Weekly Web Magazine
週刊GM研 Vol.34
2002/02/02


Index
【News Headline】
  • 今週はお休みです。
  • 【mini Review】
  • DVD
  •  : ラブひな Again 可奈子
  • CD
  •  : ときめきメモリアル3 サウンド・ブレンド
  • 雑誌
  •  : マジキュープレミアムvol.3
  • 雑誌
  •  : 週刊ファミ通 vol.687
  • 雑誌
  •  : GameWaveDVD vol.17
    【COLUMN】


    ■News Headline

     今週は特に興味を引くニュースはありませんでした。

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    ■mini Review

    【ラブひな Again 可奈子】  原作:赤松健/製作:XEBEC 
     アニメ版「ラブひな」のOVA(全3巻)の第1巻。ストリー的には原作漫画の「可奈子篇」をなぞっているだけなのだが、これを「原作に忠実だから良し」とするか「オリジナリティの欠片も無い」とするかで評価が真っ二つに別れそう。私の場合は後者。作画が原作に近くなったのも逆効果だと思う。OVAならでは(?)のエッチ絵の多用については、むしろゲンナリ。漫画の中ではお色気として成立しても、アニメでこれをやると単なるエロになってしまう。OPテーマが堀江由衣の新曲になっていたが、堀江ファンにとっては聴けたものではありませぬ。ファンアイテム程度の認識で買わないと、かなりガッカリすることになるのでご注意を。

    【ときめきメモリアル サウンド・ブレンド】  ZARD/コナミ 
     ZARDが歌っている「ときメモ3」の主題歌3曲+5曲のインストゥメンタルを収録したマキシマムシングル。オリジナルサウンドトラックとは別に発売する辺りに、コナミのあざとい商法と音楽業界の閉塞的な権利関係についてアレコレ勘ぐりたくなります。さて、ボーカル曲は「抱きしめていて(バット・エンディング)」、「Seven Rainbow(オープニング)」、「hero(グット・エンディング)」の3曲ですが、改めて聴いてみて「Seven Rainbow」が一番の凡曲だと再確認しました。プロモーションの生命線とも言えるOP曲選定に失敗した時点で、メモ3の失敗は約束されていたのかも。「hero」がZARDの曲としても案外良いのですが、メモ3と共倒れになってしまいそうで残念です。

    【マジキュープレミアム 2002 winter】  エンターブレイン 
     同人系のイラストレータや原画さんの有名どころを掻き集めた、えげつない雑誌です。私もひと通り名前くらいは聞いたことがある人がたくさんいますが、具体的にどんな作品に関わっているのかまでは知りません。その程度のレベルの方にはあまりオススメできないかも。あまりもの濃さに悪酔いしかねません。漫画誌としては面白くないし、原画集としては物足りない。まぁ、有名どころの作家さんを知る契機にするには値段的には手頃かもしれませんけど。

    【週刊ファミ通 vol.686】  エンターブレイン 
     今週のクロスレビューでは、「HOSHIGAMI(星神)」が29点を獲得(発売日が決定してから1年近く延期してい問題作SRPG)。「侍〜SAMURAI〜」は30点を獲得(「天誅」のスタッフが贈るイロモノ時代劇ADV)。「風来のシレン外伝」は34点を獲得(いつもハードの寿命が尽きるまで作り込んでしまう…そんなチュンソフトが大好きです!)。

    【GameWave DVD vol.17】  エンターブレイン 
     「アーミンのお部屋」での小島秀夫監督との対談が面白かった。というか、小島監督の関西芸人みたいな喋り方にちょっと驚きました。「豊口めぐみの明日晴れリーナ(狩り)」では、OVA「アーケードゲーマーふぶき」主演声優:野川さくらと対決…なのだが、初めて見た野川さんの容姿に驚愕。可愛すぎ!「ふぶき」はどうでもいいが(原作もebも嫌いだし。そんなことをする金があったらTLSを何とかしてくれ!)、アイドル声優:野川さくらは、今後チェックしておくべきだろう。

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    ■COLUMN

    【ゼノサーガ限定版、空前絶後の品不足】 
     2月28日に発売予定の「ゼノサーガ エピソードI 力への意志」。このゲームは1998年にスクウェアから発売された「ゼノギアス」のメインスタッフが独立して設立した「モノリスソフト」がナムコと組んで製作した、「ゼノギアス」の世界観と同じ流れを汲む、宇宙の創生を描く壮大なSFRPGです。しかし、今回発売が予定されている限定版(プレミアムパッケージ)が空前の品不足に陥っているのだ。

     Playstation.comでの予約には回線がパンクするほどのアクセスが集中し、わずか数分で予約完売。一般小売店でも早々と予約を打ち切り、ネットオークションでは予約引換えが60件以上が出品されており、落札平均価格は2万5千円を超える…という、空前絶後の品不足に陥っています。ゲームの限定版というものは、通常は余るくらい出荷されるのが常識なのですが、ナムコだけは例外です。限定版を本当に限定にしてしまいます。コナミみたいに小売店が泣き寝入りするくらい作れとは言いませんけど、セガの「サクラ大戦4」のように予約者全員への受注生産という手もあったのでは?

     ゲームの限定版というものは本来ファンサービスであるべきだと思います。欲しい人にすべてに行き渡ることこそが重要であって、話題づくりやプレミアムを煽るためのものではありません。悪徳中古業者と小賢しいネットバイヤーが、善良な一般ゲーマーから不当な中間マージンをふんだくるのは、業界全体に何一つプラスにはなりません。今回の品薄を受けて、ナムコが増産の決断を下すことができるかどうか…その対応如何によっては、私が今後ナムコ製品に関わっていく姿勢が変わってくるかもしれません。

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    文責:GM研編集部編集長 gonta

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