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■【COLUMN】 | ||||||
 【西友元町店豚肉偽装で返金騒動】 |
大手スーパー西友の札幌元町店が、昨年9月から今年9月までの1年間に、「カナダ産豚ロース」と「米国産牛タン」を国産と偽装していた問題で、西友元町店は肉の購入者に返金を行っていたが、返金総額が実際の販売額の4倍以上の4928万円に膨れ上がってしまった。臨時休業をして返金を打ち切った30日には、店の前に朝から若者ら五百人前後が集まり、返金を巡る押し問答の末に一部の客がガードマンと小競り合いを起こし、警察沙汰にまで発展してしまいました。
この事件の背景には、「レシート不要の自己申告制」という西友側の そして「儲け話」がネットを媒介して流布されたことにあります。事実、返金を始めた27日は僅か数十万円でしかなかった返金総額は、日を追うごとに爆発的に激増しました。若者らが携帯電話を利用して、電子メールなどで次々と仲間を呼び集め、またインターネット上の掲示板でも同店の対応や返還手続きに関する情報が交わされ、偽装事件とは縁も縁もない若者が金をせしめようと集結するという異常事態を招いてしまいました。 事実上の”青天井”返金システムを考えも無しに実行してしまった西友側の対応もどうかと思うが、これはやはり個人のモラルの問題だと思います。彼らはお金の意味を何だと思ってるんでしょうか?いつまでも親のスネをかじり、労働という社会的責任を果たすことなく、厚顔無恥に嘘をついてまでしてお金を貰おうとしている。こんな若(バカ)者たちに日本の未来を託さなければならないかと思うと、心底情けなくなる… もちろん、偽装は企業として許されざる行為だが、今回の返金を求めて騒ぎ立てた若者達の行為は、ヒトとして恥ずべき行為だと思います。ルールを守って真面目に生活している人間がバカを見るようでは、法治社会なんて到底成り立たないのではないだろうか? |
漫画 【賭博破壊録カイジ(7)】福本伸行/週刊ヤングマガジン |
言わずと知れたギャンブル漫画に革命を起こした「カイジ」ですが、この巻でパチンコ編の第一ラウンドが終了。大敗を喫し、勝ちへの算段を巡らす時間帯に突入したのですが、今回ばかりはさすがの私もサッパリ種が見えてこないので、非常にヤキモキさせられています。先行する連載本誌でもネタは明らかになっていないですねぇ…(ヤンジャンに載っていない週なんかは、本当に生殺し状態です)
それらしい伏線はいくつか張ってあるし、想像する余地はありますが、あまり深く考えすぎない方がこの作品を楽しむ上では丁度いいのかもしれない。人間心理の裏を付く、それこそが「カイジ」の真骨頂ですからね。むしろ想像が正解しないほうが素直に驚けるし、想像を超えてくれることを期待するだけの実力と価値のある作品だと思います。 |
雑誌 【GameWaveDVD vol.25】エンターブレイン |
あーつまらん。なんだか最近はエンターブレインの批判ばかりしてるので、ブラックリストに載っていてもおかしくない勢いですが、つまらないものはつまらないんだからしょうがない。惰性で買ってきたこの雑誌も、そろそろ潮時かなぁ…TVの「GameWave」も終っちゃったから、「浜さん光のすんげーイイ話」を見たいがために買う必要も、もうなくなるしね。
そう思いながらパラパラページをめくっていると「次号より誌名変更」という記事を発見。「GameWaveDVD」→「ファミ通WaveDVD」って…昔の誌名に逆戻りかよ!あ、でも「コンテンツは今までどおり」とのこと。ますますもってダメですな。新番組「GAME BREAK」もかなり無理のある内容だしなぁ…うん、購入停止決定! |
雑誌 【週刊ファミ通 10月18日号(vol.722)】エンターブレイン |
今週の「ドキばぐ」は「東京ゲームショウに行けなかった」ネタで強引に押し切っていますね。PAPUWAのサイン会(私も大阪のサイン会に参加していた)を担当が知らないわけはないから、ま、これはいつもの芸風と解釈しておくべきでしょう(内情を知りすぎると素直に笑えないのは難儀なものですね…)
「ファミキング」の新コーナー「わらしべ伝説VS」ですが…おーい、これのどこが「わらしべ」何ですか?記事なることが前提なら、メーカーは頼まれなくたってブツをいくらでも提供してくれるわさ。いやはや、まったく、今のファミ通にはヒトもアイディアも無いんかい!嘆かわしい… 今週はゲームに関する話題に関して言うべきことは特に何もありません(ゲーム専門誌でそれでいいのかなぁ…?)。 |
 【君が望む永遠】 |
今週のコラムは「君が望む永遠」です。先週はずっとこのゲームに掛かりきりでしたし、WEB日記も完全に話題を独占していました。近日中に正式レビューも書きますが、その前に現在進行形の「ハーフレビュー」を書き留めておきたいと思います。この異例の処置からも、この作品がいかに私にとって特殊な存在であるか、ご理解いただければ幸いです。
さて、ご存知の無い方のために一応説明しておきましょう。「君が望む永遠」とは、18禁PCの恋愛アドベンチャーゲームです。発売当初はゲーム内容よりも「モザイクが薄いために回収騒動が起きた」ゴシップで有名になってしまいました。「多重恋愛アドベンチャーゲーム」としてゲーム内容も一部で評価されていたものの、私自身はあまり興味はありませんでした。今回、家庭用ゲーム機への初移殖としてDC版が発売されたわけですが、実際にプレーしてみた私は大きな衝撃を受けました。 プロローグに4時間、本編12時間にも及ぶ長大なプレー時間にも関わらず、ぶっ続けでプレーしてしまい、徹夜&泣き疲れた酷い顔で出社するハメになってしまいました。その混乱ぶりはWEB日記でご覧戴くとして、…すっかり「君望」中毒と化してしまいました。いやはや…このゲームは非常に危険です。もう、もーどれーなーい♪…本当に戻れなくなってしまうので、堅気の生活を捨てたくない人は絶対に手を出してはいけません。私は警告しましたからね!興味本位で手を出しても責任は負いかねます(マヂで) こんなにも私の中では盛り上がってしまっている「君望」ですが、「良い作品なのか」と聞かれると思わず首を捻って唸ってしまいます。GM研のレビューは点数をつけませんが、もしレビュアーとして点数をつけるとすれば、8点以上はつけられないと思う。なぜなら、このゲームは選択型のアドベンチャーゲームでありながら、選択によって訪れる可能性が、自分が今まで大切にしてきたヒトへの裏切りとなってしまい、心に重くのしかかるのです。 今、私が抱いている不安や葛藤すら製作者の計算通りだと言うのならば、終ってみれば踊らされていたことすら楽しいと感じられると思う。だが、もしこの哀しい物語が製作者の個人的満足に過ぎないものだとしたら…きっと許せなくなってしまう。作品も製作者も自分自身も… 改めて冷静にWEB日記の「君望日記」を読んでみると、なんだか危ないヒトみたいですな。たかがゲームごときに何トチ狂ってんだか…と、呆れているヒトもいることでしょう。でも、私は恥ずかしいなんてこれっほっちも思いません。対象が二次元だろうと何だろうと、この涙と気持ちは決して嘘じゃないから… |
文責:GM研編集部編集長 gonta