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■【COLUMN】 | ||||||||||
【こちら葛飾区亀有公園前派出所(128)】 秋本治/集英社/週刊少年ジャンプ |
128巻は珍しく新キャラも連続ネタもありません。久しぶりに情報量で攻める取材系とコテコテのギャグ系で固められています。久々登場の罰ゲームネタと相変わらずの両さん商法に笑い転げました。やはり、こち亀は連載ではなく単行本で読むのが良い。寝正月を利用して実家に置いてある「こち亀1〜118巻」を読破したけど、20年以上前と同じ感覚で読めるというのは凄まじい。まさに継続はチカラなり! でも、個人的にはそろそろ両さんにも幸せになってもらいたいんだけどなぁ…結局擬宝珠纏との寿司屋ネタも終っちゃったしなぁ…サザエさんのような伝統芸能にならないためには、やはりこのまま「ハチャメチャ両さん」路線でいくべきなんだろうけど。
【Love Clue】 金月真美/KME/キングレコード |
「ときメモ1:藤崎詩織」の声優としてブレイクした当時から比べれば、活動は地味になったけど、金月さんの歌手活動はひっそりと続いています。1年ちょっとでアルバムも定期的にリリースしているし。相変わらずコナミレーベルの面倒見の良さには恐れ入る。で、内容のほうは良くも悪くも相変わらずです。金月さんの声質を生かしたスローテンポなジャズバラードがいい味を出しているし、西脇唯・奥井雅美から提供された楽曲も良く歌えている。しかし、やはり藤崎詩織のイメージが強すぎて、どうしても声優歌手としての評価になってしまう。声優の宿命とはいえ、もったいないことである…
【週刊ファミ通 vol.681】 エンターブレイン |
あぁ、つまんねぇ〜 恒例の応募者全員サービス「ファミ通一族の陰謀」でのテレカプレゼントに大失望。50度数のテレカに850円分の切手を出す気はしないし、イラストが書き下ろしじゃないし、しかも今回はファミ通連載作家のテレカがない。ドリマガのテレカ企画とは大違いである。夏のTシャツプレゼントのときといい、新連載漫画2本といい、最近のファミ通のセンスの無さには呆れるばかりである。今号で一番面白かった記事が、「桜玉吉のコミックビーム宣伝4コマ漫画」…では、あまりにも情けない。惰性でファミ通を買い続けてるのも、そろそろ止めようかなぁ…
【ドリマガ 2002vol.1】 ソフトバンクパブリッシング |
暦の上での新年号は、総合誌という形態にようやく慣れてきたように感じる。それにしても、インタビューの多い雑誌だよなぁ…私みたいなクリエータ大好き人間にはありがたいけど、一般の読者サンは付いてきているのか?隔週なので590円の定価も高く感じないし、今や流れ作業化してしまっている週刊ファミ通よりもよっほど読み応えがある。ただし、情報がテンコ盛りすぎて焦点が定まらないとも言えるかも。かつて「伝説のクソゲー:デスクリムゾン」を発掘した時のような悪ノリの再現を期待しています。
【「ときメモ3」初週6万6千256本】を分析する |
電撃オンラインの12月17日〜23日のゲーム販売ランキング速報で、12月20日発売の「ときメモ3」の初週販売本数が明らかになった。その数「66256」本。これは限定版を含めた数である。24日の振替休日のデータが入っていないというマイナス要因があったし、電撃編集部がフォローできる販売情報には限りがあるから、これはあくまで推算した本数である。おそらく全国の実売本数とは15%程度、メーカーサイドが公表する販売本数とは30%程度の誤差が出るであろう。
しかし、そんな生臭いリアルな数字に変換したとしても、この数字の寒さは誤魔化せない。コナミがキックオフカンファレンスで掲げた「50万本」目標を笑い飛ばし、発売前に「40万本」に下方修正したときもマーケティングの甘さに飽きれた私ですが、まさかここまで凄惨な結果になるとは思いもよりませんでした。ギャルゲー特有の販売曲線に年末商戦特需修正を加えたとしても、MAXで18万本…(これでも大甘に見積もってます。ちなみに、出荷本数=販売本数ではなく、メーカーサイドの公式発表も信用できません。小売店に山積みになった不良在庫と、早くも暴落を始めた中古価格が市場の正直な反応なのです)
私は1人のゲーマーとしては「ときメモ3」は決して過小評価すべき作品ではないと思っています。まだ20時間しか(しか?)やっていないのでレビューを書ける状態ではありません。しかし今回に限っては、あまりにも期待が大きすぎた。そして、あまりにも強引なコナミのやり方が嫌いになってしまった。どんなに高級な食材(技術)を使おうとも、嫌いな人間が作った料理(ゲーム)を心の底から美味い(楽しい)と思えるわけがない。そんな当たり前のことを見失った結果が、このありさまである。その過ちに気付くことが出来なければ、コナミゲームの「質的」地盤沈下は止まらないだろう。
文責:GM研編集部編集長 gonta