■【News Headline】 | ||||||||
■【mini Review】 | ||||||||
| ||||||||
■【COLUMN】 | ||||||||
 【「異常な大雨は米国の責任だ」欧州に広がる米追及の声】 |
今回の洪水でドイツでは400万人が洪水被害を被り、チェコでは20万人が緊急避難を余儀なくされた。これまでにヨーロッパだけで死者が1000人あまり出ており、洪水被害はドナウ川をはさんでいるスロバキアとハンガリーにまで広がっている。ドイツ、チェコ、オーストリアなど中部ヨーロッパは、洪水被害に見舞われて文化遺産の保護が急がれているとBBC放送が伝えている。
この記録的な洪水について、地球温暖化が原因として、京都議定書(気候変動枠組み条約)から離脱した米国に非難の矛先が向けられている。ドイツの民営放送RTLは「最近ドイツを襲った大雨は、地球温暖化とブッシュ米大統領が批准を拒否し、京都議定書が採択できなかったためだ」と指摘している。ハイデルベルクの日刊紙ラインタゲチャイトンは「今回の洪水は、紛れもない人災であり、長期的な異常気象に対応するための最終決定権者である米国はそっぽを向いている」と非難した。ウィルゲントリトンドイツ環境相は「京都議定書の批准失敗は、結果的に異常気象を加速化させるだろる」と警告している。緑の党の環境担当スポークスマンであるラインハートロスケも.ブッシュ政権に向け「気象災害を防ぐための取り組みに歯止めをかける人は、自身はもちろん子孫の墓穴を掘る格好だ」と非難の声を高めた。 米国は、全世界の二酸化炭素排出量の28%を占めているが、自国産業の保護をたてに去年3月、京都議定書を離脱すると宣言した。欧州の反米感情は今に始まった話ではないし、文化面でも経済面でも頑(かたく)なに米国の侵略を拒んできた欧州だったが、地球レベルの環境破壊で思わぬ方向から米国のとばっちりを被る事になってしまった。米国が虎視眈々と狙っているイラク攻撃に対して、同盟国のイギリスですら「協力すべきではない」という世論が根強いのだが、この思わぬ天災が引き起こした反米感情は無視できないものになるやも? |
 【虎のプライド】 唄:串田アキラ |
同人誌委託販売店「コミックとらのあな」のテーマソング「虎のプライド」が遂にCDになりました! とらのあなのポイントカード1000ポイントで交換できる非売品アイテムです。唄っているのは「アニソン界のアニキ」こと串田アキラ御大! 店内放送では聞くことの出来なかった「幻の1番(大真面目バージョン)」も完全収録されていています。でも、録音レベルがやたらと低いため大音量にしても串田御大の熱い魂ボイスの再現性が全然ないのが残念至極ナリ。まぁ、普通の人はとらのあなポイントカードはポイントの使い道が少なくて余ってしょうがない状況だと思うので、ファンアイテムとして持っておく分には良いのでは?(セガカラならカラオケに入れてくれるかもしれない) |
 【みずいろ みんなのうた2】 ソフトバンクパブリッシング |
コミケ62の商業地区ソフトバンクブースで先行販売されていた「みずいろ」のキャラクターアルバム第2弾です。半ドラマCD・半キャラソングCDという構成ながら、声だけで脳内補完できるほど強烈なキャラクターイメージと、コントのように絶妙かつ軽妙な掛け合い、それに2100円という低価格も嬉しいところ。佐藤裕美の新曲「2月の雨」う〜ん、素晴らしい出来だなぁ… 後日一般ルート(とらのあな、アニメイト、ソフマップ他)でも市販される予定なので、「みずいろ」好きは確実に抑えておくべき逸品です!(もし「3」がつくられるならば、DC版の新キャラ「石川冬佳」も入れて欲しい) |
 【ドリマガ 8月23日号(vol.363)】 ソフトバンクパブリッシング |
読者投稿コーナー「ドリマガコロシアム」のマスコットキャラクター「リルル」ちゃんの暴走ぶりが、何気に楽しかったりします。エスカレートしつづける読者の妄想と、悪ノリする編集者の相乗効果ですごいことになってきました。また、密かに楽しみ読んでいた岩垂徳行さんと櫻井智のコラムも今回で最終回を迎えてしまい、今後の白黒連載記事のクオリティがチト心配です。
ドリマガレビューでも「悪代官」の点数は芳しくないですね。でも、レビューのコメントで「○○した方が良かった」というような企画めいたコメントを書くのは、商業誌のレビュアーとしてはあまり褒められたものではないと思います。ただでさえ、ドリマガレビューは「誰が何点をつけたかが分からない」し、「レビュアー人数も顔ぶれも固定されていない」ので、平均点の信頼度がまったくないのが難点です(ファミ通のように、大手メーカーや大作ソフトに対して「政治」が働く仕組みにも問題がありますけどね)。 「ときメモ Girl's Side」のキャラクターデザイナー:小笠原里枝子さんへのインタビューを読んでみて、「ほほう」と妙に関心させられてしまいゲーム本編がやってみたくなりました。隠しキャラに「きらめき高校」の生徒がいたり、女友達の存在感や個性とか、冷静に判断すると「案外ゲームとして普通に面白そうだな」と思えてきました。惜しむらくは、意外と中古価格が下がっていないこと。女性向けという偏見と、コナミへの不信感を上回るインパクトがあるかどうか…そこが問題です。 |
 【週刊ファミ通 8月23/30日号(vol.715)】 エンターブレイン |
今週の「Face」は、ゲーム「悪代官」の実写ムービーで悪代官役を好演している悪役商会の千本松喜兵衛さん。テレビ「GameWave」にも悪役で何度も登場していたので、悪代官の特集記事の写真を眺めていて「なんだか見覚えのある顔だなぁ」と思いましたが、その疑問がようやく解けました。記事中にはやたらと「帯回し」が強調されていましたが、どれ、実際にゲームをやってみましょうかね…(数時間後)ニヤリ、ほほぅ、これはこれは… (悪代官のプロモーションムービーはこちら)
新作ゲーム発売スケジュール表をぼーっと眺めていると、ん?「2002年冬:トライアングルアゲイン2(Xbox)」??まぢですか???PS2版への「1」の移殖の予定すら立っていないというのに、もう「2」ですか? 「1」はお世辞にも売れたとは言えないし内容面でも「やるドラ」の延長以上の評価を得られなかった。うーん、大丈夫なの…かなぁ? 漫画「のーてんプレイガール」は今回で最終回です。はやのんさんはファミ通PS2にも連載を持っているので、最初から短期連載だということは分かっていたのですが、ネタの錬度が回を追うごとに目に見えて向上しているのが実感できたので、連載終了はちょっと残念です。さて、隔週漫画枠の後任は誰に? |
 【下半期GM研レビューの方針】 |
夏のコミケとお盆帰省も無事に終了し、束の間のGM研夏休みは終了です。今週より本格的に通常更新を再開いたします。この夏休み中に、GM研ホームページは20,000ヒットを達成することができました。ご愛顧に感謝しつつ、下半期もさらにコンテンツを充実させていきたいと思います。
さて、下半期のGM研レビューの方針についてですが、基本的にレビューの書式やスタンスは変わりません。週1本のペースをなるべく維持しつつ、なおかつ作品への徹底的な取材を両立させつつ、なおかつゲームと漫画のみに偏らず幅広いメディアの良作を紹介する… こうして文字で書いてみるだけでも難題であることは明白ですが、千里の道も一歩から、動き始めなくては何も始まりません。 具体策としては、作品と作者への敬意(レスペクト)をより鮮明にするために、同人誌レビューをもっと積極的に行っていきたいと思います。正式に画像の使用許諾が必要なので準備期間が必要であることと、作者ご本人様に予告して書くわけですからそのプレッシャーは計り知れません。でも、その刺激が結果として質の向上に繋がると思います。 レビュー対象作品の選別基準は、世間一般の需要を無視することはありませんが、やはり自分が本当に好きだと思う作品については、新旧に関わらず積極的に取り上げていきたいと思います。ともすると切り口のとしての面白さを優先しがちなのですが、自分の「色」を出すことには拘らず、作品の本質を伝えることを第一に考えた文章を心がけたいものです。 直近のレビューは「悪代官」を予定していますが、ゲームレビューは何分時間がかかるのが難点ですし、”愛すべきバカゲー”という無理難題をどうまとめるか悩みどころでもあります。しばらくは夏コミで買い込んだ182冊もの本の山に埋もれつつ、じっくりと作品を吟味したいと思います。この中から、何本のホームランが生まれるか…楽しみにお待ちくださいませ♪ |
文責:GM研編集部編集長 gonta