいました。高橋しん作品が持つ繊細で柔らかい空気を表現するためにアニメという技法を使うのは間違っていないと思う。でももう少しやりようというものがあったと思う。見た目がいいだけに中身のヘボさ加減が余計に目立って残念でならない。原作をそのまま忠実にトレースしたいのか、それとも原作とは違う最彼像を描きたいのか、現時点ではまだ判断できないが、いずれにしてもこの程度のクオリティでは原作を愛する者としては到底認められない。今月末に買う予定だったDVD版の購入も買う価値があるのか真剣に再検討する必要がありそうです。 嗚呼、アニメ界の地盤沈下は本当に深刻なんだなぁ…    2002/11/08 (金)  「ミッシングパーツ2(1)」攻略を再開した「MISSING PATRS2 the TANTEI stories(以下、ミパたん2)」の第3話「託されたペーパーナイフ」を一気にクリアしました。思い掛けないDC本体の故障によって中盤の山場で一時中断を余儀なくされていた反動で、ついつい7時間連続プレーという無茶をやらかしてしまいました。ま、これが片付かないと精神衛生上宜しくないし、同人誌の原稿も手につかないし、それだけ長時間、遊び手を惹き付けてやまない魅力があるということもである。前作にも増して、爆笑街道まっしぐらで愉快なサブキャラたちとの軽妙な会話。導入や前置きを必要とせず物語に専念しているので事件のスケールも推理のディテールもより本格的になっているし、自由行動の場面が多くなっているし、重要な場面での甲乙付け難い選択肢があったり、選択順判定が厳しかったり…などなど、総合的にプレイヤーの「探偵としての技量」が試される作りになっています。 前作に比べて推理のレベルが大幅にレベルアップしているので、恐らく初回プレーでAランククリアに辿り着くのは不可能だと思います。ネタバレになるので回答は書けませんが、2箇所超難関の推理があるので、大抵の人はそこで引っ掛かります。今回は初めて主人公の推理によって連続殺人を食い止めることができるので、Aランクエンドをまだ見ていない人はぜひ挑戦していただきたい。 中断期間中に悶々と推理しながらあらゆるケースを想像していたので、推理がもっとも「そうあって欲しくないない真実」に辿り着いてしまっても、それほど驚きはしなかった。推理モノで下手に中断期間を空けてしまうと、論理に基づいて理性的に導いた推理と、ゲームの中での自分が抱く「情」との間に大きなギャップが生まれてしまう。下手に先読み出来てしてしまうと、目の前で展開される惨劇を「救えない後悔」の念が募ってしまうものです。 「ミパたん1」のレビューでも書きましたが、この作品は推理モノでありながら「火曜サスペンス劇場」のように観客としての楽しみが出来る特殊な作品であり、推理は物語のエッセンスとも言うべきなのかもしれない。ならば、先読みやヒントなんてものは無粋とさえ言える。想像する暇もない物語にのめり込める、そんなプレースタイルが良く似合う作品なのかもしれない。 第4話はすぐには始めないで、しばらくはこの余韻に浸っていることにしよう。    2002/11/07 (木)  「返って来たDC」セガのCSサポートセンター修理に出していたDC本体×2が、修理を終えて返って来きました。約1週間という思いほか素早い対応に大満足ナリ。着払いで4935円をクロネコヤマトに支払いましたが、その内訳は、今年の3月に買った方は保障期間中なので無償。もう1台の方は「修理品代金2200円+修理技術料2500円=計4700円×消費税」ということでした。修理費が5000円を超えると見積もりを出さなくてはならないのだが、ギリギリの値段に収めてあるところに何か作為的なものを感じないでもないが…電源周りのトラブルと思われていた2号機の検査表によると、「部品(映像IC)交換」とだけあり、実際に壊れていたのはごく一部で初期不良の線が濃厚です。そういえば、DCの発売当時にNECのグラフィックチップにバグが見つかって再生産が間に合わず、深刻な品薄を招いてしまい致命的な出遅れを喫した忌まわしき事件がありましたが、もしやその時の不良品を掴まされた疑いも?(何年越しの呪いだよ!) 1号機の方は本格的に壊れていたようです。「電源基盤、GDユニット、コントロールPAD交換」って、ほぼ中身の総換えと言ってもいいくらいです。これだけ派手に中枢部品を交換して5000円以内で済んだのは割安感があると思う。なぜか壊れてもいないはずのコントローラーまで交換されていました(Rトリガーのバネの動きが怪しかったけど)。 サポートの迅速な対応の御蔭で、3号機を衝動買いすることもなく、「ミッシングパーツ2」の攻略をようやく再開できそうです。(原稿執筆に支障をきたさない範囲で、という条件付きなのが哀しいのだが…)    2002/11/06 (水)  「白紙」今日から冬コミ発行の同人誌製作期間に突入。ジャンルは引き続き「須賀原洋行」本で、タイトルは「実在同人講座」。でも、それ以上のことは本当に何一つ決まっていません。肝心の当落結果がまだ出ていないのでモチベーションがなかなか上がらない、というのもありますが、締切までちょうど1ヶ月。見切り発車でも動き始めないといけないわけであり…おおまかな製作スケジュールでは、1週間でネタ出し、1週間で下書き、1週間でペン入れ、1週間でデジタル処理、という風になっています。日数だけを見ればえらく余裕たっぷりに見えますが、実際は平日は会社があるし、HPの定常更新もあるので、1日の中で同人誌の製作に使える時間は「約2時間」くらいしかないのです。 時間に換算すると、総計60時間。それで表紙込みで28Pを書いてしまうのだから、時間単位だけなら週刊連載並、ということになります。しかし、実際には最後の最後でいつも時間が足りなくなり、週末を利用した貫徹の修羅場で帳尻を合わせることになるんですけどね… さて、この続きは夢の中でぐつぐつアイディアを煮込むとしましょうかね…ZZZ    2002/11/05 (火)  「iPodレビュー?」TLDの仕様書を公開も完了し、HPの通常更新再開と冬コミ新刊製作体制に突入!…するはずだったのですが、久々のレビュー執筆に大苦戦。わずか2週間のブランクとは言え、今までのように呼吸をするかの如く当たり前にレビューを書いていたペースに戻すには、まだ時間がかかりそうです。次のレビューの初稿を書いている裏で、iPodに放り込むためのMP3のエンコードを実行。最高品質でエンコードするとCD1枚に付き50分くらいかかりますが、標準品質と比べると素人耳にもかなり差が出ます。大抵のCDならCDDBサーバーからID3タグ情報をダウンロードできるのだが、如何せん個人の有志がアップロードした情報なので気に喰わない書式もあるわけであり、後で自分で修正しなくてはならないことも少なくない。ID3タグ情報がファイル分類の基準になっているiPodでは、この設定は絶対に譲れないポイントなのである。 iPodのMP3プレイヤーとしての評価は「並」だと思います。ターンタッチパネルの操作性は非常にいいし、ディレクトリ階層ではなくID3タグによるファイル分類も意外と使いやすい。再生開始までの待ち時間も許容範囲だし、HDDの回転音・震動音・発熱も気にならない。たったひとつの難点としては、イコライズ機能(BEATや重低音の割合を段階で調節する機能)がついていないこと。せめてCDウォークマン並の3段階くらいつけて欲しかった(私は音楽の「声」を非常に重視するタイプなので)。 でも、とりあえず値段分くらいは楽しめそうです。こういう機会がなければ、わざわざMP3化してまで音楽を持ち歩こうなんて思わなかっただろうし、ダンボールにしまったままのCDを聴き直すいい機会にもなるしね。HDDという性質上ついつい過保護に扱ってしまうので、あまり振動の強い場面には持っていきたくないが、持ち歩いてナンボの携帯型なんだよなぁ… 4000曲が埋まるのはいつのことやら…    2002/11/04 (月)  「TLD仕様書公開」個人製作ゲーム「トゥルーラブ・ダイアリー(以下、TLD)」の仕様書をようやく公開することができました。ずっと頭の中で巨大な容量を使って架空世界を構築し、悶々と考え続けてきた構想を一気に文章化してしまったので、一気に肩の荷が下りた気分です。いや、本当は、これでようやくスタートラインに立っただけであり、これから長く険しい開発の日々が始まるわけなんですけどね。今回の仕様書の作成にあたり、いくつか妥協しなくてはならない部分もありました。製作ツールの機能の範疇を超えるシステムは作れないし、個人製作である以上開発工数にも限界があるし、本家TLSとの法的摩擦を起こさないための配慮も必要だし…それに、実際に製作に入れるのは2003年の1月からなので、それまでに仕様の微調整をしながら、開発ツールの研究をしたり、日割りの開発スケジュールの詳細を策定したり、親戚の弁護士の協力を仰いで法律関係の裏を取ったり…(普通、こんな所まで徹底する同人ソフトなんてないと思うけど) 来るべき長い修羅場の日々を思うと今から生きた心地がしませんが、こうして大風呂敷を広げてしまった以上、しっかりと期待に応えなくてはならない。途中で投げ出したりしたら、これまで散々批判してきた憎っくき彼奴等と同じ穴の狢(むじな)になってしまうのだから。最後までやり遂げる…それは自分自身のためでもある。かつて一度は諦めたゲーム開発への道。だが、その想いが嘘ではなく今でも消えていない事を証明したい。その時初めて、過去を悔やむ事しか出来なかった今の自分自身を肯定できるのだから… 今日は久しぶりに良く眠れそうです。明日からはスイッチを切り替えて冬コミ本の制作に入らねば…(当落はまだ出てないんですけどね)    2002/11/03 (日)  「iPod」パソコンの異音騒動も一段落して、ようやくTLDの仕様書作成に専念できる…はずだったのですが、昨日なんだかんだで行けなかった買出しに日本橋に出かけたのが運の尽き…帰宅した時には財布から6万円が消えていて、なぜか手にはiPod(20GB)が!昨日パソコンの内部メンテナンスために蓋を開けたのがいけなかった。その時に気付いてしまったのだ。「あ、PCIバスが1個空いてるじゃないか。ここにIEEE1394ボードを付ければ、ウチのパソコンでもiPodが使えるんじゃないのか?」日本橋のパーツショップで捜してみたら、3000円でIOデータのIEEE1394ボードを発見。しかも、ソフマップで中古未開封のiPod(WIN・20GB)が53800円から連休特別セールでさらに3000円引き=約50000円(定価は59800円)!まさに機をみるに敏!冬のボーナス一括払いでスポーンと買ってしまいましたとさ。 不況に強い我が社と言えども、長引く不景気の影響で冬のボーナスの目減りは確実なのに、今からこんな買い物をして大丈夫なのだろうか?うーむ… それはさておき、早速セッティングを開始。iPodのインターフェースは恐ろしいほどに単純です。IEEE1394(ソニー名ではiLink、マック名ではFireWier)ケーブル1本でパソコンとの接続も充電もできてしまう(ケーブル経由でパソコンから充電できるという変わった仕様である)。難点といえば、iPodとパソコンを連動させるソフトがやたらと重いことと、iPodを接続してから認識まで時間がかかることと、ユーザーマニュアルに必要最低限のことすら書いていないこと。 それと、iPodのファイル管理にはディレクトリという概念がないというのが大きな特徴でもある。MP3ファイルに書き込まれているID3タグから判別して、アーティスト・アルバム・曲・ジャンル・作曲者、この5つのグループに自動分類して選曲できるようになっている。100曲200曲程度なら便利かも知れないが、4000曲も入っていたらお目当ての曲を捜すのも一苦労だと思うが… 多分、iPodはあくまで「音楽を持ち歩くもの」であって「音楽を保存するもの」ではないという設計思想によるものなのかな? さっそく、手持ちのCDをガンガンMP3化してドンドンファイルをiPodに放り込むが、広大な20GBもの領域を埋め尽くすのはいつになることやら…あ、ちなみに、20GBを連呼していますが、これは正確な容量ではありません。正確には18.5GBです(計測方法が違うだけなのでアップルが嘘を付いているわけではないのだが…)。 ちなみに、私のパソコンのHDDの容量も20GBです…って、iPodが満タンになる前にパソコン本体が満タンになってしなうのかい!いや、そもそもウチに400枚もCDってあったっけ?つい勢いで20GBモデルを買ってしまったが、実用レベルでは5GBモデルでも十分なのかも知れない… MP3プレイヤーとしての音質の聞き比べは、もう少し時間をかけてから報告したいと思います。    2002/11/02 (土)  「緊急事態発生!」事件は土曜日の夜8時過ぎ、夕食を終えて週刊GM研vol.70の製作を始めようとした矢先に起きました。突然、パソコンから唸るような激しい異音が聞こえてきたのです。急遽、製作を中断して緊急メンテナンスを開始。再起動しても症状は変わらないし、音が五月蝿いだけでソフト上ではまったく問題がないということは、問題がハードウェアにあるようだ。推察するに、CPUのファンか電源系統に異常が発生した可能性が高い。普通に電源をつけっぱなしにしていて突然異音が聞こえてきたのだから、まるで原因に心当たりはないのだが… 久しぶりPCのケースを開けてみると、うわっ!すごい埃が!案の定、CPUファンには大量の埃が積もっていました。危ない危ない…下手をすればCPUファンの効果が低下することによりCPUの温度が上がりすぎて熱暴走、最悪の場合は火を噴いて再起不能になる危険性すらあったわけであり、異音騒ぎで済んだのは不幸中の幸いだったのかもしれない。 考えてみれば、この3年間、ほぼ毎日起動させてきたわけであり、目立ったトラブルもなくこれまで安定して動作していたことの方が奇跡的だったのかも。でも、最近は色々とガタがきているようで、CD-ROMドライブがちゃんと閉じなかったり、マウスが誤動作を起こしたり、電源が正常に切れなかったり…本腰を入れて新パソコン購入計画を発動させたいのは山々だが、同人誌の印刷代・冬コミ遠征費用・年末商戦ゲームラッシュなどで何かと物入りな時期だし、不景気によりボーナスもあまり期待できないしなぁ…しばらくはだましだまし今のDELL君を使わねばなるまい。 PCの内部清掃は完了したが、念には念を入れて今夜は作業を中止してパソコンを休ませることにしよう。でも、このタイムロスは痛いなぁ…TLDの仕様書の締切までもう幾ばくもないといのに…    2002/11/01 (金)  「ゴジラ、アメリカ襲来」とにかく、今日は松井のメジャー挑戦宣言の話題は外せないでしょう。実際、ここ数日のスポーツ誌では「巨人残留説」が囁かれていてヤキモキしていたのですが、これでようやくスッキリしました。まだ代理人も決めていない状態なので、本当にギリギリの決断だったんだなぁ…ファンを人一倍大事にする松井らしい。マスコミも巨人OBも誰も文句をつけられる人はいないだろう。三冠王こそ達成できなかったが、最後に圧倒的強さでチームを日本一に導いて吹っ切れたのだろう。そう思えば、あの最低な日本シリーズにも多少なりとも意義はあったのかも。マスコミは、既にニューヨークヤンキース入りが確実と言っている(しかも5番レフトとまで具体的に予想)。メジャー広しといえども、1000万ドル(10億円)近い年棒を出せる球団はそう多くは存在しない。まあ、ヤンキースは「アメリカの巨人」とも言われる金持ち球団であり強引な選手獲得にも定評があるし、ヤンキースと巨人との間で業務提携計画も進行中であり、裏で既に話がついている可能性もある。それならば、他球団へのチャンネルとして代理人を立てる必要もなく、この時期まで代理人を決めていないのも頷ける話だ。 松井の場合は、メジャーで通用するかどうかは世間ではあまり論じられないようだ。パワーは申し分ない。よく、メジャーリーグを「力と力の勝負」と形容する人がいるが、それは正確な表現とは言えない。メジャーの年間ホームラン記録を持つボンズのホームランを見ればよく分かるように、変化球を実に巧みに打っている。ランディ・ジョンソンやノーラン・ライアンのような化け物じみた剛速球投手の次元になってしまうと、手も足も出ないものなのだ。 唯一の不安は、松井はボールを長く見るタイプのバッターなので、スウィングの始動のタイミングの再調整が必要なので、しばらくは戸惑って結果の出ない時期が続くかもしれない。ヤンキースファンは「アメリカの阪神ファン」と言われるくらい賞賛と罵倒の落差が激しいので、その重圧を乗り越えられるかが焦点になりそうだ(松井は良い意味で鈍感なので心配は杞憂かもしれないが…)。 先日の日記では、巨人の日本一に対して生来のアンチ巨人ぶりを爆発させてしまいましたが、私は巨人という球団と悪しき球界支配構造が嫌いなのであって、巨人の選手が嫌いなのではない。PL学園時代からの清原ファンだった私だが、清原が巨人に移籍してからもファンを続けているし、松井も「敵ながら天晴れ」と実力を認めている。巨人という枷がなくなったのだから、これからは小難しい自分への言い訳をしなくても素直に松井を応援できるというものだ。 スター選手の年棒高騰でパンク寸前の日本球界に明日はあるのか…な? |