すでにトップページでもお知らせしたとおり、サークル「GM研」は、夏コミ(コミックマーケット64)に落選いたしました。サークル立ち上げ以来、コミケに4期連続で当選し、他の即売会でも落選経験が一度も無かっただけに、この初めての落選は正直、かなり堪えました。「しばらく逃避の旅に出ますので、捜さないで下さい。」というトップページでの告知を「ネタ半分」として受け取った読者の方が多かったようですが、あれは私の本音です。堅気の本業がなければ、本当に北国行きの列車に飛び乗っていたと思います。本物の逃避行とはいかないまでも、HPの定期更新もTLDの開発ラインも全部止めて、浴びるようにゲームだけをして過ごす日々が1週間ばかり続きましたが…しかし、募るのは虚しさだけでした。私はもう、与えられるだけの遊びでは満足できない体になってしまったから…この悔しさは生まれ変わる。いつかきっと思い出に生まれ変わる。そして、それがどんな思い出になるかは、すべてはこれからの自分次第なんだから… 臥薪嘗胆。今は臥龍の如く静かに地道に爪を研ぎ、この悔しさをバネにして逆境を乗り越えたいと思います。
なんとかモチベーションを立て直して復活しましたが、今回の落選によって、TLDのリリーススケジュールに大きな影響が出るのは避けられません。ノートPCを使った体験版のプロモーション展示という性質上、委託をどこかにお願いして委託参加するというわけにもいきません。よって、夏コミで配布を予定していたTLDのα版の製作を中止することに決定しました。体験版の製作に予定していた時間を本編製作に回すことで、さらなるクオリティの向上を計りたいと思います。更新と開発の再開後は、ほぼ毎日のペースでTLDの画面写真を公開しています。まだまだ開発ツール(コミックメーカー2)を色々と試している段階なので、デザインは二転三転するかと思いますが、これも製作過程の一部としてお楽しみくださいませ。
また、今後のリリースケジュールについてですが、公の舞台への出展は10月5日の「コミックレヴォリューション34」でのβ版配布になる予定です。しかし、会場が再び池袋に戻ってスペースが減って抽選競争率が上がってしまうため、当選できるとは限りません。もしCレヴォまで落ちてしまった場合、βテストなしに製品版のプレスを行う事はできないし、個人的な事情(極秘)により、TLDプロジェクトは今年一杯で打ち切らなくてはならないので、会場配布に替わる何らかの代替手段を模索する必要に迫られる事になるでしょう。
しかし、戦略云々以前に、良いものを作らなければ意味が無い。TLDは、自分にどれだけの事ができるか、その可能性を知るための挑戦であり、その道で生きていく「決意」の表明でもあるのです。原点となった気持ちに今一度立ち返り、全身全霊を傾けて製作に臨みたいと思います。
それでは、今後も引き続きGM研、そしてTLDの開発進行を温かく見守って下さいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
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