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【 マイクロソフト、ユーザー向けセキュリティー対策ページを拡充 】 [Yahoo!JAPAN] |
昨年猛威を振るったコンピュータウイルスだが、その最大の要因となったのがマイクロソフト製品のセキュリティホールである。「Nimda」や「BadTrance」はプログラムの脆弱性(セキュリティホール)を悪用しており、メールを開封しなくてもプレビューしただけで感染してしまう。しかも利用者本人は感染していることに気付かないのだ。特別なセキュリティ修正プログラムをダウンロードしていないユーザーは根こそぎ感染してしまった。
ここで問題になったのが、修正プログラムの入手の煩雑さである。Windowsの標準装備の「Windows Update」からの更新では最新版は入手できないのだ。素人には到底分からないような場所に置いてあり、この事が一般ユーザーによる感染予防を遅らせ、更に事態を悪化させてしまったのだ。マイクロソフトは先日になってようやく(比較的)分かりやすいセキュリティ専門のコーナーを設けたが、予防に効果を上げるには、結局のところ一般ユーザーがセキュリティ意識を持ってくれているかどうかにかかっている。
一般ユーザはまだしも、コンピュータの専門家やサーバー管理者からは明らかな失望の声が上がっている。毎週のように発見されるセキュリティホールのイタチゴッコに嫌気がさし、「最高の予防策はマイクロソフト製品を使わないこと」との極論が真顔で討議されているのである。セキュリティを売り物にしていたはずのWindows XPにも大量のセキュリティホールが発見されている。Xboxにかまけている場合じゃないと思うんだけどなぁ…(これだから独占企業ってやつは…)
【FANTOM】 峠の巫女狩り/経験値 |
基本的に同人誌というものは原作を知っていてこそ楽しめるものです。しかし時には同人誌を読んで原作に興味を持つという逆転現象も起こります。でも、これはよく考えてみると不思議なことではありません。その同人誌作家さんの作品を好きになるという事は、作家さんと読者の感性が似ているということであり、面白いと思うものも同じである場合が多い。それは作品とのひとつの出会いカタチだと思います。
「ファントム」のことは全然知らないけれど、既刊の「To Heart」「久遠の絆」ものと同じ感覚で読めました。トーンを使わない大胆な余白と、心の中の静かなツッコミオチと、なぜか3作品とも同じに見える(ホメ言葉)2Dキャラの魅力は健在です。業者委託されていなくて入手困難なのが何とも惜しい1冊です。
【新約 neon genesis 文書A】 PEPPY ANGEL/桜月りん&GRAN |
いよいよ最終章に突入した「PEPPY ANGEL」さんのエヴァンゲリオン同人誌です。細かい説明は以前に書いたレビューを参照してもらうとして、今回の新刊ではA4版をフルに活かした更に大胆になったコマ割りと、原作エヴァが描かなかった・描けなかった終着点へ近づいていくストーリーは絶品です!あぁ早く続きが読みたい…早く来い来い夏コミ!
惜しむらくはシリーズが長大すぎてバックナンバーの入手が著しく困難であることです。中古同人誌屋、ネットオークションを駆使する私ですらepisode:5以前の本は入手できません。断片的には商業アンソロジーに再録されていますが、やはりファンとしては完全版で読みたいところ。本編の完結後なら総集編の出版もありえるかも知れません。気長に待ちましょう。
【今夜旅立ち】 SAWADA ReMix!/True Love Story tribute soundtrack |
冬コミで衝動買いした同人音楽CDです。ジャケットの絵柄が全くTLSと関係ないのに興味をそそられて買ってみたのですが、これが思わぬ大当たりでした。アコースティックギターの懐かしさと、ピアノの優しさの使い所を良く心得ている。TLSのイメージCDというよりも、自らの高校時代を想起して綴られた「逆イメージCD」です。こういう切り口もアリなのか!と唸らされた1枚です。
【週刊ファミ通 vol.684】 エンターブレイン |
エンターブレインの人材募集広告に、「トゥルーラブストーリー」がラインナップされていました。…はて?これは本気で続編を作る意志があると解釈してよいのでしょうか?「ティアリングサーガ」は任天堂との訴訟はどうなったのでしょうか?…こういう業界向け広告を公共の雑誌に掲載しないで欲しい。ユーザーにあらぬヌカ喜びをさせること繋がりかねません。というか、TLSにグラフィッカーの追加は必要ない!変えるならプロデューサーを真っ先に替えやがれ!
特集「VIPの約束」は取り立てて面白い話は聞けなかった。まぁ経営者として皆さん常識人であることは良く分かりましたが、読者をワクワク・ドキドキさせるような未来は感じられなかった。唯一面白かったのは、100社アンケート「これから一番チカラを入れたいハードは?」という質問に「ドリームキャスト」と答えたメーカーが2社あったこと。すでに製造中止から1年、最終出荷すら終ったハードなのに…(多分、FOGとNECインターチャンネルだろう)
【Xbox日本価格34800円をどうみるか】 |
2002年2月22日に日本での出荷が始まるXboxの価格がようやく発表された。北米では2001年11月11日に299ドルで発売されており、1ドル=120円で換算して35800円、最近の円安によって1ドル=130円で計算すると38870円。今後更なる円安が予想される中での34800円という価格は出血大サービス価格と言ってよいだろう。私個人の予想では34800円〜39800円と読んでいたのだが、Microsoftはその予想の最安値を出して見せた。本気で日本市場で勝負しようというビル・ゲイツの執念を感じさせるサービス価格だと評価していいだろう。
ただし、この年末商戦でPS2が繰り出した29800円値下げによる先制パンチによって、今までPS2購入に二の足を踏んでいた「標準ゲーム層」が雪崩を打ってPS2を買い求めて、名実共に国民的ゲーム機の座を固めてしまった。子供層に圧倒的な支持を持つゲームキューブも「スマブラDX」の牽引によって独自の勢力を固めつつある。Xboxが出遅れた観は否めない。
子供も一般ゲーマーも子持ちの社会人も、PS2とゲームキューブで充実した年末年始の影響で金欠状態にあるのだから、2月22日の時点で大金を動かせるのは独身貴族ゲームマニアだけである。だが、最初からゲームマニアしか相手にしないのならば、34800円という勝負価格にする意味がない。ハードマニアの「ご祝儀買い」を当て込むなら39800円でも大差はないのではないか?「DOA3」「鬼武者」「ジェットセットラジオ」「サイレントヒル」など、同時発売に日本メーカー製のタイトルを揃えたのは評価したいところだが、すべてマニア向けのゲームであり一般ゲーマーの購入動機に繋がるキラータイトルにはならないだろう。
Xboxが日本市場で成功するには、日本のゲーム市場をよく研究する必要がある。しかし、日本のゲームに合わせるのでは意味がない。重要なのは「洋ゲーの面白さを理解してもらえる環境を整えること」である。ネットゲームという武器があるならそれを活かさない手はない。Yahoo!BBのような強引な手段で一気にネットゲームを普及させることができるかのか? ビル・ゲイツのお手並みを拝見させていただくとしよう。
(個人的には無料でも要りませんけどね!)
文責:GM研編集部編集長 gonta