通巻50号記念号
■【特集】 | ||||||
■【mini Review】 | ||||||
| ||||||
■【COLUMN】 | ||||||
■特集:週刊GM研50号のあゆみ
【編集総括記】 |
2001年の4月30日に第1号を発行してから、はや14ヶ月、ようやく週刊GM研は通巻50号を迎えました。週刊なら年52回の発行のはずなので計算が合いませんが、これは何回かお休みを戴いているためです。その理由は帰省やコミケ遠征で家を空けるときや、同人誌原稿の追い込みなどの公的(?)な場合もありますが、何回かはネタ切れや締め切りを苦にバックレた事もありました(大謝罪)。
週刊GM研は毎週土曜日発行と言いながら、実際にアップロードされるのは毎回土曜夜11時頃であり、最近は「23時59分までは土曜日だ!」という悪習慣が身に付いてしまいました。なぜその悪癖がいつまでたっても改善されないのかというと、週刊GM研の編集体系の特殊性にあると思います。ニュース性を重んじる記事の性質上、ギリギリまで粘って情報を収集・吟味しなければならないし、平日は仕事があるので、ミニレビューのネタにするブツを買出しにいけるのは土曜日だけです。「買出し → 読み込み → 原稿執筆」このサイクルは完全に1日がかりなのです。 私自身は、週刊GM研のことを「ストレス・マガジン」と呼んでいます。ほとんど場合、肯定的でポジティブな立場をとっている正式レビューとは正反対で、週刊GM研の中では人が変わったように、否定的でネガティブで激辛な意見を言いたい放題です。どちらも私の本質なので、どっちがやりやすいという意識はないのですが、ここまで極端だとある意味楽しいです。主観が入りすぎても客観に徹しすぎても、決して真実に近づくことは出来ません。その両者のバランスを保つためにも、両極端を常に意識することはとても重要だと思います。 もともと、週刊GM研のバックナンバーはサーバー上に放置していたのですが、2002年の3月から正式にバックナンバーへのリンクを作りました。時事ネタがメインなのであまり需要はないと思いますが、 今、改めて読み直してみましたが、いつもギリギリのスケジュールの中で書き捨て感覚で書いているので、内容は完璧に忘れています。ほほぅと我ながら感心する文章は3割くらいですかね。毎回泣き言を言いながら50号書いてきましたが、文章や思考の良い訓練になっていることは確かなようです。暇さえあれば、もっと時間をかけて、継続的に論を展開していきたいのですが… 本当は、この50号を機に誌面をリニューアルする予定だったのですが、ちょうど同人誌製作の時期と重なってしまったため、新企画を立ち上げるだけの暇も気力ありません。現行の内容では週刊ペースの維持すら危ぶまれます。しばらくはコンテンツを絞った縮小版の発行が続くかと思いますが、どうかご容赦くださいまし。 次の区切りは100号ですが、果たしてそれまで続いているんでしょうか? 毎回がギリギリなので先のことは分かりませんが、今後ともご愛読の程なにとぞよろしくお願い致します。 |
【歴代視聴率調査】 |
week8 | 60 |
week9 | 76 |
week10 | 66 |
week11 | 91 |
week12 | 47 |
week13 | 41 |
week14 | 53 |
week15 | 62 |
week16 | 35 |
week17 | 46 |
week18 | 60 |
week19 | 54 |
week20 | 85 |
week21 | 53 |
week22 | 102 |
week23 | 42 |
week24 | 71 |
week25 | 55 |
week26 | 85 |
week27 | 118 |
week28 | 60 |
week29 | 363 |
week30 | 85 |
week31 | 119 |
week32 | 97 |
week33 | 103 |
week34 | 81 |
week35 | 128 |
week36 | 91 |
week37 | 84 |
week38 | 89 |
week39 | 83 |
week40 | 102 |
week41 | 101 |
week42 | 115 |
week43 | 73 |
week44 | 54 |
week45 | 103 |
week46 | 49 |
week47 | 50 |
week48 | 42 |
week49 | 40 |
※No.1〜7は集計カウンタを設置していなかったため載せていません。
毎週発行週に読んでくれている常連さんの数は40前半、レビューがメインの読者のバックナンバー閲覧を含めると80前後、掲載から1ヶ月以降は記事単位の検索エンジンのヒット率次第なので、ヒット数自体はあまりあてになりません。29号が飛び抜けて多いのは、「『筑紫哲哉 ニュース23』がウイルスメールを視聴者に送信 」のニュース記事の中に「BadTrans.B」というキーワードが含まれていたためと、冬コミケ直後の新規問い合わせが多かったためです。 精神的にもスケジュール的にも週刊GM研の編集作業は非常にキツイですし、直接反響を耳にすることもないので、こうして数字として結果が現れると、とても励みになります。週刊GM研に書いた記事を同人誌の元ネタに使っていただいたこともありました。書き続けていれば、いつか良いこともあるんですねぇ〜 |
【あずまんが大王(4)(完)】 あずまきよひこ | ||||||
連載終了からわずか3ヶ月… 早くも伝説の4コマ漫画として語られることも多い「あずまんが大王」ですが、これでついに最終巻です。連載本誌の終了時は最終回は寂しいけれど、それ以上に「楽しい3年間をありがとう」という感謝の気持ちで一杯でした。そしてこの最終巻を読み終えた後は、本当に清々しい気持ちになれました。すべてのキャラクターがそれぞれ強烈な個性を発揮して、最後の最後まで飄々と独特の”間”を作り出してくれました。この作品の魅力を文字ベースで表現するのはとても難しいです。今までにない種類の笑いなので比較評価することはできません。レビュアーとしては失格と言われても仕方がないかもしれませんが、この作品だけは読まないと面白さは伝わらないと思います。でも、いくら面白い作品だからといって周囲の人間に強引に薦めるべきではないとも思います。先入観なしで、リラックスした状態で読んでこそ、理屈抜きで楽しめるのですから。レビュアーの存在意義を根本から覆されてしまいましたが、1人の読者として、これからも何百回となく読み返すことになる、決して忘れない作品となることでしょう。
文責:GM研編集部編集長 gonta |