2003年7月12日に発行した通巻100号を迎えたのを機に、休刊となっていた週刊GM研でしたが、約9ヶ月の休眠期間を経た2004年4月18日、週刊GM研vol.101として復刊を果たす運びとなりましたことを、読者の皆様に改めてご報告させていただきます。
まずは、休刊宣言後から復刊に至った経緯についてご説明させていただきます。休刊の直接的な理由はvol.100のコラムでも書きましたが、最大の要因になったのは、執筆とネタの仕込みのために休日を丸一日潰してしまうことが大きな負担になっていたからです。そこで、ウェブサイト全体のリニューアル時に、ニュース・ミニレビュー・コラム、この3つを各コーナーとして独立させることで、集中的な負荷の分散を図ったわけですが、その目論見は大きく外れてしまいました。
GM研の「メインコンテンツ」という位置づけだった週刊GM研とは違い、独立後は「1コーナーにすぎない」という、緊張感の無さと曖昧な締め切り、この2つの要素によってズルズルと更新ペースは落ちてしまい、結局、ミニレビューだけが辛うじて週刊コーナーとしての体裁を維持していましたが、それさえも、身辺が少しでも慌しくなるとレビュー本数の削減や掲載の延期を繰り返すようになり… このままではいけない。そう判断して、コンテンツの再編成に着手することにしました。
そうして導き出した結論が「原点回帰」でした。敢えて自らに厳しいノルマを課し、文章を書くことに苦しみとそれ以上の喜びを感じていた、あの時の気持ちを思い出すために… 読者の皆さんの反応に一喜一憂して、決して現状に満足せず飽くなき探究心を持ってすべてに対峙することができた、あの時の自分を取り戻すために…
そのために決断したのが、日刊GM研・週刊GM研・月刊GM研、この新たな3誌体制を発足させてGM研のメインコンテンツにする、というものです。これは、誰の目から見ても無謀な挑戦かもしれません。私自身、どこまでやれるのか、いつまでもつのか、こればっかりはやってみないと分かりません。しかし、戦わなくて後悔するよりも、戦って後悔する道を私は選びたいと思います。
いかりや長介、イワエもん、横山光輝…2004年に入ってからというもの、訃報疲れしてしまうほど、あまりにも多くの名優や知られざる偉人が世を去ってゆきました。この世には、変わらない物なんて何もないんだ。そう痛感させられました。ヒトの価値とは、どれだけのヒトに惜しまれるか、何を残すことができるかで決まるのかも知れません。それは作品であったり人々の間に残る記憶であったり…ヒトが一生をかけてできることなんて高が知れています。ならばこそ、できることのすべてを今やっておかなくてはならないと思います。私にとってそれは、考え続けること・書き続けることです。果たして道の果てに何があるのか、私に何が出来るのかはまだ判りません。しかし、なりたいものになれるのは、なろうとした者だけ---なのです!
週刊GM研は、毎週日曜日の発行となります。読者の皆様、今後とも御引き立てくださいますよう、よろしくお願いいたします。
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