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 2003/02/28 (金)  「流血!」

約1年に渡って煩ってきた舌のデキモノが、何の前触れも無く千切れてしまいました。そのデキモノは直系2mmにまで巨大化していて、ちゃんと神経も通っていたし味覚もあったので、ずっと放置していたのですが、まさかこんな結末が訪れようとは…

一時は口の中が血だらけになる流血の大惨事でしたが、すぐにタオルで止血したので救急車は呼びませんでしたが、今現在、ずっとタオルで舌を抑えているので、この日記も片手で打つ破目に…

この手の傷でもっとも大切なのは消毒をしっかりして、再び同じ箇所にデキモノができるのを防止することです。しかし、患部の場所が場所だけに、うかつに消毒液や絆創膏は使えないし、かといって食事をしないわけにもいかないし…

ああ、明日の週刊GM研の原稿は大丈夫なのか?

 

 2003/02/27 (木)  「ネギま!」

週刊少年マガジンで、赤松健の新連載「魔法先生ネギま!」が始まりましたね。「赤松健風味のハリーポッター」、以上、感想終わり! 週刊GM研なら、ここで終わらずにもう少し深く考察してみるのですが、日記ではそんな気も起きません。まぁ、確実に言えることは、何週か先のサンデーの「勝手に改蔵」で久米田康冶が痛烈な皮肉をかましてくれることでしょう。

面白いかどうかは何週か見ないと分かりませんが、少なくとも「ラブひな」が生理的に受け付けない人にはオススメできません。発行部数でサンデーに抜かれたマガジンが切り札として超VIP待遇で連載復帰させた赤松漫画ですが、はっきり言って異常な描きこみっぷりです。お約束のお色気満載だし、1クラスまるごとキャラ設定を用意してしまうという「保険」もかけまくり。はねっかえり娘をメインヒロインに持ってきているので、成瀬川と代わり映えがしないような気もする…

さて、このクオリティで何週「週刊」で回せるか見ものですね。

 

 2003/02/26 (水)  「TLD仕様ver3」

●日記をフロッピーディスク形式に変更
約300日分もの日記の中から、有効なキーワードを探し出してその事実性を検証する、それがTLDのメインシステムなのですが、アナログ(紙ベースの日記)ではそれはあまりにも非現実的な作業です。それに、いくら偶然とはいえ、日記を落とした弾みでページが見えてしまう(公開中の仕様参照)のは都合が良すぎるし、そんな大事なものをどうして学校に持ってきていたのか説明がつかない。そこで、日記をフロッピーディスク形式にすることで、検索性を向上させるとともに、紛失と中身を見てしまうことに理由付けすることにしました。ただし、「涙で滲んだ「さよなら」の文字」という演出が使えなくなるのが痛いところですが…

●主人公のセリフを全カット
「すべての行動と選択を遊び手に委ねる」という設計思想を貫くため、主人公のセリフをすべてカットしました。いわゆる「ドラクエ」スタイルというやつです。普通に主人公にしゃべらせるよりも何倍も大変な作業になることは明白ですが、これこそが現代のギャルゲーに欠けている決定的な要素だと思います。主人公に感情移入できないで、どうして恋愛SLGと言えよう!いや、言えまい!(反語)

●ゲーム期間を10日間に変更
当初は14日間を想定していたゲーム期間ですが、これを更に短縮して10日間にしました。以前は「日曜日を2回はさむ(デートが2回出来る)」ことをゲーム展開の軸にすえていたわけですが、それは告白のタイミングを限定してしまうことに繋がってしまう。「自爆ボタン」すら遊び手に委ねてしまうのが、TLDのウリのひとつでもあるわけですから…(それに、春休みと同時に人知れず転校してしまう、という方が常識的な展開と言えますしね)

他にもいくつか変更点はありますが、全体のコンセプトを揺るがすような変更は無いと思います(というより、もうそんな猶予はない)。さて、今夜も2時過ぎまで打つべし!打つべし!打つべし!

 

 2003/02/25 (火)  「アニメいろいろ」

●最終兵器彼女(最終話)
これまで、日記でも何度かそのダメっぷりを取り上げてきましたが、なんだかんだで最終話まで欠かさず見てしまいました。演出(特に音声)の評価は、最後の最後まで向上することは全くありませんでしたけどね。ラストシーンも原作とは描き方が違うし… ゲーム版の発売日も5/29に決まりましたが、メタルユーキがやることに期待しろというのは無理な話であり…どこまで原作を台無しにすれば気が済むんでしょう。メディアミックスなんて大嫌いだ!

●ガンパレードマーチ
MBSの深夜アニメ枠で、最終兵器彼女の後釜で始まった「ガンパレードマーチ」。まだ2回しか放映されていないが、出来の方は…微妙ですね。作画は、背景描写がちょっと弱いけどキャラの描き方(特に瞳の描き方)は結構好きです。ただし、声優さんが一部変更になっているし、壬生屋さんが着物じゃなかったり、味のれんが小隊食堂にあるし、その他にも細かい設定がかなり違います。ゲームとは別物で考えた方がいいようです。

●ガンダムSEED
やっぱり、このアニメの見所はフレイさんの悪女ぷっりと、メガネ君(名前が良く思い出せない)の不幸っぷりにあるんでしょうか?SEEDは基本的に1stの展開をなぞっているようですね。そうなると、キラがアムロで、ラクス嬢はララ、ということですか?(だとしたら、どう考えても楽しい展開にはならないのだが…) でも、実はこの番組で一番楽しみなのが、有名人が出てきてガンプラを組み立てるCMだったりするんですが(笑)(蝶野や若乃花まで出てくるし)

 

 2003/02/24 (月)  「雑記」

いつかの日記で、「ウチのベランダが鳩に占拠されている」と書きましたが、数日前、ようやくビル会社が要請に応じて防鳩ネットを張ってくれました。糞まみれのベランダも綺麗さっぱり清掃してくれました。これでようやく洗濯物がお天道様の下で乾かせるようになるわけですが、完全に鳩の匂いが消えるまで今しばらく時間がかかりそうです。

会社の喫煙室(兼休憩室)でマッサージ器にかかっていたら、アメリカ駐在から一時帰国している部署のお偉いさんたちの会話が聞こえてきました。「今、アメリカで一番ホットな日本製品は、ゲームと漫画だよ!」ほぅ、なかなか柔軟な発想の出来る50代ですなぁ…「日本の名作と呼ばれる漫画は翻訳されて出版されているし、最近ジャンプも発売されたしね」ほぅ、詳しいですな…「名作…例えば…BANANA FISHとかね」

ガコン(思わずコケる)ば、バナナフィッシュですかい?確かに、あれは名作ですよ。でも、あれは…「そう、少女漫画なんだけどね。すごいよあれは!あの感性はアメリカ人にも受けるんだねぇ!」…守備範囲広すぎ!すごい50代ですなぁ…

TLDのデータ仕様書作成の工数計算がほぼ確定しました。数字を見るだけで気を失いそうです。正直言って、発表された新TLSが微妙な内容であり、テンションが上がらないし、あまりにも遠く果てしない道のりですが、一歩でも前に進まないと何時まで経っても目標にはたどり着けません。迷わず行けよ!行けば分かるさ!(本当に名言ですねぇ…)

 

 2003/02/23 (日)  「魔界戦記ディスガイア(終)」

プレー時間61時間で、ようやく「魔界戦記ディスガイア」をクリアしました。最終決戦前にかなりの「稼ぎ」が必要でしたが、やり込み要素が満載で面白くてしょうがないので、作業的な辛さというものは全くありませんでした。でも、ストーリーそっちのけで鍛錬に精を出してしまうので、クリアしても何の感慨も無かった、という弊害もあるわけですが…

しかし、これはまだ通常エンディングにすぎません。ネット上の攻略情報によると、この他にも多数のエンディングが存在するようです。通常エンドが盛り上がりに欠けた大きな要因として、通常エンドでは明かされない謎が多すぎることが挙げられる。クリア後にデータをセーブできて2周目に突入できる(レベルやアイテムも引き継げる)のだが、やはりこれは、すべてのやり込み要素を制覇しないと、レビューを書けないのだろうか?

でも、攻略情報を読んでいたら、レベル2000とか最強武器育成理論とか、あまりにも果てしないやり込み道が広がっている模様。TLDの製作時間をこれ以上割くわけにも行かないので、どこで割り切ってレビューを書くべきか悩ましい問題です。

 

 2003/02/22 (土)  「GM研HP2周年」

あ、今日2月22日は、Xbox発売1周年ですね。
それはさておき(Xboxには一言も無しかよ!)、

すっかり忘れていましたが、GM研HPもこの2月で2周年を迎えていました。1年目で年間10,000ヒット、2年目で年間20,000ヒット、という風に、アクセス数は倍増した計算になります。他のHPに比べればショボイ数字に見えるかもしれませんが、GM研のカウンタCGIはリロード防止機能が付いているので、これは純粋な来訪者の数です。こんな身勝手な事ばかり書いているテキストサイトにも関わらず、毎日70〜80の常連様からのアクセスをいただいています。本当に有難いことです。

今年はさらに倍増の年間40,000ヒットを目標にして、更なるコンテンツの充実に邁進したいと思いますが、ここでひとつ残念なお知らせが。国内最大規模のゲーム系サーチエンジン「ゲーマーズターミナル」が、2月いっぱいで閉鎖されることになりました。GM研ゲームレビューの躍進と新規読者獲得に大きく貢献してくれたGTでしたが、やはり、非自動登録・審査型を非商用・個人で運営し続けるのは限界があったようです。GTの閉鎖は本当に残念ですが、いつまでも嘆いていられないので、次の一手を考えたいと思います。

 

 2003/02/21 (金)  「新TLSをどうみるか?」

遂に発表されて(しまった)TLSの新作「トゥルーラブストーリー サマーデイズ アンド イエット...」の情報が、今週号の週刊ファミ通に掲載されましたが、皆様、これを見てどのように感じたでしょうか? 詳しい分析は、明日発行の週刊GM研の中で徹底的にやりたいと思いますが、とりあえずTLS-Sのファーストインプレッションを書き連ねておく事にしましょう。※まだ一般的な略称が無いので、暫定的に「TLS-S」と呼んでおくことにします。

さて、この作品に対する私の素直な感想を述べさせていただくと…『かなり微妙』(NOVAウサギのCMのトーンで)。月曜日に情報を入手してからというもの、正直言ってどんなトンデモナイ代物を出されるのか、戦々恐々していたわけですが、いざ蓋を開けてみれば拍子抜けしてしまいました。むしろ、ダメな部分・アラ探しをする方が難しいくらいです。とりあえず、脈絡無く個々の要素について考察してみましょう。

●キャラクターデザイナーが変更に
 トゥルラーの大多数の意見として、「松田さんの絵じゃないTLSなんて認めない!」という声があるわけですが、私もその意見に激しく賛成です。今にして思えば、TLSは美術面でとても贅沢なゲームだったですよ。3学期分の絵を作ってしまったTLS2はその極地です。ただ数点の萌え絵のクオリティを上げれば済む、一般的なギャルゲーとの決定的な違い、それがTLSの魅力だったのですが…

 さて、デザインが一新され(てしまった)「TLS-S」ですが…思ったよりも悪くないですね。新しい絵師が誰なのかまだ裏情報でも流れてませんが、TLSらしい色使い(現実的な髪の色とか、水彩調の背景画とか)は守られているし、キャラクターデザインもお約束ながら無難にまとまっています(詳しくは、下記のキャラ別ファーストインプレッションにて)。妙に肉感的な体型と制服のデザインは、かなり好みが分かれるポイントだと思います。

 ただ苦言を呈するとすれば、首まわりが隠れる制服のデザインの影響もあって、全体のバランスが狂って見えてしまうことと、ポーズによってデッサンが安定していないのが非常に気になります。それに、デザイン一新と謳っている割りに変わり映えもしない、というのもいかがなものでしょう?

●ゲーム期間が「ひと夏の高校2年生」に
 これは大いに賛成です。1年間に期間を拡張したTLS3での失敗がちゃんと生かされましたね。具体的なゲーム期間までは現段階では判別できないが、おそらく1ヶ月くらいでしょう。夏休みの存在をどう絡めるつもりなのか、今後の情報が楽しみです。ただし、「どうしてひと夏で恋しなければならないのか」という必然性がまったく見えてこないのは大問題だと思います。転校も卒業も関係ないみたいだし、何を動機として、後述の「今日の目標」まで立てて女の子とお近づきになりたい!と思わせるつもりなんでしょう? (何も無いなら何も無いで、それなりの作り方があるのだが、そんな能力をebに期待するのは酷というものか…)

●新システム「今日の目標」について
 目的の女の子を捜して校内を徘徊する、というTLSの基本システムは相変わらずですが、「TLS-S」では新たに「今日の目標」というシステムが導入されるようです。しかし、新システムと言うほどのものではありません。これは要するに、その日に起こるイベントの内容と場所のヒントを文章で表示してくれる、というだけのことであり、「誰と何をするのか目標を選択できる」というものではありません。今回は妹も姉もいないので、恒例の好感度ピラミッドチェックがなさそうなので、その代用としてのガイドシステム、ということでしょう。でも、事前にイベント内容が分かってしまったら、発見の楽しみも意外性も薄れてしまいそうな気がするのだが…決して悪いシステムではないと思うが、新システムとしてウリになる、という程のものではありません。

●下校会話モードについて
 TLSの核心部分とも言える「下校会話モード」は健在です。見た目が少し斜め前上からの視点になりましたが、これは女の子の表情を描くのには最適なアングルだと思います。しかし!よーく考えてみてください。この視点は主人公の主観視点なんですよ。こんなアングルが出来るのは、よっぽど主人公の背が高くて、なおかつ女の子をじーっと見つめていなければならないんですよ? これは「恋愛若葉マーク」というTLSのコンセプトを根底から覆しかねない大問題です!

 もし、この文章が何らかの形で関係者の耳に入るとすれば、ぜひ検討していただきたい提案があります。それは、「好感度に応じて下校会話での視点と立ち位置を変化させる」、というものです。最初はよそよそしくて視線もあんまり合わないし、並んで歩くのが精一杯。でも、仲が良くなると目がだんだん合うようになって、徐々にその距離は物理的にも心の上でも縮んで行く。このシステムを使えば、今まで記号的に表現されていた「顔を赤らめる」などの、本来よっぽど近づかないと分からないような、表情のわずかな変化を自然に表現できます。あ、これこそポリゴンキャラの「ときメモ3」でやるべきシステムだったのかもしれないなぁ…(現実的には、今から仕様を変えられないし、一枚絵の擬似アニメーションで歩行を表現しているTLSには無理すぎる話ですけど)

●メディア展開について
 4月にキャラクターシングルCD(全6枚)、夏にはOVA(全3巻)が発売されるそうです。他のギャルゲーではこのくらいの商品展開は基本であり、むしろ最低条件とさえ言えるのですが、親会社の不遇に泣かされ続けてきたトゥルラーにとっては、OVAだなんて夢のような話なんですよ。でも、前例が無いだけに不安も一杯です。声優のセレクトからも分かる通り、サイトロン・KSS系が絡んでいるわけですが、ハッキリ言ってレーベルを聞いた段階で期待度は9割減です。声優陣は可も無く不可もなく、と言ったところですね。若手の中堅で安く無難にまとめましたが、歌唱力に大いに不安のあるメンバーなので、今後の商品展開が大いに不安です。まぁ、声優に小倉優子が起用されなかった、というのが唯一の救いですな(どうか、隠しキャラ、という落ちが付きませんように…)

 それと、ゲームのテーマが「ひと夏の恋」である上に、関連商品を先行リリースする以上、「2003年7月」という発売日は何があっても守らなくてはなりません。最低でも、夏のコミケ前までには発売して、そして、夏のコミケの企業ブースでTLSグッズを投入して、一気に固定ファンの囲い込みを謀る(誤字ではない)、そのくらいの逞しい商魂を見せていただきたいものです(他社製のギャルゲーの後乗りで培った手腕とやらのお手並み拝見)。

●楠瀬緋菜
 前向きで一途で行動的でドジっ子、という非の打ち所の無い正ヒロインですが、流行のツインテールがちっとも似合っていないのは、丸顔がさらに強調されてしまうからだろう。丸顔でちょっとポッチャリ系、というのは、個人的にはリアル(現実の女性)でも大好きなデザイン(タイプ)なのですが、正ヒロインとしてどこまで作品を牽引できるか、というとかなり微妙かもしれない。

●向井弥子
 外面の良い生意気な幼馴染、という設定はなかなか面白そうですね。1年年下の幼馴染、というのも非常に珍しいと思います。普通に考えれば、クラスも学年も違う幼馴染が高校生にもなって男女を意識せずに付き合える、というものではないからね。しかし、唯一の1年生なのに「妹キャラ」としては機能してくれそうにないのが少々残念です。

●桐谷里未
 これまたお約束、クールで自分勝手で実はナイーブな女の子。まぁ、他のギャルゲーみたいに、魔物を狩ったり街に生贄を捧げたり父親を毒殺したりはしませんけどね。TLSには今までいなかったタイプなので期待はしているのですが、この手のテーマは扱い方を少しでも間違えると駄作になってしまう危険性もあるわけであり…シナリオ(誰?)の手腕が問われることになりそうです。

●篠坂唯子
 メガネっ娘復活!はトゥルラーにとって朗報ですね。「文学・おっとり・天然」というあまりにベタな設定と、どこかで見たようなデザインなのが気になりますが、それは悪い意味ではありませんよ。敢えて王道を往くのがTLSの心意気ですから。でも、あそこまで有るか無いか分からない超薄型メガネって一体?

●有森瞳美
 いわゆる「完璧な学園のマドンナ」タイプですね。唯一の高校3年生、という設定がより一層「高嶺の花」というイメージの強化に一役買っています。なるほど、これは盲点だったなぁ…ここまで直球で勝負してくるとは…そんな高嶺の花を他のヒロインと同列に扱ってしまうところが、TLSの良さでもあり悪いところでもあるのですが…

●神谷菜由
 「横暴なともちゃん?(あずまんが大王)」デザインと設定を読んだ私の第一声がそれでした。ヨミというツッコミ役も居そうに無いし…(主人公がその役回りを?)。情報が少ないので何を狙っているのか判然としないけど、現実に居そうなキャラクターと、現実に居て欲しいキャラクター、その匙加減とメリハリはどうつける気なんでしょう?

●総評
 キャラクターCDが全6巻ということなので、おそらく、攻略可能なメインキャラはこの6人ですべて出揃った、と考えるのが自然でしょう。もしかすると隠しキャラが1人くらいいるかもしれませんが、初めてキャラ表を見た段階で、隠しキャラに期待しなければならないというのは如何なものか?

 デザインはかなり安直だと思いますが、設定の細かいところで盲点を突いているし、奇跡と奇抜な設定が氾濫する現代ギャルゲーの中で、敢えてリアルの王道を往く姿勢を示したことは、素直に評価したいと思います。「TLS4」ではなく、タイトルのナンバリングを捨てたのも英断だと評価したい(タイトルのセンスの悪さは否めないけど)。

 しかし、これはまだ、料理屋の店頭のサンプルを見て「おししそう」と言っている段階に過ぎません。長年通い慣れた定食屋が、代替わりしてリニューアルオープン。お店の雰囲気は入ってみないと分からないし、厨房ではどんな人が腕を振るっているのか分からないし、味は食べてみるまで分かりません。先代の味を守って欲しいとも思うし、それ以上のものを期待したいという気持ちもある。義理と人情と過去で美化された想い出…そんな高いハードルを超えること、それが「TLS-S」には望まれているのです。その期待が裏切られたとき、失望もかつてないものになる。こうして「夢を見させる仕様」を出してしまった以上、その期待に見合う作品に仕上げていただきたいものである。

●TLDについて
 私は現在、TLSをモチーフにした同人ゲーム「トゥルーラブダイアリー」を製作中ですが、今回の発表によって仕様を変更したり予定を変更することは考えていません(現在HPで公開している仕様は、現在の最新仕様とは微妙に異なっていますけど)。予想外だったのは、2003年末を予想してた新TLSが予想外に早く出てしまうことです。「TLS-S」がもし好評を博するようならば、私が出る幕は無くなってしまうかもしれません。でも、それでもいい、と私は思っています。

 不甲斐ない本家への怒りや、崖っぷちの危機感だけで作り続けられるほど、ゲーム作りというものは甘くありません。愛の無い憎悪はいつか燃え尽きてしまいますからね。人間がもっとも力を発揮できるのは「好き」という目標に向かって行動している時であり、そのエネルギーは長く強く燃え続けます。できれば、TLDはレジスタンスとしてではなく、TLS精神が生んだ可能性として好意的に出せる環境が整ってくれることを期待したいですね。

 

 2003/02/20 (木)  「奇病発生?」

私は、血圧の上が100行かない事もあるくらい重度の低血圧である。しかし、なぜか寝起きはとても良い。生まれてこの方、寝坊で遅刻したことが無いのが自慢である。でも、実は起きているのは体だけで、頭は眠ったままなんですよ。条件反射で朝食と身支度を20分以内ですべて完了するころ、ようやく意識がハッキリしてくる、これがいつものパターンなのですが…今朝は思わぬ異変に、一発で目が覚めました。

あれ?左足がおかしいぞ?

布団から出ようとしたら、左足の踏ん張りが利かない。自重を支えることもできない。しばし布団の中で左足をマッサージしてみるが、どこが悪いのか全然分からない。筋肉を寝違える、なんてことがありえるのだろうか?しばらくして立ち上がれるようになったが、普通に立っている分には痛みは無いし、歩行にも支障は無い。しかし、屈んだり階段を使おうとすると鈍い痛みが走るのです。どうやら、上下運動による体重移動を司る左足の太腿の裏側の筋を痛めてしまったようです。

しかし、その原因はまったく特定できない。昨夜何をしたというわけでもないし…むしろ、いつもやっている筋トレをサボってしまったくらいなので、筋肉疲労の線はありえないのだが… 原因も特定できないし、痛みの症例も上手く説明できないので医者に行っても無駄だろう。数日安静にして様子を見るしかあるまいて…

 

 2003/02/19 (水)  「ゲームニュースいろいろ」

・ワンダースワンが受注生産に
とうとう、バンダイが手を引きましたか…今後、バンダイはGBAにラインをシフトさせていくようです。受注生産と言うと聞こえはいいが、これは小売店単位の受注を対象にしているので、事実上の生産中止とも言えます。次世代機も開発していない、ということなので、完全撤退と言っていいでしょう。まぁ、本業(ガンダム)が好調なのでスワンでいくら赤字を出そうとあまり関係なかったとはいえ…故、横井軍平さんの遺志が活かされなかった事がとても残念です…

・PS2のBBユニットが5月から店頭販売開始
HDDを搭載しないネットワークアダプタも3980円で新たに販売する、ということですが、初期型のPS2用の外付けHDDユニットは店頭販売されない、というのはいかがなもいのか?(外付け型は従来どおりPlaystation.comでのみサポート)。ソニータイマーでそろそろ初期型のPS2が壊れ始める頃であり、買い換えのタイムリミットが迫っているとはいえ、こうも露骨に買換え需要を狙った戦略を取られると、消費者としてはいい気がしませんね。HDD内蔵型モデルが出る日まで初期型が持つかどうか…心配です。

・EAスクウェア合併解消
合併解消、と言っても、エニックスとのことではなく、EA(エレクトロニック・アーツ)とのことです。EAは欧米のスポーツゲーム界を牛耳る巨大ゲーム会社であり、日本・北米、お互いの市場への橋頭堡として両者が合弁会社を設立したわけですが、結局、スクウェアブランドからまともなスポーツゲームが出ることは無く、EAにとっては足を引っ張っている存在になっていたのも事実。EAとしては、エニックスとの合併を機に手が切れてせいせいしていることでしょう。

・SO3を買って火星の土地をもらっちゃおう!
2月27日に発売するPS2「スターオーシャン Till the End of Time」の購入者キャンペーン、それは、米LunarEmbassyが権利を主張、販売する「火星の土地権利書」を抽選で10名にプレゼント、というもの。斬新な企画だとは思いますが、果たして貰って嬉しいかどうかはかなり微妙ですね。自分が生きているうちに火星移民が実現するとは思えないし、アメリカの団体が一方的に宣言しているだけなので、権利書の有効性も眉唾物です(それに、ルナ(月)、という名前なのに、火星の土地まで売るのはいかがなものか?)。

 

 2003/02/18 (火)  「魔界戦記ディスガイア(3)」

すでにプレー時間が50時間を突破してしまった「魔界戦記ディスガイア」。10日間で50時間とな?とても社会人とは思えない狂いっぷりですなぁ。残業して、TLDの仕様を書き、HPの通常更新もして…この忙しい日常の中に、どこからそんな時間が降って沸いたのか不思議ですねぇ。

攻略の進行具合で言うと、あと3マップくらいでエンディング、というところまで来ています。しかし、ラストに向けてマップの特性も敵の強さも凶悪化しており、どう考えても戦力不足のため、集中的に鍛錬を始めることもに。だがそれは、このゲームの肝である「やりこみ」の部分に足を突っ込むということでもあったのです。

ああ、だめだ。と、止まらん!

本来、私は育成型SRPGでは、必要以上にユニットを鍛えない主義なのです。鍛えすぎるとゲームバランスが崩れてしまいますからね。しかし、このゲームは鍛えていく過程があまりにも楽しすぎるので、強くなっている事に気づかないまま、延々と鍛え上げてしまうのです。やりこみ要素はたくさんあるけど、その個々の要素が有機的に結びついているので、方向性とか難しい事を考えなくてもいいし、強くなっていくが目に見えて分かるので、育成の醍醐味を存分に味わえるのです。

そんなわけで、ディスガイアのレビューは1週間延期になりました。やはり、このゲームはやりこみ要素を抜きにしては語れませんからね。

 

 2003/02/17 (月)  「ネット情報いろいろ」

2/21発売のファミ通に「TLS」の新作情報が遂に出るらしい、というフライング情報をゲットしました。消化不良の出来だったTLS3、あまりにも投げやりなグッズ展開、そしてゴミラジオ… 長くて辛い冬の時代を強いられたトゥルラーたちが待ちに待っていた新作情報のはずなのに、私はこれっぽちも期待が持てないのはなぜでしょう?それは、私があのゲームについて、舞台裏を知りすぎてしまったからです。むしろ、トゥルラーたちにとっては、最後通牒になるかもしれません…

昨日の日記でも書いた、PCゲームの「マブラヴ」がゲーマーズで取り扱い中止になった事情の裏側には、「ソフ倫の審査に引っかかった」という事情があったようですね。ブロッコリーは株式会社として健全なイメージを守りたかったようです。まぁ、君望みたいに発売後に回収騒ぎになるよりはマシですが、ソフ倫なんてものはソフトハウスが自主的に作った自主規制審査基準でしかないから、公認が得られないからといって発売できない、というわけでもない。家庭用なら企画の段階からハードメーカーが厳しい規制をかけるんですけど、PCにはそんな手続きは不要だし、やってることは「大規模な同人」でしかないからなぁ…

CESAがまとめた「2003CESAレディース調査報告書」に興味深い統計結果が出ていました。『現在も継続的にゲームに接している』が15.6%、『以前はやっていたが今後はやるつもりがない』『今までも今後もやってみようとは思わない』が53.4%。そして、家庭用ゲームヘビーユーザーのPCゲーム利用率は94.4%だそうです。私はその5.6%の少数派ということですか? それにしても、CESA発行物は冗談みたいな価格設定ですね(各5250円)。一般人は普通買わない本だとは言え、ちょっとぼったくり過ぎなのでは?

 

 2003/02/16 (日)  「寝起きの奇襲」

何気なくテレビをつけてみたら、よしもと新喜劇に場違いな可愛い女の子が出演しているではないか!はて?こんな新人いたっけか? しかし、その子の声を聞いた瞬間じんましんがボボボボボ。誰やねん!君ぃっ!そのうち一人称で正体が発覚。

小倉優子かよっ!!

…とうとう「姫」(敬称ではない)の魔の手は吉本にまで伸びてきましたか。見た目だけは可愛いのでラジオよりは遙かにマシですが、役者としては大根だし笑いも取れない。お笑いの舞台では山田花子の方が輝いて見えるくらいです。あの事務所は、一体なにがやりたいんでしょうかねぇ…

閑話休題

昨日の話ですが、予約していた「ゲームボーイアドバンスSP FFT-A 同梱版」を引き取りに日本橋へ。セブンイレブンの予約は予約開始から5日間で完売してしまったらしいし、当日の一般販売分もすべてのお店で「GBA-SP完売、次回入荷未定」の張り紙が出ていました。この品薄状態は当分の間続きそうですね。でも、せっかく手に入れておいて言うのはナニですが、今は「魔界戦記ディスガイア」が面白くてしょうがない状態なので、同じSRPGの「FFT-A」をやる気がまったく起こらないのだから、世の中上手くいきませんなぁ。

その後、いつものコースを巡回していると、ゲーマーズなんば店で妙な告知を発見。『諸事情により「マブラヴ」の取り扱いが中止になりましたので、予約前金の返金を行います』え?「マブラヴ」ってまだ出てなかったの?(←驚く所が違う!)。えらい大昔から情報が出ていたし同人誌も普通に出ているから、てっきりもう発売されているものと… ともかく、ゲーマーズとアージュとの間で、何らかの(主に金銭面での)トラブルがあったのでしょう(詳しく知りたい人は、2chあたりで捜してみてください)。

 

 2003/02/15 (土)  「アクセス向上委員会(22)」

 1位 −( 1) 3547 (+229) 「魁!クロマティ高校」
 2位 −( 2) 2896 (+228) 「鳥の詩」
 3位 ↑( 4) 2657 (+331) 「Ever17」
 4位 ↓( 3) 2581 (+215) 「遠い約束」
 5位 −( 5) 2232 (+280) 「ファイナルファンタジー10」
 6位 −( 6) 1837 (+140) 「最終兵器彼女」
 7位 −( 7) 1599 (+ 88) 「AIR」
 8位 −( 8) 1544 (+ 70) 「少女ネム」
 9位 −( 9) 1425 (+107) 「素敵だね」
10位 −(10) 1400 (+ 88) 「かまいたちの夜2」
11位 −(11) 1365 (+130) 「MONSTER」
12位 −(12) 1250 (+ 95) 「月姫」
13位 −(13) 1220 (+124) 「ファイアーエムブレム紋章の剣」
14位 −(14) 1104 (+ 84) 「ガンパレードマーチ」
15位 −(15) 1058 (+ 93) 「御旗のもとに」
16位 −(16) 1027 (+ 67) 「メタルギアソリッド2」
17位 ↑(21)  999 (+206) 「実況パワフルプロ野球9」
18位 ↓(17)  989 (+ 59) 「ひがしんが大戦3」
19位 −(19)  931 (+ 79) 「ときめきメモリアル3」
20位 ↓(18)  929 (+ 63) 「Missing Blue」

なんとも動きの乏しい上位ランキングなってしまいましたね。「Ever17」の快進撃はさすがに衰えてきましたが、ついにトップ3の一角へと食い込んできました。改訂によるテコ入れが効果を発揮するまでしばらくかかりますが、いずれは2位は狙えるかも知れない。しかし、クロマティのトップは動かないでしょう。20日にはゲームも出るし、今後も単行本が出るたびに票を伸ばすでしょうから。

「パワプロ9」が初めてトップ20入りを果たしたのは、年末発売の「9決定版」とGBAの「パワプロ君ポケット5」の影響でしょう。自分で満足の行かない出来だったレビューが、キーワード効果だけでたくさん読まれている、というのは複雑な気分ですね。こうして分析していないと表面的な数字に満足してしまうので、この定期調査にもちゃんと意味があるのだと再認識できました。

「君が望む永遠」は839票で23位。PS2版の発売日がさらに延期されてしまったことで、最加速の機会は更に遠のいてしまいました。うーむ…

117位 (初)156 「想い出にかわる君」
181位 (初) 71 「Wind -a breath of heart-」(DC)
187位 (初) 37 「この街で君に」

新規レビューも少々停滞気味です。これらはまだ検索エンジン経由のアクセスが始まっていないので、純粋にGM研読者からのアクセス、ということになるわけですが、そうなると作品の知名度の差がモロに出てしまいます。「想い出にかわる君」の場合は、ゲーマーズターミナル(GT)経由のアクセスもありますが、GTのサイト更新登録が現在停止中のため、情報源としての鮮度が低下しているようです。

「Wind」はGTに登録しておらず、わずか1週間の集計期間で71票というのは、なかなか良い出足だと思います。レビューの感想を直接聞く機会はほとんどないわけですが、数少ないminori信者がこれを読んだらどんな反応をするのか、興味深くもあり恐ろしくあり…(あの作品に関しては敵より味方の方が圧倒的に多いんですけどね)

レビュー改訂による効果の検証は、データの出揃う来月の調査で行いたいと思います。

 

 2003/02/14 (金)  「温故知新」

あ、今日はバレンタインデーだったんですね。この日記を書くまで、本気で忘れていましたよ。ウチの仕事場は100%オッサンだからなぁ…「ゲームボーイアドバンスSP」と「FFTA」の発売日だという事と、「Ever17」レビューの改訂版の締切日だという事だけは良く覚えていたんですけどね。

わずか5ヶ月で2600ヒットを集めてGM研ゲームレビューの頂点に駆け上がった「Ever17」のレビュー改訂では、ドラマCDの考察を追加という新しいスタイルを取り入れてみました。全クリア後を描いたドラマCDなので、当然の如くネタバレ全開。CDレビュー単体で書くわけにもいかないので、ゲームレビューに追記という形を取りました。

このような増補改訂型のレビュー形式はかねてから構想していたわけですが、新ネタを仕込むのに手一杯でこれまで実行することができませんでした。しかし、本業が忙しくなったり、TLDの製作に時間を割かねばならなかったりして、ネタ不足に陥った苦肉の策として、新レビューのペースを落として、既存レビューのリサイクルによる補完を行うことにしたわけです。

旧きを訪ねて新しきを知る、とはよく言ったものです。実際に、昔のレビューを読み返してみると、自分で書いたものなのに「いいこと書くなぁ、君!」と頷く事しきり。何を書いたのかは完璧に忘却していましたが、レビューを読むと、作品の記憶が一気に蘇ってきました。ああ、あの頃は純粋にゲームを楽しんでいたんだなぁ…

連続して地雷レビューを書く破目になり、最近ちょっと弱っていたので、これはとても良い気分転換になりました。今日の金曜ロードショーの「もののけ姫」ではありませんが、「曇りなき眼(まなこ)で見定め、決める!」、そのレビューの原点を思い出し、次なる一歩へと歩を進めて行きたいと思います。

 

 2003/02/13 (木)  「魔界戦記ディスガイア(2)」

いや〜面白い!実に面白い! パッケージに書かれている「史上最凶のやり込みSLG」という看板に偽り無し!私のような育成型タクティカルSLG好きには、辛抱堪らんゲームです!

前作「ラ・ピュセル」で好評を博したタクティカルSLG風の戦闘シーンが、すべての面でパワーアップ!そして、章立てのストーリーに縛られるRPGの枷を捨てて、SLG色を前面に押し出したことで、純粋にシステムの面白さを楽しめるようになりました。この衝撃と中毒度は、やり込みタクティカルSLG史上最高の作品「ファイナルファンタジータクティクス」にも匹敵します。とにかく、日がな一日中延々と育成に励んでしまいます。

この手の育成SLGの場合、シナリオがらみの固有キャラが多すぎて、自分で育て上げたキャラの優先順位が下がってしまいがちなのだが、「ディスガイア」はシナリオの軸となるキャラが3人しかいないので、残り7人の戦力を好き放題に育てることができる。そして、エディットキャラの職業は100種類を超えるというから、これでやり込み魂が燃えないわけがない!

さて、今宵も時間が許す限り、チクチクと育成に励むとしましょう…

 

 2003/02/12 (水)  「とんでとんでとんで」

またしてもカウンタのログがぶっ飛びました。運良く、昨日ログのバックアップを取ったばかりだったので大事にいたりませんでしたが、この不安定さの原因は一体何なんなんでしょう?当初は、レンタルサーバー側の不手際説や、サーバーへの攻撃説などの可能性も追っていたのですが、どうやら真の原因は容量不足にあったようです。

GM研は50MBのレンタルサーバーサービスを利用しているわけですが、その容量が限界に達してしまっていたのです。年明け以降不安定になってから、少しずつ容量を節約しながら騙し騙し使ってきたわけですが、根本的解決のため、徹底的にサーバーから無駄なファイルを削除しまくることに。

普段、160GBの広大なHDD領域を好き放題に使っているので、サーバーのファイルも使わないまま上げっ放しになっていたものがゴロゴロ…しかし、これでもか!とクリーニングを実行したのに、削減できたのはわずか5MB。逆に言えば、45MBもの膨大なコンテンツ(そのほとんどがテキスト)を作ってきた歴史でもあるわけであり…

次回の契約更新時に、100MBサービスへの移行を申し込むか、それともいよいよ自前でサーバー構築に乗り出すか、決断を迫られることになりそうです。

 

 2003/02/11 (火)  「魔界戦記ディスガイア(1)」

「Wind」のレビューも片付いたことだし、さっそく次の攻略に移りまひょ。2月中にあと2本、3月には7本という未曾有のゲームラッシュを迎え撃つために、1本でも多く積みゲーの山を崩しておかねば…

ここで選択肢出現。

1)途中止めの「ゼルダの伝説 風のタクト」を再開する
2)「My Merry May (PS2)」を始める
3)「魔界戦記ディスガイア」を始める

まず(1)は除外。攻略本や攻略サイトを一切見ないで進めているので、いつクリア出来るかまるで分かりません。迅速なゲーム消化とレビューのネタの仕込が求められる現状では、ゼルダのようなゲームの優先順位は下がってしまいます。

次に(2)も除外。移植版ということで、すでに評価が定まっている、という点では先日の「Wind」と同じですが、こちらは「良作」という評価を受けているゲームなので、地雷レビュー三連発という最悪の事態だけは確実に避けられるでしょう。しかし、最近、恋愛アドベンチャーゲームに少し疲れてしまったので、後回しにしまよう。

というわけで、消去法で「魔界戦記ディスガイア」に決定。名作タクティカルRPG「ラ・ピュセル」のシステムをさらに発展させたゲームということで、期待の水準はものすごく高かったわけですが… 面白い!実に面白い! みるみる内に時間が吸い取られていきます…日記を書く時間さえ惜しいくらいです。詳しくは、明日の日記で…

 

 2003/02/10 (月)  「委託販売報告書」

今日は飛び石連休の狭間の出勤日。派遣先の会社では有給取得推進日なのだが、派遣元のウチの会社は有給が少ないので、できるだけ有給は温存しておきたいのです。何しろ、会社の都合で年10日しかない有給のうち5日も持っていかれるんですからね…

メロンブックスから1月期の売上報告書が届く。「実在同人講座」は55冊、「非存在コミケ学入門」は11冊で、計66冊という結果でした。「実在同人講座」は既に都市部の店舗では完売状態です。120部しか預けていないので、他店との在庫調整も望み薄です(1店あたりのボリュームが少なくなってしまうから)。入手するには、店頭で他店在庫を回してもらえるように頼むか、ネット通販をご利用ください。増刷の予定はありませんので。

なぜ増刷が出来ないのかというと、原価と部数の問題があるからです。例えば、100冊の増刷を行った場合、1冊あたりの原価は400円を越えてしまいます。それに対して、ショップへの卸価格は350円なので原価割れしてしまいます。200冊増刷すれば、1冊あたりの原価は300円程度に抑えられますが、ジャンルがジャンルだけに、200冊もの増刷分を売り切るだけの市場があるとも思えません。ジャンル換えによって今後の即売会で販売する機会もありませんしね。

一般的に、委託販売時には即売会価格に何パーセントかの上乗せをする場合が多いようです。売り上げの30%が委託手数料として引かれるわけですから。しかし、印刷原価の問題だけではなく、作品内容に対する適正価格という考え方も必要だと思います。自分が自信を持って提供できる適切な価格、それが私の場合は500円が限界なのです。その適正価格を維持できない以上、増刷は出来ないのです。

同人にとってお金はあくまで副次的な問題ですが、活動を維持継続させて行く以上、無計画に本を作るわけにはいかないのです。作るだけではなく販売まで責任を持つこと、それが同人誌というものなのですから。

 

 2003/02/09 (日)  「TLD続報」

しばらく続報のなかった、同人ゲーム「トゥルーラブ・ダイアリー(以下、TLD)」ですが、製作はちゃんと進んでいるんですよ。日記だけを読むと、パソコンの自作とかゲームの攻略とか、遊んでいるようにしか見えないかもしれませんが…

現在は、このゲームのシステムの中核をなす日記モードのネタ出しと、全体仕様の見直しを平行して進めていますが・・・日記モードだけで10か月分(300日分)が必要だし、1日に出現する選択肢が少なくとも20回は出現する仕様のため、データ仕様書はとてつもない量になってしまいました。この大量のデータを1本のゲームシステムにまとめ上げて、デバックとバランス調整を…うっぷ。これをすべて1人でやろうというのだから、考えるだけで目が回りそうです。

とりあえず、2月までに最終仕様書となる「TLD version 3」を完成させ、4月末のCレヴォには何らかの形でデモを公開できるようにしたいものです。

 

 2003/02/08 (土)  「多忙なる土曜日」

今週末もいつものように日本橋へ買出しに出発。まずは天王寺のアニメイト阿倍野ベルタ店へ。昨日攻略を終えたばかりの「Wind」のサントラ「Rustle」を購入。あのゲームの音楽は絶賛するほどのものではないし、音楽演出のやりかたも上手いとは言えなかったが、数曲のボーカル曲のフルサイズバージョンを聴きたい、ただそれだけのために購入しました。WinMX辺りで探せば簡単に見つかるかもしれないが、私の場合はMP3高音質変換にすっかり魅せられてしまったので、CD音源は必須なのです。最近は音源の音量レベルをdb調節できるソフトまで導入したので、音がこもりがちになりがちなゲームボーカル曲も嘘みたいクリアな音に変換できてしまう。確かに手間はかかるが、聴きもしない曲をただ集めるだけのMX収集よりもよっぽど楽しいですよ。

その後、日本橋に徒歩で移動。新品ゲームの投売りに定評がある「スーパーポテト」にて、アンリミテッド・サガが、週末特価でついに新品1980円に!…まさにアンリミテッド(無制限)の値崩れっぷりですな。ほんの一ヵ月半で新品がこんなに値崩れしてしまうと、発売日に定価で新品ゲームを買っている私が何か馬鹿みたいですな。メーカー側は出荷さえしてしまえば金になるのだからいいかもしれんが、仕入れ原価割れで売らなければならない小売店の迷惑を少しは顧みて欲しいものです。

とならあなにて、UGOの「マリア様がみてる」本(冬コミ新刊)を入手。委託に出るのが妙に遅いし、いくらフルカラー本だからといっても1500円は高いなぁ…と思っていたら、UGO恒例のおまけグッズとして「ロザリオ」がついてきました。なるほど、これは再生産に時間がかかっても仕方が無いわな。というか、そろそろ原作の「マリア様がみてる」を読んでおいた方がいいのだろうか?(少女小説という世界は未体験ゾーンなので、なかなか踏ん切りがつかないのだが…)

帰宅後、第2期まほろまてぃっくDVD(3)を観ながら、週刊GM研の執筆を開始。テキスト編集はニューマシンなっても作業効率はまったく変わらない。キーボードは愛用のFILCO社製メカニカルタッチキーボード(うるさいくらイイ音)だし。最近導入したキーボード腕置き(正式名称は知らない)は、あんまり効果ないですね。私のブラインドタッチはホームポジションが微妙に間違っていますから。

思ったよりも早く脱稿したので、そのまま「Wind」のレビュー執筆を開始。本文の論理構成は既に頭の中にあったし、週刊GM研で執筆モードに頭が切り替わっていたため、アドリブがどんどん噴出するハイテンションで一気に書き上げることが出来ました。単純な作品批判ではなく、minoriブランドの虚像を根本から否定する、それだけのパワーを持ったレビューに仕上げることが出来た、と満足しています。

でもさすがに、1日に2本もメインコンテンツの原稿を書き上げるのは疲れました。現在、9日(日曜)の朝4:50分ですから…でも、こういう充実した疲労は気持ちいいものですね。私は本来、仕事中毒者ですから…ZZZ

 

 2003/02/07 (金)  「Wind(DC)(終)」

Wind(DC)攻略日記も今日で最後です。最終シナリオ「月代彩(つきしろひかり)」ルートの攻略を終え、これですべての攻略が終了しました。レビューは当初14日を想定していたのですが、日程を前倒しして9日にはお披露目したいと思います。

さて、この物語の謎の中核と言える「彩」ルートの感想ですが…『圧倒的劣勢からの挽回!しかし、失地回復にまでは至らず、延長15回引き分け再試合』と言ったところです。年とともにすっかり涙もろくなった私ですが、このゲームでは、とうとう最後まで一滴も泣けませんでした。

このシナリオを書いた人間は、さぞ満足でしょうね。言葉なんて必要なくて想いに浸りたい名場面を、キャラクターに設定を延々と語らせまくって、間も情緒も余韻も…場面演出をすべて台無しにしてまでして、世界構成力を誇示して見せたわけですから。

そうそう、昨日の日記で「みなもルートに後日談がないのが残念だ」と書きましたが、実は彩ルートがみなもルートにつながっていたんですね。でも、そのつなげ方が許せない!。しかも、その「未来」がただひとつのものではなく、もうひとつの結末が存在するのだから尚の事許せない。マルチエンドの意味を履き違えていませんか?

「人を馬鹿にするのもいい加減にしてよ!」みなもちゃんのその言葉、minoriにそっくりそのままお返しします(詳しくは、レビュー時のキャラクター選評にて)

さて、あとはレビューを書くだけ。今年2回目のゲームレビューも地雷レビューになってしまい、正直言って少々気が滅入っています。これじゃあ、まるで私にゲームを見る目がないみたいですからね。ま、こういう凡作があるから名作が輝くのだと、せめてそう思うことにしましょう。

 

 2003/02/06 (木)  「Wind(DC)(5)」

Windのレビューを書く前に、世間一般でのこの作品の評価を読んでおこうと、Googleで検索をかけてみたのですが…出るわ出るわ辛辣レビューの嵐嵐嵐! うーむ、今更私が手を下すまでも無く、世間でのminoriブランドへの評価は正当なものになっているようですね。7割の「騙された!」という声と、2割の「条件付肯定」という声と、1割の妄信的な信者… この日記で書いているような表面的に駄目な部分はすでに書き尽くされているので、もっと深い部分で作品の本質を叩き斬るしかないようです。

さて、Wind(DC)攻略5日目。「望・わかばルート」の攻略を完了しました。聞くところによると、「望」ルートはこの作品唯一まともなシナリオらしいので、かなり期待していたんですよ。だから、最後まで楽しみは取っておこうと思い、まずは「わかば」ルートをクリアしたのですが… やっぱりバトルになるんですね。またいつものように…って、あれれ?なんかいつもと勝手が違いますよ? わかばちゃんの口から語られる衝撃の事実に…私は思わず叫んでしまいましたよ。

『うっそーん!』
(その内容については自主規制)

…いや、想像できなかったわけじゃないですよ。あからさまに怪しい伏線はこれまでたくさんありましたからね。でも、それを薄々気づかせるような情報が一切与えられなかったので、遊び手はただ戸惑うばかりです。お蔭様でバトルの緊張感も姉妹の絆の行方もどこへやら… エピローグで明かされる秘密の数々(自主規制)

でも、謎が収束していく快感はまったくありませんでした。終わってみれば良く出来た話(都合がいいという意味で)に聞こえる人もいるかもしれないが、終わってから「実は…だったんです」って言われてもなぁ…伏線は物語の中で活かしてこそ意味があるんだけどなぁ… 

さて、気を取り直して「望ルート」の攻略を開始。9割以上がわかばルートと重複しているので、どうなることやらと不安になったが、うん、確かに他のシナリオとは違う「重み」がありますね。望ルートには2種類のエンディングがあるわけだが、そのどちらも私は好きですね(詳しくは、レビュー時のキャラクター選評にて)。世界の謎の重みと悲しみというテーマを正面から受け止めるには、このくらいのレベルのシナリオが必要だ、ということです。

さぁ、残すは「彩」ルートのみ。すでに「謎はすべて解けた!」という状態なのに、この上で何をやろうと言うのか、黒い意味で興味は尽きません。それにしても、本当に返す返すも、メインヒロインのみなもシナリオの弱さが惜しまれるなぁ…

 

 2003/02/05 (水)  「Wind(DC)(4)」

WindのDC版攻略4日目。散々文句を垂れているのに、しっかりと1日1殺ペースで進んでいるのは、ゲームが面白いからではなく、一刻も早く攻略とレビューを終えて、このゲームから足を洗いたいからだったりしますが… 今日は3人目となる「丘野ひなた」ルートの攻略を終了させましたが、その感想は一言で十分だと思いますよ。

笑わしよんなぁ〜minoriはん!(大爆笑!)

ひなたルートには、なんと第2部(の仕切り)がありません!でも、やってることは同じなんですけどねぇ…他のシナリオの「殺して庇って奇蹟ボーン」という構図にはちょっとだけ変化がありましたが、その変化の仕方があんまりにもアレなので、私は思わずツッコミを入れてしまいましたよ。『笑わしよんなぁ〜minoriはん!(大爆笑!)』

君望の茜ちゃんに酷似した安直な設定とデザインの妹像は、ひなたちゃんの可愛さに免じて100歩譲って良しとしましょう。2番煎じでも良いものは良いですからね。でも…

(以下、激しくネタバレのため、イニシャルモードに突入) 結局、世界の謎に放り込まれてHちゃんとバトル勃発。あいかわらず語りまくるHちゃん。しかも、そのバトルの決まり手が(自主規制)であり、その一瞬後にはHちゃんがあっさりと死を受け入れてしまうだなんて…いやはや…他のシナリオとは違った意味で開いた口が塞がりませんわな。

はぁ…

あ、それと、これはBSFの時と同じですが、移植版なのに誤字が直っていないのはどういうことでしょうか(デバッカーに日本語のできる奴はいないのか?) 世界設定のおかしなところも多発しています。「ひなたがみなもの母を慕っていた」という設定が出ていましたが、みなもさえ記憶にないみなもの母を、どうして1年年下のひなたが覚えているんでしょう? イベントシーンでの絵の少なさも致命的だし…

あと3日の辛抱か…(かっふん、およよ)

 

 2003/02/04 (火)  「Wind(DC)(3)」

WindのDC版攻略3日目。2人目となる「紫光院霞(しこういんかすみ)」ルートの攻略を終了させました。BITTERSEET FOOLSやWindのPC版で大不評だった、スキップ機能と杜撰なフラグ管理(通称:minoriシステム)ですが、DC版ではまともな既読スキップ機能が搭載されていて、複数回プレーも苦ではありません(KIDシステムにの足元にも及びませんけど)。

霞ルートは、DC版で追加されたシナリオらしいが、本当に後付で付け足したシナリオなので、その中身は驚くほど薄かったですよ。ほとんどのシナリオが他のシナリオと被っているし、第2部の急展開ぶりもさらに加速しています。個人的には、勤と霞のサブキャラの存在がこのゲームの唯一の見所だと思っていたし、そういう「外からの視点」でこそ、世界の謎に対して向き合えるかもしれない…と思っていたのだが、やはりminoriに期待するのは間違いでしたよ!

(以下、ネタバレの恐れがあるため、伏字モードに突入)

Hちゃんの剣は心を斬るんじゃなかったんですか?どうして、Sを庇ったTが物理的に斬られて血まみれで死んでしまうんでしょう?…もしかして、自分で作った設定を本気で忘れていたんですか?(スタッフの誰かが気づいて止めてあげようよ!)。それにしても、このゲームはどうあっても、どのシナリオでも「殺して庇って奇蹟ボーン」というベタな展開をやらずにはいられないみたいですね(苦笑)。何のためのルート分岐なのやら…

ああ、こんな駄作からさっさと足を洗って、「魔界戦記ディスガイア」やりたいなぁ…

 

 2003/02/03 (月)  「Wind(DC)(2)」

Wind(DC)の攻略2日目。ようやく1人目の「鳴風みなも」ルートの攻略が終わりました。ええ、終わりましたよ、よ・う・や・く(怒)! このゲームを表現するのには、たったひとことで十分だと思います。

『語りすぎだよ、minoriはん!』

昨日の段階まではそれなりに好意的な評価をしていた私でしたが、実はこのゲームは2部構成になっていて、後半の第2部は前半とはうって変わってトンデモナイ急転展開です。第1部でせっかくものすごい贅沢な尺を使って普通の恋愛像を描いてきたのに、いきなり世界の謎を突き付けられて壮絶なバトルで死にまくりで奇蹟を起こしてめでたしめでたし、ですかい?

はぁ…

「想い出にかわる君」では四六時中怒り狂っていた私ですが、今度ばかりは怒りを通り越して哀れに感じてしまいましたよ。ここでクライマックス!というシーンで、一方的にまくしたてるように語りまくる、シナリオライターのエゴ丸出しのテキストは興醒め以外の何物でもない。あまりにも語りが長すぎて、挿入歌がループしてなくちゃいけなくなるお粗末な演出なんて、初めて見ましたよ!

そもそも、これを「みなもルート」と呼んでいんでしょうか? 幼馴染との再会、伝えられない想い、拒絶されることへの恐怖…それでちゃんと1本シナリオを書いてから、世界の謎でもなんでも存分語ればいいじゃないですか。第1部の終わりまでは、せっかくいい感じでみなもちゃんと「あは〜んな感じ」になっていたのに、EDに辿り着く頃には、第2部の逝ちゃった展開のせいで、もうそんな甘酸っぱい想い出は、遥か忘却の彼方へ…しかも、ラストシーンではもったいつけて答えを言わず終いかよ!

ウガアアア!猫のウンコ踏め!(by 大空寺あゆ「君が望む永遠」)

BITTERSWEET FOOLSといい、Windといい、こんな駄作しか作れないメーカーがブランドとして成立してしまう、ギャルゲー業界の歪み切った現状には深い絶望感を抱かざるを得ません。PC版を私は知らないので、どこがどう改善されたのかは知りませんが、元がこれでは誰も直しようがないわなぁ…

レビューとして書く以上、一応全シナリオのコンプリートまではやりますが、ものすごく冷淡なレビューなると思います。「想い出にかわる君」のように正面から喧嘩を売るような文章にはならないでしょうね。素材を台無しにするminoriというブランドの虚像を徹底的に弾劾することになるでしょう。

ふぅ…

 

 2003/02/02 (日)  「Wind(DC)(1)」

昨日の日記で、春期ゲーム整備計画について書きましたが、言ってる側から昨日買い込んでしまった3本の新作ゲームの山… む、いかんいかん!このまま眺めているだけでは積みゲーが増える一方だし、GM研主力レビューであるゲームレビューのネタを仕込みことができない!

そんなわけで重い腰を上げて「Wind」のDC版の攻略を開始しました。PC版の移植作なので、良い意味でも悪い意味でも、すでにある程度の評価が固まっています。そういう作品に対して独自の視点で作品を論じる、というのがレビュアーとしてのアイデンティティでもあるわけで… しかし、この作品に限っては、すでに信頼できる筋のレビュアーの方の寸評を読んでしまい、最初から「駄目な意味」での先入観を持ってしまっているので、どこまで好意的な側面での評価ができるか不安でもあるのですが…

とりあえず、「みなもルート」で4時間ほど攻略を途中まで進めてみましたが、今のところ至って普通のゲームですね。思いっきり警戒していたのに、まだ心の地雷を踏んづけるような箇所は見当たりませんが、特にこれといって好印象を持つような材料もありません。不可もないけど可もありません(誤字ではない)。1人あたりたったの8回の選択肢でエンディングに行けてしまうのは、ゲームとしてどうなのかと思わないでもないのだが…

ちなみに、みなもちゃんにはツインテールは似合わないと思うのは、私だけだろうか?

 

 2003/02/01 (土)  「春季ソフト整備計画」

今週もいつものように日本橋へ買出しに。近鉄の土日限定回数券(10回分の料金で14回乗れる)を活用しているので、通常では往復960円かかる交通費を往復685円まで圧縮できるとはいえ、月間に換算すると4000円近くにもなるわけであり…ああ、懐かしきは定期で日本橋に寄れた時代かな…

でも、今週はいつもとは違って、行きがけから手提げのショッパーに荷を満載で日本橋入り。先日、勢いで自作パソコンのパーツを一気に買い揃えた(すべて一括払い)ことは予算内ですんだから問題ないのだが、問題になたのは、今後数ヶ月間にわたる新作ゲームラッシュを乗り切れるかどうか、ということです。

ちなみに、春先までの購入予定リストは以下のとおりです。

1/30 Wind(DC)
1/30 My Merry May(PS2)
1/30 魔界戦記ディスガイア
2/14 ファイナルファンタジータクティクスアドバンス
2/14 ゲームボーイアドバンスSP
2/27 サクラ大戦 熱き血潮に
2/27 大正もののけ異聞録
3/6 シスタープリンセス2
3/13 ファイナルファンタジーX-2
3/13 インタールード
3/20 藍より青し
3/20 サカつく3
3/21 ニンテンドーゲームキューブ ゲームボーイプレイヤー
3/27 メモリーズオフ デュエット
春 君が望む永遠(PS2)

…合計金額を計算する気にもなれない、狂気じみた買いっぷりですね。我が家においては、ゲームソフト代というものは家計として計上されない超法規財政出動として扱われています。しかし、現実として出せる金額には限度があり、青天井を指すものではありません。限度額は総貯金量に比例しているので、限度額を超える拠出を行うためには、基本家計を削減するか、もしくは資産売却益をあてるしかないわけです。しかし、社会人というものは学生のように無茶な食費削減はできないし、交際費などもなかなか減らせないし…

そんなわけで、本日、日本橋に持ち込んだのは売却するための資産(CD,DVD,テレカ,ゲーム)なのです。総額で1万円くらいになればいいや、思っていたのですが、思いのほか高値で買い取ってもらえました。ゲームの売却が不調に終わったものの、とりあえず今日購入した3本のゲーム代を超える金額を回収することができました。でも、買い取り待ちをしている間にアレコレ買い込んでしまったので、収支はたいぶ目減りしてしまいましたが…しかし、今後のラッシュを乗り切る目標額には程遠いので、今後も資産売却を進めていく必要がありそうです。

それにしても、ただでさえTLDの製作で時間が取れない状態なのに、こんなにゲームを買ってどうするんでしょうね?買ってもやらないなら、何本かは中古待ちに切り替えるべきなのでは?このリストのゲームを全部こなそうと思ったら、夏までスケジュールが埋まってしまうけど、それでいいのかい?

うーん…「ゲームを買うこと自体がゲーム」になっている気がしてならない…