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【「筑紫哲哉 ニュース23」がウイルスメールを視聴者に送信 】 [Yahoo!JAPAN] |
私がもっとも嫌いなニュースキャスタ:筑紫哲哉のニュース23が大失態!同番組は視聴者からの意見をメールで募集しているが、今回の事件は視聴者からウイルスに感染していたメールが届き、メール受信用のマシンがそれに感染し、視聴者にウイルスメールをばら撒いてしまったのである。感染したメールは「BadTrans.B」だが、プレビューだけで感染する点などについては、お詫び文中で触れられておらず、しかも、ウイルスがどのような物かという情報についても詳しく知らされていないのである。
この事件の特異なところは、「BadTrans.B」がとっくの昔に下火になった時期になってからウイルスに感染したことである。個人ユーザーですらセキュリティパッチのダウンロードや、ウイルス駆除ツールの入手に奔走していたというのに、仮にもシステム管理を預かる人間がこの問題に何の対策も講じなかったのは許しがたい怠慢である。一丁前にメールで投稿を受け付けて今風を装ってはいるが、本当に公正な投稿システムを運用していたのかすら怪しいものである。メールで投稿しようなどという「言論オタク」の意見を、都合のいいものだけ採用して拡大解釈して、それがあたかも世論のように報道するのが、ニュース23の常套手段ではないか!
久米宏は自分のことを「ニュースキャスターではなくて単なる司会者だ」と言っているからまだ可愛げがあるが、筑紫哲哉は報道人を気取っているから救いようが無い。やれやれ…引き際を誤った人間とは、かくも無様なものなのでしょうか…
【吼えろペン(3)】 島本和彦/小学館/月刊サンデーGX |
燃える漫画家「島本和彦」が漫画家の修羅場を描いた名作「燃えよペン」の新シリーズ、それが「吼えろペン」です。漫画家「炎尾燃」(架空)と、編集プロダクション「炎プロ」(あくまで架空)と、高学館の編集者たち(だから架空なんだってば!)との血で血を洗う「締め切り」の闘いを、あの手この手で熱血ギャグにしてしまいます。島本先生によると「最近、炎尾燃を島本和彦本人だと同一人物とだと思っている人が多くて困る」ということだが、周囲の人間に言わせるとそのまんまなのだそうな。最近はラジオ番組をやったり、アニメイトのマスコットキャラをデザインしたり、同人誌を描いたりもしています。ベテランなのに若手芸人のような「張り芸」を維持し続ける島本先生は、「漫画界の明石家さんま」なのかぁ?!
【愛人[AI-REN](4)】 田中ユタカ/白泉社/ヤングアニマル |
「あいじん」ではなく「あいれん」ですよ。ましてや「ラマン」でもありません。H漫画(エロ漫画ではない)を主に活動をしてきた田中ユタカ氏が、ヤングアニマルで連載を始めたSFという新境地、それが「愛人」です。緻密なSF設定はその手の趣味の人も大満足できるレベルですし、主人公とアイのくすぐったいほどの愛くるしさと、二人にまとわりつく死の影との鮮烈な対比が素晴らしい。物語として焦点が合いにくいとう難点もありますが、ぜひ一読の価値があると思います。
【ポーション2 リラクシン・ウィズ・ファイナルファンタジー】 植松伸夫 |
FF音源を「癒し」をテーマにアレンジした「ポーション」シリーズの続編。今回は私が個人的に気に入っている曲が多数収録されていて、なかなかご機嫌な1枚に仕上がっています。スローテンポなピアノソロの「セリスのテーマ」と「Melodies of Life」、ガットギターでアレンジした「Eyes on Me」は必聴です。昔のボーカルコレクションから再録されている曲については、特に思い入れが無いのでFFの曲として良いとも悪いとも言えませんけど、こういう曲はあまり良く知らない方が、なんとなーくかけておくには丁度良いのかも。値段も2345円とお買い得なので、癒し音楽マニアにはオススメです。
【かえりみち】 川澄綾子/TVアニメ「まほろまてぃっく」OPテーマ |
TVアニメ「まほろまてぃっく」のオープニングテーマです。明朗活発な「まほろさん」のイメージからは少し遠い、切ない歌ですが、これが川澄さんの声質の味を最大限に引き出しています。「願いごとは空にとどいて、後悔も涙も想い出になるはず」。「まほろめてぃっく」が単なるメイドさん漫画ではないという部分を、アニメのスタッフも良く理解してくれているようです。ただ、難点はTVアニメと言ってもBSデジタル放送のみなので、ほとんどの人が見れないということです。アニメ版の評価の方は、DVDが出揃ってからから書くことにしましょう。
【週刊ファミ通vol.681】 エンターブレイン |
雑誌の上では新年号なので、誌面がリニューアルされました。雑誌のリニューアルは結構当たり外れが多いのですが、ファミ通もその例外ではありません。予想に反して近藤るるる枠の後釜に座った「和六里ハル」先生(誰?)の新連載ですが、これが大外れ。というか、漫画の中で「るるる先生が3ヵ月後に帰ってくる」と明言しているほどの「間つなぎ」連載です。期限付きで新人を安直にデビューさせてしまって良いのだろうか?ファミキングで始まった新連載4コマ漫画も不発弾っぽい。
逆に当たり記事もありました。浜村通信編集長(兼エンターブレイン社長)が自ら執筆するコラム「浜村通信」です(そのままやないか!)。世界一誌面への露出度の高い編集長なのに、肝心のゲーム哲学について直接語ることがほとんどなかっただけに、今回の新コーナーには非常に注目しています。
FF10のインターナショナル版の記事が出ていましたが、私は買いませんよ。英語で喋る(字幕は日本語)のが気に入らないし、7800円という値段設定も気に入らないし、今更もう一度やり込むような暇もないしね。唯一気になるのは、エンディングの後日談エピソード「永遠のナギ節」を見てみたい気がするが…でも、数点の写真とインタビューから推察するに、恐らく私が望んでいるような結末にはしてくれそうにないなぁ… 本編でプレイヤーの想像の余地をわざと残したのに、自らの手でそれを覆すだなんて、スクウェアは何を考えているのだろう?「外伝だから」では許されない!作品の意味すら見失いつつあるFFには、もはやシリーズを継続する意義すら感じられなくなってきた。天才:松野氏が手掛ける「FF12」がコケたら、私は本当にFFに見切りをつけるかもしれません。
【ネットワークの未来はどっちだ?】 |
※今回のコラムは、年鑑GM研の編集作業と、筆者の急性胃炎のため延期させていただきます。
文責:GM研編集部編集長 gonta